働いていると友達にならないようなタイプの人や、幅広い年齢層の人と関わることで、「こんな先輩になりたい!」とか「何となく嫌いな先輩かも・・・」など様々なタイプの人に出会えますよね。
できれば「苦手な人」「嫌いな先輩」「怖い上司」などに関わることなく会社で平穏に過ごすことができれば良いですが、どんな仕事先にもどうしてもソリが合わない人っているモノです。
私も、今までにたくさんの上司や先輩と関わり、一般企業で11年・転勤が多い会社だったため、10人以上の課長の下で働いてきました。
その中にはやっぱり苦手な上司や先輩もたくさんいて、怒られたり、理不尽な対応もされたことがありますが、30代後半に差し掛かって振り返ると
と感じられるようなったのです。
そこで今回は、苦手な上司や嫌いな先輩との経験は、実は自分を成長させてくれる出会いも含まれているのでは!?という経験を元に、会社での先輩との付き合い方と、苦手な先輩方教わった大切な考え方についてシェアさせて頂きます。
今、会社の人間関係に悩んでいる人は、もしかして考え方を変えるキッカケになるかもしれないですよ、ぜひ読んでみてくださいね。
目次
嫌いな先輩とはどんな人?
嫌いな先輩ってどんな人?
働いていると色んな先輩がいますが、多くの人が「苦手だな」「何だか仕事がしにくい」「正直に言うと嫌い」だなと感じる先輩とはどんな人なのでしょうか。
・仕事をしない、できない
・悪口などが多い
・揚げ足をとってくる
・被害者意識が強い
・自慢話をする
・自分の事しか考えていない
・仕事を教えてくれない
・プライベートに介入してくる
などがあります。
上司がfacebookのチェックをまめにするタイプで、facebookを始めたくないから、しばらくガラケー携帯を変えられなかったことがあります
逆に好きな先輩は?と考えてみると
・約束を守る
・人を見て態度を変えない
・感情的にならない、冷静
・責任感がある、頼りになる
・さりげない気遣いができる
・仕事もできる
・程よい距離感
などなど。
尊敬できる、好きな先輩とちょっと苦手な依頼な先輩を比較してみると、人として尊敬できたり、頼りになる、公平性などがあるかないか、相手を尊重しているかなど、仕事ができるできないだけでなく、自分の私利私欲だけを考えていないか、相手を大切に考えて行動できているかが大切になっているのではないでしょうか。
きっと、なぜか周囲から苦手意識を持たれてしまう先輩も、皆から嫌われたくて行動しているわけではないので、ちょっとした考え方や意思疎通のミスコミュニケーションであることも否定できません。
ただ、いくら上手に本人はうまく立ち回っているつもりでも、自分の事しか考えていない人って何となく分かってしまうのは事実ですね
何で嫌われてしまうのか
本人は望んでいなくても、嫌われてしまう先輩や上司の大きな理由として、「自分の利益を最優先に考えてしまう」「相手とのコミュニケーションが少ない」「一方的なコミュニケーションである」ことが挙げられます。
みんな自分が可愛いし大切ですが、仕事は1人で行っているわけではなく、チーム戦です。自分の成績や評価だけを伸ばそうと
・後輩の努力や成果を認めない
・後輩が困っているのに気付いても見過ごす
なんてされていると、仕事だからみんな対応している所がありますが、モチベーションが下がり仕事に集中できないことで周囲のパフォーマンスが下がってしまう可能性が高くなってくるのです。
相手のことを考えて自分時間を使うことなどは一見損しているように見えますが、長期的に見ると、相手を大切にすることで、自分の仕事を任せられる・物事がスムーズにいくなど利点も考えられます。
仕事が忙しくていっぱいいっぱいになってしまうこともありますが、もし日頃、後輩などに声かけをしていない人は「ありがとう」など声をかけてコミュニケーションに気を付けておくとイイですね。
声をかけてもらうと、気にしてもらえていると感じて、普段のコミュニケーションのハードルが低くなります
相手に求めすぎていないか気になる人はこちらの記事もオススメです。
嫌いな先輩がいるのは当たり前
会社に嫌いな先輩や苦手な上司がいること自体に「なんで自分はうまく相手と対応ができないんだろう・・・」と悩んでいる人もいますが、多くの人が会社で苦手な人に出会ったことがある!と解答しています。
転職サイト「エン・ジャパン」の調査※によると95%の女性は苦手な人と一緒に働いた経験があり、その多くが上司や先輩といった立場が上の人との人間関係に悩んでいるのです。
会社に関わりたくない人がいるのは辛いけど、自分だけが先輩との関係に悩んでいるわけではなく、みんな同じような問題を抱えていると知れると少し安心するような・・・
