働いていると、がむしゃらに目の前の事をこなして頑張っているときもありますが、何かのタイミングで立ち止まったとき「あれ?ずっと仕事しかしてないな・・・」「毎日働いて、会社と家の往復だけでいいのかな~」なんて考えたことってないでしょうか。
会社に入りたてのときは、「よし!仕事を頑張って、プライベートも充実させるぞ!」言っていた同期や先輩が30歳に差し掛かるころから、「サラリーマンって会社に使われているだけの奴隷みたいだよ」なんて言う声を聞いたりもします。
でも、本当にサラリーマンって奴隷なんでしょうか。
周りの働く人たちを見ていると、
・会社生活に疲れてグチをこぼしてしまう人
に大きく分かれていて、会社生活に疲れてしまう人、納得して働いている人の差は何なのか、なんで働いているうちに気持ちが変わってしまうのかって不思議ですよね。
そこで、私の周りで社会人生活を楽しんでいる人、納得している人がどんな考えを持って仕事をしているのか。そこからサラリーマンでいることの長所と短所が見えてきたので紹介させていただきます!
目次
なぜサラリーマンは奴隷と言われているのか??
「奴隷」という言葉を聞くと、人間としての権利や自由を認められず、労働を強制されている状態で、世界史などで習った人も多いですよね。
最近では、『会社に飼い慣らされている家畜』という皮肉な意味を込めて、辛い状態でも会社に尽くしている人を社畜なんて言うようにもなってきています。
この社畜という状態がから「サラリーマンは会社に労働を強いられていて奴隷みたいだ」というイメージがついてしまっているようです。
会社に対して文句も言えず、やりたくない仕事をさせられたり、勤務時間以上の時間的・精神的拘束を受けている印象がある人は「社畜」と感じてしまう人が多そう
サラリーマンで「社畜だ、会社の奴隷だよ・・・」と感じる人がいる一方で、「会社が好き、働くことが好き」と感じれている人がいるのも事実で、この違いは
・環境
・仕事内容
・モチベーション
・仕事量
が大きく影響しています。
また、自分だけが感じている会社への思いだけでなく、働いている時の印象は周りから見られている評価からの感情もあり、
自分:会社で働いていることに納得
周囲:周りからも応援されている
自分:働いていても得られるものが少ない
周囲:周りからの心配やグチの多さ
自分:働いていることに納得
周囲:働いている会社への不満や不安
残業の多さや、お給料と仕事、プライベートのバランスが悪くて周りに心配されてしまうのはこれに当てはまります。
自分:働くことが辛い
周囲:会社で働くことに価値を感じている
会社に通勤することが大変だけど、家族や周囲から「こんな会社で働けるなんてスゴイ」など一定の評価を得られていて、周りと印象のギャップがあるのがこれに当てはまります。
と大きく分けるとこのような状態ですが、もしかしたら、自分では特に何とも思っていなくても、周りから「大変だね」「こんな仕事割に合わないよね」と言われ続けていると「そうかも知れない・・・」と感じて「ん?結局会社に満足なのか不満なのか、自分の気持ちがよく見えなくなってきてしまった・・・」ということもあるかも知れません。
自分の状態をより理解するために、次の章では、改めてサラリーマンでいることの長所と短所を見て行きましょう。
サラリーマンでいることの長所と短所
サラリーマンとして働いていると、当たり前すぎて周りから「社畜だよ」「働かされ過ぎて奴隷みたいだ・・・」というネガティブな面をつい見てしまいがちですが、ここでサラリーマンでいることの良いところ・気付いていないけどプラスかも・・・ということを含めて考えて行きましょう。
サラリーマンの長所
まず、サラリーマンとして働いていることの長所として挙げられるのが
・安心して働ける環境
・会社の仲間ができる
・個人ではできない仕事へのチャレンジ
・企業に属していることでの信頼
