目次
相手の立場に立って考えられる人の特徴

相手の立場に立って考えられることのメリットについてお話しました。
続いて、相手の立場に立って考えられる人の特徴についてみていきましょう。特徴を知ることで自分にも取り入れることができ、相手の立場に立って考えられる人にグッと近づきますよ。
自分の考えを相手に押し付けない
ついつい自分の意見が正しいと思ってしまいがちですが、相手の立場に立って考えられる人は、自分の考えを押し付けることがありません。
例え自分とは違う意見だとしても、それはそれと置いといて
と相手の考えを理解することができるのです。
相手の話を否定せずに聞くことができる
また、相手の話に対して否定することなくしっかりと聞くことができます。
どんな人も、他人から
と言われたら良い気はしないですよね。
相手の立場に立って考えられる人は、そうやって否定することなく、相手の気持ちを受けとめて聞くことができます。

確かに、否定せずに聞いてくれるだけで、自分の話をしっかり聞いてくれてるんだなって思いますね。
相手が求めていることは何か?を考えている
そして、相手が求めてることは何かを、相手目線で考えることができます。
自分がされて嬉しいことではなく、相手が自分に何を求めているのかを考え、その中で自分ができることを行動に移すことができるので、相手の人は
と感じるようになります。

相手が本当に求めているのは何か、相手目線で考えることを意識していきたいですね。
【相手の立場に立って考えられる人の特徴】
・自分の考えを相手に押し付けない
・相手の話を否定せずに聞くことができる
・相手が求めていることは何か?を考えて行動できる
相手の立場に立って考えることが難しい理由

相手の立場に立って考えられる人の特徴についてお話してきました。
相手の立場に立って考えられる人は、他人から信頼されやすいですし、周りの人と良好な関係を築いていけるので、自分も相手目線で考えられるようになりたいって思いますよね。
でも、いざ実践してみようとしてもこれがなかなか難しいと思ってしまうことも多いのです。その理由を見ていきましょう。
理由その1:自分の意見が正しいと無意識で思ってしまう
人は無意識に自分の意見が正しいと思ってしまいがちです。
そのため、相手が自分の考えと違う意見を持っていたとしたら、
と感じて、相手の気持ちを受け止めるよりもつい自分の気持ちを相手に伝えてしまいます。
そして、その人は自分の気持ちを否定されたと感じ、時には口論にまで発展してしまうのです……

自分の意見もOK、相手の意見もOKとできるようになると良いですよね
理由その2:自分が満たされていないと、気持ちに余裕が持てず相手のことまで考えられない
また、自分が満たされていない時は相手の気持ちまで考えられない、となってしまいがちですよね。
気持ちに余裕がないため、
・相手がどう思うか
・何を考えているのか
ということまで気がまわらず、自分のことで精一杯になってしまいます。

こういう時は、相手の気持ちを理解するよりも、まずは自分の気持ちを分かって!となってしまいますよね(汗)
そのため、気持ちに余裕がない時は相手の気持ちを考えることを頑張るよりもまず先に自分を満たしてあげることが大切です。
理由その3:つい「自分がどう思われるか」に意識が向いてしまう
他にも、他人と会話している時に相手が何を考えているのか、ということよりも“自分がどう思われるか”に意識が向いてしまうということが挙げられます。
周りの人にどう思われるか、を気にしてしまうがあまりに目の前の人の気持ちを大切にできなかったり、相手と話をしていても相手の気持ちがどうかよりも、その人が自分に対して何を思っているのかということばかりを気にしてしまうのです。
そのため、相手の立場に立って考えるよりも自分の保身のための言動をしてしまいがちです。
自分に意識が向いてしまっていることに気づいたら、相手に意識を戻すということが大切ですね。
実践!相手の立場に立って考えるポイント

相手の立場に立って考えることが意外と難しい理由についてシェアしました。
相手の立場に立っているようで、結局は自分目線で話してしまうことはあるものです。大事なのは気づいた時に、相手に意識を戻していくことですね。
続いて、相手の立場に立って考えることを実践していくにあたってのポイントについてお伝えしていきます。
これらを意識してやってみることで、だんだんと相手の立場に立って考えられるようになっていきますよ。ぜひ実践してみてくださいね。
まずは自分を満たす
自分に余裕が無いな、と感じている時は相手の立場に立って考えることを頑張るよりもまずは自分を満たすことを大切にしましょう。
相手の立場に立って考えることが難しい理由でもお話したように、自分が満たされていないのに相手の気持ちまで考えることは難しいからです。
もし、心身ともに疲れてしょうがないのなら、まずはゆっくり休む時間を与えて回復する時間を作ってください。そして、自分の気持ちが満たされるような大好きなことをする時間を自分に与えてあげましょう。
そうして気持ちが満たされていくと気持ちに余裕がでて、自然と相手のことを考えられるようになりますよ。

