「何もできない人」なんていない。何もできないと感じる原因と解決策
人間関係

「何もできない人」なんていない。何もできないと感じる原因と解決策

「仕事が上手くいかない」「人間関係を上手く築けない」「勉強ができない」など人にはそれぞれ苦手なことや上手く行っていないことがあります。

なかには人より苦手なことが多く、周りの人が当たり前に出来ることも上手く出来なく、周りに迷惑をかけてしまうことが多くて、「自分は何もできない人間なのかな」って悩んでしまっている人もいるのではないでしょうか。

僕自身も、学生時代は入学から卒業まで成績がずっと学年最下位だったり、気になっていた女の子にデートに誘われたけど、緊張のあまり目を合わせられず挙動不審な態度を取っていたらきもいって言われてフラれたり、親と話すのも緊張するほどの人見知りで何も話さなかったら、思ったより心配をかけていて親を泣かせてしまったり、卒業後1年近くひきこもりのニートになったり、話せばきりがないほど情けなくて努力もできない、運もない、女性にもモテない悲しいほど何もできない人間です。

そういう人間なので、自分は何もできない人間なのかなって悩んでいる人の気持ちは痛いほどわかりますし、僕自身もずっとそう思って過ごしてきました。

そんな時に、自分を心配してくれる人がいること、自分の気持ちと向き合うことの大切さ、やり方は1つではないこと、など様々な出会いや物事に気が付き、今では「何もできない人なんていないよ」と自信をもってお答えできます。

今何もできないと感じていても、せっかくなら出来ないことは多いけど今のままの自分でいいんだって思えたほうがいいですよね。

そこで今回は何もできない人間だと感じてしまう原因と解決策について僕の体験談を元にご紹介していきます。

今何もできない人間だと感じている方だけでなく、挑戦しては挫折するのを繰り返して、徐々に何もできない人間だと感じてしまう方もいらっしゃいますので少しでも悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

どうして何もできない人間と感じるのか

areyouhappyの文字

まず初めに何もできないと感じるのはどういう時なのか簡単に振り返ってみましょう。

何もできない人間だと感じる瞬間は、
・自分の周りの環境に上手く馴染めず孤独を感じている
・仕事も恋愛も人間関係も上手く行っている周りの人と比べてしまう
・失敗ばかりして周りに迷惑ばかりかけてしまう
・自分の事が好きじゃない、などではないでしょうか。

つまり何もできない人間だと感じてしまうのは物事が上手く行かない時に「自分なんて・・・」と自分の事を否定してしまったり自信をなくしてしまった時に起こりやすい感情になります。

なので、何もできない人間だと感じてしまう流れとしては、
①上手くいかないことや失敗が続く
②周りと比べてしまう
③周りとどんどん差が出てきている気がする
④出来ない自分を責めてしまう
⑤自分は何もできないと感じる
という流れになります。
りく

また無力感という言葉が何もできないと感じている人の気持ちを一言で表していたのでご紹介しておきますね。

無力感とは自分に力がないとわかったときのむなしい気持ち。(goo国語辞典より)

何もできないと感じるのは苦手なことが少し多いだけだよ

青い空と花

では、そもそも何もできない人なんているのでしょうか。

誰にだって苦手なことはありますし、少し人より苦手なことや出来ないことが多いだけで自分は何もできない人間だと自分を責めたり、チャレンジすることをやめてしまうのはもったいないですよね。

僕自身も、人より物覚えが悪いうえに人と話すのが苦手で自分の気持ちをうまく伝えられないので、周りの人に気を遣わせてしまったり迷惑をかけてしまうことが多く、「人に迷惑ばかりかけてしまうし、自分なんていないほうがいいんじゃないかな」「どうせやっても何もできないならやらないほうがいいんじゃないかな」と何もできない自分を責めて塞ぎこんでいた時期があります。

そんな自分が嫌いで苦手を克服しようと思い、一番自分が苦手な人と話すことを仕事にしようと思い派遣社員としてコールセンターで働き出したのですが、どんなに頑張っても苦手意識は消えず、周りにも馴染めず、成績もずっと悪い。

結局、全く成果を残せない自分に対する不甲斐なさとやっぱりだめじゃんというネガティブな感情で苦手意識は大きく膨らみ、自分を責める回数もどんどん多くなり、精神的に辛い日々が続いていました。

ある日、圧倒的な経験量と知識量からどんな問題も解決してしまう神みたいな上司に呼ばれ面談をすることになります。

男性
神(上司)

仕事楽しい?

