「やりたいことが見つからない!」
「私のやりたいことって何なんだ!」
今の仕事が嫌ではないけれど、なんとなく自分の人生に違和感があり、「何かを変えたい…。」でも、本当にやりたいことなんて見つからない。
そんな風に悩んではいませんでしょうか?
これは、ほんの数年前、私自身も持っていた悩みです。やりたいことを見つけようと一生懸命に考えましたが、結局何がやりたいのか分からず人生迷子になりました。

でも、今なら分かるのです。何でやりたいことが見つからなかったのか!
現在ライフコーチとして人の悩みを聞いたり、人の話を伺う中で聞く最も多い悩みが、「やりたいことが見つからない」です。ある意味、誰しもが通ってくる道なのかもしれません。
そこで、今回はやりたいことが見つからないと思っている方に向けて、やりたいことの捉え方を見ていきながら、やりたいことが見つからない人生から解放される考え方をシェアしていきます。
この記事を読んでくださった方が、「やりたいこと探し」から解放され、少しでも毎日を楽しく生きられるようになってもらえたら嬉しいです。
目次
やりたいことが見つからないのは当たり前
多くの人が「やりたいことが見つからない」と悩むように、常にやりたいことが明確な人は、ほんの一握りにすぎません。
そもそも、なぜあなたはやりたいことを見つけたいのでしょうか?
おそらく、
など、理由はさまざまですが、今の人生に何らかの違和感を感じているのでは?と推測します。
やりたいことが見つからなくてモヤモヤしているということは、本気で自分の人生を向き合おう!というサインのようなものであり、自分の人生と向き合う大きなチャンスなのです。
















「やりたいことが見つからない」のは、決して悪いことではないのです!
ただし、やりたいことを見つけるためにはちょっとした工夫が必要です。というのも、今あなたがこの記事に訪れてきてくださっているもの、「やりたいことが見つからない」と、一生懸命に探しているのに見つからないからだと思うんですね。
実は、「やりたいこと」は、闇雲に探しても見つからないという厄介な悩みでもあります。なぜなら、1つは選択肢が多い上に、やりたいことは’’どこかにある’’という思い込みを持っていることが挙げられます。
まずは「やりたいこと」の捉え方についてお話します。
「やりたいこと」は自分の中にある!
「やりたいことが見つからない」と悩んでいる人の多くに共通しているのは、情報が足りないと思っていたり、運命的に「これだ!」というものが見つかると思っていたりする点です。
つまり、「やりたいこと」は自分の外にあると信じているのです。
ですが、実を言うと「やりたいこと」は、すでに自分の中にあります。この視点で「やりたいこと」を捉えられるようになると、なぜやりたいことが見つからなかったのか分かるようになりますよ。
選択肢が多すぎてパニック状態
「やりたいことが見つからない」と言う悩みは、時代で見ると最近の人の悩みなんですよね。というのも、戦後の人たちに「やりたいことが見つからない」といった悩みがあったでしょうか?
おそらく、そんなことで悩んでいる暇もなく、自分にできる目の前のことを一生懸命にやって生きていたはずです。ですが、今の時代は’’できること’’、’’やれること’’の選択肢が多くありますよね。
















これでもか!!!というほど沢山あって、知らなことも山ほどあります。
そんな恵まれた時代に生きている私たちですが、逆に言うと、選択肢が多すぎて何をやればいいのか頭が軽いパニック状態に陥っているのです。
そこで大切なのが、自分のことを深く理解すること、つまり自分の選択基準を知ることです。多くの選択肢から自分に合ったものを見つけるのに、自分のことを知らないでどうしてやりたいことが見つかるでしょうか?
そのため、やりたいことを見つけたいのであれば、外に情報を求めるのではなく、自分は何が好きなのか?何を大事にしているのか?今まで生きてきた中でどんなことを基準に選択してきたのか?など、自分としっかり向き合うことが大事です。
一生やり続ける天職があるという思い込み
私自身、今では少しずつやりたいことを仕事にしたり、やりたいこと思うことをやって生きていますが、実際、「これだ!見つかった!」という感覚はなく、気がついたら’’やっていた’’というような、行き着いた感覚に近いです。
しかも、「これを、これから一生やるんだ!」なんて思ってもいませんし、天職かどうかもわかりません。それでも、私は心から納得して今やっていることを選択しています。なぜなら、自分が好きだなぁと思えることをやって、同時に自分が大事にしたい価値観を満たしているからです。
この自分の価値観に沿っているというのはとても大事で、なんならそこを満たせていれば、やりたいことが変わってもいいと思ってますし、やりたいことは1つだけでなくていいと思っています。
