相手の立場に立って考えられない時は、自分はちゃんと自分のことをケアできているかな?と振り返ってみることが大切ですね。そして、まずは自分のことをしっかりと満たしていきましょう。
相手の意見や思いを否定せずに聞き、受け止める
余裕が持てるようになったら、相手の立場に立って考えることを実践していきましょう。
まず大切なのが、相手の意見や思いを否定せずに聞き、受け止めることです。例え、自分の意見とは違ったとしてもそれはそれとしてまずは、
と受けとめることを意識していくと、なぜその人がそう考えるのかが段々と理解できるようになっていきます。
私は昔、これができなくてつい自分の意見ばかりを話してしまっていました。そのため、なかなか他人と良い関係を築くことができず、むしろ無駄に敵を作ってしまっていたのです(汗)
今もつい自分の意見を言ってしまうことはありますが、以前よりも相手の気持ちをまずは聞く、ということが意識できるようになったので人間関係で悩む割合がグッと減っていきましたよ。
相手の背景を想像してみる
また、相手がどういう風に育ってきたのか、どういう環境にいたのか、という相手のバックグラウンドまで想像できるようになると、相手の気持ちをより理解できるようになります。
相手の背景を想像するには、相手の話に興味を持ってまずは聞く、ということが大切です。
相手に興味を持って聞いていると、その人も自分に心を開いてその人の過去の話などをしてくれるようになります。すると、
と分かるようになり、相手の気持ちをさらに受け入れられるようになります。
そして相手の気持ちに寄り添った言動ができるようになり、信頼関係がグッと深まっていきますよ。
相手に直接聞いてみる
いくら相手の立場に立って考えようとしても、時には「分からない!」ってなってしまうこともありますよね。
そんな時は、相手に直接聞いてみるのも手です。
・今、何を感じているのか
・何かして欲しいことはあるのか
など、を聞いてみましょう。
相手に聞く、というのは少し勇気のいることかもしれませんが、聞かないで勝手に予測をたてて動いてしまうと、それが相手が本当に求めていることとは限らずむしろ「そんなこと、望んでいない!」と怒らせてしまう場合もあります。
せっかく相手のために動いたとしてそんな結果になったら悲しいので、分からなければ聞く、ということを意識していくと良いですね。
自分ができることを行動にうつしてみる
こうして相手の気持ちを否定せずに興味を持って聞くことを意識してみたり、相手の立場に立って考えようとしても分からなければ直接聞く、ということをしてみると、前よりも相手のことを理解できるようになります。
そうしたら、相手のために自分ができることを行動に移してみましょう。
相手の人が落ち込んでいたとして、その人は落ち込んでいる時にそっとしておかれるよりも、ちゃんと話を聞いてもらうことの方が嬉しいという人だったら、相手の気持ちをちゃんと聞くだけで、その人の役に立つことができます。
相手の立場に立って、自分ができることを行動にうつしていくことでどんどん人と良い関係性を作っていけるようになりますよ。
いろんな経験をしてみよう
また、いろんな経験をしてみることで幅が広がり、同じ経験や価値観を持つ人の気持ちを理解することができます。
例えば、私の友人にとあるアイドルが好きな人がいるのですが、私はそのアイドルグループのことは名前を知っている程度であまり詳しく知らなかったので、友人がその話をしても「そうなんだ」くらいしか言うことができませんでした。
そこで、その友人にそのアイドルグループのオススメの曲とかを教えてもらって実際に聴いてみたり、Youtubeでそのグループを検索してみたりすることで「確かにこの曲良いな」「この人に魅力があるの分かるな」と友人がどうしてそのグループが好きなのか理解することができ、相手の気持ちにより共感できるようになったのです。
こうして、自分が今まで触れてきた情報や経験から少し離れて、今まで聞いたことのないことを見聞きしたり、今まで経験したことのないことに挑戦してみたりすることで、どんどん人の気持ちを理解できるようになっていきますよ。
【相手の立場に立って考えるポイント】
・まずは自分を満たす
・相手の気持ちを否定せずに聞く
・相手の背景を想像する
・直接聞いてみる
・自分ができることを行動に移してみる
・いろんな経験をしてみる
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