目次
自分の意見が言えるようになるには
自分の意見が言えない原因についてみてきましたが、ここからは、それを踏まえた上での具体的な対処法についてお伝えします。
ほんの少し考え方や行動を変えてみることで、自分の意見を言うことに対するハードルが下がります。ですから、何かひとつでもいいので、まずは取り入れてみてくださいね。
考えがまとまらない、思いつかない場合はそれを素直に言う
自分の意見がはっきりしない、あるいはサッパリ思いつかない場合には、それをそのまま伝えるのも方法です。
「ごめん、考えたんだけど、全然思いつかないや」と言うだけでもいいですし、「ちょっとまだ考えがまとまらなくて・・・みんなの意見を聞いてからでもいいかな?」と発言の順番を変えてもらうのもおすすめです。
大事なのは、他人に丸投げせず、自分で考えようとしているのが相手に伝わること。それさえ伝われば、すぐに意見を出せなくても、相手を不快にすることはありません。
まずは事実だけを話してみる
自分の考えがまとまっていなくても、自分のやったことや知っている出来事があれば、それをそのまま話してみるといいですよ。
など、事実を話すだけなら、きっとそんなに難しくないはずです。
話している間に、考えがまとまってくることもありますよね!
いろんな意見があって当たり前、正解なんてないと思おう
みんなに「そうそう、そうだよね!」なんて言われるベストな答えを見つけたくなる気持ち、共感する人も多いのではないでしょうか。
なんて、自分を自分以上に見せようとすると、自分の考えがよく分からなくなってしまいます。
100人いれば100通りの考え方があります。たったひとつの正解なんて見つからないものですよ。
「意見を否定される=自分を否定される」という訳ではない
否定されるのが怖くて、自分の意見が言えない人もたくさんいます。
ですが、意見を否定されたからといって、自分という存在を否定された訳ではありません。意見が違うという理由で、すぐさま嫌われるなんていう心配はしなくても大丈夫です。
ひとつの意見はあなたの一部ではあるけれど、全てではないですよね。意見を否定された場合、それは、お互いの意見が違うことが分かった、ただそれだけのことです。
必要以上に恐れないようにして、思っていることを伝えてみましょう。
話し合いの目的を改めて確認しよう
何のための話し合いなのか、そもそもの目的を確認することで、発言する際の心理的ハードルが下がる場合もあります。
たとえば、恋人同士であれば、お互いへの理解を深めることが、企画会議であれば、自由な発想を出し合うことが目的かもしれません。
そう考えると、相手が求めているのは、「一般的な正解などではなく、あなたの考えを知りたい」、ただそれだけなんですよね。
あれこれ考えなくても大丈夫。気楽にいこう!
大事なのは内容よりも伝え方!?伝え方のポイントを教えるよ
自分の意見が言えないことへの対処法をお伝えしてきましたが、「まだちょっと自信がないな・・・」そんな方もいるかもしれません。
ですので、ここでは、話す内容よりも大事な伝え方についてシェアします。
伝え方のポイントを押さえれば、もっと相手に受け入れられやすい形で意見を言うことができますよ!
まずは深呼吸して落ち着こう
急に話を振られて意見を求められると、緊張してしまいますよね。
「えっと・・・あの・・・」なんてドギマギしていると、周りの目も気になってきて、余計に焦ってしまうものです。
そんな時は、まず深呼吸してみてください。吸って、吐いて、口角上げて、一旦気持ちを落ち着かせます。
焦った状態で話してしまうと、早口になったり、要領を得なかったりして、伝わるものも伝わりません。落ち着いてゆっくりと話せるよう、まずは自分を整えましょう。
前置きの言葉をつけて相手への配慮を示す
いきなり、「私は〜」と話しはじめるより、何か一言前置きがあると、相手も聞き入れやすいことが多いです。
など、相手への気配りが感じられる言葉からはじまると、相手も好意的に受け止めてくれますよ。
結論は最初に、手短に
何が言いたいのかサッパリ分からないことをダラダラと聞かされるのはしんどいものです。ですので、まず結論を述べ、話は手短にしましょう。
とくにビジネスシーンでは、会議中に自分ばかり話していたら、他の人の意見を聞く時間がなくなってしまいます。
その場の状況を考慮し、結論と理由を簡潔に伝えられるよう意識してみてください。
はじめは上手く話せないかもしれないけど、練習!練習!
