環境を変えると人生が変わる?海外移住してみて気づいた一番重要なこと

ライター:サトシ

「環境を変えると人生が変わる」

新卒で入った会社で2年目を迎えた頃、偶然目にした一文でした。

人生変えたい!と思っている人にとっては希望になる半面、この言葉の通りに実践して状況が好転する人もいれば、あまり変わらない人、以前よりも状況が悪くなってしまう人もいます。

サトシ

そんなに簡単だったら、みんな上手くいってますよね。

私自身、学生時代にはスポーツ系から国際協力系のサークルへ転向、長期の一人旅に出たり、社会人になってからも最初に入った会社を辞めてアフリカへ移住したりと何度も環境を変えてきています。その中で、環境とともに人生も変える上で欠かせないポイントが分かってきました。

追い詰められて、もうどうしたらいいのか分からない…!って状態の時ほど、素直に何でも試してみたくなるものです。

今回はそんな時に更に遠回りしなくても済むように、環境を変える時に気を付けたいポイントをお伝えします。

全ての人が平等に持っている時間は、人生の中で一番重要で価値のあるものの1つ。私のように遠回りすると時間もお金も余計に使うことになってしまうので、同じ轍を踏まないようにポイントをおさえて、スムーズに人生攻略していきましょう。

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なぜ環境を変えると人生が変わるのか

あなたは普段、自分が暮らしている「環境」について意識することはあるでしょうか。

自然環境や住環境、職場環境に至るまで、私たちは様々な環境の中で生活しているため、イメージも漠然としたものになりがちです。

しかし、あまり意識することがないからこそ、全ての人にとって大きな影響を与えるものでもあります。

身近なものでは、何度も目にするTVのCMが良い例でしょう。繰り返し流すことで私たちの行動に影響を与える効果があるからこそ、多くの企業が利用していますよね。

長い時間を共にする人間関係も同様です。いつも一緒に過ごしている友人や恋人の口癖が移ってしまうことはよくありますし、多くの学生が一般企業に就職する中でも、自営業の親を持つ学生は起業に対する心理的なハードルが低いとも言われています。

このように、私たちの思考は環境から五感が繰り返し受ける刺激によって大きな影響を受けているのです。次の文章はマザーテレサの言葉としてご存知の方も多いのではないでしょうか。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

                            マザーテレサ (※詠み人には諸説あり)

ここで最初に気をつけるべきは「思考」となっていますが、この思考に影響を与えているのが環境なんです。

普段から身を置いている環境が思考に繋がり、行動するうちに習慣化し、最終的にその人の人生になっていく。万が一、これまでの環境が反映された現状が理想と違い好転しそうにない場合には、環境を変えるべきタイミングに来ているのかもしれません。

「環境を変える」って具体的にどういうこと?

環境を変えると人生が変わる理由、お分かりいただけたでしょうか。
では続いて、変えるべき「環境」について具体的にお伝えしていきます。

自分の生活を取り巻く環境の中でも、変えていくことで特に効果が高いとされているのが次の3つです。

 ・住んでいる場所
 ・付き合う人
 ・毎日の時間配分

          PRESIDENT Online 2016年2月1日号 大前流「自分を変革する」3つの方法 より

住んでいる場所を変えると住宅はもちろんのこと、外出する際に目にする風景や近所付き合い、通勤時間まで変わるため、文字通り生活を一変させることになります。引っ越しを決めるだけで自動的に残りの2つも変わることになるので、一番手っ取り早い方法ではありますが、家庭や仕事の都合もありハードルが高い選択肢でもあります。

次に、近くにいる人が自分の目指したい目的地とは違う方向を目指していると感じる場合には、付き合う人を変えるのも選択肢の一つ。長い時間を共にする人から受ける影響は非常に大きいものなので、マイナスの影響を受けていると感じた場合には一時的にでも距離を取ってみることをおススメします。

家庭や職場の人間関係に課題がある場合には簡単に変えることはできませんが、自分の趣味や関心のある分野のコミュニティを探して新しい繋がりをつくるのもいいでしょう。

サトシ

今の環境に馴染めない時や不満がある時でも、所属するコミュニティが複数あると驚くほど気持ちが楽になりますよ。

最後に、住む場所も人間関係も変えるのは難しい!という場合には、毎日の習慣を見直すところから始めてみましょう。見直すだけでなく、見つけた隙間時間で目標に向けて必要なことを始めることが大切です。

