「聞き下手」な人がしてしまいがちなこと
では、「聞き上手」になるためには、聞き上手になる方法やポイントを知っておく必要もありますが、「聞き下手にならない」という、やってはNGな行為をしないということも大切になってきます。
まずは「聞き下手」な人がしてしまうことを理解するところからスタートしましょう。
会話の矢印が全部「自分」になっている人
ある人と話をしていると、「なんかいつも自分の話ばかりしているな〜」と感じてしまう人がいないでしょうか。
人が一番興味があるのは「自分」のことなので、自分の話をしてしまうのはしょうがないことですが、それでも「会話したくない」と感じさせてしまう人には特徴があります。
それは、話は相手との対話なので、お互いに会話のキャッチボールをしながら進んでいきますが、中には常に会話のボールを自分で持ち続けている人のことです。例えば、
・どんな話も自分の話にしようとする
・自分だけがどれだけ頑張っているか話す
どれも、ある程度だったら問題ないですが、常に・・・となると話は別です。いつも自分の話ばかりしていないか、ちゃんと相手との対話になっているか振り返ってみましょう。
人の話を最後まで聞かない
人が話している途中で「あ〜分かる!私もこの前〜〜〜」と相手の話が終わっていないのに、話を奪ってしまうことってありますよね。

正直、これをされてしまうと自分の話を相手にしたくなくなります
他にも、相手が話している途中で
など、途中で自分の話したい気持ちが聞く気持ちよりまさることで、話に割って入ってしまいます。
話している人のペースがあったり、自分の意見を頭でまとめながら話していることもあるので、それを理解するのが大切ですね。
聞いている側が不快な感情になる話をする
話している相手が少しでも「嫌だな」と感じてしまうと、相手は話すことを躊躇ってしまいます。
そんな話の内容の共通点とは
・見下されたように感じる
・分からない話をされる
などがあります。
先日、なんでも話の内容を海外で仕事をしていた経験を使って例える人がいました。


「〇〇で食べた××の感じに似ている」
「〇〇の空港のレストルームよりマシよ〜」
「〇〇での常識じゃ考えられない」
「〇〇に行った時、そう言うことがよくあった」






・・・(全然共通の認識じゃないし、話していてもつまらないな・・・)
となってしまったことがありました。
相手が「話が合わない」と感じると会話が止まってしまう原因になることがあります。ぜひ話している相手と楽しく会話できる話題を見つけてみてくださいね。
前に話した内容を覚えていない
何回かしか会話したことのない相手が自分のことを覚えてくれていると嬉しくなりますよね。
それとは逆に、話したことを相手が全く覚えていない場合は逆の感情を抱きます。よく会う友人に相談したいことがあり会った時






相談したいことがあるんだけど・・・



どうしたの?大丈夫??






この前、〇〇で悩んでいるって相談してたでしょ。その続きなんだけど・・・



えっ!?そんな話してたっけ?あ〜聞いたような気がする。それでどうしたの??






・・・(結構真剣に相談してたのに覚えていないんだ・・・)
その時は、1から話をする気になれず、他の話をして終わらせましたが、その人には大事な相談や話を聞いて欲しいときは会うのを止めようと思った瞬間でした。
話の内容を全部覚えている必要はありませんが、話したい側の「聞い欲しい」気持ちに水を挿してしまうような発言をしていないか、覚えていなくても上手に回避できるといいですね。
・会話の矢印が全部「自分」になっている人
・人の話を最後まで聞かない
・聞いている側が不快な感情になる話をする
・前に話した内容を覚えていない
相手がつい話してしまいたくなる人の特徴
次に、「聞き上手」な人はどんなポイントに気をつけながら話を聞いているのでしょうか!?
私の友人に「いつも人から相談される」と話している人と、カウンセラーとして人の話を聞くプロがいます。
本人は当たり前にしている共通のポイントがあったので紹介します。
相手の話を理解し、受け止める力がある
話を聞いてもらっている時、相手が自分の話を理解して会話が進んでいくと「自分のことをわかってくれている=信頼」に繋がっていきます。
聞き上手な人は相手が何に困っていて、どんな話をしたいのかをシッカリ解釈しながら、相手の話に共感する力があるのです。
もし、分からないことがあっても、話の切りがいいところで「さっき言っていた〇〇って、××って言う意味?」や、話を聞いていて大切だと感じたポイントは相手と同じ言葉を使いながら「〇〇って思ったんですね」と復唱しながら自分の中で相手の話への理解を深めています。
話に集中し、相槌をうつタイミングが絶妙
聞き上手な人と話していて、「話やすいな〜」と感じる特徴として、相槌をタイミングがとても絶妙です。
それは、相手が「話したい」と思うところまで聞く姿勢を崩さないと言う点にあります。特に私の友人2人は、相手の話に集中して理解しようと言う姿勢が感じられるので、話していると思っている以上に話をしてしまうことがあります。
相談していても、携帯を触ってしまったり、時計を気にしてみたり、つまらなそうな顔をされてしまうと、話している側は「もう話すのを止めようかな」と遠慮してしまう気持ちが出てきてしまいます。
相手が気持ちよく話せる環境を作ることが大事ですね。
聞く姿勢と受け止める力
話を聞いて欲しいと思っている人には3種類タイプがあります。
②話を聞いて後押しして欲しい(肯定して欲しい)
③話を聞いてアドバイスが欲しい(時にダメ出しもOK)
聞き上手な人は、相手が何を望んで話しているかを理解し、適切な受け止め方ができる人です。
話を聞いて欲しいだけだったのに、ダメ出しや必要以上にアドバイスをされたら「相談しなければ良かった」となってしまいますよね。
もし、相手がどうして欲しいか分からなければ関係にもよりますが「どうして欲しいか」を聞いてみるのもいいでしょう。
もし、相手に聞くとしても、相手の話を受け止めてから(共感してから)にしてくださいね。
相手に興味を持っていることが伝わる
聞き上手な人も時に自分から質問をしたり会話することもします。
相手に興味があったり、物事に関心を示していることが多いので、私の友人は一緒に行動していると、お店の人と会話したり、道の案内をしている人と話し込んでいる。なんてことも多々あります。
そんな時の特徴としては、相手に興味があると言うことが分かるような質問だったり、お互いが知っている内容だったり、相手の方が知識が多い話を振ることで、会話が盛り上がっていることが多いです。
相手から「教えてください」と自分の得意な内容を聞かれたらついつい話してしまいますよね。何を話そうか話題に困ったら、相手の得意分野について興味を示してみることで話が盛り上がりますよ。
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