「人の役に立ちたい」と思う心理とは?自分も相手も幸せになる考え方
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「人の役に立ちたい」と思う心理とは?自分も相手も幸せになる考え方

「人の役に立ちたい」と思った私が転職して失敗した話

もやもや

私自身もこれまで、人の役に立ちたいと思い、そのために何ができるのかずっと模索してきました。最後に、そんな私の20代の時の話をさせてシェアさせてください。

ちょうど、20代の後半にも差し掛かるころ、私は「もっと人の役に立ちたい」と思い、転職を考えていたんですね。

新卒から従事していた販売職の仕事を続けて4年が経とうとしていた時、ふと、「ずっと続けるイメージが持てない…」と思うタイミングがやってきたからです。

会社やそこで働く人たちがとても好きだったので、「もうそんな職場に出会えることはないかも」と悩みましたが、結局は転職を決意しました。

転職活動中、キャリアコンサルタントの方から質問を受けた時、「もっと人と関わりたいんです。人の役に立ちたいんです」と言ったことを覚えています。

ところが、コンサルタントの方から帰ってきたのは、「販売職って人とすごく関わっていると思うんだけど…」という言葉。

Ayana
Ayana

たしかに…って思いました。笑

結局のところ、自分は「社会的に認められるくらい役に立つ人間でいなければならない、そうでないと自分の居場所はどこにもなくなる」と思っていたことに気づいていませんでした。

そして、自分がどうやって人に関わりたいのか分からないまま、「人に直接貢献ができそう」と思った、人材業界に転職をしました。

Ayana
Ayana

販売職という職業が周りからどう思われているか?というのも、どこかで気にしていたのかもしれません。今思うと失礼な話…泣

自分の願いに近づいたけど、何か違う・・

運良く全く違う業界に転職することもでき、「モノ」を通して人と関わりたいのではなく、「人の人生」に関わりたいんだということが分かったことで、自分が求めているものに近づくことができたんですね。

そのため、転職したことに対しての後悔は全くありませんでしたが、それでも3年が経とうとしていたころ「やっぱり何か違う…」と、また悩み始めたのです。

Ayana
Ayana

こうやって一生転々と転職するのかな?でも、もう若くないし、スキルもないし…転職すらできなくなる。

30歳を目前にして、資格もスキルも何もない女性が転職することは、この先とても難しいだろうと思い込み、すごく悲しくなったのを覚えています。

もっと人の役に立ちたいと思って行動しても、結局人生迷子になる自分に嫌気がさしたほどです。

結局私はその1年後、仕事を退職して異国のモロッコにて活動を決めることになったのですが、なぜそんなに考えが変化したのかと振り返ってみると、「もっと自分の人生を生きよう」と決めたのが1番大きかったです。

Ayana
Ayana

どうせ自分には何もないなら、もう何やってもいいか!と、開き直っていた部分もあったかもしれませんが。笑 

それに、日本という素晴らしい環境に生きているんだから、もうとにかく「思いっきりやりたいことやってみよう!」と思ったのも、とても大きかったです。

自分のために生きる!と決めたら思わぬ展開へ

それまではずっと、「人の役に立ちたいから」「何をしたら役に立つのか?」を軸に、自分ができそうなことを選択してきましたが、いったん’’役に立つ’’を手放しました。

そして、ただやってみたいことをやってみようと、当時強く興味を引いたアラビア語を勉強しはじめたんですね。

Ayana
Ayana

それが人生を大きく変えることになるとは知らずに!

それまでだったら、日本ではかなりマイナーなアラビア語を勉強しても、何の役に立つか分からない!と辞めていたかもしれません。

結局のところ、アラビア語を習得できたわけでも、人の役に立っているわけでもありませんが、それが現地の人と深く交流するきっかけになり、自分の視野が大きく広がったことで、当たり前が変わり、自分らしく生きられるようになりました。

そして、自分らしく生きられるようになったおかげもあって、自分の本当にやりたいことや、自分の得意なことに気づいていき、その過程で培っていったスキルが今では「人の役に立っている」という実感があります。

先日ある方のお仕事を引き受けた時、

こんなに自分が苦手なことを喜んでやってもらえるなんて、本当に感謝の気持ちが溢れてくるし、そんな人と縁がもてるなんて、神様っているんだなって思うよ。

そんな言葉をいただいて、とても大きな感動と嬉しさが込み上げてきました。

人の役に立ちたいと頑張っていた過去の自分には、それはそれで、「よくやった!」と言いたいですし、同時に「自分のために生きると、自分も他者も幸せな気持ちになるんだよ」と伝えてあげたいです。

人の役に立ちたいなら、「自分の人生」を生きよう!

be-yourself

この記事に訪れてきてくださったあなたは、「人の役に立ちたい」という思いの持ち主なので、とても素敵だと思います。でも、きっとこれまで、自分のことよりも他者のためにと頑張ってきたのではないでしょうか。

そんな他者のことを考えられる素敵なあなたなら、一生懸命に人の役に立たなくても、生きているだけで誰かのためになることでしょう。なのでぜひ、「自分」に意識を向けてみてください。

その際、自分はなぜ人の役に立ちたいと思っているのか?深掘りすると、自分が認識していなかった恐れや願いに気がつくことができます。

いずれにしても、その奥底にある本音を自分で受け止め、自分自身で満たすことからはじめてみてください。

そうして自分のために「自分らしい人生」を生き始めると、自分が思っている以上に人の役に立つ機会が訪れます。

自分を信じて、自分の人生を思いっきり生きることで、あなたもあなたの周りの人も、喜びに溢れた人生を送れることを願っています!

モロッコを愛する人

Ayana

Ayana

「人の人生の役に立ちたい!」と探究し続けるも、何ができるのか分からず人生迷子に。30歳の時に行ったモロッコがきっかけで、アラビア語とイスラームを学び始めると、人生が思わぬ方向へ。 現在は会社員を退職し、多拠点生活をしながらコーチング・対話・ライティングを通して"自分色の人生を生きる人"を応援&サポートしています。持ち前のポジティブマインドで軽やかに生きるを実践中。 夢はモロッコのリトリートツアーを提供すること。

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