少し相手を知ると
「どうせ○○なんだろ?」
「お前は○○だ!」
「あの人、絶対に○○だよ」
何かにつけて決めつけようとする人がいますよね。
他人のことを知りもしないのに、分かったようなつもりになって決めつけられると、とても不快な気持ちになった経験はないでしょうか。
そして、残念なことに、決めつける人は「〇〇さんは△△な人」と一旦自分の中でその人の像ができてしまうと、自分への反論や意見をなかなか受け入れようとしません。
できればそんな相手がどんな人かを決めつける人とは距離を置いて付き合えればいいですが、仕事や交友関係でどうしても一緒にいないといけない事があります。
そんな時、どのように対処すればいいのでしょうか?
今回は、
・自分が決めつける人にならないためにできること
について、あなたの周りにいる「決めつける人」との上手な付き合い方についてシェアします。
決めつける人ってどんな人?
まず、決めつける人とはどんな人か見ていきましょう。実は、決めつけるように意見を言う人には共通する特徴があります。

相手の人柄やや物事を決めつけてしまう人がどんなタイプの人に多いか確認してみましょう
決めつける人の特徴を理解することで、対処方法がより明確になるので、周りにいる「決めつける人」がどんなタイプなのかもチェックしてみてください。
自分の意見を相手にも強要してしまう
決めつける人は、自分の意見がいちばん正しいと思いがちです。
これは、上下関係に問わず当てはまりますが、自分より立場が下の人間に対して、より顕著に現れるようです。
親が子どもに対して、上司が部下に対して、自分より立場が低い仲間に対して「あなたは○○な人間だ」「○○に違いない」と決めつけるパターンが多く見られます。
自分に自信を持つのとそれを人にまで押し付けるのは違いますよね。いつも誰かの意見より自分の方が優れていると感じている人は決めつける人の可能性が高いです。
自分に自信があり、それを疑わない
自分がいちばん正しいと思う理由のひとつは、自信過剰によるものです。
自分に自信があることはいい事ですが、それをある程度周りの人にも受け入れられている状態でないとただの独りよがりになってしまいます。また、内省する習慣が無い人は自信過剰になりやすい傾向にあります。
通常、人は他人から何かを指摘されたことを受け止めたり、自分の行動や心の在り方を振り返ることで、等身大の自分を客観視することができます。
「自分はこんな部分があるんだ。ここは良いところだけど、この部分は改善してみよう。」
と、自分の中での良い部分と悪い部分を知ることで、理想と現実の自分の客観視ができるのですね。
しかし、他人に指摘されず、自分自身で自らを振り返ることをしない人は、理想の自分像がどんどん膨れ上がるばかりで、等身大の自分が見えなくなってしまいます。
自分が作りだした自分自身の本当の姿だと思い込み、自分は完璧で正しい人間だと錯覚しし、自信過剰になってしまうのです。
ものごとを自分視点で見るクセがある
自分を課題評価しすぎてしまうことで自信過剰になり、知らず知らず自分がいちばん正しいと思いこむことで、決めつける人になっていきます。




会社の人間関係を思い浮かべても、若い頃は相手に合わせようとしますが、年を重ねると、周りが合わせてくれるので自分意見が正しいと感じてしまう人もいますよね
決めつける人は、自分を客観視する事ができない人が多いです。
つまり、決めつける人というのは、物事を俯瞰して見ることができないとも言えます。
決めつける人は物事を狭い視野でしかとらえることができないので、人の立場に経って物事を考えたり、人の気持ちに共感することが非常に苦手です。
自分の考え・思考からしか物事を判断しないでいると、思考が偏り、視野が狭くなっていくことになってしまいますね。
自分に自信がない時ほど人に認めて欲しい
そして、自分が正しいと感じている人は、自分を肯定してほしいという気持ちが強くなり、色んな「モノの許容範囲=心のキャパシティ」が狭くなっていきます。
小さな器に水を注ぐとすぐに溢れ出てしまうように、心の器もすぐにいっぱいになり、感情が溢れてしまうのです。
・共感できない出来事に遭遇したとき
・困難な状況に陥ったとき
・感情が揺さぶられたとき
こんな状況になると、心のキャパシティから状況が溢れてしまうと、すぐに感情的になり、取り乱してしまうでしょう。
決めつける人は、自分に理解できない状況になると、不安定になってしまうがために、自分の価値観を相手に押し付けることで心の安定化を図っているとも言えます。




自分の中に正しいと思う正義があるように、周囲も同じように感じることを忘れてはいけないですね
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