「友達といても、何を話して良いのか分からない」「自分が嫌われているような気がしてしまう」「前までは普通に話していたのに、最近仲良く話せなくなってしまった」など、友達とうまくいかないと悩んでしまうことってありますよね。
学校に通っている時、社会人、大人になってもコミュニティが変化していくたびに、新しい交友関係や人間関係で悩む時は訪れます。
何か上手くいかない時は、「自分に原因があるのかな?」、「どうすれば、もっと人間関係を楽にできるかな?」と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、友達とうまくいかない人の特徴や、人間関係を楽にするコツや、より楽しく友達と付き合っていくための考え方をご紹介させて頂きます。
「人間関係をもっと円滑にできるヒントが欲しい」そう思っている方は、ぜひ記事を最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
友達とうまくいかないとは
はじめに、友達とうまくいかない状況とはどんな時か、なぜそう感じてしまうのかを見ていきましょう。
友達とは何か
まず、友達とはどういう意味でしょうか。ただ1回出会った人を友達ということもありますが、友達とは
ネットなどを通じて、色んな人と知り合える機会が増えていく中で、友達との関わり方や人との距離感に悩む人も増えてきており、友達とうまくいかないと悩んでいいる人も多くいます。
出会っていきなり仲を深めていくことは少なので、同じ時間や気持ちを共有していく中で、お互いの存在を認め心を許し合えるようになっていきます。
ただ、大人になると学生のような一緒の時間を共有する機会が少なくなるため、どこからが友達なのか、関係性について悩むことが増えてしまうのです。

色々出会いはあるけど、友達は一緒にいて安心できたり、ときにふざけて楽しめたりする間柄をイメージするのが一般的ではないでしょうか
友達とうまくいかない理由はさまざま
次に、なぜ友達とうまくいかないと感じてしまうのか理由を探ってみましょう。
普段は仲の良い友達同士でも、何かのきっかけで衝突してしまったり、友達を傷付けてしまって、疎遠になってしまうこともあります。また、中には特に大きな原因がないにも関わらず、ふとしたことがきっかけで連絡を取らなくなってしまうこともあるのです。
例えば…、
・転職
・結婚
・出産
・転勤
など
このような状況で私生活の環境がガラリと変わると、取り巻く環境も変わるため、今まで共通点があって話していた人と何となく話が合わなくなることもあります。
一方で、友達とうまくいかないのは、その友達や自分の性格気持ちが関係していることも多いです。友達との関係を、このように感じていませんか。
・相手の顔色ばかり伺ってしまう
・無意識に強い言い方をしてしまって、相手を傷付けている
・自分と友達を比べて、劣等感(もしくは優越感)を感じている
友達との人間関係を改善したり、ストレスなく関わっていくためには、まず人間関係がうまくいっていない原因を見つめ直していくことが大切です。
この時に頭の中で考えるのも良いですが、考えているだけでは同じ悩みがグルグルしてまとまらないことも。そのため、紙などに箇条書きで書いてみると頭がスッキリし、客観視することもできます。
友達とうまくいかない人の特徴とは
次に、友達とうまくいかない人の特徴を見ていきましょう。
もしかして、今、交友関係に悩んでいる場合は友達とうまくいかない状況が客観的に分かるかも知れませんよ。
特徴①友達に気を使い過ぎている
友達と付き合っていると「相手はどう思っているかな」「もしかしてイヤな空気を作ってしまっていないかな」など、友達になったばかりの時は必要以上に相手の気持ちが気になることがありますよね。
このような相手を気使ってしまう優しい人に多いのが、友達の事を考えすぎて、結局自分が疲れて良い友達関係を築きにくくなってしまうタイプです。
このタイプは、内面が繊細だからこそ、「友達が不快になることはしちゃいけない」と思い、必要以上に気を遣ってしまいます。そうやって本来の自分を出せずにいると、友達からは「いい人」と思われるかもしれませんが、友達といるのに自分の心は疲れてしまいます。
「友達」とは、楽しい話はもちろんですが、悲しい時、苦しい時に励まし合ったり、言いにくいことが言い合える関係でもあります。
始めは相手との距離感を考えたり気を使うことも大切ですが、あなたが相手に気を使うほどもしかしたら相手もあなたに気を使っていくことで、友達とうまくいかないスパイラルに入ってしまう可能性もあるんです。
いきなりは難しいかも知れませんが、心許せそうな人には、もっとフランクに話してみるなどしてみるといいですよ。
特徴②自分に自信がなくて、コミュニケーションがうまくとれない
知り合いの中で「何を考えているか分からない」と感じてしまう人っていますよね。友達になると時に「カチン」とくることを言われても、それが自分を思ってのことだったり、悪気がない事であれば、友情に影響が出ないものです。
でも、相手が何も自分の事を話してくれなかったり、感想や意見など意思を示してくれないと話が進まなかったり、気持ちを共有できないため、関係構築が難しいと感じてしまう事もあります。
