目次
実践編2:対人関係で「楽に生きる」
他者と比較してしまうのは当たり前
多くの人の悩みの種は、’’他者と比較してしまう’’ことに原因があります。
とはいえ、人は常に他者と関わりながら生きているので、比較してしまう心理は、誰にでもあるんです。
他者と比較してはダメ!という風潮が世の中にはありますが、比較してしまうのはある意味当然のこと!
比較すること自体がダメというよりも、他者と自分を比較するとき、ほとんどの人が無意識に’’自分の欠点’’を探してしまうという点に問題があるのではないでしょうか。
そこで、「無理を減らす」という方法を思い出し、自分の欠点を探して頑張って埋めようとするのではなく、「自分にはどんなことで役に立てるだろ?」と自分にできることを探してみてください。
たとえ「自分が劣っているな」と思ってしまう相手がいたとしても、「自分が役に立てることはないかな?」という視点を持ってみることで、自然と視野が広がり「人それぞれに得手不得手がある」ということに気がつくことができます。
「相手の問題」と「自分の問題」を分ける
自分が「人の役に立てないか」という視点を持つことは大切ですが、気をつけたい点は、「相手の問題」を「自分の問題」として扱ってしまうことです。
特に共感力が高い人の中には、「相手の役に立てなかった」「相手を助けてあげられなかった」ことで、自分自身に対して失望してしまうというケースが結構あるんですよ。
また、他者から言われた言葉を’’そのまま受け取り’’悩んでしまうケースもありますね。
このように、相手の内面からでた問題をあたかも「自分の問題」として一緒にしてしまうことで、生きづらさを感じてしまう人は多くいます。
もし、対人関係で生きづらさを感じているのならば、相手の問題まで抱え込んで無理していないか、一度立ち止まって考えてみてください。
「相手の問題」と「自分の問題」を分けていくことも、無理を減らしていくためにはとっても大切なポイントです。
付き合いたい人と付き合えば良い
対人関係で疲れてしまう人には、「気を使いすぎてしまう」「人目を気にしてしまう」という共通点があります。
ここでも、「無理を減らす」ということを自分に課し、必要に応じて人間関係を整理することをオススメします。
そうは言っても、自分から関係を切ってしまうのは怖いですよね…。
’‘自分から関係を切る’‘というと、なんだか罪悪感が残りそう…と思っている人にオススメしたいのは、関係を切ることに意識を向けるのではなく、「付き合いたい人と付き合えば良い」というマインドを持つことです。
あらゆる人間関係の付き合いの中で、相手がどう思うかではなく、まず自分はどうしたいのか?ということにフォーカスしてみてください。
あなたが何かしらの違和感を感じるのであれば、その関係は本当に必要ですか?と問われれいるサインです。
今の自分にとって大事なことを優先していくことで、まずは意識の中で距離を置いてみましょう。
人間関係に疲れている人は、こちらの記事もオススメです!
実践編3:日々の考え方で「楽に生きる」
ここまで、仕事や人間関係に焦点をあてて「楽に生きたい」をどのように実践していくのかをお話してきました。最初は抵抗があったり、できないと思ってしまったりすることもあるかもしれません。
そんな方は、まずは日々の日常から「無理を減らす」ことを意識することからはじめてみてください。
最後に、日々の考え方から実践する方法をお伝えして、この記事を終わりにしたいと思います。
小さなことから「無理を減らす」選択を意識しよう
日々の日常の中でも、無意識に自分が無理をしていることってけっこうあるんですよ。無理をすることが当たり前になってしまい、自分でも無理していることに気がついていない状態とも言えますね。
まずは、自分にとって「簡単」と思えるような「無理を減らす選択肢」を日々の中で選ぶようにしてみてください。
たとえば、
「毎回職場の飲み会に頑張って行っているから、今日は帰って休もう」
「いつもは友人の気持ち優先してお店を決めるけど、今回は自分の食べたいものを選ぼう」
「毎日頑張って料理を作っているから、今日はお惣菜を買って帰ろう」
などなど…。
いつも頑張っているけど’’本当は我慢しているな’’と思っていることは何なのか?自分の心と向き合いながら考えてみましょう。
ポイントは、自分にとって「これならできるかな」と思えることを日々の中で実践していくことです。
心だけでなく体にもフォーカスしよう
’’自分の心’’に意識ができたとしても、多くの人が忘れてしまいがちな大事なことは、’’体’’にもフォーカスすることです。
私自身も以前、日々の中で何か「自分が無理していることって何かな?」と考えていた時、「自分の体に向き合うことはほとんどしてこなかった」と気がついたんです。
たとえば、私にとって朝食を毎日摂るということは当たり前だったのですが、自分に向き合うようになってから、日によってはお腹が全く空いていない自分がいることに気がつきました。
そういった体の調子に目を向けることなく、自分では無理矢理感はなかったものの、結果的に無理矢理食べていたんですよね。
仕事中についてもそうです。私はPC作業が多いので肩が痛くなることが頻繁にありましたが、少し腕を回すくらいで、「体を少し休ませよう」といった思考になることはありませんでした。
日本人は、「お体をお大事に」なんていう言葉をよく使うのに、本当に自分の体に気を使っている人って少ないように思えます。
そう思うようになってから、日々の生活の中でも、「お腹が空くまで少し待とう」「体が痛いから少し休もう」など、ほんの小さなことから自分の体に気を配るようになりました。
心と体は相互的に作用しているなんて言われているように、「身体の無理を減らす」 という考え方を持つことが、とても大切です。
「楽に生きたい」という自分を自分自身で許すこと!
どんなに「楽に生きよう!」と実践をしていても、「楽に生きたい」という自分を自分自身で許すことができていなければ、罪悪感にかられたり、自分を責めたりと、途中で苦しくなってしまうことがあるかもしれません。
「楽に生きたい」という自分の気持ちに寄り添って、それを許してあげるということをまずは忘れないでくださいね。
そして、その「許し」は自分次第だということも決して忘れないでください!
周りに、いくら「もっと楽に生きようよ」「そんなに我慢してなくていいんじゃない」と言われても自分で許していない限りは、頑張り続けてしまいます。
自分の素直な気持ちに従うことをちゃんと自分に許可した上で、その気持ちを表現したり行動に移したりしていけば、少しずつ無理を減らし、自分にとっての「楽に生きる」を叶える人生にシフトしていくことができますよ。
コメント