以前は、自分に一生続けられるようなピッタリの職業があるのではないか?と、外に外に探し求めていたことがありましたが、今なら、「そんなのあるわけない!」と、自分につっこみます。笑
・やりたいことはすでに「自分の中」にある。自分と深く向き合い選択基準を知ることがキー
・「やりたいこと」は運命的には見つからない。一生やり続けるものとは限らず、変わることもOK!多くてもOK!
やりたいことが見つからない時に生きやすくなる考え方
ここまでは、「やりたいこと」の捉え方について、見てきました。
あなたがもし、とにかく「やりたいこと見つからない!!」と思って悩んでいるのならば、まだモヤモヤしている気持ちがきっとあるはず。そんな方に向けて、ここからは生きやすくなる考え方についてシェアしていきます。
やりたいことが見つかったら本当に充実する?
少し、考えてみてください。もし、あたなが「やりたいこと」を見つけたら、どんな未来が待っていると思いますか?
などなど…
私がやりたいことを探し求めていた時は、「それさえ見つかれば、人生に悩みがなくなる!」そんな未来を想像していました。
しかし、実際はというと、新しい悩みにもぶち当たり、やりたいことをやるための沢山の壁が立ちはだかり、消して悩みがつきることはありませんでした。笑
本当に様々なことに向き合い、自分と向きってみた今だから言えるですが、結局のところは、「何がやりたいか」よりも「何に充実感や満足感を得られるか」の方が大事です。
つまり、やりたことは手段であり、その先にどんな感情を味わいたいか?の方がよっぽど自分の人生を充実させるために重要な点だと言うこと。
そのため、「やりたいことが見つからない」と悩んでいるのであれば、やりたいことを見つける前に’’自分はどんな人生にしたいのか?’’を、時間をかけて向き合ってみてほしいです。
1つ参考になる質問を載せておきますので、よかったら順番に答えて書き出してみてくださいね。何か手がかりが見つかるかもしれないです。
「何がやりたいか」よりも「何に充実感を得られるか」の方が大切。「やりたいこと」は自分の理想を叶える手段であると捉えよう!
やれることがないって思ってる!?3つの「ない」に縛られないで
「今の自分にはスキルがない」
「自分には得意なことがない」
「自分には余裕なお金がない」
これは、やりたいことが見つからないと言う人の多くが同時に共通して持っている考えです。
簡単に言うと、やりたいことが見つからないのではなく、「やれることがない…」と潜在的に思っている可能性が高いということです。
かくいう私も以前は同じ悩みを思っていました。
















自分には特別なスキルも才能もないから、やれることなんて限られている…
そんな風に無意識のうちに自分に制限をかけてしまっているのかもしれません。もし、そうだとしたらとても勿体無いです・・・。
ここで1つ考えをシェアしたいのですが、それは、
「やりたいこと」は「自分ができると思っていること」の範囲でしか見つからないという考えです。
そもそも、どんな偉業を成し遂げた人でも、初めから完璧な才能があったわけではないのです。
今の自分にできることを1歩ずつでもやってみて、試行錯誤しながらやり続けたことで、それがいずれ誰かの役に立ち、そして「やりたいこと」に繋がっていくのではないでしょうか。
「やりたいこと」が無くても、できることが1つもない人はいないはずです。できることを少しずつでも行動に移して小さな成功体験を味わうことで、「自分にもできる」と自信がついてきます。
















