チャレンジ
好きなことを仕事に

好きなことで自分の人生を生きるために安定志向だった僕がやったこと

自分の人生を生きたい!好きなことで生きたい!

この記事にたどり着いたあなたであれば、一度はこんな考えを持ったことがあるのではないでしょうか。

でも、自分の人生を生きるなんて、そんなうまい話はあるわけない・・・。好きなことで生きるなんて、誰もがそれを実現できるわけではない・・・。仮に実現できるとしても、それができるのは、一部の才能のある天才だけ・・・。と思いこんでしまっている人も中にはいるかもしれません。

その気持ち、とってもよくわかります。なぜなら、僕も昔、そう思っていた時期があったからです。

しかし、そう思っていた僕も今では、自分の好きなことで生きる人として、メディアに出演したり、書籍を出版したりするようになって、今の時代、誰もが自分の人生を生きることはできるんじゃないか!と思うようになりました。

この記事では、まだ何をすればいいのかわからないけど、自分の人生を生きてたい、自分の好きなことで生きたいという人のために、もともと公務員志望で安定志向だった僕が、自分の人生を生きるために何をやってきたかをわかりやすくお伝えしていきますね。

そもそも自分の人生を生きるということはどういうことなのか

自分の人生

「自分の人生を生きる」といっても、ちゃんとした定義のようなものはありませんので、いろんな意見があるかと思いますが、代表的なものをいくつか紹介していきます。

1:自分で選択できる環境に身を置く

私たちは毎日、数多くの選択を迫られています。その選択を自分でどう決断するかで人生が決まっていくと言っても過言ではないでしょう。

おそらく、今「自分の人生を生きていない」と感じている人は、自分で物事を決めることができていない、もしくは自分で決めたいけど、決めることができる状況や環境にいなかったりするのではないでしょうか。

また、何をするにおいても「◯◯しなければならない」と義務のように考えてしまったり、自分で決めるよりも他人に決められることが多い人にも、自分の人生を生きることができていないと感じる人が多いようです。

これをふまえると、自分の人生を生きるためには、自分で選択ができる環境に身を置くことが大切で、かつ、その選択を自分自身で決断できることが重要といえますね。

2:他人に縛られない

気にしない

“自分の”人生を生きたいと考えている人の多くは、そう願っているのにもかかわらず、”他人”に依存していたり、他人の意見に左右されてしまうことが多かったりします。

例えば、本当はこれがしたい!と思っているのに、あの人が言うから駄目だと諦めたり、今のコミュニティに居づらくなるから断念したりなど、自分がやりたいことを優先するよりも、他人とのつながりやコミュニケーションに縛られてしまい、なかなか自分の人生を生きようと決断できなかったりするのです。

それはその人の意思が弱いとか、そういうわけではなく、小さい頃は、家族や学校、地域といった小さいコミュニティで人生を生きてきた私たちにとって、そうしてしまうことはむしろ自然なことといえますし、他人とのつながりを尊重し合う日本人ならではの性質ともいえますから、無理もありません。

自分を押し殺す

事実、僕も10代の頃は、いかにコミュニティからはぶかれないようにすればいいかを常に考えて、他人の視線やコミュニケーションを意識し、自分を押し殺して生きていた頃もありました。その習慣が身についたまま、社会に出ていけば、自分の人生を生きることがなかなかできるようにもならないのは当然でしょう。

しかし、今こうして自分の人生を生きるようになって1つ言えるのは、あなたの周りにいる「他人」が自分の人生を生きている人たちではない限り、そのつながりやコミュニティにいても、あなたが自分の人生を生きるようになる日は来ないということ。

よく自分の親しい知人の5人に年収やライフスタイルが似てくると言いますが、まさにそのとおりです。時間は無限ではありませんから、自分の人生を生きる決断をするのかしないのかは、最終的に決めるのは他人ではなく、自分だということを忘れないようにしましょう。

3:自分の幸せを知ること

自分の幸せを知る

世の中には、自分がやりたいことだと思っていることが、実は他人の望みだったり、世間の常識だったりすることがあります。

例えば、「大企業に入りたい!」という理由が、実は自分にとってはあまり興味がなくて、両親がその企業に就職することを望んでいるからだとか、「起業したい!」という理由が、実は別にそこまでやりたいとは思ってないけど、世間から見ればなんかすごいと思われるからという理由でやっていたりと、よくよく考えると、自分のためでない場合があるのです。

