強い劣等感を抱いたまま過ごすのは苦しいですよね。
そんな風に感じたことのある人は多いのではないでしょうか。
いろんな人と関わりながら生きているのですから、つい人と比べてしまうのは自然なことです。
誰かと比較して、その悔しさをバネに「よ〜し!私だってやってやる!」なんて思えたらいいのですが、そう簡単にはいきません。
強い劣等感を抱くことで気持ちが沈み、あらゆる物事を悪い方にしか考えられなくなってしまった経験のある人だっているはずです。
私自身、周りの人の良いところばかり目について、「それに比べて私は・・・」と落ち込んでしまうことが多々ありました。
でも今は、自分をムダに卑下することはなくなりました!
というのも、劣等感で苦しい時はどうすればいいのか、どんな考え方をすればいいのか、自分なりにあれこれ試したことで、劣等感とうまく付き合っていけるようになったからです。
そこで今回の記事では、自身の経験を踏まえつつ、劣等感への対処法をお伝えします。苦しい状態から抜け出したい方、この先劣等感に悩まされたくない方はぜひ、最後まで読んでみてください。
目次
劣等感とは
ではまず、「劣等感」という言葉の意味を確認しておきましょう。
調べてみると、
とあります。
また、ベストセラー本『嫌われる勇気』で有名なアドラー心理学においては、劣等感を健全なもの、不健全なものの2つに分けて整理しています。
◆不健全な劣等感・・・他者との比較により生じ、努力を放棄する言い訳に使うもの(例:○○のせいで△△できない)
私たちが通常イメージする「劣等感」は、ここでいう不健全な劣等感の場合が多いですね
こうして見てみると、劣等感とは、自分が劣っているというあくまでも主観的な解釈であり、誰と比べるか、どう使うかによって良くも悪くも捉えられるといえます。
劣等感が生まれる原因
続いて、劣等感が生まれるのはなぜなのか、まとめておきましょう。
自分のことが好きになれない
自分に対してダメ出しばかりしていませんか。
「あれもできない、これもできない」と自分のマイナス面ばかり見ていたら、あるはずの長所も見えなくなってしまいます。
私自身、自分のダメなところばかりが目について、自分が好きだなんて口が裂けても言えませんでした・・・(泣)
自分のことが好きになれない人はセルフイメージが低く、自分には価値がないように感じてしまうことが多々あります。
上手くいっている人を見ては「それに引き換え私は・・・」と落ち込み、劣等感を抱きやすいです。
完璧主義で理想が高い
完璧主義で理想が高い人は、
など、向上心が高く負けず嫌いな場合が多いです。
「完璧主義」なのも「理想が高い」のも良いことのように思えますが、度が過ぎると、自分を苦しめる要因のひとつになりかねません。
自分の思うとおりにならなかった際には、理想と現実のギャップが大きすぎて、劣等感で苦しい状態に陥ってしまいます。
人と比べる癖がある
周りの人、もしくはSNSを見て、感情が揺さぶられてしまうことがありますよね。
そんな風に優劣をつけがちな人は、日常的に劣等感を抱きやすいです。勝手に競って、勝手に苦しい思いをする・・・心当たりのある人は多いのではないでしょうか。
あ・・・わたしのことです(泣)
過去の経験がトラウマになっている
子どもの頃の経験が、今に影響を及ぼしていることがあります。
たとえば、親や先生に「あなたは何をやらせてもダメね」なんて言われ続けた人は、自信を持てないまま大人になるでしょう。
また、褒められた経験の少ない人は、自分は劣っているんだというセルフイメージが潜在意識に刷り込まれている可能性もあります。
そういった人たちは、過去の出来事がトラウマとなり、劣等感を抱きやすくなっています。
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