独自性で好きなことで生きる
好きなことを仕事に

独自性を持って、自分の価値を上げれば、誰でも好きなことで生きられる

今の時代、企業に属さなくても、自分の力で生きる人も多くなってきました。

俗に言う、フリーランスというライフスタイルですが、このページに訪れたあなたは、自分の価値を上げたい!とか、いつまでも企業に依存せず、自分の力で稼いでいきたい!とか、会社のつまらない仕事をやめて、自分の好きなことでビジネスをしたい!と考えている人もいるかもしれませんね。

ただ、そんなフリーランスをうらやましいと思う一方、フリーランスって、仕事がなくなったりしないだろうかとか、収入が不安定になったりしないだろうかとか、いろいろと頭に思いめぐることもあるのではないでしょうか。

ここらへんは、うまくいっている企業もあれば、うまくいっていない企業があるのと同じように、フリーランスにもうまくいっている人もいれば、うまくいっていない人もいるので、一概にフリーランスは安定じゃないと決めつけるのは早いかもしれません。

それじゃ、何がフリーランスとして、うまくいくかいかないかを分けるのかというと、わかりやすく一言でまとめれば、その分かれ目は、選ばれる存在かどうか、つまり、「独自性」があるかどうかが重要だと、僕自身の経験を通して感じています。

今回はそんな「選ばれる存在」になるために必要な「独自性」について、わかりやすくまとめていきますね。

そもそも、独自性ってどういう意味?

独自性とは何か

(引用:https://morguefile.com<Workbrite1>)

独自性という言葉はなんとなく、聞いたことがあるけれど、どういう意味なのか、ちゃんと答えられる人は意外と少ないかもしれません。

独自性は、weblio辞書によると、

“他(他の人)と違い、それ(その人)だけに特有の性質”

という意味です。

こう説明される と、何か生まれもっている天性的で特別な何かがなければいけないんじゃないかと思ってしまう気もしますが、そんなに重たく受け止める必要はありません。

もちろん、誰もがわかるような素晴らしい独自性があればあるにこしたことはないほうがいいでしょうが、そんなわかりやすい独自性を誰もが持っているとか、強みとして理解していることはほとんどないのは当然です。

実際、圧倒的な1番がなかった僕でさえも自分で独自性を見つけて、好きなことで生きることを実現できたのですから、たとえなかったとしても、誰でもこれから見つけることができると確信しています。

そんな僕についてのことは、こちらの記事にまとめていますので、興味のある方はそちらもご覧いただけたら嬉しいです。

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そういうわけで、僕はボードゲームを生業としているため、あまり馴染みのないボードゲームの説明が多くなりますが、いかに独自性が大事かということをできる限りわかりやすく説明していきますね。

独自性があると何がいいのか

独自性嬉しい

(引用:https://morguefile.com/<svklimkin>)

よく企業にいる頃、取引先に「自分が独立したら仕事をくださいね」と話していて「いいよ!」「もちろんだよ!」という返事をもらっていても、実際に独立したら、全く音沙汰なし・・・ という話がありますが、取引先からすれば、それは普通のことであって、その人を選ぶ理由がない(むしろ、リスクとして思われている可能性もある)から起こることです。

つまり、取引先は「○○企業のあなたなら頼む」けど「○○企業でないあなたには頼まない」という感じで、実績やリスク管理の面から考慮すれば、企業的には、むしろ当然の判断だったりします。

しかし、その仕事があなたの独自性(あなたにしか頼むことができない、あなたがその道のプロ、1番だと思われている)のであったら話は別でしょう。

僕もとにかく「競争させられるポジションではなく、独自性があるからこそ、選ばれるポジションになる」ということを常に意識していました。

例えば、キングダムのボードゲームを制作したときは「”松永さんに”お願いしたい」と直接指名のオファーをいただいたり、ゲームが発表されたときは、公式ページで「ボードゲームソムリエ松永直樹が監修」と掲載してもらえることができたのです。

完全オリジナルのボードゲームが当たる“リポビタンD キングダム 全速前進キャンペーン”が実施
“リポビタンD キングダム 全速前進キャンペーン”が本日12月5日~2018年1月9日の期間実施。抽選で『キングダム』グッズが当たる他、限定アイテム付きの商品も販売されます。

通常、ボードゲームをつくる場合は製品重視で誰が制作するかはあまり公にされないのですが、 これも独自性を確立できたことで実現できたと思います。

他にも「あの7つの習慣ボードゲームをつくった人」に頼みたいという依頼を数多くいただいたり、選んでもらえる理由付けになったりもするのですが、これも自己啓発や教育コンテンツを知っているボードゲームデザイナーという独自性があったからだと思います。

