人間関係

カギは”肯定形”と”自分軸”。誰でもできる嫌いな人を気にしない方法

生きているとどうしても、嫌いな人やウマが合わない人に出会ってしまうものですよね。

その人と顔を合わせないというのが、一番手っ取り早い嫌いな人を気にしない方法なのですが、会社や学校が一緒で、会わないというのは難しく、嫌いだけど関わらなければいけなくて困っている・・・という人も多いのではないでしょうか。

それに、嫌いな人を気にしないようにすればするほどなぜか気になってしまい、目の前のことに集中できない・・・という方もいらっしゃるかもしれません。

私も昔から人付き合いが苦手で、幼稚園の頃から人とのコミュニケーションに苦手意識を持っていました。

学生時代や社会人になってからも、突如として出現する苦手な人や合わない人の存在に頭を悩ませながら過ごしてきたのですが、色々とトライアンドエラーを繰り返すうちに、ここ数年は人間関係に悩まされることもなくなり、自分に集中して快適に過ごせるようになりました

今回はそんな私の経験から、嫌いなのに気になってしまう心理や、今すぐできる嫌いな人を気にしない方法、これさえあれば無敵!?な”自分軸”の育て方についてお伝えします。

嫌いな人ってどんな人

嫌いな人ってどんな人

学校のクラスメイトや会社の上司や同僚、ママ友同士など、どんな状況でも人が一定数集まると、中には苦手な人や合わない人が出てくるもの。今あなたの頭を悩ませている”嫌いな人”はどのような人でしょうか。

例えば、

  • 平気で相手を傷つける
  • 人の悪口を言う
  • 人を陥れようとする
  • 人によって態度を変える

あとは、

  • 過去の嫌いな人に似ている
  • 自分の嫌いな部分を持っている
  • 自分が我慢していることを平気でやっている
  • 実は心のどこかで劣等感を感じている

ということもあるかもしれません。

naoka
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自分の状況に合った”嫌いな人を気にしない方法”を実践するためにも、今一度、自分の中の「嫌い」の理由を整理してみましょう。

「嫌い」は相手が気になるから!?

「嫌い」は相手が気になるから!?

嫌いなのに気になる、なんて一見矛盾しているようにも思えますが、実際そのような状況に悩んでる人も多いですよね。

まずは、嫌いなのになぜ気になってしまうのか、その原因から見ていきましょう。

否定すると気になる

嫌いな人を気にしない方法として、その人のことを意識しないように努めている人も多いはずです。しかし皮肉なことに「気にしない、しない、しない・・・」と思えば思うほど、私たちの脳は「気にする」ことに注力してしまうものなのです。

脳の構造として、否定形というものは頭に入りにくく、「〇〇しない」の「しない」の部分は認識されず、「〇〇」の部分だけが脳に強く刻まれます。

例えばダイエット中に「お菓子を食べない」と自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど、「お菓子」のことが気になってしまう、というように。

naoka
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あるある・・・

ですから、「苦手な××さんを気にしない」ではなく、「この仕事に集中する」「△△さんとの会話を楽しむ」など、”肯定形”で脳に指令する習慣をつけるといいですよ。

心が揺さぶられると気になる

そもそも、あなたはなぜ相手を嫌いになったのでしょう。

理由は様々あれど、相手の行動や言動によって、気持ちがざわついたり不安になったり、苛立ったり悲しくなったり・・・何らかの形で心が強く揺さぶられて、その人の存在を気にしてしまっているからですよね。

感動や喜びといったプラスな気持ちの揺さぶりならいいのですが、不快な気持ちやイライラなどのマイナスな揺さぶりが蓄積すると、心や体に悪影響及ぼすこともあります。

もしあなたが、嫌いな人のことが気になって頭がいっぱいだったり、しんどさを感じているなら、後ほどご紹介する”自分軸”を意識してみることをおすすめします。

それでは早速、「”肯定形”を有効活用する方法」と「”自分軸”を持つことで揺さぶられない方法」の2点から嫌いな人を気にしない方法を見ていきましょう。

解決策:否定形ではなく、肯定形「〇〇する」を意識的に使う

解決策:否定形ではなく、肯定形「〇〇する」を意識的に使う

嫌いな人が気になって仕方ない、なんだか自分のペースを乱されてしまう・・・なんて状態から、一刻も早く抜け出したいですよね。

ですのでまずは、今すぐにはじめられる”肯定形”を活用した嫌いな人を気にしない方法をお伝えします。

可能な限り遠ざかる

「遠ざかる」というとちょっと後ろ向きに聞こえるかもしれませんが、人との合う、合わない、は生きていれば誰しも必ずあるもの。合わない人と一定の距離を保つのは、嫌いな人を気にしない方法として効果的です。

