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漠然とした不安から抜け出すための11のヒント
それでは、漠然とした不安に対し、具体的にはどのようにアプローチしていったらいいのでしょうか。
自分と向き合い、動き出すためのヒントをまとめたので、ピンときたものからぜひ取り入れてみてください。
①とにかく自分に質問しまくる
「このままでいいのかな」という不安を感じたら、その不安の正体をはっきりさせましょう。何に不安を感じているのか、どうしたら安心できるのか、それが分かれば不安も怖くありません。
はっきりさせるためにオススメの方法は、とにかく自分に質問しまくること。
私、このままでいいのかな
なんでそう思うの?
毎日、家事と育児しかしてないんだ。働いてお金を稼がないと、自分が何の役にも立ってない気がする
誰の役に立ちたいの?
仕事で稼いだら家族の役に立てるかなって
外で働くことだけが家族の役に立つ手段なの?
いや、家の中にいたって家族のためにできることはあると思う
じゃあ、家の中でできることをもっと探してみたら?
こんな風に質問を重ねていくと、自分の中で何かしら答えが出てくる可能性が高いです。
②望みを思うがまま紙に書き出そう
何かやりたいことが見つかっても、
なんて言葉が頭に浮かび、やる前から諦めてしまったことはありませんか。
そんなことを繰り返していると、諦めるのが癖になり、何かを望むこと自体が少なくなりがちです。自分の望みが分からないと、何か迷った時になかなか決断できない原因にもなります。
ですから、まずは自分の正直な気持ちを受け止めてあげましょう。お金や時間、場所など、あらゆる制限を外して、自分の望みを思うがまま書き出してみてください。
できるかどうかではなく、やりたいかどうかだけを考えると、自分でも気付かなかったような望みがどんどん出てきますよ。
③「好き」を深掘りする
「このままでいいのかな」と悩みつつも、どうすれば満たされた気持ちになるのかが分からないこともありますよね。そんな時は、「好き」を深掘りしてみましょう。
自分の好きなことを挙げ、なぜ好きなのか、どういうところが好きなのかをよくよく考えてみるのです。
たとえば、次のような人がいるとします。
旅行が好き・・・思わぬ出会いがあるから
コーヒーを豆から挽いて飲むのが好き・・・入れ方次第で味が変わるのが面白いから
このように書き出し、共通点を探してみると、この人の場合は新しい発見や気づきに価値を置いているのかな、なんてことが見えてきます。
自分の価値観がいろいろ分かってくると、漠然とした不安が、ただ単に他人の声に振り回されただけのものなのかどうかも判断しやすくなりますよ。
④この先どんな自分でありたいか、未来を思い描く
一年後、五年後、十年後、どんな自分でありたいか、想像してみましょう。
・どういう働き方をしていたいか
・誰とどこで暮らしていたいか
など、できるだけ具体的に紙に書き出してみてください。
漠然とした不安に駆られた時には、この未来の自分を思い出し、「このままでいいのか、なりたい自分に近づくために何かする必要があるのか」を自分に問いかけてみるのがオススメです。
「この先自分がどうありたいか」という判断軸があると、迷わず落ち着いて対処することができますよ。
「人生を楽しんでいる人たちに囲まれていたい」「在宅でできる仕事もしていたい」・・・ということで、今この『ALIVE』というメディアでライティングに挑戦しています!
⑤「私は○○な人」という思い込みを外そう
人は過去の経験を元にして、「私は○○な人」というレッテルを貼ってしまうことがよくあります。
○○に入る言葉がポジティブなものであればいいですが、もしネガティブなものだと、何かに挑戦しようとする際の足かせになりやすいです。
これまで、「このままでいいのかな」と不安になることがあっても、「仕方ないよね。だって私は○○な人だから」と考えて、何も行動できなかったという人は多いのではないでしょうか。
過去の失敗を引きずって、セルフイメージが低くなっている人もいるかもしれません。そのような場合は、今一度、「私は○○な人」って本当だろうかと疑ってみてください。
子どもの頃、習い事が続かなかった私は、「飽きっぽい人」なんだと思い込んでいました。ですが、よくよく考えると、自分が好きでやりはじめたことはちゃんと続けられていたことに気付きました
自分の性格なんて自分じゃよく分からないという方は、「私って○○な人かな?」と身近な人に聞いてみるのもいいですよ。
⑥今日一日をどう過ごしたいか考えてみる
「私はこの先どう生きていけばいいの」なんて、ざっくりとした大きなテーマで考えてしまうと、なかなか答えが出せず、余計動けなくなる可能性があります。
ですので、「人生このままでいいのか」と感じたら、まずは「今日一日をどう過ごしたいのか」考えてみてください。
朝起きた時、その日にやりたいことを紙に書き出すのがオススメ!
