「決めつける人」との付き合い方を知って、上手く付き合うコツまとめ
人間関係

「決めつける人」との付き合い方を知って、上手く付き合うコツまとめ

決めつける人が陥るマイナスな状況

一人

ここまで読んでくださった方は何となくお分かりかと思いますが、決めつける人というのは、強い人のように見えて、本当は自分の不安やコンプレックスを押し隠すために他人を決めつけている人が多いのです。

もちろん、全ての方がそうではあるとは言い切れませんが、当てはまる人は非常に多いでしょう。

そして、決めつける行為をずっと続けていると、思わぬマイナスな状況に陥ってしまうことになるのです…。

人が離れていってしまう

歴史的に有名な心理学者にアドラーという人物がおり、アドラーは次のような言葉を残しています。

およそあらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと──あるいは自分の課題に土足で踏み込まれること──によって引き起こされます。
引用元:著書「嫌われる勇気より」

人間関係で起こりうるトラブルというのは、大小問わず、他人への課題に干渉することで起こるということをアドラーは述べています。

「あなたは○○な人間だ」「どうせ○○なんだろ?」といった決めつけは、まさにこの定義に当てはまりますよね。

人を決めつける行為は間違いなく、対人関係でのトラブルを引き起こします。続けていれば、人は離れていき、どんどん孤独になるばかりです。

周囲との交流回数が減っていく

また、決めつける人は、自分の思い込みを相手に共有してしまう事で、大なり小なり人を不快な気持ちにさせてしまいます

そのため、ほとんどの人は決めつける人と関わること自体を避けてしまうようになるでしょう。

ゆか
ゆか

話していても柔軟な人の方が楽しいですよね

仕事場においては相手と適切なコミュニケーションをとれなくなり、仕事が進まない、ミスが増えるなどの弊害が生まれますし、仕事を振られることや飲み会のお誘い等の声もかからなくなり孤独になっていきます。

ちなみに、アドラー心理学では、人間は「社会的な生き物」であると考えているため、孤独に生きていくことはできない、もしそういった生き方を選ぶのであれば、必ずといっていいほど不幸な結末に近づくことになる…と考えられています。

相手から自分の意見を尊重されたいように、相手も同じことを考えていると理解するのが人間関係をよくする近道ですよ

成長するチャンスを失ってしまう

決めつける人の多くは、自分がいちばん正しいと思っているため、他人の指摘を受け入れることができず、他人の意見に耳を傾けることも非常に苦手です。

そのため、仕事のスキルや人間性おいて、成長するきっかけを逃してしまったり、人よりも成長するスピードが遅くなってしまいます

特に人としての成長には、自分を客観的に振り返り、分析、反省、改善していくプロセスが必要不可欠です。

自らに間違いはないと思い込んで客観的に自分を振り返ることができないと、新しい自分になる成長はのチャンスは訪れないです

周りの人からの言葉に左右されてしまうのは自分がない状態ですが、人の意見にも耳を傾けて自分がどうするのかを考えてみることをしてみるのもいいですね。

決めつける人が近くにいたら?~対処法~

ディスカッション

決めつけ人間は関わらないに越したことはないですが、仕事場でなど、どうしても関わらなければいけない場面もあることでしょう。

ここでは、決めるける人とどうしても関わらなければいけない場合の対処法についてご説明いします。

反論しないで、距離を置く

決めつける人に反論は禁物です。

ほとんどの場合は自分の意見を曲げようとしないため、下手をすれば関係が悪化してしまうことが考えられます。

「あいつは礼儀がなっていない人間だ」
「育ちが悪いから態度が悪いんだ」

と、更に自分に都合のいい“決めつけ”を言いふらされたりしては、たまったものではありません…。

決めつける人には決して反論はせず、そっと距離を置くようにしましょう。

完全に関わらないようにするには難しいかもしれませんが、なるべく関わる機会を減らすように、心がけてみるといいですよ。

反論はせず距離を上手に取ろう

話を受け流す

また、決めつけがましい意見を言われた際に効果的な方法として「受け流す」という方法があります。

例を挙げてみましょう。

「あなたって△△な人間だね」
→そうですかねぇ?
→あ~、そうですか?
→あ、そう思われます?

このような形で、相手を否定はしないが肯定もしない形をとってみてください。

相手の気持ちを逆なですることはありませんし、否定も肯定もしないため、話の深堀を防ぐことができます。

こいった受け答えをされると相手も調子が狂うため、決めつけるような話題をあなたに振りにくくなるかもしれません。

この文言は自分に対する決めつけだけでなく、他人を決めつける意見に同意を求められた際にも使えますよ。

何か言われたら肯定も否定もしない

一度聞き入れてから意見を言う

反論しない、受け流すと言われても、どうしても反論せずにはいられない場面も時にはありますよね。

決めつける人に対して自分の意見をどうしても言いたい場合は、まずは一度相手の意見を聞き入れて、それから自分の意見を言うようにしましょう。

・どうせ○○だったから△△したんでしょ?
→確かにそう思われても仕方の無いことだと思います。わたしも××さんの立場だったらきっとそう思うと思います。ただ、今回は少し事情があってですね…etc
・○○って△△だよね
→確かにそういう意見もありますよね。××さんがおしゃる事も正しいと自分は思います。しかし、他にもこんな考え方があると思います…etc

一度は懐に入れてから、対する意見を言う。必ずしも聞き入れてもらえるとは限りませんが、これならトラブルに発展することはありませんし、あわよくば自分の意見に耳を傾けてくれる可能性がアップします。

自分の話をするときは一旦相手を受け入れよう

相手のコントロールに飲み込まれない

決めつける人は自分の意見がしっかりあるので、発言や意見もはっきりしています。あまりのきっぱりとした物言いに「自分が間違っているのではないか…」「本当はこの人の意見の方が正しいのではないか…」と思ってしまうこともあるかもしれません。

そして、決めつける人は無意識のうちにマウントを取ろうとしてきますが、決して相手のコントロールに飲み込まれないように、自分の芯をしっかりと持っておく事が大切です。

自分の意見がなかったり、自分で考えようとしないと、相手の圧に圧倒されてその人の意見が自分の意見になってしまうこともあります。

相手のコントロールに飲まれないためには、常に冷静でいて、何が正しいのか見極めて判断できるような状態にしておくことが大切ですね。

自分の意見はなんなのかシッカリと理解する

都会から飛び出た人

ゆか

ゆか

大学卒業後、20代はEC運営会社でプランナーとWEBマーケティングを担当しました。 もともと「独立したい」という想いを持っていたことから、4年前に副業としてライターの仕事も開始。1〜2年経った頃にライターの知り合いから声をかけてもらい、会社を退社。 現在はフリーランスライターとして活動し、500本以上の執筆を担当しています。 独立した経験や趣味(友人との旅行やカフェ巡り)をテーマに、ALIVEで発信していきたいと思います♪

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