そこに気づくことが、「やりたいことが見つからない」⇄「できることもない」という負のループから抜け出す大きな1歩になるのです!
「やりたいこと」は「自分ができると思っていること」の範囲でしか見つからない。まずは今自分にできることをやればいい。
「やりたいこと」と「やるべきこと」は違う
普段あなたは、常にやるべきことを優先してはいませんでしょうか?
「社会人としてやるべきこと」
「大人としてやるべきこと」
「親としてやるべきこと」
私たちは年齢を重ねるにつれて、外側からの期待や責任により、どういうわけか「やるべきこと」に縛られがちです。
もちろん、やるべきことをやるのは生きていく上で大切ですが、そこに縛られすぎてしまうと、「やりたいこと」と「やるべきこと」を混合してしまって、結局何がやりたいことなのか分からなくなってしまう人も多いのが現状です。
これは私の個人的な感覚ですが、「やりたいこと」をやれている時は、その結果や目的をあまり考えていないことが大半です。もちろん、その結果として何か得られることはありますが、それをやっている時は「やらなきゃ」という義務感はなく、自然と好きでやっている感覚なのです。
「やりたいこと」と「やるべきこと」は違う!今自分がやっていることは何のためにやっているのか、1度整理してみよう。
やりたくないことを見つけるのは簡単
「やりたいことが見つからない」
と、悩んでいる人に、逆に何がやりたくないですか?と聞いてみると、びっくりするくらいスルスルと出てくることがあります。やりたいことが分からなくても、やりたくないことを見つけるのは案外簡単です。
そのため、自分がやっていることで「本当はこれはやりたくないな」と思うものをリストアップしてみて、そのやりたくないことを徐々に辞めていく努力をすると、やりたいことが見つかる可能性があります。
















極論、やりたくないことを全部やめてしまえば、やりたいことしかなくなります。笑
「やりたいこと」ばかりにフォーカスしている自分に気づく!時には視点を変えて「やりたくないこと」は何なのか自分に問うてみよう。
こうはなりたくない!という人を反面教師にする
会社や家族や周りの人をみて「こうはなりたくないなぁ」と思ったことがありませんか?
先程の「やりたくないこと」にフォーカスしてみることにもつながりますが、こうした一見ネガティブに見える感情の中に、自分の願いを見つけることができるのです。
自分はなぜ、「こうなりたくない」と思ったのか?その人のどんな所にそう感じたのか、そこを深掘りしてみると、自分はどうなりたいのか?に気がつきます。
たとえば私は昔、上司に対して
















自分を大きく見せることばかりにフォーカスしていて疲れないのかな。自分はこうはなりたくないな…
そんな風に思っていたことがありました。その人のことを尊敬していたからこそ、わざわざ大きく見せなくてもいいのになと違和感を感じていたのです。
今思えば、「本当の自分」をちゃんと自覚して、そこを信じながら生きる生き方をしていきたいという自分の願いに繋がっていたことが分かります。そして、その願いを叶えるために何をしていけばいいのか?ということが、私のやりたいこと(手段)にも繋がっています。
















ネガティブな感情を深掘りすることで、不思議とその感情も癒えることが多いので、一石二鳥!
ネガティヴな感情から、自分はどう在りたいのか?にフォーカスしてみると、おのずと願いが見えてくる。
やりたいことが見つからない時にオススメの6つの行動
①自分と向き合う癖をつけてみよう
しつこいようですが、何はともあれ自分のことが分からなければ、やりたいことは見つかりません。
だからこそ、毎日少しの時間でも構いませんので、自分と向き合う癖をつけてほしいんです。
日々の仕事や日常に追われ、自分と向き合う時間なんて取れない!なんて言う人もいるかもしれませんが、ほんの些細なことからでいいのですよ。
なぜかイラッとしてしまった時、不安になった時、逆に嬉しかった時や心が休まる時など、自分はなぜその感情を抱いているのだろう?と意識を向けるだけでも、自分と向き合う時間になります。
自分の感情に意識を向ける時間を持つことが、実はとっても大切な一歩になります。
















ついつい私も忘れがちなので、特に大きく心が動いた時は必ず、どうした?なんで?と自分に聞いてみています。
②本音を人に話してみよう
自分のことを理解することが大事なのは分かっても、「自分のことは自分が良くわかっているよ!」そう思ってしまうのは私だけではないかもしれません。
ところが、私の経験上、人から言われた言葉をきちんと受けったり、フィードバックをもらったりすることで、自分のことは案外自分では分からないんだなと気付かされることが沢山あったんですね。
だからこそオススメしたいのは、自分の本音の想いや願いを人に語ることです。
なぜなら、客観的な視点からフィードバックをもらうことで、思わぬ自分の才能に気がついたり、自分の変化に気がつけたりすることがあるからです。実は「自分の才能」「自分の変化」って本人が一番気がつきにくいんですね。
そのため、定期的に本音を出せる場で自分の思いや振り返りを言葉にして出してみるのをオススメします。
ここで注意してほしいのは、自分の本音を言っても受け止めてくれる人に話すこと。
ドリームキラーという言葉もあるように、時には否定されたり、そんなこと意味ないよ!なんて、言ってくる人もいるからです。
もちろん、本当にあなたのためを思って言ってくれている場合がありますが、あなたの人生はあなたのためのものです。本音を話す時に、できる限りジャッチをせず受け止めてくれる人や場で話してみましょう。
