などが考えられます。
当た前のように見えているこれらのことですが、会社を辞めて1か月以上何も働かない生活をしていたとき、「あっ月末になってもお給料が振り込まれない」「久々に会った同僚の話についていけず、疎外感を感じてしまう」「大変だと思っていた仕事だけど、個人で企業レベルの仕事はできない」などを実感しました。
今まで何気なく対応していたことですが、クレジットカードなどを作ろうと思った時に
収入がかなり低くなったかも・・・。借りられるお金や引っ越しなども個人だと苦労することが多いんだな~
と会社を辞めてみて、会社で働くことで多くの信頼を得られていた事に気がつきました。もしかしたら当たり前に受けられているサービスや日々の安心はサラリーマンだからという特権だから受けられているものもあるかも知れませんよ。
サラリーマンの短所
では次にサラリーマンの短所は何でしょうか。
・働く時間の拘束
・働く会社による決まりに従う
・時としての自己犠牲がある
・自分だけの事をできない:部下のフォローなど
などが挙げられるのではないでしょうか。
ある同僚がサラリーマンとして短所として
人身事故があると電車が何時間か止まって、駅のホームに人が溢れたり、他の線に乗り換えてギュウギュウ詰めになりながら会社に向かいう時は、「こんな思いまでして通勤しないといけないのか・・・」と思う時があるよ
家族が病気で会社を何日か休むとき、1、2日ならいいけど、それ以上になると周りからの目が気になって休みにくいんだよね・・・
なんて話している人もいました。これは会社の考え方や仕事の内容によるかも知れませんが、「自分や周りを犠牲にしている」感情が強くなるほど、短所になってしまうことが考えられますね。
まず、自分の働いている状況と会社にいての「長所」「短所」を改めて整理してみましょう
サラリーマンに戻った人と、サラリーマンを辞めた人の話
サラリーマンでいることの長所と短所をを書かせていただきましたが、私の周りで個人で仕事をしていたけどサラリーマンに戻った人の話と、サラリーマンだったけどフリーランスになった人の紹介をさせて頂きます。
「サラリーマンは社畜だ!こんなに働くなんて奴隷みたいだ・・・」と感じている人は、実際にサラリーマンに戻った人と辞めた人がどう考えたが参考になったら嬉しいです。
フリーランスから社会人に戻った友達の話
私の友人Aさんは
↓
フリーランス
↓
会社に再就職
をしているます。久しぶりに会ったときに企業で働いていると聞いて「あれ?自由になりたいって辞めたんじゃないの??」と感じたので、詳しく話を聞いてみると、
個人で働いていたのに、また会社に戻ったんだね
そうなんですよ。自分で対応してみて、1人でやる大変さに気付きました
だってコピー1枚とるのもお金がかかるのに、会社だったら経費で使えるから気にしなくて良いじゃないですか。しかも、元々会社の信頼があるし、1人で対応するより、色んな事ができるんですよね
なるほど~、そんな考え方もあるんだね(会社を使わせてもらって色々チャレンジしているなんて考えたことなかった)
今は自分のチームを持って部下もいるし、会社の備品とか使ってどうしたらお客様にもっと届く営業対応ができるかトライアンドエラーができているので、ありがたいです
と話してくれました。
改めて会社で働くことのメリットを感じて行動しているAくんは、周りの人か評判も上々で、素晴しい成績を収めているようです。
会社にいると当たり前に使えているリソースは自分1人で作り上げてきたものではなく、先輩や周りの人の力であることがほとんどです。改めて会社にいるからこそできることを見直してみると会社にいることのメリットを感じられますよ。
サラリーマンを辞めた人のその後
昔サラリーマンをしていたけど、今は自分の好きなように生きているBさん。
会社を辞めて不安とか無かったんですか。今楽しいですか?
