アイキャッチ美香
人生にワクワクを

人生を変えるのは今からできる!専業主婦が好きなことで起業した話

コンプレックスに感じる所に、人生を変えるためのヒントが見つかる

美香さん6

さやか:さきほど、美香さんはずっと自分には何もない、何かを成し遂げたいと思っていたとお話しされていましたが、なぜそう思うようになったのでしょうか。

美香:家庭環境にあったのかなと思います。わたしの両親は音楽関係の仕事をしていたんです。父は学生時代ドイツに留学して、パイプオルガン奏者になって学校で教えていました。

母も上昇志向が強く、学生時代に専攻していたフランス語をさらに学ぶために留学して、翻訳エージェントで仕事したり、家でピアノを教えたりいろいろしている人だったんですね。

親戚も建築関係とか、手に職をつけていて普通に企業で雇われて働く人が少なくて、みんな自分のやりたいことを仕事にして、才能や能力をつかって仕事をしていたんです。

美香さん
美香さん

だからわたしも何かやりたいっていうのがありました。でも、音楽家の娘だけどピアノも普通だし、これといって好きな事もないし得意なこともない、勉強もふつう。

仕事も会社員になってバリバリ働けたわけでもなく、興味はいろいろあるけど何をやっても続かない子っていうイメージが自分のなかにありました。

さやか:確かにその当時に留学して、音楽関係の仕事している人ってあまり周りにはいないですもんね。

美香:そう、だから、突出したなにかを持ちたいという望みと、同時に周りと環境が違うから一般的な家庭への憧れという、特別になりたいけれど、ふつうにも憧れるっていう自分が同時にいた感じでしたね。

あと、やはり自分の好きなことを楽しんでやっていることに憧れるというか。

わたしの主人も仕事ではないけれど、テニスが大好きで、とにかくうまくやりたいってすごく楽しんでいたんです。

わたしもそれを見ていてうらやましくて、わたしもとにかく何かハマりたい、夢中になれること、情熱をもってできることをしたいって思って、ずっと探していましたね。

さやか
さやか

なるほど、もしかしたら、ご両親たちが情熱をもって、やりたいことをやっている姿に憧れと、そうでない自分へのコンプレックスがあったのかもしれないですね。

美香さん
美香さん

そうかもしれないです。人生の課題じゃないけれど、それをクリアしないとスッキリしないというか、それをすることで自分らしい人生を生きられるような感じがしていて。

あと、もうひとつ昔からコンプレックスがあったのが、自分の外見でした。

というのも、わたしの母親って、すごく彫りが深くてぱっちり二重の透き通るような色白で、女優さんのようだったんです。

対してうちの父親は丸顔でお笑い芸人というか、2人が並ぶと女優さんと芸人さんのカップルのような。

わたしは昔からお父さんそっくりだねって言われていて、一重だし地味だし丸顔で性格的にも内向的で自信がなくて。

大嫌いとまではいかなかったけれど、どこか自分の容姿にコンプレックスがあったんですよね。

OL時代

さやか:美香さんはイメージコンサルタントとして起業しましたが、もともとファッションなどは好きだったのですか?

美香:はい、もともとはファッションも好きで、自分の外見にコンプレックスもあったから、ファッション雑誌を読むのも好きでした。

そこで、ロールモデルみたいな読者モデルさんが出てきて、そういうのを見てすごくうらやましいと思っていたんです。

センスもよくなりたくて、いろいろマネしてみるんだけど、いまいち違うなっていう繰り返しで、オシャレな人とは自分は程遠いなって思ってました。

ただずっと自分を良くしたいっていうのはあり続けて、本もいろいろ読んでいましたね。

そこで骨格診断とかパーソナルカラー診断や、イメージコンサルタントということも知識として知ることができました。

美香さん
美香さん

自分を良くしたい、素敵にオシャレにしたいっていうのも、思い返すと人生のテーマのひとつだったのかな。

さやか:美香さんのご両親からの影響ってだいぶ大きかったんですね。

でもこれらのコンプレックスが、意識はしていなくとも、美香さんが専業主婦から起業しようと思う根源になっていたのは間違いなさそうですね。

自分の好きでたまらないことの中だけではなく、昔からコンプレックスを感じている部分にも、自分が成長でき、自分らしい人生をつくるためのヒントが隠されていることがある。

両親との関係性や家庭環境にも大きなヒントが隠されていることもあるので、棚卸してみると自分の特性や考え方のクセに気づけることも。

人生を変えるきっかけやヒントは、思いがけないところからやってくる

美香さん5

さやか
さやか

美香さんはファッションが好きだけれど、スキルも能力も経験もないし、それを仕事にできるとは思っていなかったんですよね。そこからイメージコンサルとして、起業という道に進むことになった経緯を教えてください。

美香さん
美香さん

じつは私の場合は、起業するぞという感じではなく、いろいろな偶然が重なった結果、起業することになったんです。

さやか:どういうことですか?