例えば新しいスキルを身に着けたいと思った時、毎朝1時間早く起きて仕事に繋がる勉強をするだけでも、1年間続ければ相当な学習量になります。ゆっくりとした変化は自分で実感しづらいものですが、継続することで着実に人生を変えていくことができるでしょう。

このように環境を変えることは、実は身近なところでも活用されています。

例えば、学校教育のクラス替えです。本来は子どもの成長に合せたクラスの均等化や新しい環境への適応力をつけるためのものとされていますが、逆に言えば、それだけ環境から受ける影響が大きいと認識されているからでしょう。

高校までは教育制度の中で過ごす割合が大半を占めますが、大学に入れば所属するコミュニティは自分で選択できるようになります。働き始めてからも人事異動などはありますが、会社内で人間関係が固定されてしまいがちになるため、自分で意識して変えていく必要があるのです。

環境を変えるにあたり、さらに具体的な行動やタイミングについても気になるという方は、こちらの記事もおススメですよ。

環境を変えて、どうなった?海外移住して気付いたNGパターン

ここまで、環境が私たちに与える影響について見てきましたが、私自身も学生時代から何度か環境を変える選択をしてきました。

スポーツ系から国際協力系のサークルへ移籍したり、長期で一人旅に出かけたり、シェアハウスに住んでみたりと、今振り返っても興味だけで生きてる人間なんだなーと痛感します。

特に直近2年間をアフリカで暮らしたことで、環境とともに人生を変えていく上で重要なポイントが見えてきたので、ここからは環境を変えようとする時に陥りがちなパターンを3つに分けてお伝えしていきます。

私は典型的な失敗を繰り返してかなりの遠回りをしてしまいました。これから環境を変えようと思っている方には同じ失敗をしてもらいたくないので、理想の人生を手に入れるために再度確認してみてください。

とにかく今この場所から離れたい

環境を変えることは人生を変える手段として効果的なものです。人によっては、今すぐ行動に移せることもあるでしょう。しかし、目に見える変化や影響が大きいからこそ、苦しい状況にある時ほど魅力的に映るものでもあります。

私自身、海外移住は学生時代からの夢の1つでしたが、当時働いていた職場に対する不満がなかったとは言いきれません。

営業という職種に適性を見出せずにモヤモヤする日々が続いていた時、定期的に訪れていた海外の宿で現地に移住した方と話をする機会があったことで、希望していた業界への一歩として海外で挑戦することを決めました。

移住したことで得られた経験や現地の友人、日本に戻ってからも続いている人間関係などはかけがえのないもので、後悔する気持ちは全くありません。

ただ、前職では近くに気軽に相談できるような友人もおらず一人で悩んでいる状況でした。今振り返ると、自分から相談相手を作るなどして状況の改善に動くことも出来たのではないかと思っています。

現状で身体的・精神的負担の大きい状況にいる場合、環境を変えて新たなスタートを切ることは魅力的な選択肢になりえます。

しかし、自分の目標を達成する上でもこうした状況は経験する可能性が高いもの。辛いときに環境を変えることを繰り返していると、自分にとって本当に必要なチャレンジをすべき時でも「環境を変えたい…!」と思ってしまいかねません

身体を壊してしまっては元も子もないので、異常な長時間労働や身の危険を感じる状態にある時には迷わず自分の身を優先すべきですが、そうでない場合には「環境を変える以外に現状を好転させる方法はないか?」と考えてみましょう。

その時の興味関心のままに動く

誰しも環境から刺激を受ける中で様々なことに興味を持つのは自然なことで、決して悪いことではありません。好奇心の旺盛さは、むしろあなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。

好きなことを仕事に!という時代の流れもあり、好きなことが見つかるまで色々試してみるという選択肢もないわけではありません。しかし、長期的な展望を持たずに繰り返し環境を変えてしまうと、やってくるチャンスを逃してしまう可能性があるのです。

