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「何もできない!」と、自分が嫌いになってしまう原因
では、なぜ自分でも気がつかないうちに理想の自分と現状の自分とのギャップに苦しんでしまうのでしょうか。その理由をみていきましょう。
常に他者と比べてしまう
常に周りと比べてしまうことで、自分に自信が持てなくなってしまった結果、自分のことが嫌いになってしまいます。私たちは、常に1人で生きているわけではないので、周りと比べてしまうことはある意味仕方のないこと。
問題なのは比べることよりも、自分が’’できていない’’部分を探してしまう点です。周りができないことでも、自分ができることは必ずあるんですよ。
完璧主義になっている
自分の理想像が高く、なんでも完璧にやろうとしていませんか?特に、小さい頃に’’ちゃんとできた時しか褒めてもらえなかった’’という体験が積み重り、’’完璧’’を求めてることが当たり前になっている人は多いです。
そもそも教育でも、できない分野を伸ばすことが求めらてきた日本人は、完璧主義になってしまう傾向にあります。
責任感が強く妥協できないという点は良い部分ではありますが、うまくいかなかった時は自分を責めるのではなく、頑張った自分を認めることも必要ですよ。
失敗を恐れている
失敗を恐れるがゆえに、行動があまりできていない場合も考えられます。やる前から無意識に’’自分にはできないかも’’と可能性を排除してはいませんか?
また、失敗を恐れている人は、自己評価よりも他者評価ばかり気にしてしまい、本来の自分の力を発揮できていないことが多いです。
偉大な人間ほど失敗している回数も多いように、失敗を恥ずかしいことと捉えず、成長過程の1部と思えるようにしたいものですね。
ありのままの自分を認められない
何か成し遂げないと、「自分には価値がない」と思っていませんか?他者に認められることでしか自分の価値が分からず、認められるために頑張っている人が多いのも事実です。
周りからは’’できる人’’と思われているのに、本人は「自分はできない」と思っているため、もっと!もっと!と、頑張りすぎてしまう傾向にあります。
自分に欠けてるものを埋めることで「できる自分」になるのではなく、ありのままの自分でも「十分に価値がある」ということに気がつきましょう。
常に2極でジャッチしている
「仕事ができる」「仕事ができない」、「完璧な自分」「役立たずな自分」のように、常に2極面で自分のことをジャッチしていませんか?
このように2極面でしか自分を判断していない場合、ちょっとした失敗やうまくいかないことがきっかけで、一気に自信を見失ってしまいかねません。
そうなってしまうと、できない自分を責めてしまい、しまいには自分が嫌いになってしまう原因にもつながります。できない自分を責めるのではなく、自分を’’認める’’意識が持てるといいですね。
何もできない自分が嫌いなのは、真剣に生きている証拠
何もできない自分が嫌いだということは、先述したように、現状に満足せずに「自分にも何かできる能力があるはずだ」と思っている状態とも言えるわけです。

それは、真剣に生きている証拠でもあるんですよ。
にも関わらず、理想の自分と現実のギャップから、自分を責めてしまっては苦しみ続けてしまいます。まずは、あなたがあなた自身をもっと認めてあげることを意識してみてください。
また、自分が嫌いになってしまう原因でもお話したように、「何もできない」と思っている人の中には、自分の理想像が高く、完璧主義者であることもまた多いです。
できていることに目を向けられず、常に高いハードルを自分の目の前に置いていることに気がついていないのが特徴です。
’’悩みも迷いもないところには進歩もない’’と言われるように、悩むことが悪いわけではありません。でも、自分を嫌いになるくらい自分を責めてしまうのは、それこそネガティブなループから抜け出せなくなってしまいますよ。




まずは、悩む自分は’’真剣に生きようとしているんだな’’と認めてあげてくださいね。
特技がない悩みはどうしたらいい?誤解に気がつくこと
突然ですが、あなたは何もできない自分でいると、どうなると思っているのでしょうか?何もできない自分が嫌いということは、’’何かできる自分になりたい’’という裏返しでもあります。
私が’’特技がない悩み’’を持っていた時を振り返ると、「私には特技がなくて、たいした価値がない→誰からも必要されなくなる」と、思っていました。
周りは何か1つくらいは得意なことや才能があるのに、私にはスキルも資格もなく、特技なんて1つも持っていない事実に、とても焦りを感じていたのを覚えています。
ところがある時、多くの人が「特技」に対して、「特技とはこういうものだ」と自分で定義していて、誤解が沢山あることに気がつきました。
さらには、「特技がない自分はダメだ」と決めつけているのは、紛れもなく自分だったことにも気がつけたのです。
当時私が思っていた「特技」の定義とは、
・輝かしい実績があるものである
・誰もが認める’’技’’でなければいけない
・その分野でトップクラスにいないといけない
こんなところでしょうか。
「特技」という言葉からもくるように、何か輝かしいものを求められていると誤解されがちですが、結局のところ自分が’’特技’’と思っているかどうか?それだけなんです。




特技がない悩みを持つ人は、’’特技’’をなんだと思っているのか、自分に問いかけてみてくださいね!
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