「自分の話をして嫌われないか」、「自分が発言すると、場の空気を悪くしてしまうのではないか」など、自分に自信がない人は自己主張できず、友達とうまくコミュニケーションが取れなかった経験はないでしょうか。
特に女性は、相手との会話のキャッチボールでお互いを知り、仲を深めていく傾向が強いため、何も発言をしないのは、相手が自分に興味がないと感じてしまうのです。
もし、話すことが苦手だけど友達になりたいな・・・と思ったら、「あなたに興味があります」という意思表示が必要になるので、質問をしてみたり、相槌を打つなど、キャッチボールをする手段を身に付けておくといいですね。
特徴③見返りを求めてしまう
人によっては、「友達からもっと信頼されたい」、「仲良くなりたい」「もっと好かれたい」という思いから、相手に優しくすることもあります。
相手のことを思っての行動自体は良いことですが、過度な見返りを求めてしまうと、人間関係もうまくいきません。
例えば友達からLINEを既読無視された場合、損得勘定で友達と日頃から接していると、「あの時たくさん話聞いてあげたのに既読無視された」と親切にしていた分、余計に腹立たしく思えることもあるのです。
人間なので、誰しも見返りを求めてしまう部分はありますが、「してあげた」という思いが強いと、対等な友達関係は築きにくくなってしまいます。
自分が行った行動に対して相手に期待しすぎていませんか。一度振り返って考えてみましょう。
特徴④ついつい自分のことを中心に話してしまう
学生時代の友人など、お互いが違う人生を選んで久しぶりに会うと、どういう生活をしているのか、どういう状況なのかを報告することから始めたりしますよね。
話していると、自分方が幸せだというアピールをしていなくても、人間は知らない間に相手より優位になりたい気持ちが出てきてしまうことがあり、相手をマウンティングしてしまったり、どんな話でも自分の話にしてしまうことがあります。
人間関係におけるマウンティングとは、「自分方が優位」、「自分の方が幸せ」というアピールを会話や行動の中ですることで、「自分を認めてほしい」「自分が凄い」ということを周りにアピールしたかったり承認欲求が強いとこのような言動をとってしまうのです。
でも、自慢話が多かったり、自分のことを下げて話すような友達とは関係を続けたくないですよね。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、友達に言いたいことがある時は、自分の言い方が相手にどう思われるか、発言前に自分の中で考えることも大切です。
もし、どうしても話を聞いてほしい時は「今日は私の話を聞いてほしいの!!」と事前に話しておくと相手ともそのつもりで会話ができるのでオススメです。
自分の話をしたら相手の話にも興味をもって聞くのも忘れずに。案外、他の人の悩みから自分の問題が解決することもありますよ。
人間関係を円滑にするための方法
友達とうまくいかない時は、必要な対処法を実践することで、より周りからも信頼されて良い人間関係を築くことができますよ。
ここからは、そんな人間関係を楽にするコツを解説していきます。
コツ①友達にいい意味で期待をし過ぎない
「なんでもっとこうしてくれないの!?」友達に対してそう思うことが多い人は、友達に期待しすぎてしまっているのかもしれません。
人は誰かから親切にされると、そのお返しをしなければという心理になりますが、相手ばかりにしてもらうことを期待していては、良い人間関係は築けません。友達に信頼されたいなら、まずは自分から友達に心を開いて接することが大切です。
損得勘定で友達と接するのではなく、自然体で関わることで、友達もあなたに心を開いて今以上に親身になってくれるはずですよ。
コツ②相手に合わせるだけの「都合のいい人」にならない
周りにとって「いい人」でいると、自分の気持ちよりも周りの気持ちを優先するようになります。そうすると、次第に自分の気持ちを主張することができなくなってしまいます。
「みんなから好かれたい」という思いは誰しもが持っているものですが、自分の意見を伝えることも大切です。
相手の都合や状況に合わせるだけでなく、「それはもっとこうした方が良いんじゃないかな」と思うことがあれば、それをやんわり相手にも伝えてみてください。友達とはお互い良いところも悪いところもひっくるめて付き合っていくもの。
友達のことを想って気持ちを伝えれば、相手にもそれは届くはず。
しっかり話をすることができれば、「言いづらいことを言ってくれた」と、逆にあなたのことを信頼してくれますよ。
コツ③自分に自信を持つ
友達との関係で、相手の顔色を伺ってしまう人は、自分に自信が持てないが故に友達に心を開くことができません。自己肯定感を高めて自信を持つことで、今よりもっと自分の思いを相手に伝えることができて、人間関係が楽になりますよ。
「私なんかと一緒に居ても、友達になってもつまらないよ・・・」と感じている人と一緒にいたいと思う人は少ないですよね。
自己肯定感を挙げる方法は多くありますが、おすすめの方法は自分の短所を書き出す方法。