そうならないようにするために大事なのが「自分の幸せを知ること」。

「幸せ」は「成功」と対比されることが多いですが、「成功」は、他人から見た価値であり、「幸せ」は自分から見た価値といえます。

多くの人は、他人からみた価値である「成功」を目指す人がとても多く、多大な時間とお金を使って、結果的に成功を手に入れたとしても、自分にとって本当に大切なものを失ってしまったり、逆に不幸になってしまう人もいますから、今のうちに、自分の幸せをしっかり理解しておきましょう。

自分の人生を生きたいけど、なかなか実現できなかった学生時代

ボードゲームを楽しむ自分

学生時代、自分の大好きなボードゲームを楽しんでいるときの写真

自分の人生を生きることがどういうことかを簡単にまとめてみましたが、「そもそも、この記事を書いているあなたは誰なの?」と思う方もそろそろでてきたかなと思いますので、ここらへんで僕の話をさせてください。

僕は両親が2人とも「先生」である家に生まれました。父が体育会系で「父のいうことは絶対」という家訓だったこともあり、小さい頃から「ただ言われたことを忠実にこなす学生時代」を送っていました。

そんな家庭で育った学生の頃の僕の夢は「安定的な公務員」であり、もし仕事につくなら「言われたこと、決められたことをただひたすらやる仕事」だけをやって人生を送っていきたいと思っていました。一応、 好きなことはありましたが、あくまでただの趣味であって、それが強みだとは全く思っていませんでした。

ボードゲームの写真

その好きなことは「ボードゲーム」というエンターテイメントだったのですが、ちょっとしたきっかけがあって、今では、そのボードゲームで生きることができるようになりました。

注釈:ボードゲームとは、わかりやすく言えば、人生ゲームやオセロなど、電気を使わないゲームの総称。海外には毎年1000個以上もの新しい作品が発表され、最近では、日本でもボードゲームカフェが誕生するなど、少しずつブームになってきている。

僕がボードゲームでどう生きているかというと、例えば、ベストセラーのビジネス書である「7つの習慣」や映画化もされた人気作品「キングダム」のボードゲームを開発したり、ボードゲームのプロとして、マツコの知らない世界に出演したり、全国のロフトでボードゲームのプロモーションを行ったり、最近では、好きなことで生きることをテーマにした書籍を出版したり、講演をしたりといろいろとやらせてもらっています。

今、僕がやっているこれらの仕事は、日本初、世界初のことも多く、学生時代の頃に望んでいた「誰もができる仕事」とは真反対ですから、人生、何があるのかわかりません。

しかし、1つだけ言えることは、もともと安定志向だった僕でも、自分の好きなことで人生を生きることができたということです。これは僕に特別な才能だとか天才的何かがあったわけではなくて、誰でも実現できることだと、今となっては強く感じています。

新卒で「自分の人生を生きることができない」と感じた瞬間

思い違い

僕は大学3年生の10月頃に就活を始めて、2月頃に社員が1000人以上いるIT企業の大手に就職が決まりました。同期は250人近くいたのですが、僕はその企業に入って研修を受け始めたとき、直感的に「自分の人生を生きることができない」と感じてしまう自分がいました。

というのも、僕は3年生の3月のときに就職が決定したため、4年生の間は比較的自由な時間が多く、趣味であったボードゲームを通していろいろな活動をしていた(ここらへんのことは後半で詳しくお話しますね)のですが、ずっと公務員の家庭だった僕の「卒業したら大手企業に就職、あとは定年までずっと働く」という価値観がいろいろな人と会うことで、だんだんと変わっていたのです。

おかげで「あれ?自分の人生、このまま普通でいいのかな?」と就職直前まで、もやもやとした気持ちが残っていましたが、お金を稼いで自分で生きていく方法が全くわからなかったので、とりあえず入社しました。