美香:まずわたしの場合はそもそも専業主婦で働けるのって、パートやアルバイト、企業に就職というものしかないと思っていたんです。

さやか:確かに一般的にはそういう選択肢になりますよね。

美香:ある日、夫と本屋に行ったときに、夫が「妻を社長にする」という本を見つけて、それが家でプライベートカンパニーをつくろうって本だったんですよ。

内容としては、起業というより妻を社長にすることで、いろいろ節税ができますよっていうものだったんですけど、それを読んだとき、新しい収入を得る方法があるんだとまずびっくりしました。

美香さん
美香さん

それと社長っていう響きがすごくいいなと思って(笑)

さやか
さやか

ふつうじゃない感じで憧れますよね。

美香:この本の内容は家でできる大家家業を勧めている内容でした。主人は宅建とか取ってみたらと勧めてくれたのだけれど、わたしは全然興味がわかなくて。

ただ、自分で仕事ができるかもという概念が入ってきたおかげで、そういう関係のところに目がいきだして、母親も家でピアノ教室していたから、自宅でお家起業としてアロマとか整体とか仕事にしている人の事例を見だしました。

新しい概念が入ってくることで、考え方が変わることがある。今までは目に入ってこなかった情報も入ってくるようになる。

どこにヒントがあるか分からないので、アンテナを張るのも大事。

美香:それでもうひとつの偶然が、ある日ネイルサロンに行ったときに2人同時に横並びで施術を受けていたのだけれど、そこで隣の席の人が骨格診断の話をしだしたんです。

その人は今度その骨格診断を受けに行くっていう話をしていて、骨格診断については知っていたのだけれど、自己診断するものだと思っていたから、受けることができるんだってびっくりして。

それを聞いてすぐにネットで調べました。私も受けたくて、その検索した中からいいなと思ったお店を選んで申し込みをしました。

さやか
さやか

行動力がすばらしいですね。

美香:ただそこが人気のお店で、予約がだいぶ先の予定だったからメルマガを登録したんです。

そこで養成スクールを始めました、という内容が書かれていて、無料説明会があることを知ったんです。

興味があるから行ってみようかなと話を聴きに行って、そこでとても素敵な先生が養成スクールの内容を説明してくれました。

ご自身ももともと専業主婦から起業したことや、40代からスクールに通って起業して成功している人もいるといろいろ事例を教えてもらいました。

大家さんとか不動産は興味を持てないけれど、これは自分がすごく興味があることだし、仕事にしても楽しそうだし、自分も綺麗になれるかもしれないし、まさに自分の求めていたことそのものかも、と思ったんです。

これもわたしの中の思い込みを変えてくれることだったんですが、ファッションのことって専門学校に行った人じゃないと仕事にできないって思っていたんです。

たとえば、もともと英語が得意で留学経験があって仕事にできるとか、過去に体験したこと、得意なスキルなどがあって、その延長戦上で仕事にできると考えていました。

それが、わたしのように、特に専門的な資格や才能があるわけでもないけれど、突然仕事にしていいんだっていうことにびっくりして。

自分はこういう人だからこれしかできない、と自分で思い込んでいたことに気づけたんですよね。

さやか
さやか

まさに運命の出会いのような感じですね!

美香さん
美香さん

そうですね、今とくにできることがなくても、気になることがあれば情報を探しにいく、行動することは大事にしていました。

美香:ひとつひとつは小さなアクションなのですが、偶然に思えるようなそれらが重なっていって、どんどん次の扉がひらいていくように感じています。」

自分にはできない、自分には何もないという思い込みで可能性を閉ざしていることもたくさんある。

もしかしたら思いがけないところから、様々なヒントがやってきて、道が開けることも。

自分には得意なこともない、経験も知識もないから「できない」のではなく、もしかしたら想像もできないようなルートでできるかもしれないので、無理だと決めつけないこと、諦めないこと。

アンテナを張りつづけ、ピンときたら、即調べる・即行動することも、次の展開に繋がることがたくさんある。

探究する人

沖 明香

沖 明香

パラレルキャリア。取材ライター/PR・広報のアシスタント/オンライン秘書をやっています。「世の中には素晴らしいものが溢れている」がモットー。オンライン秘書として素晴らしい人たちやその仕事内容をサポートすること、ライティングで価値あるものを価値あるものとして世に出していくことが喜びです。 何歳なっても「やってみないと分からない」でいろいろ挑戦していきます♪

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