この独自性がもしなかったら、そもそも選ばれる理由がないので、今頃、僕はボードゲーム以外の何かをやっている、どこにでもいそうな人になっていたかもしれません。

それをふまえると、独自性が僕の人生を最高のものにしてくれたことは間違いないといえますね。

独自性を見つけるための3つのステップ

発見

(引用:https://morguefile.com/<kakisky>)

そんな独自性ですが、どうやって見つかるものなのでしょう。

残念なことに、独自性はあなた独自のものであるため、何か本に載っているとか、都合よく手に入れられるものではありません。

僕も1日考えたら見つかったではなく、考えて行動することを続けていたら、いつのまにか築き上げていたという方が正しいと思います。

しかし、それでは「ただ行動しろ」になってしまうので、これまで僕がやってきたことを振り返ってみて、3つのステップにまとめてみました。

1: 自分の強み・好きなこと・○○で生きていきたいと思うことを振り返ってみる

独自性を考える

(引用:https://morguefile.com/<pyotro7plkir>)

好きなことで生きていくために独自性をつくるのであれば、当然、あなた自身の強みや選ばれる理由を見つけなければなりません。

そのためにまずやっておきたいことは、「自分”だからこそ”の強みは何なのか?」ということをしっかり考えることです。

僕の場合、最初はボードゲームが強みだとは思っていませんでした。

なぜかといえば、ボードゲームが僕にとっては当たり前すぎて、それが強みだとは全然思っていなかったからです。

日本人は面白いもので、自分の○○がすごい!と自分自身で考える人が世界を見ても、極端に少ないようで、これは謙虚というポジティブな方向に考えることもできますが、好きなことでいきたいと思っているのであれば、障害になってしまいます。

そんな僕がどうやってボードゲームを強みとして認識できたかというと、それは恩師の存在でした。

いろんな場所に赴いて、たくさんの人の話を聞いていたら、たまたま出会った恩師に「この人に教えてもらえれば何か変わるかもしれない!」と感じた僕はその場で教えてもらう約束をして、実際、その後、2人の時間をとってもらい、そこで自分のボードゲームが強みだということを教えてもらったのです。

自分の強みを自分で見つけるのは、人によっては、かなり難しいことですが、自分が憧れる人との時間を確保して、見つけてもらうのも1つの選択肢として、かなり有効なので、もし、なかなか見つからない!という方はぜひ試してみてください。

2: 強みを見つけたら、さらに自分にしかできない独自性を見極める!

独自性を見極める

(引用:https://morguefile.com/<georgeskyler>)

ビジネスにおいて大事なことの1つとして、「1番になる」ことがあります。

何かモノを買ったり、サービスを受けようとする場合、1番のサービスじゃなくて、14番目のサービスを受けてみようとは思わないですよね(その業界の専門家なら別かもしれませんが)。

ただ、何かで1番になるというのは、競争して勝ち抜こうと思うと簡単ではないですし、特にこれが大好きなこととなると、そこで生きていこうとする人は当然、それが大好きな人ばかりなこともあって、誰もが1番になれるというわけではありません。

実際、僕もそうでした。ボードゲームを普通の人よりも多く知っていると思っていても、なぜそれを自分の強みだと割り切れなかったといえば、僕よりも、ボードゲームを持っていたり、知っていたり、強かったりする人はマニアのコミュニティにたくさんいたからです。

こんなに周りに自分よりも強みがある人たちがたくさんいるのに、僕が1番になることは無理だし、ましてや、生きていけるわけがないと思っていました。

しかし、恩師からボードゲームが強みだと教えてもらって、勇気を手にした僕は、「ボードゲームが得意な人たちの中で、僕だけの独自性はなんだろう」と考えた結果、「年齢」に目をつけました。

当時、ボードゲームをやる人は若くて30歳、主にプレイヤーは40歳以上がメインという環境で、20代すらほとんどおらず、むしろ学生でボードゲームのマニアは自分1人しかいませんでした。(まぁ、デジタルゲーム世代だからそうでしょうが笑)