仕事の違和感

すると、大企業の洗礼(というか普通のことだと思いますが笑)とも言うべき、研修での一環教育にものすごい違和感を感じたのです。そこにいた新卒250人全員が、毎日同じことをやり続けるその光景は、自分の存在価値がなくなっていくのではないかと恐怖を感じ、その思いは日に日に増していました。

そう思ってしまったのも、大学4年生のときに活動を通して出会った人たちが、誰もが人生を楽しそうに満喫し、輝いていたので、自分が「あの人たちにみたいになりたい!」と強く思っていたことが影響していたと思います。

そして「このまま企業にいても、個性が消えていくだけで、ただの社会の歯車になるのではないか?」と感じた新卒の僕は、たった2ヶ月でやめることを決意しました。2ヶ月目も研修だったので、何の仕事もさせてもらっていない僕は、「会社をやめたいのですが」と上司に相談したら、2時間後に会社から退職することになりました。

その後、12時頃にやめて外に出て、とても天気がよく、気持ちが晴れ晴れしていた記憶はありますが、これから僕に待っていたのは、今までの自分がいかに優遇されている立場にいるのかを思い知らされる壮絶な人生だったのです。

僕にとって「自分の人生を生きる」は◯◯だった

本当に大切なもの

新卒2ヶ月でやめた僕は貯金も全然なかったので、何かしらのビジネスを始めることにしました。

いろんな業界に片っ端から手をだしていろいろやりましたが、新卒2ヶ月でやめるレベルの人間がビジネスを始めて成功するわけありません

おかげでもとから大した貯金もなかった僕は、始めたビジネスで全くお金を稼げなかったため、1日100円で過ごす羽目になりました。

賞味期限切れ間近のパンを大量購入して冷凍してはちみつかマヨネーズを塗って食べたり、飲み物は近くのスーパーの無料で汲める水だけを飲んだり、移動は全て自転車に乗り、誰かとカフェで会うときは、先に到着して、片付け場所にある誰かの飲み終わったコップをさぞ自分が買いましたみたいな感じで取って座ってたくらいです笑

おとなしく会社にいれば、研修という給料をもらいながら自分が成長させることができ、大手企業にいるという社会的地位もあったにもかかわらず、なぜ僕はやめてしまったのだろうとこの頃は思っていました。

後悔

企業にいた頃の魅力的な立場をもう1度手に入れたいという淡い思いで、第二新卒という言葉にあやかり、いろいろな企業に面接をしてみたりもしましたが、新卒2ヶ月でやめてしまったやつを雇う企業なんてありません。

そんな、お金も職も何もなくなった自分に残っていたのはボードゲームでした。ボードゲームをやっているときや、誰かに楽しんでもらえるときは、とても幸せな時間だったのです。

その後、1日100円の生活から脱却するために0からバイトを始め、その合間にボードゲームでイベントを開催したり、いろんな人にコンタクトをとって会いに行き、ボードゲームをエンターテイメントとして提供しながら、交流をしたりと、そんなことを4年近く続けて、5000人くらいにボードゲームを提供したある日、「7つの習慣」を扱う会社からボードゲーム制作のオファーをもらったのです。

注釈:「7つの習慣」はアメリカの建国以来に発行された200年分の「成功」に関わる文献を調査し、それらに共通した7つの習慣をまとめた書籍。世界で3,000万部、日本では累計200万部を売り上げたベストセラーで「20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書」のひとつ

僕はそのオファーを受け、ボードゲームを完成させ、そこから僕はボードゲームで自分の人生を生きることができるようになりました。そんな7つの習慣のボードゲームの制作の話については、リンク先の記事に詳しく載っていますので、もし興味がありましたら、見てみてくださいね。

会社をやめてわかった自分の人生を生きるために必要だったもの

会社をやめてわかった

こんな感じで2ヶ月で会社をやめた新卒の僕は、普通に社会人をおくるよりも波乱万丈な経験をしたわけですが、これもやめなければわからなかったことですし、僕はこのときやめたきっかけがあったからこそ、今の自分があると間違いなく言えます。

その経験をふまえて、会社をやめて気づいた、自分の人生を生きるために必要だったものをまとめてみましたので、もし、これから会社を飛び出そうと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