会社を辞めるときは多少不安もあったけど、自分で自分の力を試してみたかったし、1年くらいの余剰資金を貯めてからやめたしね。それに、ダメだったらまたサラリーマンに戻ればいいやって(笑)
確かにダメだったら、それでおしまいじゃないですもんね
実際辞めてみたら、最初は大変だったし失敗も苦労も多くて「サラリーマンの方が良かった~~」って思った時もあったんだけど
何とかなってくると、自分で何をするか決められるし、誰と一緒に働くかも決められて、家族との時間が増えたから人生にゆとりができたかな~
などと話してくれました。
Bさんの話を更に聞いていくと、会社を辞めて価値観が大きく変わったことがあったそうで
・時間を大切にするようになった
・ものの価値観が変わった
・人付き合いを大切にするようになった
などがあるそうです。
会社関係の接待が無くなってストレスが減ったから、お金の使い方を考えるようになったら価値が変わってきたと教えてもらいました。
もしかしたら、知らない間にストレスを抱え込んでガマンしていることもあるかも知れません。自分がやりたくないことを考えてみて、働きながらこれらを避けられる方法は無いかを考えて少しでも改善するだけで気持ちが変わることもありますよ。
経済的自由を手に入れている人って何を考えているのか参考になる記事はこちらです。
それでも「サラリーマンはどうかな・・・」と悩んでいたら
「サラリーマンで働いていることは奴隷と同じだよ・・・」と思いながら働いていると、隣の芝が青く見えたり、今の状況から変わりたいけどどう変わっていいか分からない人に、オススメの方法を2つ紹介させて頂きます。
働く市場を確かめてみる
働いていると、自分の働いていている会社の状態は周りに比べてどうなのか、自分のスキルはどうなのかは社内の情報しか入ってこないことって多いですよね。
自分や会社の市場を確かめてみる方法は2つあり、
・周りの話を聞いてみる
です。
本当に転職しなくても、今の自分が転職するならどんな企業に行けるのかな?その会社はどんな福利厚生で年収はどれくらいなのかを知ることができます。
実際に転職をしなくても、周りの情報や自分の状態を知る機会になりますよ。
もし「転職エージェントに連絡するのはちょっと・・・」という人は、同じ業界での自分の会社の状態、と他業種での自分の会社の状況などを周りの同じような年齢やスキル、対応している仕事内容が同じ人に聞いてみるのも方法です。
お給料の詳細までは聞けなくても、どんな仕事内容なのか、その人はその会社で働いていて何に満足しているのかなど聞けると、自分がサラリーマンとして働く上での何を大切にしているのか改めて知ることもできますね。
調べていると、色んな条件が出てきて「あれも良いな」「これはちょっと・・・」と色んな感情が出てくるので、自分が働く上で何に価値を置いているか考えながら対応するのが良いですよ
副業を始めてみる
もし、今の仕事を辞めるには勇気がいるしできれば慣れている会社で働きながら何か打開策が欲しい・・・という人は、時間を作って副業をしてみることがオススメです。
副業を始めてみるメリットは
・合わなかったら簡単に止められる
・興味があったものが本業になる可能性がある
・副収入が得られる
・自分のスキルを生かせる
などたくさんのプラスがあります。
いきなりお金をかけて始めなくても、プラットフォームが揃っているアプリなどを使用すれば簡単に始められますし、働いていると気付けない「今世の中で求められていること」「求められているスキル」を知るチャンスにもなります。
サイドビジネスの始め方を知りたい人はこちらの記事を是非読んでみてください。
自分を変えたいけど変え方が分からない人はこちらの記事もオススメです。
サラリーマンが嫌になったら人生を考えるチャンス
働いていると、「このままサラリーマンとして働きつづけていて良いのかな・・・」「会社に使われる奴隷みたいだけど、どうやって生きて行こう」と不安になってしまうと、自分の状況は不幸だ、なんてネガティブに考えてしまう人も多いですが、実はこう感じた時って人生のチャンスでもあるんですよ。
人は、「幸せ~」「これ以上何もいらないや」と幸せになることを望んでいて、それ自体はとてもステキなことですが、全部に満たされている時は、「自分の人生をどうしていこうかな?」と考えることって少ないのではないでしょうか。
ピンチはチャンス
です。現状に不満やもっと良くなったらいいのに・・・と思っていたら、もっと良くなれる可能性がたくさんあるということです。
まずは、自分にとってどうなったら最高に幸せか?その状態と今とでは何が違ってどうしたらそうなれるのか考えてみることから始めてください。
「これをしてみると良いかも」「もっとこの知識があったらな」と思ったら、あとはそれに向かって行動するだけですよ!
まとめ
サラリーマンは会社のために一生懸命に働く企業戦士なんていわれ方もして、どちらかというと「大変」「会社に使われている」「サラリーマンは奴隷だ」なんて考えてしまうこともありますが、
・働いているから得られるもの
・会社のメンバーだからの経験
なんかがあるもの事実です。
「どうせ社畜だよ・・・」と思った時はぜひ、サラリーマンでいることが自分にとってどんなメリット・デメリットがあるか改めて考えて、その上でどうしたいか、どう生きていきたいのか、その為にどう行動をとってみるか考えるキッカケにしてみてください。
あなたの人生が今日より明日、明日より明後日がステキな日になることを願っています ^^
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