仕事やプライベート、どん時も自分らしく楽しそうにしている人を見ると、「羨ましいな…」「私もあんな風になりたいな。」と感じることがありますよね。
ありのままの自分でいながら、皆から認められる自信があればいいのですが、色んな人と上手くやっていこうと考えると、どうしても自分を出せない事の方が多くなってしまいがちです。
年を重ねれば重ねるほど、自分を素直に表現できずに余計にその傾向が強くなっていないでしょうか。
子供の頃は嬉しいことがあれば素直に嬉しさを表現したり、嫌なことがあれば泣いたり駄々をこねたりして、自分の思いや感情を素直に出すことができていたのに・・・。
その頃のようにとは言わないまでも、幾つになっても「ありのままの自分」でいながら、周りからも認められて生活できればいいな~。と感じるのは私だけではないはずです。
ではどうしたらいいのか?
そこで今回は、私の周りにいる
・個性的だけどそこが愛されている人
・自分を大切にしている人
など「自分らしい生き方ができている人」の近くにいて見つけた「自分を出せない状態」から抜け出す方法を紹介します。
なかなかありのままの自分を出せず、モヤッとした思いを抱えながら生きている人は、解決策の一つとして最後まで読んでみてくださいね。
目次
自分を出せない状態とは?
そもそも「自分」とは何でしょう。
広辞苑によると「おのれ」「自身」「自己」という言葉が並んでいます。
類義語辞典には「何かをする当の本人」「その人自身のアイデンティティ」と書かれています。
「自分」は自分の意見や感情と言い換えることができますね。
では自分を出せないということは、どういうことでしょうか。それは、自分の考えや思い、感情を周りの人たちに伝えることができないと言えます。
悩んでいる人は、誰に対して自分を出せないことに悩んでいるのか整理してみると、
例えば
・緊張してしまう相手
・憧れの人
・大人数の場合
・年齢が離れている場合
などが考えられます。そもそも自分を出すことが苦手という人もいますね。
自分を出せない人の特徴
「自分らしくふるまえていないな。」と感じている。または、自分を出せないと思っている人はどんな特徴や共通点があるのか見ていきましょう。
自分を過小評価している
「自分を出せない」と感じている人の中には、自分を過小評価していることがあります。
「どうせ自分なんて…」
「失敗したらどうしよう」
と考えてしまい、素の自分を出せません。自分の感情や発言を押さえてしまう時、上手くいかない想像をたくさんしてしまったり、心のどこかで自分を卑下していませんか。
周りの人たちはあなたが思っているほど、あなたのことをそんなに気にしていませんよ。
過去にトラウマがある
自分でも忘れているような、過去に経験したことがトラウマになっていることがあります。
私は小学生の頃、母に「はしゃいじゃダメ!」と叱られたことがあり、自分の感情をセーブするようになりました。この経験から、自分が思った通りに動くことがダメだと思い込んでいました。
自分を受け入れてもらえなかった記憶が固定観念となり、自信がない状態に陥ってしまうことがあります。
もしかしたら、自分に「○○をしてはいけない」と考えている場合は、過去の小さな経験が原因かもしれないですね。
自分で自分を認めていない
自分を出すということは、自分の思いや考えを人に伝えるということです。自分の思っていることや気になることに目を背けていては、自分を出すことはできません。
何かに挑戦しようとした時、「本当に自分はできるかな。」「自分はまだまだ…」と口を噤んで、行動に移せなかったという経験はありませんか。
自分で自分を認めて行動しないと、周りの人にあなたの思いは届きません。それに、自分を認めていないと、周りにも自信のなさが伝わって関係がギクシャクしていきます。
「自分を認められない」ことが「周囲から認められない」ことに繋がってしまうことがありますよ。
自分を出すにはどうすればいい?
自分を出せない理由を紹介してきました。
ではどうすればもっと自分らしく生きられるようになるのか、方法を4つお伝えします。
過去との決別
前の章でも書きましたが、自分を出せないのは、過去に起きたことが原因だったり、人から言われたことが大きく関わっています。
でもその人と自分では考えも価値観も違いますよね。
他人と自分は違う生き物です。「あの人はあの人。自分は自分でOK。」と認めましょう。
そうは言っても、なかなか自分にOK出せないよ・・・と思ったら、口癖を変えるという方法がありますよ。
ネガティブな気持ちになると「でも・・・」とマイナスな言葉が出てしまうこともありますよね。マイナスな言葉を使ってもOKです。その後にポジティブな言葉を使ってみましょう。「でも・・・私はできる。」声に出して言うと、より効果がありますよ。
どんな自分も受け入れる
人は往々にして自分のネガティブなところに目を向けがちです。
「また失敗しちゃった。」「あの人はできるのに、なんで自分はできないんだろう。」「あんなこと言うつもりじゃなかったのに、つい言っちゃった。」職場でもプライベートでも、皆さん経験ありますよね。
失敗したことの焦りから、更に失敗を重ねてしまい、不安な気持ちに囚われてしまうこともあります。
そんな時こそ、まずは自分の現状を認識しましょう。「できてること、できてないことは何だろう。」「何が原因なんだろう。」と問いかけみるといいですよ。
その上で自分ができないところが分かると解決策が見えてくることもありますし、できないところも含めてあなたの個性です。
失敗は成長につながりますし、できないことは周りの得意な人に頼めば解決することだってあります。逆に、あなたの得意なことが周りの人にとって「苦手なこと」であれば、あなたが助けてあげることもできるんです。
自分の未来をワクワクして思い描く