断定的な口調は避け、あくまでもひとつの意見として伝える
どんなに素晴らしい意見でも、断定的に言われると、少し反感を覚えてしまうものではないでしょうか。
「それは絶対○○です」なんて強く言わなくても、
などのやわらかい口調に変えたって、言いたいことはちゃんと伝わります。だったら、やわらかい口調で話して、相手に気持ちよく受け取ってもらえるといいですよね。
否定的な意見を言う場合は代替案もセットにする
時には、否定的な意見を言わなければいけないこともあります。その場合は、否定だけで終わらないよう気をつけましょう。
もしあなたが「そのやり方には反対です」と言うのであれば、自分はどのやり方でやればいいと考えているのか、代替案もあわせて伝えてくださいね。
そうしないと、ただ文句だけ言っているように聞こえてしまいます。ちゃんと自分の案もあわせて伝えると、当事者意識があるように思われ、周りにいい印象を与えることができます。
自分の意見を言うことで、自分も周りもハッピーに!
さて、ここまでの内容で、自分の意見を言うことに対するハードルは下がってきたでしょうか。
あと少し背中を押せるよう、最後に、自分の意見を言えるとどんないいことがあるのか、お伝えします。
気の合う人とだけ付き合えるようになる
相手と違う意見を言って嫌われたらどうしよう・・・なんて考えることがありますよね。ですが、ちょっと違う意見を言っただけで離れていくような人とは、あまり縁がなかったと考えると気がラクですよ。
あなたの意見に対し、「違うな」と思う人が離れていくのは、はじめは少し寂しく感じるかもしれません。ですが、「いいな」と思ってくれる人は残り、新たにつながってくれる人もいるでしょう。
そうやって気の合う人だけに囲まれるようになると、あなたも、周りの人も、もっと居心地良く過ごせるはずです。
言いたいこと言ってたら、苦手なママ友とは疎遠になり、他に気の合うママ友ができました。人間関係が勝手に整理されて、ある意味スッキリ!
お互いが納得できる形を見つけられる
ちゃんと率直な意見を出し合えば、お互いが納得できる形を見つけることができます。
たとえば、恋人と同棲する際、洗濯のやり方ひとつとっても、それぞれ違うことが多いですよね。
素材や色で細かく分けて洗おうよ
全部まとめて一気に洗えばよくない?
どちらかが自分の意見を言わないまま相手のやり方にあわせると、言わない方のストレスが溜まってしまいます。ですが、お互いが意見を言い合えば、「自分の分は自分で洗うことにする?」なんて案が出てくるかもしれません。
自分の意見が通るにしろ、相手の意見が通るにしろ、どちらでもないにしろ、大事なのは本人たちが納得できているかということです。
ですから、誰かと一緒に何かやるときは、とりあえず率直な意見を言ってみましょう。納得してやるか、納得できないままやるかで、気分は大きく違ってきます。
とりあえず、言うだけ言ってみよう!
まとめ
誰かに自分の意見を言うのって、慣れないとちょっと緊張してしまいますよね。
恋人に嫌われたくない、上司からの評価を下げたくないといった思いから、相手の顔色をうかがってしまうことだってあるでしょう。
ですが、自分の意見を押し殺して相手に合わせてばかりいると、いずれきっとストレスや不満を感じるようになります。
そもそも、意見は押し付け合うものではなく、交換し合うもの。お互いの考えや気持ちを伝え合うことができればそれでいいわけです。
なので、あまり気負わず、自分の素直な思いを伝えてみましょう。
たとえば、みんなで出かける場所を決めるのに、「どこでもいいよ〜」ではなく、「私は○○に行きたい」って言ってみるなど、簡単なことでいいですよ。まずは自分が考えていることを口に出す練習からはじめてみましょう。
最後まで読んでくださったあなたが、自分の意見を言えるようになって、もっと気楽に人と付き合っていけるよう祈っています^^
コメント