アイキャッチ美香
人生にワクワクを

人生を変えるのは今からできる!専業主婦が好きなことで起業した話

スキルも能力も経験もゼロのところから、起業するまでの過程

打合せ2

さやか:スクールに入ってメイクやファッションについて学びつつ、どのように起業していったのかについてお聞きしたいです。

美香:わたしはスクールに入る時点で、学ぶことを仕事にすることを前提に始めていました。

スクール内ではビジネスについての授業はなかったんですが、実践を重視して仕事にしていくためのアドバイスをいろいろと教えてくれました。

講師の方が今までどのようにして仕事にするようになったかということや、気をつけた方がよいことを話されていたので、まずそれを真似していきましたね。

たとえば、講師の方がブログを書いて発信するとよいと話されていたので、無料ブログサービスで、授業で習ったことや、先生が話していたことを書いていきました。

同時にスクールが半年だったから、自分が卒業した後どうやって仕事を始めるかもずっと考えていました。

さやか
さやか

どんなことを考えていたんですか?

美香:その当時は借家に住んでいて、しかも駅から遠くて1LDKで独立した部屋というのがなくて。

家でメイクをするにしてもリビングでやる他ないし、当時は子どもも小さかったから、当初はおもちゃだらけでした。

部屋を外に借りてやることも考えたのだけれど、自分の家でやると決めて、そこからまず勢いよく断捨離を始めたんです。

美香さん
美香さん

部屋にあるものを最小限にして、お客さんが玄関から入ってきたときの動線も考えました。

お客様が入ってきたらきっと、ここを見るだろうと考えてゴミ箱の配置を変えて、徹底的に片付けてすこしずつ場所をつくっていきました。

もちろん、その時点でお客様が来る保証なんて全然なかったんですけどね。

場所を作ったら次は、実際に仕事をするときに必要な化粧品、カメラ、大きい鏡などを先に購入していきました。

さやか
さやか

本気度が伝わりますね。

美香:卒業するちょっと前に、これは実際にお客さまにするための練習も必要だと思ったので、ママ友にお願いしてカラー診断やメイクをしてあげました。

その写真も撮らせていただいて、自分のブログにbefore・afterの事例として載せ始めました。

美香さん
美香さん

写真を撮ってみると、背景の色が気になったから大きな白い模造紙を買って壁に貼ったり、あまり意味はなかったけれどカメラの撮り方も習いに行ったりしましたよ(笑)

カラー合わせ

自分の中でいつサロンをオープンするかも決めないと、区切りもつかないから12月1日をオープン日に決めて、誰が見ているかわからないけれどブログで宣言しました。

オープン直前になったら、お客様が使いそうな細々したものを購入して、アンケートやカウンセリングシートをつくっていきましたね。

さやか
さやか

本当に入念に準備されたんですね!

美香さん
美香さん

これで本当にお客様来るのかな、と心配や不安になることもありましたけどね。

でもわたしが大事だなと思ったのは、お客様が来るか分からなくても、来るっていう前提で動くことでした。そういう気持ちじゃないと準備もできないですしね。

さやか:実際にオープン日を迎えたときはどうでしたか?

美香:不安ではあったのですが、年明けくらいにはじめて問い合わせがあって、そこから立て続けに何件かきました。

その時は意図的にブログのアクセス数も増やすために記事も書いていて、ブログからポツポツと申し込みが入るようになってきて。

ブログを読んでくれる人って、半年以上前、一年以上前から読んでくれていて、迷って申し込んでくださる方も多いので、続けるのって大事だなと思いますね。

やると決めたら、まだそうなっていなくても、すでになったつもりで行動することが大事。お客様が来てからとかでは遅い。

発信も反応がなくても継続し続けることが大事。意外なところで見てくれている人はずっと見てくれている。

お客様になる方も、この人は本当に信頼できる人なのかな?変われるのかな?と不安に思っている。発信を続けていく事でその不安を払拭していくのも大切。

スタートも大事だけれど、幸せに仕事を続けることはもっと大事。

メイク中

さやか:美香さんは起業されてから現在で5年目ですが、続けているってすごいことだと思います。女性起業家では起業塾に入られる方も多いですが、美香さんは入られたのですか?

美香:起業したての当初は入っていませんでした。でも、お店として見せるためにもある程度体裁を整えたほうが良いとアドバイスをいただいたんです。

そこでブログをカスタマイズしてくれるサービスを探していた時に、イメージコンサルの先生がランチ会に参加されている写真をインスタで見つけて。

興味があったので調べてみたら、その会を主宰している会社がHP制作や経営スクールをされている会社だったんです。

さやか
さやか

さすが即自分で調べるところが素敵ですね。

美香さん
美香さん

その会社が伝わるブログ、伝わるHPをコンセプトにしていて勉強会を行うというので参加することにしたんです。

当初も自分のサロンにも申し込みも来ていたけれど、最初は全部先生のマネをしていたし、値段もメニューも全部手探りだったので、ここで一度勉強しようと考えて学ぶことにしました。

そこには、すでにエステ経営のベテランの方や業界でも有名な方々が学びに来ていました。

伝え方についていろいろ学べたし、何より本質的なことを学べましたね。

さやか:本質的なことというと?