必要だったもの1:収入

収入

んなこと、わかっとるわ!と言われるかもしれませんが、当時の僕はそんなに深くこのことを考えていませんでした。もちろん、全く考えていなかったわけではありませんでしたが、会社にいるときは、ただ研修を受けているだけで入ってきた収入が、急に途絶えることを実感したとき、自分がいかに恵まれた状況にいるかを痛感しました。

会社にいるときは「自分の人生を生きることができない!こんなところ、早く飛び出したい!」とか考えていたくせに、いざ、それがなくなったときにこう考えてしまうのは、ないものねだりの人間の性かもしれません。

自分の人生を生きようと考えている人は、そこにたどり着くまでに、どのような収入でつないでいくかをしっかり考え、会社をやめるタイミングをよく考えておきましょう。

必要だったもの2:タイムマネジメント

タイムマネジメント

会社にいる間は、あたえられた仕事をやるだけで給料がもらえましたが、自分の人生を生きるためには、自分で仕事をつくらなければなりません。

また、これまでは、自分の得意でないことや面倒なことは、会社の誰かがやってくれていましたが、自分で生きるということは、全てこれらを自分でやることにもなります。よってどこに自分の時間を使うかという、タイムマネジメントが重要になってきます。

さらに、会社のときとは違い、「この時間だけ働いたからもう大丈夫」というのもありません。結果さえ出れば、月に1日働くだけでもいいですし、逆に会社にいたとき以上に働いたとしても、全く結果が出ない場合もあり、全てが自己責任といえます。

ちなみに、自分の人生を生きる人たちは、この行動のオンとオフがはっきりしていて、やるときは何日も何週間も何ヶ月も仕事をやりますし、遊ぶ!休む!楽しむ!と決めれば、いくらでもその時間をとったりしていますが、これこそ、自分の人生を生きる人たちの特権といえるでしょう。

このタイムマネジメントがいかにうまくできるかが、自分の人生を生きる人たちにとって重要なことは間違いないですから、これから自分で何かをやろうと考えているのであれば、今からでも意識しておきたいことですね。

必要だったもの3:信頼

信頼

信頼は、会社にいたときも大切なものですが、自分の人生を生きる場合では、特に重要で、そもそも信頼がなければ、あなたに誰も仕事をお願いしてきません。

なぜ、仕事をお願いしないかというと、「あなた」にその仕事を頼んでも大丈夫かどうかがわからないからです。お客さんは「あなた」ではなく、「会社」を信頼してお願いをしている場合が多いのです。

よって、会社で仕事をしているとき「あなただからお願いしたい」と思われているのか、「あの企業の人だからお願いしたい」と思われているかで、自分の人生を生きるまでの到達度が変わるといえるでしょう。

会社の信頼に頼らず、あなた自身の信頼が大きければ、1人で飛び出しても、仕事をもらえるでしょうし、会社の信頼に依存していたのであれば、まずは信頼を築いていかなければなりませんから、理想にたどり着くまでの時間も大きく変わってきます。

もちろん、信頼があるかないかは、仕事をもらえるまでの目安の1つでしかないので、あなたが自分の人生を生きたいかどうかの気持ちさえあれば、今、信頼があろうがなかろうがあまり関係ないとも言えますが、自分の人生を生きるために確実に必要な要素であることは覚えておきましょう。

自分の人生を生きることを実現するために僕がやったこと

自分がやったこと

僕は今となっては、ボードゲームという好きなことで人生を生きていますが、最初はただのボードゲームオタクでしたが、いろんな人と出会い、教えてもらい、実践してきたことで、今の人生を手に入れることができました。

そんな僕が今までやってきたことをまとめてみましたので、今後、自分の人生を生きることを目指している方はぜひ参考にしてみてください。

僕がやったこと1:自分が何屋かを人に言えるようにする

何屋

自分の人生を生きるためには、仕事が必要なわけですが「あなたは何ができるか」がお客さんにとってわからなければ、仕事を頼んでもらうことはできません。そのため、最初はあなたが何を生業にするかを決めるのが最初の一歩です。これは自分の得意ことや好きなこと、要するにこれをやると自分の人生を生きている!と思えるのがいいですね。