仕事で同じチームだったり、クラスで隣の席だったりと、嫌いな人と物理的に距離を置くのが難しい人は、会話は必要最低限にしてみたり、一対一になる機会を減らすように行動パターンを変えてみたりと、不自然にならない程度に試してみましょう。

挨拶は自分からする

嫌いな人に挨拶するのはなかなか気乗りしないものですが、挨拶は人間関係における最低限のマナーです。

挨拶をしないことで、その人との関係がこじれてしまう可能性もありますし、クラスメイトや同僚の間にいらぬ憶測を呼んでしまうこともあります。何より、挨拶をしないとあなた自身の印象に悪影響を及ぼしかねません

好むと好まざるとにかかわらず、あなた自身のために、自分から挨拶することを心がけましょう。

naoka
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万が一相手から挨拶が返ってこなくても、そこでイライラを溜めたりせず、受け流しましょう。ちゃんと見てくれている人はいます!

別の生き物だと考える

私たちはつい、自分のものさしで他人を判断してしまいがちです。ですがそもそも、ひとりひとり生まれ育った環境も性格も違うので、自分の「普通」と相手の「普通」が同じということはあり得ません

相手のことがどうにも理解できない、受け入れられない、と思ったときには、あなたの「普通」の枠外に存在する「別の生き物!」と割り切ると、途端に気持ちがラクになりますよ。

成長のきっかけと捉える

人生を「人間としての成長の場」と捉えるなら、嫌いな人との出会いは、まさにあなたの人間力を磨くためのチャンスと言えるかもしれません。

合わない人や嫌いな人とは、ものの見方や考え方が違うことが多いものです(だから合わないんです)が、それってつまり、違う価値観を見せてくれて、あなたの視野を広げてくれる存在とも言えますよね。

自分の更なる成長のためだと思えば、嫌いな相手に対する姿勢も変わってくるのではないでしょうか。

naoka
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人間レベルを上げる、ボーナスチャンス到来!です。

あえて距離をちょっとつめてみる

人は相手から距離を縮められるとつい構えがちなものですが、逆に自分から距離を縮めるのは、割と平気だったりします。

相手のペースに巻き込まれたくない、苦手だけど攻略したい、と思うなら、あえて自分から話しかけたり、こちらから積極的に関わりを持って、関係性のイニシアチブを取りに行くというのも、<攻め>の嫌いな人を気にしない方法として有効ですよ。

naoka
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先手必勝!

長所を探してみる

「嫌い」という感情がひとり歩きして、その人のイメージを作り上げてしまっていることもあります。

そんなときは一度冷静になって、周りの人にそれとなく聞いてみたりして、嫌いな相手のいいところを探してみましょう。相手の長所がひとつでも見つかれば、相手を見る目が変わってきて、あなたのストレスも自然と軽減されますよ。

反面教師にする

そうは言っても、「もう限界!どうにもわかり合えない!」と感じるなら、自分はそうならないように、相手を反面教師として大いに学ばせてもらいましょう

嫌いを嫌いのまま終わらせず、嫌いなら嫌いなりに、「じゃあ、どうする?」と嫌いな人を気にしない方法を自分から能動的に考えて行動したいものですね。

合わない人と出会ったときの対処法は、こちらの記事も参考になりますよ。

合わない人と感じたら試してほしい。人付き合いがもっと楽になる対処法
人付き合いをしていく中で、できれば誰とでも仲良くしていければ良いですが、残念ながら「何だか合わないんだよね」、「あの人と出来れば一緒にいたくないな」と感じてしまう友人や職場の人がいますよね。そこで今回は、「この人とは何だか合わないなぁ~」と感じてしまう人との上手な付き合い方をご紹介します。