私の場合、子どもの頃から好きだった料理と、学生時代から高まっていった海外への興味を全く別のものとして捉えてしまっていました。

高校を出るまでは料理の道に進みたかったんですが、両親の反対で大学に進んだところ、料理以上に海外へ行くことにハマってしまって。

サトシ

興味はあっても趣味レベルを抜け出せなかった料理の道に対する未練を忘れたい気持ちもあったと思います。

でも実際に海外、それも生活環境が大きく異なるアフリカに住んでみたら、日本にいる時には趣味でしかなかった料理でも身近な人に喜んでもらえたのが印象的でした。現地では日本のコンビニスイーツのように気軽に買えて美味しいものが少ないので、趣味レベルの料理でも好評だったんです。

仮に、私が自分の店を開く!という目標を持って本格的に料理の勉強をしていたら。このタイミングで現地の市場調査をしたり具体的に開業の計画を立てたりと、目標に向けて動き出すことができていたかもしれません。

環境を変えると、良くも悪くも個人が持つ個性が際立ちます。普段は趣味レベルでやっていることでも、場所を変えるだけで多くの人から求められるようになることもあるのです。

好奇心旺盛な人は人生経験が豊かになる半面、エネルギーが分散してしまいがち。自分は何がしたいのか、どうなりたいのか、そのためにお金や時間を何に集中させるのかを明確にして準備しておくと、ここぞ!という時にスタートダッシュを切ることができますよ。

環境を変えることが目的になっている

これまで憧れの職業に就くことや特定の場所に住むことを夢に努力してきた方の中には、環境を変えること自体が目標になっている場合があります。

目標があるからこそ継続して努力することができますし、実現した時には強い達成感を得ることができるのですが、そこから次の目標を見失ってしまうことにもなりかねません。

これは私と同時期に海外で働いていた友人のケースですが、海外移住を夢に語学学習に励み、夢を実現させた方がいました。

移住した当初は非常に生き生きと暮らしていましたが、どんなに刺激的なものでも次第に新鮮さは失われていくものです。1年も経つ頃にはそれまで非日常だった暮らしが日常になり、

夢が叶ったら、目標がなくなっちゃった…。

と、本来の予定を切り上げて日本へ帰国してしまったのです。

環境を変えることは、人生を変えるための1つの手段でしかありません。これが目的になってしまうと人生迷子になりかねないので、住居や仕事の変更を伴う場合には再度チェックしてみることをおススメします。

人生を変えるために最低限考えておきたい、一番重要な2つのこと

ここまで、環境を変えるとはどういうことか、環境を変える時に注意しておきたいことについて紹介してきました。じゃあ結局どうしたらいいの?と思っている方もいるでしょう。

最後に、NGパターンを避けて思い通りの人生を実現するために一番重要なことをお伝えしていきます。たったの2つですが、これがあるだけで人生の道に迷う可能性を減らすことができるので、自分は大丈夫か…?と確認しながら読み進めてみてください。

目標設定

私たちは学校教育を受けていた頃から具体的な「数字」を求められることに慣れています。学生であれば試験の成績や単位、社会人の方は業績や年収などを達成したい目標にされている方が多いでしょう。

しかし「生き方」になると、幸せの基準は人により様々なため明確な数字で表すことができません。

ネットを開けば「こうすれば成功できる!」という情報は山のように見つかりますが、その中から何を選んだらいいのかは自分で決めていく必要があるのです。

サトシ

海外で出会う人は、自分にとっての幸せの基準や優先順位がしっかり決まっている人が多い印象です。

そこで必要になるのが、あなたにとっての理想の未来像です。

・誰と一緒にいるか。
・どこに住んでいるか。
・どんな働き方をしているか。
・収入はどれくらいあるか。
・どんな時間の使い方をしているか。
・趣味には何を楽しんでいるか。

…などなど、可能な限り具体的に書き出してみましょう。

私の場合は、

・素の自分でいられる最高の仲間達と一緒に過ごす。
・数週間毎に気になる場所を旅しながらフルリモートで働く。
・仕事は可能な限り早朝~昼過ぎに集中。
・定期的に友人を集めてお酒と料理を楽しむ会を主催。
・幸せの循環のために自分の時間とお金を使っている。
・海外に拠点を持っている。

…こんなところでしょうか。

現在の状況を考慮すると、その延長線上にある未来しかイメージできず思考が制限されてしまうので、できるだけゼロから考えてみてください。これで、あなたにとっての人生の目標地点が定まります。

自分自身のポジショニング

ここまでくれば、既にあなたの頭の中では

このまま今の環境にいて、理想の未来は実現できるだろうか…?