美香:たとえば、どんな人にお客様になって来てほしいとか、お客様が理想とする姿になるために、自分のサービスはどのようにサポートできるかなどです。

その当時は自分がビジネスを行っている感覚がまだなかったんですよね。

母がピアノを家で教えているようなことの延長線上で物事を考えていたので、ビジネスマインドを教えてもらえてありがたかったなと思っています。

専業主婦の状態から起業ってやっぱり知らないことだらけだし、はじめは学んだ方がよいことってたくさんあると思います。

美香:「とくに最初に入った起業塾や

経営スクールのマインドがセットされるので、どこに入るのかをしっかり選ぶのも大事ですね。」

起業をして自分で仕事をするという経験は会社などで働くのとはまったく違う。

そのため、マインドセットやビジネスのノウハウについて学ぶことはとても大切。

好きなお客様にきてもらい、疲弊せずに幸せに仕事を長く続けるためにも、どのように考え行動すれば良いかを教えてくれる場所や人をみつけ学び続けよう。

専業主婦からの起業によって起こった家族との関係性の変化

さやか:もともと専業主婦だった美香さんが、起業をしたいと考えたとき、やはり重要なポイントとして、ご家族との関係があるかと思います。

美香さんが養成スクールに通いたい、そして起業したいと考えたとき、どのようなことや変化がありましたか。

美香:そうですね、わたしの主人は、安心して仕事できるのは、妻が家で家事と子育てしてくれるからで、年収の半分は奥さんのものだという考え方を持っている人だったんです。

なので、買いたいものがあれば買っていいよと言ってくれるし、外に出て妻が生き生きしているのもうれしいから、習い事ややりたいことをやっている姿をみて、いいねって喜んでくれて。

美香さん
美香さん

とはいえ、子どももいるし、家計の状態も理解しているので、自分のものを買うのになんとなく罪悪感があって、自分で稼いで好きに使えるようにしたいと思っていました。

さやか
さやか

すごい!神旦那さんですね(うらやましい。。。)でも、確かに子どもや家族のためにはお金を使えるけれど、自分のために使うのはなぜか罪悪感が出てしまうという話はよく聞きますね。

さやか:養成スクールに通うと決めたときは、どうでしたか?

美香:大きく反対されないとは思うものの、高額なスクールだったので、内緒では通えないし、ちゃんとスッキリして通い合いから勇気を振り絞って伝えましたね。

もともと家庭内企業の本を見つけたのも主人だし、大家さんや宅建を取ってみたらという感じなので、起業に関してもそれほど反対はないだろうと思っていました。

でも男性はメイクやファッションのことも知らないだろうし、養成スクールや起業っていうのも想像ができない。主人は最初、テニススクールや料理スクールに通うようなものだと思っていたみたいです。

さやか
さやか

そうですよね。ただでさえ、よく分からないものって、不安に思ったりあやしいんじゃないかって思われたりもしますもんね。

美香さん
美香さん

そうなんですよ。だから何かを始めるときはしっかり会話するのも大事だなって思います。

養成スクールに関しても、自分のどうしてもやりたいっていう気持ちと、相手に納得してもらえるよう数字など具体的な内容も踏まえて伝えました。

夫は心配しつつも、自分にはわからない世界だからなんとも判断しようがないけれど、妻がやりたいと考えていることをやってはダメという立場(関係性)ではないし、やりたかったらすぐやってみたら?と背中を押してくれました。

さやか:すごい理解のあるご主人ですね!

美香:本当にありがたいです。新しい一軒家を購入するときも、家を駅の近くで探して、部屋の壁紙も撮影などで実際に仕事部屋として使えるよう設計を考えてくれて、とても協力的でした。

さやか:本当にうらやましいくらいの神旦那さん。でも、そんな風に協力してくれるのも、今までの美香さんのご家族への接し方や、ご主人との良好な関係を創ってきたからこそのものだとも思います。

専業主婦からの起業はもちろん、自分が起業すると決めたときに、周りから応援されるような関係性を普段から構築しておくことはとても大切。

とくに家族の場合は影響が大きいので、何か行動を起こす際に、しっかりとコミュニケーションを取ること。

とはいえ、人は分からないものに対して恐怖や不安をもつのが当たり前なので、始めはそういうものだと思って、最初拒否されてもあきらめないことも大事。

さやか:実際に起業されてから、ご家族との関係性の変化は感じましたか?

美香:わたしの場合は、起業をしたことで、まず自分の考え方やあり方が大きく変化したのが大きいと思います。

それまでは、子どもに対しても夫に対しても、期待通りに動いてくれないとイライラしたり、コントロールしたくなるときもあって。

さやか
さやか

わかります。身近な人ほどそうしたくなりがちですよね。

美香さん
美香さん

でも、学びを通して、人を変えようとしてもうまくいかなくて、変えられるのは自分だけなんだ、ということがよく分かりました。

そして今までの生活範囲外の様々な人たちと出会うことで、自分を見つめなおして、今までにない新しい考え方に出会って視野も広がっていくようになりました。

問題解決能力も磨かれるし、夫婦の間で今までだったら小さなケンカになるようなことも、見方が変わることでイライラすることも減ったし。

まず自分が先に変わることで、身近にいる家族も変わっていって、とても良い変化が起こるんだということを実感しています。

大人になってもいつからでも成長ができるし、良い方向へと変化していけることを、起業を通して学べたように思います。

起業って好きな事もやれて、そのうえでお金もいただけて、さらに人の役にも立って社会(他者)貢献にもなる、そういうものが全て含まれているから、興味がある人はやってみる価値はあると思いますね。

他人は変えられないけれど、自分を変えることはできる。自分が変われば周りも自然と変わっていく。まずは自分から。

探究する人

沖 明香

沖 明香

パラレルキャリア。取材ライター/PR・広報のアシスタント/オンライン秘書をやっています。「世の中には素晴らしいものが溢れている」がモットー。オンライン秘書として素晴らしい人たちやその仕事内容をサポートすること、ライティングで価値あるものを価値あるものとして世に出していくことが喜びです。 何歳なっても「やってみないと分からない」でいろいろ挑戦していきます♪

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