ブータンで生きる
人生にワクワクを

自分の人生どう生きたらいい?海外に16年住んで見えてきたこと

自分が本当に欲しいものを知っていると迷わない

ブータンの市場

まさこさんがブータンに住み始めた当初のブータン王国の首都・ティンプーの週末市場の様子

kami
かみ

なぜブータンに行かれたんですか?

まさこ
まさこ

もともとモンゴルが好きで10回以上旅行に行っていたんですね。モンゴルでチベット仏教に興味を持ち、その流れでブータンもチベット仏教だと知り、家族の在り方に興味を持って行ってみたいなと思いました。

まさこそれで、初めてのブータン旅行は4泊5日友達と行ったんですが、仲間内で盛り上がりすぎてブータンのことをほとんど覚えてなくて。笑

 

だから、もう一回行こうと思って2回目行ったらガイドさんと仲良くなって。現地の人と親しくなったら旅行って楽しいじゃないですか。私にとって人間関係ってとっても大切で、3回目のブータン旅行も人に会いに行きました。

 

かみ:ブータンって国中どこに泊まっても1泊1人$200以上とかするんですよね?

 

まさこ:そうです。日本の鎖国みたいな感じで、外国の文化が入ってきすぎるとブータン独自の文化が消えてしまうことを懸念して独自の文化の保護のために外国人旅行者の制限をしています。旅行者は定額制で1日$200以上の費用を払って旅行をする政策を取っているんですよ。

 

なので当時も定額制で旅行代が結構高く付きました。

 

だから、今度は4泊とか5泊の旅行じゃなくてJICAの一員として長期でブータンに行きたいと思ってJICAの試験も受けました。でも、試験には受かったんですが、派遣先がエチオピアで・・・。

 

人生でこの寄り道はできないなと思って、すぐにお断りしました。

 

かみエチオピアでもよくないですか??絶対ブータンじゃなきゃいけない理由が何かあったんですか?

 

まさこブータンの家族のあり方が好きでブータンに恋をしてたので迷いませんでしたね。当時、私は30歳で結婚がしたくて、子どもも産みたくて、家族が欲しかったんです。

 

もともとブータンに行きたくてJICAを受けていたので、エチオピアも一見楽しそうだなとは思ったんですが全く悩みませんでした。悩むくらいなら、行っていたかもしれません。

 

かみ:迷わない決断力すごいですね。

 

まさこ家族が欲しいっていう自分の欲求をはっきりと知っていましたね。子供を産めるリミットを考えても、ブータンには住んでみたい。でもエチオピアには行きたいの?その寄り道必要?って自分に問いかけていました。

 

自分の人生で今、本当に欲しいものは何か知っていると自分らしい生き方の選択に迷わない。

自分の人生を生きるためには自分の直感を信じて行動をすること

ブータンでの夫の出会い

2003年にまさこさんがブータン人の現在の夫と出会った時のホームステイでの写真で、まさこさんの夫の従姉妹夫婦の子どもさん

kami
かみ

エチオピア行きを断った後はどうされたんですか?

まさこ
まさこ

またブータンに行きました。笑 

 

まさこその時初めてホテルじゃなくてブータン家庭にホームステイをしました。

 

ガイドさんの家庭にホームステイしたんですが、そこにいたのが現在の夫です。ガイドさんの弟さんなんです。

 

かみ:なんと!!!エチオピア行き断ってもったいなかったんじゃないかと一瞬思っちゃいましたが、すごい巡り合わせですね!

 

まさこ:JICA隊員でブータンに来れないのなら、結婚してブータンに住もうかな、なんて軽く冗談で言ってたんですが、それが本当になりました。

 

かみ:迷わず断ったからこそ、人生の伴侶に出会えたんですね!

 

まさこ:そうですね。それで、一旦日本に帰った後、本当にこれからブータンに住めるのかとか、自分の心を確かめたくて、その4ヶ月後に1人でまたブータンに行きました。

 

ブータンは家族のつながりが強いので家族のいない場所で2人で会おうかとその時に夫と話して、一旦また日本に帰ったあと、今度はタイのバンコクに行って夫と落ち合いました。

 

言葉もできないし大丈夫?って不安があったんですが、バンコクで夫と2人で会ったら、大丈夫!って確信になりましたね。ピンときたことを行動していたら、自分の人生に必要なことが繋がって出てきました。

 

かみ:直感って大切ですね。

 

まさこピンとくるとか、ワクワクするとか。そこまで想いとかなくって動いても大丈夫だって今だからこそ強く思いますね!

 

自分の心にピンとくるものを行動に移していたら、ちゃんと自分の人生にとって大切なことが後から繋がってくる。だから、自分の人生を生きるには、自分の直感を信じること!

可能性を伝える人

紙(かみ)

紙(かみ)

抽象度を上げていくと、「その人の持つ素晴らしい可能性」を伝えることが好きでワクワクすることに気づいた!どんな教育を受けるとどのように育つのかリサーチ中。日豪で14年間小学校教員をしたきっかけは、20代はじめにアメリカ大陸を歩いて横断する中で、刑務所や児童観察施設、ホームレスの保護施設などを取材し世の中を良くするのは教育だと確信したから。 現在は日本の田舎に住んで、翻訳やブログ講座などをしながら夫と3姉弟の子ども達と過ごしています。 世界&日本の家族旅の様子はABC(オーストラリア国営放送)ウェブサイトでも放送されました。9エピソードあります。エピソード1はこちらから→ https://youtu.be/7LRJctVm0Yw

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