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頑張り続けてしまう要因とは?4つのタイプで恐れを知ろう
ちょっと想像してみてほしいのですが、もし、あなたが周りの人から「頑張らなくてもいい」と言われたら、どんな風に感じますか?

私がこれを想像した時、「だれからも必要とされていない人」そんな風に思ってしまいました…
実は意外と「頑張らない」ってすごく難しいんです。なぜなら、きっとあなたは「頑張る」ことで、何かメリットを得ているからです。
それを辞めてしまったら、「何か良くないことが起こる…」と潜在的に思っているとも言えますね。
そのため、自分が頑張ってしまう要因がどこにあるのかを知ることが大切です。ここではその要因について4つのタイプに分けてお話ししていきます。

自分はなぜ頑張っているのか考えながら読んでみてくださいね!
’’結果’’がほしい!価値を求めるタイプ
私たちは小さい頃から、親や先生などの周りの大人に「頑張れ!」と言われ続けてきたので、頑張ることが当たり前になっています。学校で周りと比較され、時には兄弟と比較され、常に人と比べられることにストレスを感じてきた人は少なくないはず。
特に幼い頃に、何か結果を出したことでしか褒められなかった経験がある方は、’’頑張って結果を出さないと、自分には価値がない’’と思っていることが多いです。
’’自分に価値かなくなってしまう’’ことが怖くて、たとえ結果を出したとしても、常に「もっと頑張らないと」と行動中毒になっている傾向にあります。
置いてかれたくない!人並みを求めるタイプ
日本の教育ではずっと、「平均的な人」が求められてきましたよね。思い出してみると、テストでも受験でも、大事なのは’’平均点’’。得意な分野よりも、できない分野を「人並みに…!」と、頑張ってきた人は多いのではないでしょうか。
特に、人並みから外れたことが原因で辛い経験をしたことがある方は、’’自分は頑張らないと人並みになれない’’、’’周りから置いてかれたくない’’と思って頑張り続けてしまいます。
たとえ頑張って何かを達成したとしても、「いつまた置いてかれるかわからない」と頑張ることを辞められない傾向にあります。
つながりがほしい!居場所を求めるタイプ
人の役に立ったり、何かをして人に喜ばれることで、「自分の居場所がある」と安心感を覚えることってありませんか。
特に、自分は何もしてないと、’’人に愛されない’’と思っていたり、’’人と繋がりが断たれてしまう’’ことを恐れている人に多いです。
つまり、「誰かの役に立つことで繋がっていたい」「人に認められることで愛されたい」と思って頑張り続けているのではないでしょうか。
他者のことばかり気にしてしまったり、頑張って人につくしすぎたりすることで、自分を見失ってしまう傾向にあります。
何か足りない!完璧を求めるタイプ
これも頑張りすぎてしまう人に多いのですが、どんなに頑張っても、自分には「何か足りない!」と、完璧を求めてしまうタイプです。
他者と比較して自分が’’至らないな’’と思っていたり、’’自分はできない人間だ’’と自己不信になってしまったりすることを恐れている人に多いです。
頑張っていないと「自分は出来損ないになるのではないか…」と不安になってしまい、安心材料を求めるために、ありとあらゆる方法に手を出してしまう傾向にあります。
頑張らない生き方の方が実はがうまくいく!?
これまで見てきた要因が全てとは限りませんが、いずれにしても、自分が頑張ってしまう裏に、いったい「どんな恐れがあるのか」を知ることは大切です。
自分では無意識でも、実は恐れ・不安から頑張ってしまう人は少なくないからです。
「認められたい」「人の役に立ちたい」という’’承認欲求’’は人間誰にでもあることなので、頑張ること自体が悪いことではないのですが、その裏にある不安や恐れから頑張りすぎてしまうことは心身ともによくありません。
頑張らない生き方には、そういう不安や恐れに自分が寄り添い、自分の心や気持ちを大切にするということが前提として大切なのではないでしょうか。

だって、何かに恐れながら、そして何かに耐えながら生きるということは、とても苦しいですよね。
私自身も、何か常に頑張っていないと、「誰かも必要とされないし、居場所がなくなってしまう…」そんな恐れがあって頑張っていた時期があります。
でも今はその恐れに気がつき、その恐れから頑張っていたことを少しずつ辞めていったおかげで、今では「頑張っている」という実感がなくても、「ただ生きているだけで幸せだ」と思えるようになりました。
人はただ生きているだけで価値があり幸せである
頑張らない生き方へシフトしたことで、もう1つ気づいたことがあります。それは、何か一生懸命に頑張らなくても、人は喜んでくれることが沢山あるということです。
よく「自分の才能や得意なことは自分では気が付かない」なんて言われるように、自分の才能って、もはや頑張らなくてもできることだから自分では気がつきにくいのです。
たとえば、今までに「そんなことで喜んでくれるの?」と、自分では’’たいしたことない’’と思っていることで人に喜ばれた経験や、気がついたらやってしまっている行動にそのヒントはあります。
ここで大切なのは、「自分が当たり前に出来てしまうことは、他者の当たり前ではない」と気がつくことです。
人は誰でも生まれ持った才能があって、自分では息を吸うようにできてしまうから、頑張らなくても人の役に立つことができるのです。

誰だって、ただ生きているだけで幸せになれるほど価値があるんです!
そもそも考えてみてください。健康で元気に動ける身体があること、たったひとりだったとしても自分にとって大切な人がいること、それってすごく幸せなことではありませんか?
それに加えて、頑張らなくても人に元気や勇気を与えられたり、頑張らなくても常に人の話に耳を傾けれられたり、頑張らなくても周りを明るくできる話が出来たり…などなど、どれもそれは人それぞれが持つ「豊かさ」であって、かけがえのない資産なのです。
ただ、そうは言ってもすぐには腑に落ちないかと思いますので、ここからは、頑張らない生き方へシフトしていくために、生きているだけで幸せを感じる具体的なコツをご紹介していきます。
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