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人のことが気になる性格を変える方法
ここまでお話ししてきたように、人のことが気になる人には、ネガティブな面もポジティブな面もあり、周りを気にしすぎてしまうと自分が思った以上のデメリットを背負うことになりかねません。
ここからは、「人のことが気になる性格をなんとかしたい…」と思っている人に向けて、周りを気にしすぎることを軽減させる対処法をお伝えしていきます。
自分の特性や気質を理解する
まずは、人のことが気になるという自分自身を理解することから始めましょう。
たとえば、
・なぜ人のことが気になるのか
・どんな時に人のことが気になるのか
・その原因はどこからきているのか
など、「人のことが気になる」といっても、人それぞれ悩みも違えば、その原因も違うケースがほとんどです。
そのため、まずは自分と向き合い、なぜそんなに人のことが気になるのか自分を観察しながら、客観的に見てみてください。
その原因がわかるだけでも気持ちが軽くなり、そのうち人のことが気にならなくなるといったこともあるくらい、自分の特性や気質を理解することは大切です。
繊細な自分を認めて受け入れる
自分が繊細な人間なんだと分かった場合は、その繊細な自分を認めて受け入れましょう。
価値観や環境、気質など、人のことが気になってしまう原因はそれぞれなので、「人のことが気になる性格を変えよう」と無理に変えることが返って苦しくなる場合もあります。

繊細ならば、そんな自分の繊細さと向き合い、根気よくうまくつきあっていくことで、いくらでも人生は生きやすくなります。
また、このような人は、「人のことを気にするということを辞めることは不可能だ」と思ってください。
そこを変えようとするよりも、他者の感情や場の空気を察知できる能力を自分に向け、「自分のこうしたい」という本音をキャッチすることを意識し、自分の本音を大切にすることに集中してみてくださいね。
他者に反応しない練習をしよう
人のことが気になってしまうというのは、実は誰にでもあることです。世の中、自分ひとりで生きているわけではないので、むしろ気になるというのは当然とも言えますね。
では、なぜそこに悩んでしまう人とそうでない人がいるのかというと、反応の度合いが違うからです。
人のことが気になった時、反応しすぎてしまう人は、あれやこれやと考えたり心配したり不安になったりするんですね。









逆に人のことが気になっても、あまり反応せずにすぐに切り替えられる人もいるのですよ。
他者や様々なことに半自動的に反応しすぎてしまう人は、時には立ち止まり、「自分はどうしたいのか?」「自分はどう思っているのか?」と自分に問いかけることで、自分の本音を聞けるようにしましょう。
他者への気にし方を工夫する
「自分がどう思われているか?」を気にしている人は、無意識では「自分に意識」が向いていると話しました。









ところが、意外に他者は自分を見ていないんですね。
そのため、自分がどう思われているか?という意識を前提とするのではなく、「相手が喜ぶことは何だろうか?」「相手の求めているものは何だろうか?」と他者への気にし方を工夫してみてはいかがでしょうか。
ここでのポイントは、人のことが気になる原因が、「自分」という人間を「他者」を通して評価しているという人の場合にのみ有効な点です。
逆に、もともと生まれ持った気質が繊細である人は、相手のニーズを満たそうとしすぎて疲れてしまうので、自分に意識を向ける方が有効なのです。
自分のやりたいことや本音に集中する
どんな人にも言えることですが、自分のやりたいことや本音に集中することが何よりも大切です。
自分の価値観や過去の体験が影響して周りを気にしすぎる人も、もともとの気質で周りを気にしすぎる人も、共通しているのは、自分のことを大切に扱っていないんですね。









自分の「こうしたい」「こう思う」を大切に生きるようになると、自分で自分を受け入れ認められるようになりますよ!
そのためには、自分のことをきちんと理解し、自分と向き合い続けることが必要になります。
’’分かったつもり’’、’’知っているつもり’’でいるのは、仕事では認められませんよね。同じように自分に対しても’’つもり’’でいると、いつまでたっても自分を認められなくなってしまいます。
「やったことない」ことで自分に自信をつける
自分のことを大切に扱うのと同じように重要なのが、自分に自信をつけることです。









実体験として感じることは、自信を身につけるためには、やったことないことをやるしかない!
・新しいことを始める時
・何かを決断する時
自信がなくて不安になってしまう気持ちはわかります。自信がないからこそ「できることしか」やろうとしないのですが、それでは自信がなかなか身につかないのです。
自分の「やりたいこと」や「楽しめること」と、「やったことない」ことを掛け合わせ、時には挑戦してみましょう。
自信はすぐに身に付くものではなく、小さな挑戦を積み重ねることで、自然と身に付いていくものなのです。
それでも人のことが気になる…そんな時は
人のことが気になる…を武器にする!
周りを気にしすぎるのを軽減させる対処法をお伝えしてきましたが、それでも人のことが気になってしまって自分のことに集中できない時は、人のことが気になる性格を「武器にしよう!」という気持ちで他の人と接するよう意識してみてください。
人のことが気になる性格には、ネガティブ・ポジティブのどちらの面もあるというのは、この記事でもお伝えしてきた通りです。
・他の人が気づかない小さなことに気が付ける
・リスクを察知して対処することができる
・相手の求めていることを感じ取ることができる
などなど、人のよってさまざまなポジティブな面を活かして、それを武器にしてみてください。









その際、「自分のことを大切に扱う」という視点は、忘れないようにしましょう。
自分にあった対処法を考えよう
人のことが気になる性格を変えたい!と思ったとしても、完全に変えられるわけではありません。
それは、これまで生きてきた中で身についた、価値観や自分を守る手段として身につけたもの、もともと生まれ持った気質が影響しているからです。









そのため、性格を直すというよりも、自分にあった対処法を模索し、実践することが何よりも大切です。
人のことが気になりながらも、自分の本音に耳を傾けつづけ、少しずつ自分が心地良く生きられるように行動することで、そのうち気になっていたことも気にならなくなりますよ。
人のことが気になるのは悪くない。自分にあった対処法で自分らしく生きよう!
人のことを気にしたくないのに、どうしても周りを気にしすぎて、自分らしく生きられない…。そんな悩みを持っている人は多くいます。









もともとの遺伝の仕組みによって、日本人は不安を感じやすいということも明らかになっているので、繊細な人が多いのも納得です。
でもそれは、ネガティブな面ばかりではありません。人のことが気になるという性質は、時には武器にもなるからです。
また、周りを気にしすぎてしまうのは、人それぞれの原因があるのですよね。
そのため、まずは自分の特性や気質を理解し、自分にあった対処法を模索することで、自分の気持ちを大切にしながら環境を整えていきましょう。
この記事を最後まで読んでくださったあなたが、自分らしく生きていけるように応援しています!
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