学生ボードゲームイベント

「学生」という強みを活かして、様々な場所でボードゲームイベントをした

そこで僕は、自分しか持っていない「学生×ボードゲーム」の強みを生かして、いろんな学生に向けて、ボードゲームをやってみようと考えました。

「ボードゲームの知識量」だけでは一番ではないけれども、「学生の中でのボードゲームの知識量」であれば、一番だろうと考えたからです。

すぐに活動を始め、学生の集まるいろいろな場所に行って、ボードゲームをやりまくりました。

そうして、活動を始めてみると、僕しかボードゲームの強みを持っている学生はいなかったので、僕のことを覚えてもらったり、他のイベントに呼んでもらったり、面白い活動や大きなビジネスをしている学生や経営者とつながったりと、このときの活動を通して、たくさんのつながりをつくることができたのです。

こんな感じで、独自性はこれからわざわざ新しくつくる必要はなく、今持っている自分の強みを誰に提供するかを変えたりするだけでも、簡単に生み出すことができます。

ちょっとした時間でもいいので、自分の強みが決まったら、自分だけの独自性は何か、もしくは新たにつくっていくかを考えてみてみるといいでしょう。

3: 独自性を見極めたら、自分の個性として発信し、カタチにする!

自分を発信する

自分のホームページをつくって発信してみる

人から選んでもらうには独自性が必要だといいましたが、当然、周りがあなたの独自性を理解していなければ、選ばれるはずがありません。

そのためにやることとして必要なのが、「自分の強みや独自性を発信する」ことです。これをやるかやらないかで、大好きなことで生きていけるかどうかが大きく変わります。

具体的に言えば、僕の場合「ボードゲームソムリエ」という自分にしかない肩書きをつくって活動したり、ウェブサイトやSNSで発信したり、ちゃんと名刺をつくって目に見えるものとしてカタチにしていました。

こういう当たり前みたいなことがとても大事で、例えば、あなたのことを全く知らない人からすれば、ウェブサイトやSNSがあるだけで、あなたが本気でやっているのか、それとも、ただなんとなく活動しているだけなのかの感じ方が違ってきます。

もちろん、必ずしもつくる必要があるとは言いませんが、基本的にあって困るものではないですし、僕はマツコの知らない世界にボードゲームのプロとして出演したのも、僕のつくっていた個人のサイトに問い合わせがあったからこそ、実現したので、もし、本気でそれでいきていこうと思うのであれば、つくっておくのにこしたことはないでしょう。

マツコの知らない世界|TBSテレビ
TBSテレビがお届けする「マツコの知らない世界」。マツコ・デラックスが、新しいジャンルのテーマをより身近な情報に変換。毎週火曜よる9時放送!

このように独自性を見極めたら、活動を行いつつ、その活動を発信して次につなげることを意識していくと、経験が積み重なっていき、最初はただ誰もいないから始めてみたことが、その分野でナンバーワンという地位を確立していくので、やっておいて損はありませんね。

ここらへんの具体的にどんなことをしていたかの話はこちらの記事にまとめてありますので、興味のある人は読んでみていただければ幸いです。

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独自性を確立すれば、あなたは選ばれる存在になる

選ばれる存在になる

(引用:https://morguefile.com/<Yoel>)

フリーランスなど、個人でビジネスをする場合は自分で仕事をつくらなければなりません。

自分で仕事をつくるということは、他の人から仕事を頼まれる必要があります。

そんなとき、価格を下げてしまったり、自分を過小評価してしまったりする人がいますが、それを続けていると、やればやるほど働く時間が増え、満足な収入が得られず、いいように使われて、やる気をなくしていく悪循環に陥る可能性も出てきてしまいます。

しかし、独自性を見つけて確立することによって、価格だけで判断されず、あなただからこそ頼みたいと言われるようになり、その結果、あなたの仕事が評価され、あなたのブランドとして価値になり、好きな仕事が選べるようになるのです。

せっかく自分の大好きなことで生きるのですから、気持ちよく仕事ができる環境にしたいですよね。

それを実現するためにも、ぜひ、あなただけの独自性を見つけて、最高の人生をおくってください!

GOOD LUCK!

ボードゲームの人

松永直樹

松永直樹

ボードゲームソムリエ。ボードゲームデザイナー。世界のボードゲームのプロフェッショナル。20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書の1つ『7つの習慣』や映画化で話題の大人気作品『キングダム』のボードゲームを開発。ボードゲームのプロとして『マツコの知らない世界』をはじめ、様々なメディアに出演。「好きなこと(ボードゲーム)で生きる」をテーマにした初著作「戦略と情熱で仕事をつくる」をダイヤモンド社から出版。職業柄、独り身の遊び人だと思われやすいが、一応、最愛の妻と娘の3人家族。

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