解決策:自分軸を使って無敵な自分をつくる

解決策:自分軸を使って無敵な自分をつくる

嫌いな人を気にしない方法を今まで色々と模索してきた私ですが、根本的解決には「自分軸を持つのが無敵かも・・・」と感じています。

この章では、自分軸とはどういうものか、自分軸を持つメリットについてお伝えしますね。

”自分軸”のススメ

”自分軸”という言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。

自分軸とは「自分がどうありたいかの基準(軸)」のことで、自分軸で生きるとは、「自分の基準を持って生きる」ということです。

自分軸を持つと、自分の中の基準に照らして日々の出来事と向き合えて、「相手は相手、私は私」と他人と自分を明確に分けて考えられるようになり、相手の行動や言動、態度に影響されにくくなるので、嫌いな人を気にしない方法として非常におすすめです。

というか、自分軸をしっかりと持てたら、”嫌いな人を気にしない方法”をもう検索しなくて済むようになるかもしれません。

自分軸を育てるとどうなるのか(メリット)

では、自分軸を育てることで得られる具体的なメリットをお伝えします。

「嫌い」という感情を認められる

学校では、「みんなと仲良くしましょう」と教わりますよね。

嫌いな人がいることはよくないこと、みんなと仲良くしなくちゃ、と心のどこかで思っている人も多いのではないでしょうか。実はこうした固定概念が、知らず知らずのうちにあなたのストレスになっていることがあります。

私は先生や親の言うことを真に受けるタイプだったので、うまく仲良くできないことに落ち込んで、自分に問題があるのではないかと悩み続けていました。

でも、誰かの好きは誰かの嫌いなので、そもそも万人に好かれる人というのは存在しません合わないなら合わないなりに、対処法を考えて実践すればいいだけのことです。

自分の好き or 嫌いと正面から向き合うことで自分軸はつくられていきますから、その過程で、「嫌い」という感情を認められるようになり、自分に対して無意識にかけている「嫌いになるのはよくないことだ」というプレッシャーから解放されますよ。

naoka
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嫌いになってもいいし、嫌われてもいい!

いい意味で、自分のことで忙しくなる

自分軸を意識することは、言い換えれば、自分の選択を大切にするということ。私たちは、意識的にも無意識的にも、毎日膨大な数の選択をして生きています。

自分が心底心地いい選択をし続けて自分軸を育てていると、心のセンサーを研ぎ澄ますことに忙しく、いい意味で他人のことを気にしている暇はなくなります

不毛なイライラから解放される

嫌いな人にイライラしてもしょうがないですよね。どんなにイライラして、不快な気持ちを募らせても、それで相手が自分の思い通りに変わることはありません

自分軸を持っている人は、相手の行動やに影響されにくく、状況を客観的に見ることができるので、不毛なイライラに煩わされることがなくなります。

切り替え上手になる

自分軸を意識する前の私は、相手の機嫌につられて自分の機嫌も悪くなってしまったり、勝手に責められているような気持ちになることがよくありました。

そして私をそんな気持ちにしてくる相手のことを苦手に感じたり、嫌いになったり・・・。

そんなときに”自分軸”という言葉を知り、相手と自分の線引きを意識するようになったことで、相手の態度がどうであろうと「自分は自分」と考えられるようになり、気持ちの切り替えが早くなりましたよ。

naoka
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相手の態度に影響されやすいなと感じている人は、相手との間に何か物を置く(例:消しゴムやティッシュなど何でも)のも効果的です。

自分の機嫌を自分で取れるようになる

自分の機嫌を自分で取るのって、簡単なようで意外と難しいもの。溜まったイライラやモヤモヤを、つい身近な家族や友人にぶつけてしまったことがある方もいるのではないでしょうか。

自分軸を意識して、自分と向き合う作業を続けていくと、どうしたらリフレッシュできるのか、何をしたら自分自身が心の底から満たされるのかが自然とわかってくるので、無理を重ねて気持ちをこじらせる前に感情のセルフメンテナンスができて、自分も周りも快適に過ごせるようになりますよ。