働く人にも色んな思いがあり「出世したい」「もっとお給料が欲しい」「言われたことをきちんと対応したい」「できれば最低限のことをしてお給料が欲しい」「人とあまり関わりたくない」などそれぞれなので、思いが違うのであれば時に人間関係に影響してしまうこともありますよね。
では、もし苦手な人や嫌いな先輩がいた場合にはどう対応していくのがいいのか!?次の章で見ていきましょう。
※「エン・ジャパン」2016年調査より
苦手な先輩と出会った時の対応方法
「みんな苦手な先輩がいる」と分かっても、実際嫌い先輩がいると、どうしていいか分からなくなることもありますよね。
私も仕事をするうえで先輩と気まずい雰囲気になってしまったり、出した成果を先輩のモノにされて悔しい思いもしました。
でも今では、後輩ができた時に「あの時のような思いをさせていないかな?」と考えられたり、自分を変わるキッカケをくれたことなので、全てに感謝ですが、その時はそんな事は考えられませんでした。
そんな私の経験や友人の「苦手な先輩」「嫌いな先輩」への対応方法をまとめてみたので、見ていきましょう。
苦手な先輩と上手く仕事をしていくには
苦手な先輩・嫌いな先輩と一緒に仕事をしなくてはいけなくなった時、多くの人は「できれば関わりたくないけど、仕事を一緒にしなければいけないなら最低限イヤな思いをしないで終わらせたい」と考えます。
そのためにはどうしたらいいのか。
①感情的にならず、上手く受け流す
何かをイヤミや気分を害する事を言われても、感情的にならず受け流しましょう。変に反抗してしまったり、反応することで余計に相手の気持ちを逆なでしてしまう事にもなりかねません。
私の知り合いは、「なんか別の国の言葉を話してる~」と仕事に関係ないことは流すようにしている、なんて強者もいます。
②相手のクセや性格を理解する
相手がどんな時にイライラしたり気分を悪くするのか、知ることで関係が好転することもあります。
例えば、話かけるといつもイライラしてしまう先輩に対しては、話かけるタイミングなど、相手が忙しくない時にする。とか、事前に話したいことがあるから時間を作ってほしいなど予定を組んでもらう。報告はできるだけ簡潔にするように事前に十分に準備する。
など相手のリズムを知り、対策を作るだけでも関係の悪化を防げることがありますよ。
③相手の良いところも理解する
どんなに苦手な人でも100%悪い人はいません。相手の良いところを探して、理解することや、相手の状況を知ることで解決できることもあります。
いつもイヤミを言ってくる先輩がいましたが、ある仕事の分野にはとても詳しかったので、あまり頼りたくなかったのですが質問したことがありました。「こんなことも知らないの!?」と言われましたが、「教えてください」とお願いしたところ、とても丁寧に分かりやすく説明してもらえ仕事がスムーズに行ったことがあります。
苦手意識を少なくすれば、強い味方にもなることだってありますよ。
合わない人との付き合い方に関しての記事はこちらになります
どうしても相手が受け入れられない時の対応
どう頑張っても相手との関係が悪くなっていく一方で、気持ちも落ち込んでしまうようであれば、ガマンし続けるのは精神衛生上良くないので、自分のために逃げる方法を考えることも必要ですよ。
①部署の異動願を出す
もし、会社の人数が多く、いくつかの部署に分かれている仕事場であれば異動願を出すのも方法です。
関係が悪化していく状況で一緒に居続けることは、精神へのダメージがはかり知れません。できるだけ速やかに信頼できる上司に相談しましょう。
もしかして周りはあなたがそんなにも悩んでいるとは考えていないこともあるんですよ。できれば何か証拠などを残しておくと良い場合もあります。
②上司・仲間に助けてもらう
異動などができない場合は、周りの信頼できる上司や先輩に相談して、仕事の接触回数を減らしてもらう方法もあります。
私も以前、仕事を教えてくれる先輩が何を言っているか分からず、自分の仕事のできなさから先輩との関係が悪くなってしまいました。そこで上司に相談をし、教えてくれる先輩を変えてもらう・増やしてもらうことで問題を解決してもらったことがあります。
部署の人数が多い場合はこの方法も有効ですが、一緒に働き続けることになるため、相談する人は本当に信頼ができる人がイイですよ。
③転職をする
もし、働いている会社に相談しても解決しない場合は、会社を変えることも検討してみましょう。
気持ちが落ち込んでいる時に、新しい会社を見つけて行動するのはパワーを使いますが、イヤな思いをして精神をすり減らすよりも、明るい未来がある方に行動する方がずっと幸せです。
そのためには、落ち込んでいるより自分のスキルを上げる為に積極的に仕事をするのがオススメです。自信が付いてくるともしかして、今いる会社でも好転する可能性も出てきますよ。
