人のことを気にしたくないのに、どうしても周りを気にしすぎて、自分らしく生きられない…そんな風に悩んでしまうことってありますよね。
「なんで私はいつも人のことが気になるのだろう…」と思っているあなたに、1つ気づいてほしいことは、誰でも人のことが気になるということです。

そう、自分らしくイキイキと生きているあの人も、人のことが全く気にならないわけではありません。
人はなぜ、人のことが気になるのかといえば、他者とのつながりや、他者との関わりの中で喜びを見出すことが、人生の幸福度に大きな影響を及ぼすと無意識で分かっているからです。
とはいえ、周りを気にしすぎることで、本来はもっと自分に集中できるはずなのに、振り回されてしまう状況を解決したい…と思いますよね。
そこで今回の記事では、人のことが気になる性格を直したい!と思っている人に向けて、周りを気にしすぎる原因や解決策についてお話ししていきます。





実は性格とは別の原因が、あなたを振り回しているのかもしれませんよ!
目次
人のことが気になる原因とは
まずは、一般的に考えられている、人のことが気になる原因についてみていきましょう。
自分に意識が向いている
人のことが気になると聞くと、意識が外へ向いているようなイメージを持ちますが、実は無意識では「自分に意識」が向いています。
あなたが周りを気にしすぎてしまう場面を、ちょっとイメージしてみてください。その場面では、こんなことを思っていませんか?
・自分は相手にとって、どう見えているのだろうか
・自分が発言したことは、どう捉えられているだろう
・相手と比べて自分はどうだろうか
など、これを見ても分かるように、自分では人に意識がいっているように思えても、その先には「自分はどう思われているのか?」「自分はどうだろうか?」と自分に意識が向いているのです。
人のことが気になる底の原因には、「自分」という人間を「他者」を通して評価することで、価値を見出したいと思っていたり、居場所を確保したいと思っていたりなど、いずれにしても’’安心感を得たい’’という欲求があります。
自分の価値観がそうさせている
先述したように、周りを気にしすぎる原因は、自分が得たい欲求を満たしたいと思っているからなんですね。では、それはどこから来ているのかと言えば、自分の価値観です。自分の思考がそうさせているとも言えますね。
たとえば、「自分が人からどう思われているのか?」がすごく気になってしまう原因には、過去に自分が傷ついた経験が関係しています。
・自分の意見を言ったら嫌われてしまった
・ありのままの自分を受け入れてもらえなかった
・何かを達成することでしか認められてこなかった
・仲が良かった友人が突然離れてしまった
・親の期待にこたえられなければ怒られた
など、どんな経験かは人それぞれですが、周りを気にして生きることで、過去の傷ついた経験を2度と繰り返すまいと回避しようとしているのです。
つまり、「〇〇をしたら、△△という状態になってしまう」というあなたの価値観が、そうなる前に「人の顔色をうかがえ」「どう思われるか察知せよ!」のように、無意識でセンサーが働いているのです。
過去に体験したネガティブな感情
価値観や思考と同じように、自分に大きく影響を与えているのが、感情です。
特に、過去に体験したネガティブな感情は強く影響し、同じ感情を味合わないようにと必死で避けようとするのです。
そのため、少しでもネガティブな感情を抱いたり、過去に経験した嫌な感情を再び感じたりすると、人目が気になり、周りの顔色をうかがうことで、なんとかプラスに持っていこうとします。





自分のことを必死で守ろうと、無意識に反応しているんですよ!
あなたはもしかしたら、「人のことが気になる性格を直したい!」「周りを気にしすぎる自分をなんとかしたい!」と、今の自分を否定してしまっているかもしれません。
でも実は、「自分のことを必死で守ろうとしている」と分かったら、少し見方が変わるのではないでしょうか。





そうやって見ていくと、原因は人によってさまざまなんですね。ここからは周りを気にしすぎる人の特徴についても見ていきましょう。
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