自分の未来を変えるためには、自分の今の意思をシッカリ自分自身が知っておく必要があります。
そのために、未来の自分がどうなりたいのかを自分に問いかけてみましょう。
実は私も自分の未来が分からず不安になっていた時、知人からの質問で自分がどうしたいのかが明確になり、自分を知ることができたので、ここでその質問を紹介しますね。
皆さんも自分がどうしたいのか、自分を出すためにこの質問に答えてみてください。
「パートナは欲しい?欲しい、もしくはいるならどんな関係でいたい?」
「どんな働き方をしたい?」
「今の仕事はやりたいこと?」
「やりたいことをしながら、年収はどのくらいあるのが理想?」
「休日はどう過ごしたい?」
「今の自分が理想とする自分になったとして、そんな自分は今度は何を望む?」
もし、これで自分がどうしたいのかが分かったら、常に見えるところに書いておくなどするといいですよ。
自分の嫌いなところを書き出す
自分の嫌いなところ(性格・思考・体形等)を10個書き出してみましょう。書き出して暗くなって終わり・・・ではありません。書き出した後からが本番です。
では書き出したものを、ポジティブな言葉に換えていきましょう。
私の場合、自分の嫌いなところは、
・めんどくさがり
・すぐ不安になる
・指が短い
・目が小さい
これをポジティブに変換します
・めんどくさがり → 頑張りすぎない
・すぐ不安になる → 感受性豊か
・指が短い → ハンドクリームの量が少なくてすむ
・目が小さい → 実は虫が目に入りにくい(笑)
実はマイナスに感じていることって、裏返すとプラスになるんです。自分がネガティブに捉えていることが、別の人から見たら、うらやましいこともあります。自分のネガティブをたくさん見つけられているということは、それだけいいところが沢山ある証拠ですよ。
もし、自分で見つけられなかったら友達に聞いてみるのも良いですね。
自分を出している人って実際どんな人?
実際自分を出している人達の行動や言動、気になりますよね。
私の知り合いで、どんな時も自分らしく生きている人達を紹介します。
自分がどうしたいか意見のある友人
友人はいつもにこにこ朗らかで、温かい印象を与える人です。ただここぞという時は、自分の考えを貫く強さを持っています。
私はお世話になっている人や目上の人に頼まれごとをされたら、気が進まなくても「仕方ないな。」と受けてしまうのですが、友人ははっきり断ります。
私は相手にどう思われるか考えちゃって、断れないんだよね…あなたは自分の思いを言えてていいな。
基準は「自分がどうしたいか」かな。
大事なのは自分の気持ちと、どうしたいか納得してるかだと思うよ。
そっか。私もそういう人になりたいな。
私はもゆみたいに周りに気を遣える性格いいなと思ってるよ。
はっきり断っているからといって、友人は周囲に敵を作るタイプでもなく、周囲からその性格が認知されています。むしろはっきり話をしてくれるので信頼されていることの方が多いくらいです。
大切なのは、自分がどうしたいか、そして行動に納得しているかです。もし選択に迷った時は、自分が納得できる方を選んでみるといいですよ。
個性的だけどそこが愛されている人
私より年上で、誰に対しても歯に衣着せぬ言い方をするAさん。
お酒が大好きで、飲み会の時はとても賑やか。
グラス空いてるじゃん。もっと飲んで、飲んで!
(ちょっと怖いな…)
と思っていたけど、お酒を勧める相手は、酒豪に限定されていることに気が付きました。お酒を勧められた相手は「えー!?」と言いながら、まんざらでもない様子。
他にも職場の同僚のBくんとの会話で、Bくんが愚痴を言うと
そんなこと言ってるから、思うようなキャリア築けないんじゃないの?
えー!そんな言い方しなくても…
(やっぱり怖いかも…)
ということもありましたが
Aさんに言われたら、頑張んなきゃって思うんだよね。
さっきのは、あの人なりの励まし方なんだよ。
Aさんはきついことを言っているようで、実は場を和ませたり、周りの人への気遣いがあったりと、接していくうちに優しさが伝わってきました。
ちゃんと相手への愛情がある言葉なら、伝え方が多少ぶっきらぼうでもOKなんです。
自分のキャラクターと周りから認められると、受け入れられることも多いです。自分を出して、相手もそんな自分を受け入れてくれたら、今後の関係も良いですね。
ただ、ワガママとは違うので注意してくださいね。
自分を大切にしている人
知り合いのCさんは、自分のことを大切にしていて、「自分ファースト」という考え方を大切にしています。
自分ファーストとは、自分がよければそれでいいという意味ではありません。自分を大切に扱わなければ他の人を大切にできないし、他の人から大切にされることはないという意味です。
自分が満たされていないのに、家族や他の人に優しくなんてなれないよ。まずは絶対に自分ファースト!
(確かに、自分が満たされていないと周りに対しても優しくなれないよな・・・)
周りの人を大切にすることも大事ですが、自分が満たされていないと、本当の意味での人との良い関係は作れないです。
自分を出すとあなたの人生が変わっていく
自分を出せない理由や対処方法、実際自分を出している人が大切にしていることを紹介してきました。いかがでしたか。
まずは自分のことを知り、自分がどういう環境であれば伸び伸びと過ごせるかを考えましょう。
自分の理想の生活をイメージし、一つずつ実行していくことが、自分を出す生活に繋がります。
「自分を出せない…」と悩んでいる時こそ、自分のことを深く考え、自分らしい生き方を見つめ直すチャンスです。
最後まで読んでくださったあなたが、自分の大切な人の前で自分を出せるようになることを祈っています。
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