自分の苦手なタイプを知っておく
苦手な上司や嫌いな先輩との対応を考えるのも重要ですが、なんで先輩と上手くいかなかったのか!?理由を知らないで、他の部署や他の会社に行っても同じことが起きてしまう可能性もあります。
私の場合、「もしかしたら自分の行動や考え方にも問題があるのかも!?」と仕事の中で周囲の人とミスコミュニケーションが増えてしまうタイミングを振り返ったことがあります
そこで、なんで先輩と険悪になってしまったか、自分が居づらい状況になってしまったのかも知ることで、周囲の人と仕事がしやすくなる可能性もあります。
もしかしたら
・上司に何か言われると、言い返してしまうことがある
・一度にたくさんの仕事を依頼する先輩だと、ミスが増える
・嫌いな先輩の仕事は適当にこなすことで、より関係が悪化
・年下の先輩だと、年齢が気になって質問がしにくい
など、自分のウィークポイントが見つかるかも知れません。経験上、自分の性格を180度変えることは難しいですが、それを知っておくだけで対処法を考えたり、気を付けることはできます。
また、相手が自分だけが苦手意識があるのか、周りの皆が苦手に思っているのかでも相手と上手く仕事をしていく対策が考えられます。
こともあるので、どんな人が苦手なのか、嫌いだと感じているのは自分だけなのかなど状況把握をすることで対応がしやすくなりますよ。
イライラしている人の対応に関してはこちらの記事がオススメです
苦手な先輩から学べる人間関係とは!?
もしかすると、苦手な先輩・嫌いな先輩と聞くとマイナスイメージをしてしまいがちな人が多いですが、実は、その人たちから学ぶべきことはたくさんあります。
先輩を見て「我が振り直せ」
嫌いな先輩などと関わって「イヤだな~」「できれば関わりたくない」と考えていても、自分に後輩ができて、いざ先輩の立場になった時に気がつくともしかしたら同じような事をしていたとしたらショックですよね。
人は相手からされたことに関しては敏感に反応したり記憶に残りやすいですが、自分が相手にしたことに関しては鈍感になってしまうことがあります。
先輩に仕事を聞いても教えてくれなくて困ったり、できないことに対して評価を下げられたりしたことがあっても、いざ自分が先輩になって仕事で忙しかったり、後輩が少し覚えるのに時間がかかるタイプだったりすると、気がつかないうちに同じような思いをさせていることもあるかも知れません。
相手にされたイヤなことは、実際に経験しないと気付けない感情です。
先輩からもらった経験はぜひ自分も同じことをしないように、相手の気持ちや相手との関係を構築する糧として生かしていきましょう。
自分を変えるキッカケをくれる
嫌いな先輩や苦手な人と関わるとストレスになることもありますが、自分の中にある問題を見せてくれ、向き合わせてくれ、成長をさせてくれることもあります。
特に危機感が無く幸せでボーっとしている時より、適度なストレスとピンチからチャンスや自分を変える気付きやキッカケを見つけることの方が多いのではないでしょうか。
イヤだな~と思っていたり、相手が良い人になってくれないかな~と考えていても、それは他者に好転するキッカケを任せて、ただ時間を過ごしているだけですよ。相手を変えるには相手の「変わりたい」タイミングでしか変化することができません。
そんな相手のタイミングを待つより自分を変えて成長させていった方がずっと早いですし、その後の人生に生かせるモノが見つかりやすいのです。
例えば私や周りの友人の場合は、
など、まだまだ出来ていない所はありますが、イヤな部分を見て怒りを作ったり正面からぶつかるより、相手を知って自分をどう変えていくか対応するかを考えることで、人間関係がとても楽になりました。
苦手な人との付き合いに「イヤだな」という感情を持ってしまいがちですが、自分を変えるキッカケをくれていると考えると、相手との距離感や印象もプラスになります
上手に人と関わっている人にコツを聞くのも新しい考え方をGETできますよ。
問題対応能力を引き出してくれる
会社で仕事をしていく上で周りが全て良い人で仕事がしやすい状況であればいいですが、そうでないことの方が実際は多いです。
苦手な先輩と一緒に仕事をし続ける事は辛い時もありますが、先輩との関係性の問題や対応策を自分の中で見つけられたり乗り越えられるようになれば、もしかしたらある程度どんな人が来てもうまく仕事をできるようになるようになれることだってあります。
私の同期や後輩の中には先輩とのトラブルから、
などがあります。その時は大変でも、乗り越えたことで自分の仕事の自信や可能性を引き出すことができることもあるのです。