と考え始めているのではないでしょうか。

そうなれば、あとは自分の現在地を客観的に把握して、理想の未来を手に入れるためには自分の身をどこに置くべきかを考えるだけです。

・設定した目標の中でも特に優先順位が高いのは何か
・どんな環境に身を置けば理想の未来に近づけるか
・どんな環境であれば、自分の良さを活かせるか

を考えて、現状のままでは実現できそうにないところから環境を変えていきましょう。

いきなり仕事を変えるのは難しくても、必要な分野の勉強を始めたり、理想に近い状態の人が集まるコミュニティを探して参加したりするだけでも十分に効果があります。

サトシ

自分の強みが活きる場所に身を置くのはビジネスと同じ考え方ですね!

特におススメしたいのは、自分の理想に近い環境にいる人と一緒にいる時間を増やすこと。近くにいる人から受ける影響は非常に大きいので、自分にとって理想の環境があるコミュニティや講座には多少の投資をしてでも参加してみるといいですよ。

ちなみに私の現在地はというと…

・30歳独身会社員
・駆け出しライター、目立ったスキルなし
・仕事は楽しいが、今の時代に副業を禁じている会社に不安を感じる
・大企業→中堅への転職で収入は新卒時の振り出しに戻る
・資産は最低限あるものの、将来的には不足することが確実

色んな事にチャレンジしたい気持ちと安定を求める慎重さが同居している厄介な性格なので、現状に対して危機感は持ちつつも足踏み状態を続けてきた結果がしっかり反映されています。

この状態からリモートのフリーランスで生きていけるようになるために必要なのは、

・同世代が集まるシェアハウスに引っ越し
・フリーランスで活躍している人が所属するコミュニティに参加
・本格的に副業を始める
・ライティングスキルの向上
・ライティングと相性の良いスキルの習得
・再度の海外移住に向けた語学強化、情報収集、資産分散

私は海外から帰国してしばらく実家で暮らしていたところ、自分でも驚くほど考え方が保守的になっていました。一緒にいる人から受ける影響が特に大きいのを痛感したので、すぐにフリーランスを目指す人が集まるコミュニティを探し、住居も変えることに。

今後はライティング・スキルの向上と併せてリモートで仕事ができるスキルの開発に集中しながら、学んだことを実践する機会を増やしていきます。

サトシ

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自分を成長させたいなら、居心地の良い環境を出て不安定を求めよう

ここまでお伝えしてきた通り、「環境を変える」というのは自分の理想の未来を手に入れるための強力な手段ですが、諸刃の剣になってしまう危険もあります。

やみくもに自分の居場所を変えたり、新しいことを始めてみたりすれば一時の刺激を得ることはできます。でもそれは現状を放棄しているに過ぎず、人生の袋小路にはまる可能性が高くなってしまうでしょう。

サトシ

人生一発逆転できるような切り札ではないんですよね。

人生を変えたい!と思った時に必要なのは、まず自分が理想とする未来を明確にすること、そしてその未来に近づくために必要な行動を起こすことです。

人間は無意識に居心地の良い現状に留まりたいと思っています。そのため、環境を変える時には不安を感じたり違和感を覚えたりするかもしれませんが、それは今の自分に足りないものだと信じて努力してみてください。

その環境にいることを楽しめるようになった時、あなたは理想の未来に向かって確実に成長していますよ。不安定感を楽しみながら、自分の人生をつくっていきましょう!

人生100年時代を生き抜く人生デザイン講座
この記事を書いた人

パティシエを目指していたハズが、コーヒーの魅力に憑りつかれて海外に興味を持った結果、バックパッカーと大手食品会社の営業を経て国際協力の道へ。2年間アフリカに暮らす中で有期プロジェクトの限界を感じ、ビジネスを通じて海外と関わり続けるべく人生設計中。

気が向くままに旅しつつ、予定のない週末は大半の時間をキッチンに立って過ごす料理好き。友人からは「キッチンに住んでるよね」と言われています。

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