対人関係をよくする具体的な方法
対人関係をよくするためできることをさらに具体的に掘り下げていきましょう。仕事編とプライベート編に分けて解説していきます。
仕事編
プロ意識を持つが理想は追わない
仕事で対人関係が上手くいくためには、プロ意識を強くもって自分の役割を果たすことが大事です。当然ですが、仕事上の人間関係は、仕事を通じて繋がっているからです。
いい加減な仕事のやり方では、そもそも良い関係は築けません。仕事での成果を出せるようになった方が対人関係はやりやすくなるでしょう。
ただし、ここから先がさらに重要です。自分はプロ意識をもちつつも、相手にはそれを求めないことです。
自分ができることが必ずしも周りも同じようにできる訳ではありません。反対に、あなたが苦手なことが得意なこともあるので、相手の資質を理解して仕事を一緒に対応していく方がお互いに信頼関係を築くことができますよ。
相手を大切にする態度を心がける
人は、自分を大切にしてくれる人には心を開きますし、誠実な態度で応えようとするものです。そこで、職場で相手を大切にするには、「笑顔」「挨拶」「報連相」を心がけてみてください。
笑顔で接してもらえると、それだけで自分を特別に扱ってくれているように感じることがあります。挨拶は、人付き合いの基本です。目上、目下に関わらず、自分から挨拶することを心がけましょう。
「報連相」は、「報告」「連絡」「相談」です。仕事は、組織による総合力で成果が決まります。順調な職場ほど、この「報連相」が密で、徹底されているものですよ。
自分が大事にされていることがわかると、自分からもいい関係を作ろうと意識しますよね
プライベートに踏み込まない
仕事上で関係ができると、人によっては公私混同をしてしまう場合があります。相手の心を掴むための会話としてプライベートなことを話すのに効果がありますが、いきすぎると失礼にあたったり心を閉ざしてしまう原因にもなります。
親しき中にも礼儀ありです。特に仕事の関係は踏み込みすぎた話題にならないように注意が必要ですよ。
噂話をしない
良い噂はともかく、本人がいないところでの悪い噂話は御法度です。どこでだれが聞いているか分かりませんし、本人にどう伝わるか分かりませんからね。
それによって、相手の立場が悪くなったり、人間関係にヒビが入ると、社内に大きな混乱をきたす可能性もあるんですよ。
周りが噂話をしていても、うまくかわして関わらないようにしましょう。また、自分を信じて話してくれた秘密も絶対に他の社員に漏らさないように気をつけましょうね。
プライベート編
自分なりの正しさを押し付けない〜相手を尊重する〜
家族や友人、恋人など、身近な相手には、つい自分の考えや価値観を押し付けてしまいがちです。これは立場を変えて考えると分かりやすいですが、ときに大変不快で苦しいものですよね。
身近だからこそ、自分は正しいと思っても相手は違うかもしれない、という考えを忘れずにもつようにしましょう。でないと、不満が蓄積してある日突然爆発し、どうにも修復不可能な関係になりかねません。
同じ家族でも意見が違う時があるのだから、育った環境が違えば「当たり前」は違って当然ですよね
話を聴く姿勢をもつ
自分にとっての正しさを無理に押し付けないためにも、常に相手の話を聴く姿勢でいることはとても大切です。夫婦や親子など、身近な家族は、自分のことを分かって欲しいという気持ちを強くもちやすいので、話を聴いてもらえないと不満がたまります。
たとえ意見が違っても、言われた通りにできなくても、まずは話に耳を傾ける。そんな誠実な態度を示せば、身近な対人関係が大きく崩れることはないはずです。
自分を理解してほしい時に、人は相手にたくさん話したくなりますよね
干渉しすぎない
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざの通り、たとえ身近な存在でも相手のしていることに干渉しすぎないというのは大事ですよ。
良かれと思って伝えたアドバイスも相手からは余計なお世話だった・・・なんてこともあります。
見てみぬふりや聞いて聞かぬふりをするのも、思いやりです。末永く仲良くするために、ぜひ実践してみてくださいね。
感謝の言葉を伝える
とくに身近な家族には、何をしてくれても当たり前になってしまい、感謝する気持ちが薄くなりがちです。ましてや、その気持ちを伝えるとなると、照れもあってなかなか口に出せないかもしれません。でも、口に出さないと考えていることやこちらの想いは相手に伝わりませんよね。
そこで、日常の些細なタイミングで「ありがとう」という感謝の一言を添える癖をつけてはいかがでしょう。とくに身近な対人関係では、とっておきの潤滑油になりますよ。
感謝の言葉以外にも、相手の「いいな」と感じた行動などを素直に伝えるなど、気持ちを言葉にするようにしてみてください
まとめ
対人関係に苦手意識があったり、ストレスになってしまう人は、自分の思い通りに相手との関係を作れていないことに原因があります。
「嫌だな・・・」と諦めてしまうのは簡単ですが、対人関係について考えることは、自分の生活を見直すよいきっかけになりますよ。なぜなら、相手からの一方的な働きかけだけで人間関係は成り立たないからです。
自分がどう相手と付き合っていきたいか・関わっていきたいか考えるチャンスにもなりますよね
と言っても、無理をして自分の性格を変える必要はありません。ポイントはお互いを尊重しながらどう関係を作っていくかを考えることです。
一旦コツがつかめたら、何をあんなに悩んでいたのだろう、と不思議に思うくらい楽になるはずです。ぜひ試してくださいね!
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