嫌いだな~と感じる先輩にフォーカスするのではなく、どうしたらこの状況を乗り越えられるかを考えることの方が大切ですね
・先輩を見て「我が振り直せ」
・自分を変えるキッカケをくれる
・問題対応能力を引き出してくれる
嫌いな人を気にしない方法が書かれているこちらの記事もオススメです。
怒ってくれる嫌いだな、苦手だな・・・と思っていた先輩は実はありがたい存在だった
会社で働いていると、どうしても苦手な先輩と出会ってしまうのを避けるのは難しいですよね。
ではまず、嫌いだな・・・と感じてしまう先輩が自分にとってどんなタイプか考えてみましょう。「苦手」だと感じる先輩にはいくつかタイプが考えられて、
2・自分の事しか考えていない人
3・考え方が合わない人
4・いつも注意や小言が多い人
などがいます。1・2に関しては関わらない、近づかないなどの対応が必要な場合が多いですが、3・4の場合は自分にとってありがたい存在に変わることがあるんですよ。
考えが合わない先輩
仕事の考え方やお客さま・仲間への対応やアプローチの方法が違う先輩がいると「何でこんなやり方をするんだろう、理解ができない」「私だったらこんな対応方法はしないのに・・・」と感じる先輩っていますよね。
仕事への考え方が違ったり、自分のポリシーに反した行動をしている人を見ると多くの人が反発する気持ちを持ったり敬遠してしまうこともありますが、もしその先輩の方法で上手くいっている事があったら、自分にはない考え方を知れるチャンスになります。
もし先輩自身が上手くいっていなくても、先輩は自覚がないかも知れませんが、どうして上手くいっていないのか見せてくれたり、「どうしたら周りに納得して協力してもらえるようになるのか」を考えるキッカケをくれているのです。
問題などにぶつかった時には、様々な角度からそのことを検証すると突破口が見えたり、解決までのプロセスがスムーズになりますよ。
ぜひ、意見が合わない人とであっても、イヤな先輩だな~と考えずに、新しいモノの見方を学べるカモ!と気持ちを切り替えられると、仕事のストレスも減ります。
いつも小言や注意が多い先輩
何か失敗したり、気付きが無いことに対して若い時ほど先輩に注意されていたことはないでしょうか。
私も新入社員や転職下ばかりの時にたくさんの先輩に色々「社会人とは!」「仕事とは」について教えて頂きましたが、教えて頂く内容を聞きながら「ありがたい」という気持ちより心のどこかで反発する気持ちがありました。
ただ、年齢を重ねていくにつれ後輩ができ、誰かから注意されることが少なくなり、フリーランスになってからは尚更、自分から「どうだったか」を聞きに行かない限り、誰かに何かを注意されることも減ってきたのです。
最初は「ラッキー」と思っていましたが、自分が若い頃は、先輩が理不尽な対応をとっていたり周りから「面倒だな~」と思われていても会社での立場を考えて「本当は周りが迷惑をしていたり、無理やり付き合わされていることでも黙って従っておこう」という考えだったことを思い出しました。
もしかして、誰も何も言ってくれないけど、私も周りに忖度させていることもあるのかも!?
注意されている時は「なんで、そんなこと言われるんだろう!?」「先輩だって出来ていないのに・・・」なんて思っていたこともありますが、年を重ねていくと注意されるのではなく、人が実質的に、または心が離れていきます。
理不尽な注意は気にする必要はありませんが、少しでも反省する所があれば注意するのも大切ですよ。
自分が先輩になってみた時、誰かに注意するのって意外に気を使うし言い方を考えたりして、そう考えると注意してくれる内容の中には大切なメッセージもあったな~
人との付き合い方を見つけなおしてみるたい人にはこちらの記事も
まとめ
社会に出ると自分の気が合う人とだけではない人間関係を作っていかなければならない場面があり、時に「なんでこんな人と一緒に働かないといけないんだろう」など、苦手な人や嫌いな先輩、できれば関わりたくない人と出会うこともあります。
でも、長い目でみると実は自分を成長させてくれる人生のスパイス的な人だった、なんてこともあるんです。
全部が順風満帆だったら気にもしないような事を、その人たちのおかげで気付くことでその後に出会う人との関係がスムーズにいくことだって考えられます。
精神的に落ち込むくらい苦手な人と一緒に居ることはオススメできませんが、嫌いな人・先輩と出会ったら「自分をレベルアップさせてくれるために来てくれたんだな」と考えられたらストレスも減らせますよね。
どんな出会いにもたくさんの学びと喜びがあります。これからのあなたの人生が素晴しい出会いで溢れていきますように!
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