やりたいことが特に思いつかなかったら、「どんな気分で過ごしたいか」でもいいですよ。一日の終わりに振り返ってみて、自分の思ったように過ごせたらハナマルです。
このようにして、今日一日を自分の思うように過ごせているという実感を持てると、漠然とした不安が消え、「このままでも大丈夫。でも、もっと楽しく面白くできるかも」という心持ちになっていきます。
「このままじゃダメな気がする!」と焦り過ぎてしまうと、冷静な判断がしにくくなるものです。「もっとより良くできるかも」という希望を持って、この先のことを考えられるといいですね。
⑦やりたいことを無理に見つけようとしない
「やりたいことを見つければ、充実した毎日を送れるはず。このままでいいのかな、なんて悩むヒマもなくなるに違いない!」
そう考えて、やりたいこと探しに夢中になったものの、結局これといって見つけることができなかった・・・なんて人は私だけではないはずです。
やりたいことを見つけるって難しい・・・(涙)
自分の外側にあるかもしれない「やりたいこと」を探すより、自分の内側にある「やらずに後悔したこと」を思い出す方が手っ取り早いということに気付くまで、かなり時間がかかりました。
・車の免許をとっておけばよかった
・ひとり暮らししておけばよかった
など、どんなに小さなことでもいいので、やらずに後悔したことを紙に書き出してみてください。そして、その中に今すぐできることがあれば、早速取りかかってみましょう。
もちろん、どれも今すぐには難しい・・・なんてこともあるかもしれません。
そんな場合でも、「やらずに後悔したことリスト」から得られるものはあります。自分がどういう暮らしをしてみたかったのか、どんな人と関わっていきたかったのか等、自分の望みを知る手がかりにしてみてください。
⑧やりたくないことをやめると隙間ができる
「やりたいことはすぐ思いつかないけれど、やりたくないことだったらたくさんある!」という人は多いのではないでしょうか。
・毎日献立を考えること
・食材の買い出しに行くこと
・SNSをダラダラ見てしまうこと
など、できればやめてしまいたいと思うことを思いつくまま紙に書き出してみてください。そして、それらをやめたらどうなるか想像してみましょう。
やめたいと思うだけでなく、やめた後のことを想像して、その感情を味わってみるのがコツです。感情を味わうと、「そうなったらいいな」という気持ちが「やっぱりそうしよう!」に変わっていきます。
こうしてやりたくないことをやめると、その分時間ができ、時間ができると、その分心に余裕ができます。
すっぽり隙間が空くと、「じゃあ何かやってみようかな」という気分にもなるものです。行動するハードルが下がるので、考え過ぎてなかなか動けない人にはとくにオススメです。
⑨目の前のことに集中する
「このままでいいのかな」という漠然とした不安はあるものの、何をどうすればいいのか、いくら考えても分からない時があります。そんな時は、今やっていることに集中してみましょう。
具体的にいうと、仕事や家事、それらひとつひとつに対し、「もっとうまくやる方法はないか」という視点を取り入れてみてください。
というのも、仕事も家事も、慣れてしまえば日々淡々とこなすだけになってしまいがち。変化のない毎日を過ごしていると、「このままでいいのか」という不安が強くなりやすいです。
そんな風に考えると、いつもと同じことであっても、単調な作業にはなりません。目の前のことに本気で取り組んでみると、その分やりがいも感じられるようになります。
調理器具の置き場所を変えてみるだけで料理がしやすくなったり、洗濯物の干し方をちょっと変えてみるだけでシワがつきにくくなったり・・・つまらないと思っていた家事を以前より楽しめるようになりました
⑩「なんとなく」直感で動いてみる
何か行動しようとするとき、損得勘定が働いたり、考えすぎたりすると動けなくなってしまいますよね。
「このままでいいのかな」と不安になっている時はとくに、何かしらの変化や結果を得たいという焦りがあるものです。
そんな声に邪魔されると、小さな一歩を踏み出すこともままなりません。とくに意味がなくたって、「なんとなく」普段と違う行動をとってもいいんです。
「なんとなく」やってみたことが、想像以上に楽しかったり、新しい出会いをもたらしてくれたりする可能性もありますよ。
⑪不安を感じるのは悪いことじゃない
不安というと良いイメージがないかもしれませんが、そんなに悪いものでもないですよ。
ただただ不安に飲み込まれてしまうとしんどいですが、不安と向き合えば、自分への理解を深めたり、現状を変えるヒントを得たりすることができます。
不安を感じているということは、今の環境や自分自身に何かしらの違和感を持っているということ。「ちょっと立ち止まって考えてみて」というサインです。
「不安なんて一切感じたくない!」なんて思うより、「不安とうまく付き合っていこう」というスタンスでいたほうが、気持ちは随分ラクになりますよ。
不安に飲み込まれそうになったら、「不安はチャンスだ!」ってつぶやくようにしてます
不安の正体や解消法について書かれたこちらの記事もオススメです。
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