りく

楽しくはないです・・・

男性
神(上司)

続けられそう?

りく

もう少し頑張りたいとは思っています・・・

男性
神(上司)

じゃあ出来るようになるまで付き合うよ。出来ないことをすぐに出来るようになろうとするから辛くなるんだよ。まずは出来ない自分を認めて、自分が苦手なことは人に頼って、自分が楽しいと思えるやり方を探してみようか。

男性
神(上司)

リクにはリクだけの魅力が絶対あるから一緒に自分なりのやり方を見つけて魅力的な男になっていこうぜ!!!

りく

(苦手なことや出来ないことを克服しようとするんじゃなくて、出来ないなら自分なりのやり方を見つければいいんだ・・・)

そう言われてから出来ない自分をすぐに責めるのをやめ、自分と向き合う時間を毎日少し取り、「自分は何が苦手なのか」「苦手なことを補うには自分はどうすればいいのか」「自分が出来るやり方はないかな」などと考えるようにしてみると、今まで苦手で出来ないと思っていたこともやり方を変えてみると自分でも出来る事があるのがわかりました。

なので今何もできない人間だと感じている人も少し考え方を変えて、「出来ないことや苦手なことを出来るようになろうとするのではなく、苦手なことや出来ないことを認めてはっきりさせたうえで、別の方法で補えないかな」って考えてみてください。

何もできないと感じる自分から抜け出すために意識すること

SMILEな石

では次に何もできないと感じている人の特徴をもとに少しでも早く何もできない人間だと感じる状態から抜け出すために意識することをご紹介していきます。

どんな時も自分だけは自分の味方でいよう

何もできない人間だと感じる人の特徴の1つに「自分以外の誰かの基準で物事を考えてしまっている」ということがあります。

大人になると結果ばかりを求められて過程を大切にしてくれる人が少なくなり、失敗することが悪いことで上手くできないと周りより劣っていると考えてしまいやすくなります。

でも、だからこそ「自分の努力やそこに至るまでの過程を自分だけは認めてあげること」、上手くいかない時も失敗してしまった時も「自分だけはどんな時も自分の味方でいる」と意識することが大切になります。

これは僕が派遣社員の時のことなのですが、当時コールセンターで営業の仕事をしていたのですが、人の何倍も電話してるのに全く結果につながらず、電話をすれば緊張のあまり上手く話せず何時間も電話先の人に怒鳴られるといいう時期ががありました。

そんな日々を1年近く過ごしたある日、派遣会社からメールで来月で「契約終了」との宣告。

その時、会社の規模はどんどん大きくなっていて新しい人が次々入ってきていたのですが、そんな中で契約終了を宣告された自分はやっぱり何にもできない人間なんだなと感じ、自分のそれまで全てを否定された気がしたのを覚えています。でもその時に自分は本当に駄目な人間なのかなという気持ちもどんどん湧いてくるようになりました。

りく

確かに仕事である以上成果を残さないといけないというも事実だと思うけど、自分なりに毎日努力して頑張っている自分は素敵なのではないだろうか。少し人より出来ないだけで切り捨てられるほど自分は駄目な人間なのかな・・・

結局、考えても考えても答えはでなかったので最終的には上手くやろうとしても駄目な時は駄目なんだから「自分の努力やそこに至るまでの過程を自分だけは認めて、自分だけはどんな時も自分の味方でいよう」と考えるようにしました。

それからは「上手くいくかどうか」や「失敗したらどうしよう」と結果ばかり気にするのをやめて「自分はこの時間で何がしたいだろう」「その結果を得るにはどうすればいいのだろう」とまず自分の気持ちとどうすればその結果を得られるのかという過程を1番に考えて過ごしてみました。

すると、なぜか徐々に徐々に環境が良い方向に変わり始め
・いつもと同じようなこと出来事でもいつもと違う行動をとるようになる
・出来ない自分を責めることが減って少しずつ今の自分を認められるようになる
・自分の気持ちと向き合うと他人の喜びそうなこともわかるようになる
などという変化が起こります。
りく

