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自分を大切にできない原因は無意識の心理にあり!
ここまで、自分を大切にできない人の特徴をみてきました。では、自分を大切にできない原因とは、何なのでしょうか?実は、その原因は無意識の心理にあるのです。
ここからは、その原因についてお話ししていきます。
実は、自分を大切にできない原因の根本にあることは、「自分の本当の恐れに気づいてない」ことがあげられます。
もし、自分を大切するには、「自分の心の声を聞こう」「他者を気にしすぎないようにしよう」と言われても、「それができるなら苦労しないよ…」と思ってしまいませんか。
もちろん、これらの方法は解決方法として挙げられます。ですが、心の奥底で自分が何に恐れているのかが分からなければ、無意識でそれを回避しようとするため、結果として自分を本当の意味で大切にできません。
たとえば、自分に「どんなに頑張っても自分はだめなんだ」という自己不信があるとします。そうなると、完璧を求めたり、不安から行動することは「欠けている自分にならないようにするため」の回避行動になるんですね。
そこにメリットがあるから、結果として自分大事にしない方法を自分で選んでいるのです!
自分を大切にしたいと思っている一方で、自分を大切にしない方を自ら選んでいると思っていると知ったら、びっくりしますよね。でも、その心理が自らの行動に影響していることは間違いありません。
そのため、まずは自分がなぜ’’自分を大切にできないのか?’’、大切にできない行動の裏に「自分は何を恐れているのか?」深く考えてみましょう。
根底にある恐れに気がつくと、様々な自分の選択が恐れを回避するための行動だったことに気がつきます。
自分を大切にする!自己愛を高める具体的な13の方法
自分の心の底の恐れに気がつくことは、自分を大切にするうえで大切だということをお話ししてきました。自分を大切にできない行動の裏にはどんなものがありましたか?
ここからは、それを踏まえた上で、自己愛を高める具体的な13の方法についてシェアしていきます。
方法1:自分の感情に意識を向ける
自分の恐れは無意識であるというところにも通ずるのですが、人の意識の中で自分で認識できているのは、全体の5%ほどと言われています。
それほど、人は自分の意識を全くわかっていないんですね。そのため、まずは自分の感情に意識を向ける習慣をつけましょう。
日々の中でのちょっとした「違和感」「モヤモヤ」などのネガティブな感情から、「嬉しい」「楽しい」などのポジティブな感情まで、その感情に’’意識を向けて’’みるようにしてみてくださいね。
余裕があれば、なぜその感情を抱いたのか?まで深掘りすることをオススメします。
方法2:恐れを手放す
自分を大切にするためには、自分の感情に意識を向けるだけではなく、自分が感じている恐れを手放すことも大切です。
私がオススメする方法は’’とにかく書き出す’’こと。ネガティブな感情を抱く出来事があった際には、その時に抱いている感情を全て書き出してみてください。
たとえば、「仕事で失敗して注意された」という出来事があったとしたら、
・自分だって頑張っているのに
・そんな言い方しないでよ
・悲しいなぁ
など、そのままの感情を口語で構いませんのですべて書き出しましょう。すべて書き出したら、最後にその出来事に対してポジティブな面も同じように書いてください。
たとえば、「仕事への意識が変わった」「自分のことを思って言ってくれた」などです。ここまですべて書き出してみると、不思議なものでスッキリしてくるはずです。
自分の本当の恐れを知ると、自分の心により寄り添えるようになりますよ!
方法3:自己肯定感を高めようとしない
「自分を大切にする」というと、自己肯定感を高めようと何でも無理にポジティブに捉えようとするケースがありますが、その必要はありません。
なぜなら、自己肯定感とは「ありのままでいい」「生きているだけで価値がある」という感覚だからです。
つまり、自信を持ってできるようなものを見つけなければならない、ネガティブ思考な自分ではいけないのではなく、極端に言えば「ネガティブな自分でもOK」「ネガティブな自分だからこそできることがある」と思えることが大切なのです。
これについては後ほどあたらめて触れますが、自分を大切にして生きるということは、「そのまま自分を受け入れる」ことがまずは大切な一歩なのですよ!
方法4:自分を認め、許す
自分を大切にできない人が決まってできないことは、「自分を認め、許す」ことです。
先程の自己肯定感を高めなくていいという話と同じように、「今の自分はありのままで価値がある」と思えるようになるためには、今の自分をまずは認め、許しましょう。
どんなに才能があるように見える人でも、どんなにうまくいっている人でも、失敗したり、うまくいかなかったり、人に認められなかったりという経験をしているはずです。
たとえ誰かに嫌われてしまっても、失敗したとしても、それはただ一部のできごとです。今の自分を認めて許してあげることを習慣化してみてくださいね。
方法5:否定的な言葉を使わない
自分を大切にできない人は、否定的な言葉を使っている場合が多くあります。「自分には無理だ」「どうして私もいつもだめなんだろう」など、自分に否定的な言葉をかけてはいませんか?
また、そういう人は自分に対してだけでなく、家族などの近しい関係の人にも、否定的な言葉を使うことが多い傾向にあります。
「なんで〇〇してくれなかったの?」「どうして何度言っても分からないの?」「そんなのダメだよ!」など、無意識のうちに否定的なことを言ってしまいます。
言霊という言葉があるように、周りに向けている言葉は、そっくりそのまま自分に帰ってきます。普段から「否定的な言葉を使っているかも…」と心当たりがある人は、自分に対しても他者に対しても、言葉を工夫してみてくださいね。
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