許容範囲が広がる

「自分軸を持つ」というと、異なる考えを持つ相手に厳しそうな印象を持つかもしれませんが、むしろ逆で、自分の価値基準を大切にできるからこそ、相手の価値基準も尊重することができて、許容範囲は広がります。

逆に自分の中の基準が曖昧だったり、納得できていない状態で行動し続けていると、自分が(無意識に)我慢していることを平気でやる人への不快感が募り、許容範囲は狭いまま、嫌な気持ちを抱え続けることになります。

結果、嫌いな人のことが気にならなくなる

自分軸ができてくると、自分というものの輪郭(何が嫌で、なぜ嫌で、それを味わわないために私はどうする)が明確になってきて、他者との線引きがきちんと引けるようになります。

そうやって「私」という明確な基準ができると、他人のアクションに引きずられて何となくモヤモヤしたり不快になることがなくなるので、結果的に嫌いな人が気にならなくなり、自分の人生を心から楽しめるようになりますよ。

嫌いな人を気にしないでよくなるために自分を高める方法

嫌いな人を気にしないでよくなるために自分を高める方法

では、自分軸をどうやって育てるか、その方法をお伝えします。

自分の快・不快を突き詰める

あなたが喜びや楽しさ、清々しい気持ちやリラックスした気分など、”快”を感じるときはどんなときなのか、思い出してみてください。逆に、”不快”に感じるときはどんなときでしょう。

自分の周りをすべて”快”だけで埋めつくすことは難しいですが、自分は何をする(される)のが好き、もしくは嫌いなのかを突き詰めていくことで、自分の中の軸がだんだんと見えてきます。

naoka
naoka

快で不快を知り、不快で快を知る!です。

日常の「選択」を意識しまくる

人は無意識に色々な選択をしています。食べるもの、着る服、読む記事、聴く音楽などなど・・・もちろん、こだわっている分野のものは意識して選ぶと思いますが、すべてのことをひとつひとつ意識して選んでいる人はかなり少ないのではないでしょうか。

例えば、ネット記事やSNSなどを眺めているとき、溢れる情報の中から、毎回「よし、これを読もう」と意識して選択しているでしょうか。なんとなくで決めていること、決めたという実感すらなく選んでいることが、日常の中に実はたくさんあります。

無意識に繰り返している「なんとなく」の選択に気づいて、日常のひとつひとつを意識して選びはじめると、自分のことがより深く理解でき、自分軸が研ぎ澄まされていきますよ。

自分軸は常にバージョンアップさせていくもの

一度軸を決めたからといって、その価値基準を変えてはいけないわけではありません。むしろ、新しい経験やものの見方に触れて、よりよいものを見つけたらその価値観を自分軸に反映させていきましょう。

ひとつのことに凝り固まらず、「しなやかだけど折れない」自分らしい軸を作ることは、嫌いな人を気にしない方法として有効なだけではなく、あなたの生き方そのものをラクで楽しく、有意義なものにしてくれます。

まとめ

まとめ

イライラしたり、気が滅入ったり・・・嫌いな人がいると、なんだか自分らしく生きられていない気さえしてくるものです。

とはいえ相手を変えるのは大変だし、思い通りに変わってくれるとも限りません。それならいっそ、自分の意識を変えてみるのもアリですよね(そして、そのほうが手っ取り早くて、確実です)。

肯定形を使った今すぐできる嫌いな人を気にしない方法を実践しながら、自分の受け取り方や感じ方を”自分軸”という視点から見つめ直してみると、きっとあなたにも周囲にも前向きな変化が訪れるはずですよ。

子に育てられる人

naoka

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1歳の息子を育てている・・・というより、逆に育てられているアラサー新米母。 子どもは大の苦手で親になるつもりなんてなかったのに、まさかの妊娠出産がきっかけで人生激変!生まれて初めての夢までできちゃいました。 今は会社勤めをしながら、経済的自由人を目指して家族で楽しく奮闘中です。 子どもたちの夢を叶える《ミライデザイン手帳》を広めるミライデザインプランナーとしても活動中。

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