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あなたの時間潰しするほど、私は暇じゃない!!!事件
お仕事で、ある番組でご一緒する、タレントさんのマネージャーさん。
私より10歳以上年下なのですが、話しやすいようで、他の人にはしない仕事や恋愛の相談を受けたり、他愛もない話をよくします。この前も現場が一緒になった時に、
今日はこのあと、仕事ありますか?
まだハッキリしていないけど、衣装の貸出に行くかも。なんで?
この後、お茶行って、ゆっくり話したいなぁと思って!はっきりしたら、また教えてください!
と朝のうちに言われていました。番組が終わる頃に、再び声を掛けられ
この後、どうなりましたか?
貸出に行くことになっちゃった!ごめんね!また今度、ゆっくり話を聞くね!
すぐ出ないといけないですか?
うん、すぐに出るかな
そっかぁ、俺、次まで空いてて、16時まで暇なんだけどなぁ
と言われたのです。
最後の一言で、次の仕事までの時間潰しに声をかけられていたことを知り、びっくりしたのです(笑)。
午前中に声を掛けられた時は、『ゆっくり話したい』と言われていたので、相談の続きなのかと思い、時間が取れず申し訳なく感じていたのですが、本当は『16時までの暇つぶし』だったとわかり、
あなたの暇つぶしに付き合うほど、私は暇じゃない!!!
とイラッとし、心がざわついたことがありました(笑)
それでは、このエピソードをもとに、具体的にどのように、自分と向き合っていくのか、3つのステップについて解説をしていきます。
1 なぜ心がざわついたのか、自分の感情を深掘りしていく
心がざわついた時に、なぜそのような感情になったのかを考えてみましょう。
私の事件で解説すると、本人は悪気なく発した言葉なのと、かつ、事実を言っているだけなのですが、私からすると
②他の人にはそういう言い方をしないのに、なぜ私にだけそのようにいうのか
③仕事にプライベート、やらなくてはいけないこと・したいことがたくさんある中で、私の時間を軽んじられているように感じた
と言う3つの感情があり、心がざわついたのだと分析。
自分の感情を深掘りする時のポイントとしては
・時間をおき、深呼吸できるくらいに落ち着いてきたら、なぜその感情になったのかを、考えていく。
・良い人になろうとせず、素直な自分の感情を見つめていく。
誰かに見せたり、話たりする必要があるわけではないので、あなたの素直な感情を丁寧にみていきましょう。
2 どうしてその感情になったのか深掘りしていく
上記の事件で私の心がざわついたのは、3つの感情があると分析できたので、次のステップとして、何故その感情になったのかを深掘りしていきましょう。
私の例でお伝えすると
↓
その感情になったのはどうして?
・嘘をつかれたような気持ちになって悲しかった→嘘を言われるのはイヤ
・調子の良いことをいう人だと感じた→言っていることと思っていることが違う人が苦手
↓
その感情になったのはどうして?
・私の存在を軽く思われているように感じ不快→大事にされていないとイヤ
・逆に捉えると、それくらい近い存在として思われている?→他の人には言わない話も聞いているので、距離感が近いのは事実。でも、礼儀は大事にしたい
↓
その感情になったのはどうして?
・自分の時間をコントロールされるのが不快→自分の時間は自分で決めたい
・私だって忙しいんだよ!!!都合良い人にはなりたくない→自分のことを尊重・大切にしてくれる人と時間を過ごしたい
との理由から上記の感情が出てきたと分析。
一つずつ考えていくことで、何故、そのような感情になったのかを深掘りすることで、自分の心が見えてきます。
言語化することで、改めて自分が大切にしていることや悲しかった理由がわかり、スッキリとしますよ!
自分の気持ちを深掘りしていく『なんでだろう?』とグルグルと思考を巡らすことが、あなたがあなたの心に寄り添えているので、深掘りするのに時間がかかるかもしれませんが、ぜひやってみてくださいね。
3 自分の心の取扱説明書を作る
『何故、心がざわついたのか』『何故、その感情になったのか』の深掘りができたら、ゴールはあと少し!最後のステップは、あなたの心の取説を作っていきましょう。
何故、自分の心の取説を作るかというと、自分の心が何に敏感に反応しやすいか、何に重きを置いているのかを知ることによって、失礼な態度や言葉に出会った時に、対処しやすくなっていきます。
そして、自分が大切にしていることがわかると、誰かに何か言われた時も、心の取説を作る前よりも余裕ができているので、あなたがその人に返す態度や言葉が変わりコミュニケーション力がアップしていくからです。
先述の事件によって、ふたつのステップで自分のことを深掘りした結果、私は、
・自分自身が大切であり、周りからも大切にされたい
・尊重しあえる人との時間を大切に過ごしていきたい
と言うことを大事にしていると、改めて気づきました。
これをふまえて、最後のステップとして自分の取説を作ると、
・思っていることと言っていることとやっていることが一致しない人に不快感を感じるので、私自身も違いが出ないようにしていく
・私のことを大切にしてくれないと不快に感じる。自分自身をもっと大切にしていく
・自分の感情を横に置いて、我慢するのはやめていき、メリハリを持って関わっていく
・自由でないことに違和感を感じるので、自分で自分の時間を大切にしていく
・人には誠実な対応をしつつ、お互いに尊重・大切にしあえる人との時間を大切にしていく
となりました。
この事件は私にとっては、心がざわつくことでしたが、もしかすると、あなたにとっては何も感じないことかも知れません。
それは同じ人が誰1人としていないので、感じ方や受け取り方が違い、捉え方が変わるので、当然のことなのです。
あなたの心の取説も周りの人に共感されなくても良いのです。大事なことなので何度もお伝えしますが、あなたの心はあなたにしかわかりません。
あなたが不快に感じたことはあなたにしかわかりません。あなたの心の声を丁寧に聞いていくことが大事なのです。
不快な気持ちになって終わらせてしまうのは、なんだか悔しいので(笑)失礼な態度や言葉に出会った時は、コミュニケーション力を磨くゲームとして捉え、3つのステップを踏んでゲームの攻略をしてみてくださいね。
最後に
今回は、悪気はないけど失礼な人の態度や言葉に出会った時の対処方法や付き合い方、自分を知る機会として内省していく方法をお伝えしてきました。
事件のその後として…
自分の取説を作ってからも、何度も年下のマネージャーさんから時間潰しのお誘いがあり(笑)、もう可笑しくなってしまい、イラッとすることなく話をすることができています。
それは自分の心の取説ができたことで、自分で自分の大事なことがわかったからこその余裕ができたからだと感じています。不快に感じることはなくなり、私が自分を大切にしているので、罪悪感なく断ることができるようになりました。
マネージャーさんは何も変わっていないのですが、私が自分の気持ちを大切にしたことと捉え方を変えたことにより、マネージャーさんとの関係もさらに良くなりました。
ゲームの攻略ができました(笑)
もちろんすんなり行かないこともあるかも知れませんが、不快な気持ちで終わらすのはもったいないので(笑)、良い機会と捉えてあなたの心を知るチャンスとして活用できますように!
この記事があなたの人生の中で、少しでもお役に立てたなら幸いです。
今回も最後まで、お読みいただいてありがとうございました^ ^
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