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実は、カラダの疲れよりも脳の疲れの方が深刻
さて、そうは言っても仕事はあるわけで。
1日中パソコンに向い、デスクワークをして「疲れたー」と疲労感を感じる方は多いと思います。
寝てもなかなか疲れが取れず、休みの日にゴロゴロしてもすっきりしない。
実はこれ、そもそも休み方を間違えているんです。
なぜなら、疲れているのは体ではなく、「脳」だから。
脳が疲れると人は疲労を感じます。
拭き掃除ではぁはぁ言っているのも、からだではなく、脳が疲れているからというケースもあって、最近ではカラダの疲れではなく、脳の疲れのほうが深刻と言われています。
ただ、体を休めていても脳の疲れは回復しないんですね。
脳の2つの疲れと間違った休み方
この脳の疲れですが、2つあります。
特に最近は副業(複業)がしやすい環境になったこともあり、複数のことをこなす機会が増えています。
ネットやSNSなど、情報の見過ぎによる疲れもこれ。
そして、やっかいなのが、休んだつもりでも脳は休めてないってことなんです。
休の日にお出かけしたとしても、今はどこでもメールや電話に出れてしまうし、情報にもアクセスできます。
その結果、仕事のことが頭から離れきってないんですね。
仕事からの解放度が低いんです
「ちょっと休憩」といってスマホを見る人も多いと思いますが、スマホは情報がいっぱいなので、脳は全然休めてません。
体を休めるときにはいいけど、脳を休めるのにスマホやネットを見ていてはむしろ逆効果。
そして、疲れからといって、休みにいつもより長く寝ていても脳の疲れはとれません。
「脳の休め方」と「カラダの休め方」は、分けて考える必要があるんですね。
脳を休める2つの方法
ということで、ここからは「脳の休め方」について、2つの方法をご紹介していきます。
シングルタスクのことをする
先ほどの話で、マルチタスクによる脳の疲れが多いと紹介しましたが、そこでおすすめなのが、シングルタスクのことをする、という方法。つまり、1つのことをやる。
たとえば、座禅やヨガ、最近ではよく耳にすることが増えた「マインドフルネス瞑想」などなど。
瞑想と聞くと難しく聞こえますが、腹式呼吸などでもOK。簡単にできるのでおすすめです。
他には、1つのことだけを楽しむ。
たとえば、僕はコーヒーが好きで毎日コーヒーを飲むんですが、コーヒーを飲みながら仕事をしたり本を読んだりするのではなく、「コーヒーを飲むことだけ」を楽しむ時間を持つということです。
お湯を沸かしながら豆を挽いて時間をかけてゆっくりとコーヒーを淹れ、ソファに座ってコーヒーの匂いと味を楽しむ。
その間、スマホも本も触らず、TVもyoutubeも観ない。
これだとシングルタスクになるので、脳もリフレッシュされます。
丁寧に料理づくりをする、でもいいし、ジャズをただただ楽しむ、でもいいです。
散歩をするなら、「おしゃれな雑貨屋をみつける」という1つの目的を持って散歩すると、そこに意識が集中するのでおすすめです。
僕はキャンプが好きで、焚き火をみながらぼーっとすることもあるんですが、これもシングルタスクです。
ちなみに、焚き火の炎を眺めることで「1/fゆらぎ」という、人が心地よく感じるリズムに触れることができ、α波が増えると言われています
1つのことに意識を集中して、マルチタスク脳になっている状態を解放してあげる。これが脳を休ませる方法の1つです。
新しいことに取り組んで脳を切り替える
脳の疲れを軽減させるもう1つのおすすめが、脳を「切り替える」という方法。
たとえば、いつもと少し違ったことをする、やらなかったことをやってみるなど、ワクワクする感情を生み出すことをすると、脳がリフレッシュされます。
仕事のなかでルーティンを作ることは大切ですが、1日すべてがルーティンになってしまうと、それは「マンネリ」になります。
好奇心など生き生きとした感情が生まれなくなり、それが続くと何にも興味を感じない状態になってしまうんです。
もし、今この状態ならこのあとすぐに何かやってみましょう!
だからこそ、いつもと少し違う行動をとってみる。
などなど、ちょっとしたことでもいいので、ワクワクする何かをやってみると、脳疲労を軽減してくれますよ。
ぜひお試しください。
おまけの話:体が疲れていたらむしろ動かす
これは体の疲れを取る方法の1つなんですが、体が疲れているとき、むしろ動かしたほうが休まることがあります。
デスクワークなど、同じ姿勢を続けていると筋肉が固まっていき、血流が悪くなる。その結果、老廃物が溜まっていくんですね。
それを解消するために、あえて軽く動かすことで血流を改善させ、疲労物質を排出する。
「アクティブレスト」という方法なのですが、スポーツ選手がやるクールダウンもまさにこれ。翌日に疲れを残さないためにやる方法です。
ポイントは、あくまで軽く動かすことなので、ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチもおすすめで、背伸びをする程度でもいいです。
体が疲れているときは、むしろ軽く動かしてみるのも1つの方法なので、ぜひお試しください。
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