仕事にやりがいを見つけるための方法
ここでは、仕事でやりがいを見つけるために多くの方が実践されている方法をご紹介します。
自分の「好き」「得意」を仕事に活かす
興味のある仕事や好きな仕事をしている時は、モチベーションを維持しやすいものです。好きな仕事で結果を残せることに喜びを感じるという方も多いのではないでしょうか。
また、高いモチベーションを持つ人とそうでない人の仕事のパフォーマンスには、大きな差が出るということも、これまでに数々の研究を持って証明されています。
就職時や転職時に自分の興味のある分野に飛び込んだり、得意な仕事を選んだりすることは、仕事のやりがいを持つ有効な試みでしょう。
自分の成果が出ると、仕事も楽しくなっていきますよね
仕事をどうやったら楽しめるかを考える
仕事にやりがいを持って取り組んでいる人は、仕事を楽しむ努力をしています。
こういった表現をすると、「やりがいのある仕事をしているのだから、楽しいのは当たり前」という声が聞こえてきそうですが、仕事を楽しもうとする行動自体が仕事にやりがいをもたらしてくれることもあるのです。
というのも、人間は「思考⇔感情⇔行動」という3つの関係性が常に作用しています。思考が感情を動かし、感情が行動を起こさせるような仕組みになっているということなのですが、逆の作用も考えられます。
行動を起こすことで感情に変化をもたらし、感情の変化は思考にまで影響を与えます。つまり、仕事を楽しもう!というポジティブな行動が感情に良い変化をもたらし、結果的に「やりがいを感じている」という思考部分に作用してくれるのです。
日々のちょっとした行動ひとつで変化することも大いにあるので、試してみてください。
「どうやったら相手に喜んでもらえることができるかな?」と考えて行動して実際に感謝をされると、とても嬉しいです!
自分が尊敬している人を目標にする
また、仕事にやりがいを感じながらイキイキと働く上司に憧れを持っている方もいらっしゃるでしょう。そういった方が近くにいる場合は、なぜその人が仕事にやりがいを持てているのかを分析してみるのも手です。
書類作成が得意な人・人の心を掴むのが上手な人・成果を出せる人など1人の人に絞らなくても、「この分野はこの人」というように探してみるのもコツです。
長年社会で働いている方であれば、誰もが一度や二度は自身の仕事への取り組み方について向き合った経験があるでしょうから、相談することで、スランプを抜け出せるような素晴らしいヒントが聞けるかもしれませんね。
「尊敬できる」ポイントはなんなのか?自分の仕事スタイルに取り入れられないか??など考えると自己成長にもつながりますよ
仕事にやりがいがある人の共通点
仕事にやりがいがある人には共通した特徴があります。その人の習慣や行動だけではなく、心の状態にも注目してみましょう。
仕事も「自分のこと」として考える
仕事にやりがいを感じている方の多くは、会社や仕事に対して当事者意識を持っています。仕事は「やらされている」のではなく、自らの意思を持って「積極的に取り組むもの」という認識で過ごしています。
また、仕事を楽しんでいる人ややりがいを感じている人は、自分が何のためにこの作業をしているのか、この仕事をすることで会社や社会にどのように貢献できるのかまで考えている人が多いのも特徴です。
当事者意識を持つことで、自分は会社や社会の一部だという帰属意識が高まることは、仕事のやりがいを感じやすくなる他に、自己肯定感を高めてくれる効果もあります。
自分の「得意な分野」で結果を出している
仕事にやりがいを感じている人の多くは、自らの主体性に合った仕事をしていることが多いのも特徴です。主体性とは、自分の意思や判断を持ち、自分の責任で行動できることを言います。
自分の意思や判断に沿って自由に仕事ができているということは、自分らしく過ごせているということでもあります。
真の主体性を持つことができれば、分野や仕事内容にかかわらず「自分にしかできない仕事」をしているという認識を持てるようになるため、あらゆる場所や場面においても仕事へのやりがいを感じられるかもしれません。
営業で成績の良かった先輩は資料作成が苦手で、いつもペアの人にお願いをしていました。自分の得意を知るのも大切ですね
「自分がやりたいこと」を仕事にしている
自己実現とは、先ほどご紹介した五段階説の5つの条件が全て満たされている状態です。
マズローは自己実現している人の状態を『熱中し、没頭しているが、無欲で気取らず、自意識過剰にならず、恥じらうこともなく、子供時代のような正直で無邪気な状態である。恐れよりも成長へのチャレンジが勝る。瞬間的な至高経験(小さな恍惚感のようなもの)が頻繁におこる。』と表現しています。
このような状態で仕事に没頭できれば言うことなし、なのですが、マズローは自己実現状態を完璧に叶えている人は全体の1%にも満たない、とも語っています。
完璧を叶えるのは困難だとしても、仕事をする上で充実した気持ちになろうとすれば、自己実現を目指すのが最も近く効果的な方法のようです。
自己実現を叶えるためには18の方法があることをマズローは述べていますが、ここではより実践な2つの方法をご紹介します。
①自分を客観視できる力
自己実現を叶えている人、またそれに向かって邁進している人は自分を過大評価することも過小評価することもなく、自身を公正に評価することができます。
成長することへのチャレンジを楽しみ、褒めるべき時は褒め、改善すべき点は素直に遂行することができます。
②自分に価値を理解する力
自分を公正に評価できる人は自分に自信を持っており、自分を尊敬できる人でもあります。といっても、うぬぼれというわけではなく、自分の良い部分と悪い部分を建て分けて考えることができ、自分には長所と短所、善と悪、両面があることを自覚しています。
人間の価値は良し悪しで計るものではなく、その人の存在そのものに価値があることを理解できれば、自分自身を尊敬することにも繋がりますよ。
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