僕でいえば、ボードゲームで生きたいわけですから、「ボードゲーム屋」というかたちでスタートしました。といっても、「ボードゲーム屋」では何をするかわかりませんから、「ボードゲームを楽しく提供するエンターテイナー」というかたちで「ボードゲームソムリエ」という肩書きをつくって活動をしていました。こんな感じで、何屋を決めるだけでなく、ネット上で調べてみて誰も名乗っていない肩書きをオリジナルでつくるのもおすすめです。

僕がやったこと2:仕事をもらう受け皿をつくる

受け皿

仕事をもらうためには、お客さんから仕事をもらう必要があるわけですが、お客さんも、よほどあなたと親密な関係ではない限り、どこからあなたに仕事を頼んでいいのかわからなければ、仕事を依頼することはないでしょう。

つまり、あなたに対して仕事を依頼しようと思ったときに、あなたに仕事をお願いする受け皿、つまりお問い合わせできるものが必要です。

これはネットであれば、SNSやホームページになりますし、オフラインの場であれば、連絡先を交換する名刺になります。今の時代、名刺ではなくて、FacebookやLineなどで仕事をやりとりする人も増えてきていますが、そもそもSNSをやっていない人もいますし、SNSで仕事をやりとりすることをよしとしない企業もあるので、名刺を持っているのにこしたことはないでしょう。

オリジナル名刺

また、ただ名刺をもっていないというだけで、連絡先を交換するチャンスを逃すことは、もったいないですし、最初につくるのは面倒かもしれませんが、一度つくってしまえば、そう何度も変えるものでもありませんので、最低限、自分のメールアドレスやホームページの連絡先が掲載されている名刺をつくっておいてもデメリットはほとんどありません。

ちなみに、僕は学生の頃から名刺を自分でつくっていましたが、あまりお金がなかったので、自分で名刺をつくっていました

具体的には、「ラベル屋さん」というサイトで、簡単に自分で好きなデザインの名刺をつくり、Amazonで、名刺制作用の紙(ラベル屋さんでデザインすれば、必要な紙が指定されます)が販売されていますから、それを購入して印刷すれば、金額だけでいえば1枚6円くらいで作れました(印刷機の値段は省いてます)。

もちろん、お金がある方はデザイナーの方や名刺業者にお願いするという手もありますから、今の自分の金銭状況などと合わせて名刺をつくるのがいいでしょう。

僕がやったこと3:自分を発信する

発信

仕事をもらうためには、当然、自分を知ってもらわなければ始まりません。

そのためには、人に紹介してもらったり、自分でオフラインのイベントに参加したりなど、いろいろなやり方がありますが、私達の時間は限られていますから、ただ闇雲に人に会ったりするだけでは限界があります。

しかし、今の時代は一度つくってしまえば、自分を紹介してくれるブログやSNSなどのツールがたくさんありますので、使い慣れているものや自分の仕事にあっているものを選んで発信すると良いでしょう。発信を続けていれば、潜在的なお客さんが、あなたのことを検索して見つけたとき、あなたに仕事をお願いする可能性も出てきます。

僕の場合は、アメブロからスタートしました。2〜3日に1記事のペースで、自分の活動記録やボードゲームの紹介記事を書いていました。それと平行して、Twitterやフェイスブックなどでも情報を発信し、いろんな人とつながったり、メッセージのやりとりをして、実際に会ったりして、7つの習慣のボードゲームの制作オファーをはじめ、TV出演やプロモーション案件などの仕事をいただけるようになりました。

この発信の仕方ですが、時代によって流行りがあったりするので、これをやれば大丈夫というものは正直ありません。また、人によって向き不向きがありますから、ひととおりいろいろやってみて、自分にあった方法を探すのがいいでしょう。

僕がやったこと4:メンターをつくる

メンター

自分の人生を生きるには何か特別な才能が必要だと思っている人が多いのですが、実はそこまで重要ではありません。もちろん、あったほうが実現しやすいのは事実ではありますが、ないからといって諦める必要は全くないのです。

実は自分の人生を生きる人の大半が、天賦の才で生きているのではなく、既に自分の人生を生きている人たちから教えをもらったり、助けてもらったりしています。

彼らは「自分が実は裏でこういうことをしている」ことを公にするのを好まない(というよりもわざわざ努力していることを表に出さない)人が多いので、あまり知られてはいないのですが、ほとんどの人はメンターから学んでいるのです。