リク:最終的には周りに味方がたくさん出来て色々教えてもらえるようになったり、なぜか大阪から来ていたなんかすごい偉い人に気にかけてもらい、契約終了後正式にそこで働くことになったりしました。

なので、まずは何もできないと感じる自分から抜け出すために上手くいかない時や失敗した時にも、自分を責めないで自分の努力やそこに至るまでの過程を認めて「どんな時も自分だけは自分の味方でいよう」ということを意識してみてください。

ゼロからやろうとしない

また、「何もできない人間だ」と感じるの特徴のもう1つに「全部ゼロからやろうとしてしまう」ということがあります。

もしかしたら人が上手くいっているやり方を真似するのって手を抜いているみたいだし、自分で考えていないみたいでなんか嫌だなって感じたりする人もいるのではないでしょうか。

でも、やり方やコツを知らないから出来ないだけでやり方やコツがわかった途端、出来るようになることって色々あるんですよ。

例えば、
・電車やバスに乗る
・タクシーの止め方
・スマートフォンの操作
・敬語の使い方や文字の読み書きなど
・テレビの録画の仕方
・お店でのお会計や自動レジの使い方
・車の運転、など

思い返せば完璧とは言えないけどやり方やコツがわかった途端不自由なく出来るようになったことってたくさんありますよね。

「そんなの当たり前のこと出来て当然じゃん」と思うかもしれませんが、今当たり前に出来ていることですら初めは難しくてわからなかったことや不安で出来なかかったことばかりではないでしょうか。

そう考えると今自分が何もできないと感じるのも、才能がないからとかではなくその出来事のやり方やコツを知らないからというのがわかると思います。

少し昔のことなのですが、僕が小学2年生の時の担任の先生との何気ない会話で印象に残っているものがあります。

~テストで0点を取った後の放課後~

りく

勉強ってなんでするの?

友人
先生

なんでだと思う?

りく

将来のため?

友人
先生

勉強をすると素敵な人になれるからするんだよ

りく

なんで?

友人
先生

勉強をすると自分が何もできないことがわかるようになるんだよ

友人
先生

でも勉強をするとすごい人達から少しずつ出来ることを分けてもらえて、それを繰り返していくと、色んなすごい人から学んだことが自分の経験と合わさって自分の個性や強みになるんだよ

今出来ないことはついつい難しく考えてしまいがちですが、それを出来ている人がいるならゼロからやろうとしないでまずはその人の技術を勉強して真似してみようと意識してみることも何もできな人間だな感じる自分から抜け出すために大切になってきます。
もし「何から手を付ければいいのかわからない」というのであればその時は色んな物事に触れ合ってみてください。たまたま読んだ本や映画が自分に最適な方法を教えてくれるかもしれませんし、もしかしたら何気なく聞いた音楽や何気なく話した友達との会話の中に自分にとっての答えがあるかもしれません。

そうやって心に響いたものを少しずつ集めて引き出しを増やしていくことで出来ることが徐々に増えていきますよ。

何もできない人なんていないよ

シャボン玉と女性

今何もできない人間だと感じている人のなかには過去の失敗体験や周りに迷惑をかけ続けてきた日々のトラウマから行動になかなか移せない人もいらっしゃると思います。

実際、きっかけやタイミングがないと行動するのは怖いですし、難しいですよね。でも、昨日の自分よりも今日の自分、毎日「上手くいかないな」「本当に何もできないな」と感じながらも一生懸命生きている自分は確実に毎日少しずつ成長していますし、それだけで僕はすごい素敵な人だなと思います。

なので今「何もできないな」って感じていても焦らないで自分のペースで少しずつ自分と向き合っていってくださいね。いつか今の自分のままでいいんだって思える日が来るはずです。

日常に感動する人

りく

りく

大人になるにつれて今まで理解できなかったことが理解できるようになってきていることに気が付き、日々小さな出来事に感動して生きています。 また、自分の気持ちと素直に向き合う事を大切にしていたり、人からのアドバイスにも偏見を持たないで聞くようにしている、バカみたいに正直者で、流されやすく柔軟な、そんな人間です。

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