「ネガティブ」、「涙もろい」、「せっかち」など、自分が嫌な部分を書き出してみてください。
次に、この書き出した言葉をポジティブなワードに変換していきます。
「ネガティブ」→「人間味がある」、「思慮深く考えられる」
「涙もろい」→「感受性が豊か」、「優しい」
「せっかち」→「行動力がある」、「すぐに決断できる」
自分の嫌な面をポジティブに変換することで次第に自信が身に付きます。
自信が身に付いた分だけ友達と自然体で接することができるので、ぜひ試してみてくださいね。
コツ④視点を変えてみる
大学や職場が同じで友達になっても、転職や結婚などお互いの状況が変わると、それぞれを取り巻く環境も大きく変化します。
もちろん、良い関係が長く築けるケースもありますが、中には環境が変わることで気持ちや考え方も変わり、疎遠になってしまう場合もあります。
そんな時は「もう仲良く話せないのかな」と落ち込まないで、「環境も変わったし、別の場所の人とも関わるべきかもしれない」とポジティブに視点を切り替えてみましょう。
こうすることで、友達と少し距離が離れてもポジティブに捉えられますし、一旦心の距離を空けたことで、時間が経過するとお互いの境遇や経験を認め合え、再び友情が復活することもあります。
また、気持ちを切り替えたことで新しい出会いに向けて積極的に行動することができますよ。
コツ⑤自分にとって、友達は必要な存在か考える
友達とうまくいかない時は、一度その友達がずっと長く付き合いたい友達なのか、考えてみましょう。
もしこれからも長く付き合っていきたいなら連絡を取り合ったり、より自然体で話せるように努力することも大切ですが、もし答えが「ノー」なら、無理をしてまで関わる必要はありません。
友達とうまくいかないなら、距離を置いてみるのもおすすめです。
会社の人間関係ではないので、無理にお互い合わせるよりも、自分の時間を大切にすることで、新しい出会いや、その友人との関係を見直せるチャンスになるかも知れないですよ。
もしかしたら、友達の方から連絡があるかもしれませんし、今は友達関係がうまくいっていなくても、時間が経てばまた仲良くなれるかもしれません。
コツ⑥会話以外のコミュニケーションを大切にする
友達との人間関係を円滑にしたいなら、会話以外の部分を心がけるのもおすすめです。
笑顔や相手の会話を聞く姿勢、アイコンタクトなど、ちょっとした気遣いでより友達との信頼関係を深めることができます。
「会話はきちんとできているのに、良い人間関係が築けていない気がする」そんな方は会話以外のコミュニケーションが足りないのかもしれません。
話していて、自分の話や自分に興味がないかどうかは分かってしまうもので、どんなにうまく演技しているつもりでも、おざなりに対応していると心が離れてしまいます。
そんなつもりがないのに、友達とうまくいかないと感じる時は、相手に寄り添う気持ちを持ってコミュニケーションを図るといいですよ。
友達から「いつも笑顔で聞いてくれる」、「話していると安心感がある」と思われるタイプは、自然と相手からも信頼されます。
友達と話す時は、会話以外の部分も意識しながら接してみてくださいね!
コツ⑦キャッチボールのような会話を意識する
会話はよくキャッチボールに例えられます。相手が投げかけてくれた話題というボールを、こちらも受け取って投げ返すことで、会話が心地良く続きます。
投げられるボールはいつも同じ重さや形とは限りません。
軽い世間話の時もあれば、悩み相談の時もあります。相手が楽しく話題を投げてくれたら、こちらも楽しい話題で返す、というように、相手のテンションや感情に合わせて会話をすることで、より良い人間関係を築けるようになりますよ♪
また、人間は自分が話すペースが一番心地よいと感じています。
話している友達ともっと親密になりたいなら、友達と話すペースに合わせて会話をしてみるのも、良い人間関係が築けるコツです。
他にも、友達と同じ動作をすることで、より相手から好意を持たれやすくなります。これはミラーリングと呼ばれている方法で、友達関係だけではなく、恋愛面でも役立つ方法なので、ぜひ実践してみてください。
まとめ
友達との人間関係で悩んだ時は、「なぜ友達とうまくいかないのか」を冷静に考えて、自分に合った方法で人間関係を見つめ直していくことが大切です。
「自分に自信がない」、「友達に合わせてしまう」といった場合は、自分の内面と向き合って、自信を持って接することができるようにご紹介したコツを実践してみてください。
もし、「友達に言いたいことを言い過ぎてしまっている」場合は、相手に何かを伝える前に「自分の伝え方は相手を傷付けないかな?」と一呼吸置いて考えるクセをつけてみると、違う角度からお互いを見ることができますよ。
友達と深く関わるか、浅く関わるかは自由です。
もし、今の友達と深く、長く付き合っていきたいと思うなら、ぜひご紹介した内容を参考に自分の内面を見つめたり、付き合い方を工夫してみてくださいね♪
あなたにとって信頼できるステキな友達ができること願っています。
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