助け

僕も学生時代に参加したあるセミナーで、メンターの方に出会い、お願いをして教えをいただき、それを実践し、今の人生を手に入れたわけですが、ここに書いてあることの大半は、そのメンターや出会った人たちから教えてもらったことであって、私自身が生み出したことではありません。

メンターの方に教えてもらうときのポイントは1−1で教えてもらうことで、1人のメンターに対して、10人、100人と教えてもらうのは1人のときに比べ、あまり良い方法ではありません。

なぜかというと、人は千差万別ですから、誰もが同じ手法をやって、自分の人生を生きることができるわけではないからです。だからこそ、この人ならどこまでもついていきたい!とピンと感じた人がいたら、その人に1−1でメンターになってもらい、その人から自分だけのアドバイスをもらえるように、お願いしてみるのがよいでしょう。

僕がやったこと5:覚悟を決める

覚悟

非常にシンプルなことですが、自分の人生を生きたいと思っていても、なかなか実現できていない人の大半の原因がこの「覚悟」です。

覚悟は人によって定義が違うふわっとした言葉なので、認識の違う方もいるかもしれませんが、グーグル先生で調べて出てきたことを要約すると 「覚悟とは、どんな状況に陥っても、決めたことをやり続ける気持ちを持つと決めること」とあります。

しかし、自分の人生で生きたいと思っている人の中には、ただ宣言しただけで、覚悟を決めたと思っている人がいたり、とりあえずやりたいことをやっていて、とりあえず活動をしているだけで覚悟を決めていると思っている人がいたりします。実は今、この記事を書いている自分も昔はそうでした。

活動している自分に比べ、周りの人はそもそも、自分の人生を生きたいと考えていないし、考えていたとしても、実際に行動しない人が多い中で、自分だけが活動しているということ自体に満足してしまっていたのです。

この覚悟に関しては、別の記事にまとめておいたので、そちらをみていただければと思いますが、今、僕が「好きなことで生きる」ことを講演できる立場になって、話が終わった後に感想やアンケートをとると、場合によっては9割近くが「覚悟が大事だということがわかった」と答えるくらい、とても重要なことだといえます。

今、この瞬間に覚悟を決めるだけでも、あなたがこれから自分の人生を生きるかどうかは大きく変わってくると思いますので、じっくり考えてみてくださいね。

自分の人生を生きることは誰にでもできる!

誰でもできる

実際に僕がやってきたことをまとめてみましたが、どれもそんなに難しいことではありません。

ですが、昔の僕は好きなことで生きていくためには、何か世界的な賞や大会で1位をとらなければならないとか、その道一筋で、何十年も経験をつまなければいけないとか、ものすごい何かが必要だと思っていました。

しかし、現にたくさんの自分の人生を生きている人と出会ってわかったのは、そんな才能があるかないか関係ないということでした。そして現に、僕でもできる教えてもらったことを実際に行動したことで、今の人生を送ることができています。

この経験をとおして、たしかに言えることは、この「自分の人生を生きる」ことは誰にでもできるということです。もちろん、実現するのに人によって、かかる時間やコスト、リスクは変わると思いますが、絶対にできないということはないと確信しています。

あなたがもし、自分の人生を生きたいと思っているのであれば、あとは、やるかやらないかというあなたの気持ち次第ですから、まずは何か1つアクションを起こしてみるところからはじめてみるのもいいのではないでしょうか。

あなたが最高の人生を送ることができるようになることを心から応援しています。

GOOD LUCK!

ボードゲームの人

松永直樹

松永直樹

ボードゲームソムリエ。ボードゲームデザイナー。世界のボードゲームのプロフェッショナル。20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書の1つ『7つの習慣』や映画化で話題の大人気作品『キングダム』のボードゲームを開発。ボードゲームのプロとして『マツコの知らない世界』をはじめ、様々なメディアに出演。「好きなこと(ボードゲーム)で生きる」をテーマにした初著作「戦略と情熱で仕事をつくる」をダイヤモンド社から出版。職業柄、独り身の遊び人だと思われやすいが、一応、最愛の妻と娘の3人家族。

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