自分が自分自身のドリームキラーになっているなんてこともあるので、まずは自分のことを自分で信じてあげてくださいね。
③居心地の悪い場所に飛び込んでみよう
「居心地の良さは現状維持を強化する」
以前私がこの言葉を聞いた時、本当にそうだなぁと頷いてしまいました。もし、あなたが今の人生を少しでもより充実させたいと思っているのであれば、時には居心地の悪い場所に飛び込んでみることをオススメします。
もちろん、不快を感じるところに無理矢理身を置く必要はありません。ここで言う居心地の悪さというのは、「ちょっと勇気いるな…」とか、「ここは場違いかもしれない…」と、興味はあって惹かれているものの、自分にとってハードルが高いなと思っている場所に積極的に身を投じてみるということです。
たとえば、尊敬している人の講座を受けてみるでもいいですし、気になっているコミュニティに参加してみるとかでもOKです。また、会ってみたいな…と思っている人に勇気を持って会いに行ってみるのもいいかもしれません。
居心地の良い場所を大切にしながらも、時には勇気を持って今いる環境から離れる体験をしていくと、視野が広がり、新しい出会いや知識に出逢わせてくれます。
















私が今、やりたいことを見つけて活動できるのも、新たな人との出会いがもたらしてくれた影響が大きく関わっています!
④具体的にやってみたいことが出てきたらまずはやってみよう
自分のことがある程度わかってくるようになると、新しく興味がでたり、学んでみたいと思うようなことがでてくるかもしれません。
そんな時はまずはやってみるのをオススメします。闇雲に何でも手を出すのはオススメしませんが、やってみないと分からないことなんて沢山あるからです。
ここで、参考までに、そのやりたいことに対して、なぜ興味を持ったのかをまず考えてみてほしいんです。
その理由が自分の内から出てきているのでれば、迷わずやってください。ですが、それが外側からの影響が強い場合は、自分の価値観に沿っているのか一度立ち止まって考えてみてください。
たとえば、そこに関わるだけで「面白い、もっと知りたい」という興味や情熱をそそられるものであれば、内側から出てきたものですし、そこに関われば「お金が稼げそうだから」「これから流行りそうだから」という理由であれば、外側からの影響が強いと考えます。
















自分が情熱を持てることに関連していて、さらに自分の才能が活かせることを見つけられると良いですよ。
⑤自分の行動や感じたことをちゃんと振り返ろう
「やりたいことを見つけたい」と、自己理解に努めたり行動したりする中で忘れてはいけないのが、ちゃんと自分のことを振り返ることです。
せっかく動いているのにも関わらず、ただ動いているだけで、結局「やりたいことが見つからない…」と、変わっていない自分に焦りを感じてしまう人は多くいます。
あくまでも「やりたいこと」は手段であることを忘れないでください。そのため、自分が日々のできごとから感じていることや、変化を自分で認識することはとても大切です。
















私は振り返ることをせずに、迷子になることが何度もありました…
ですが、短期間でも振り返ってみると、以前の自分では考えられなかったことをやっている自分に気がついたり、自分が大切にしている価値観や得意なことに気がついたりするなど、普段気づかなかったことが分かるようになりました。
そして、それによって、やりたいことがより明確になっていく感覚もありました。
私は性格上、とても振り返りが苦手なので、定期的に誰からフィードバックをもらえる場に参加したり、信頼できる人に聞いてもらったりしています。
⑥今日という1日でやりたいことを叶えていこう
私たちがどうしても忘れがちなのは、日々の日常を大事にすることです。
これまでお伝えしてきた、自分を知ることも、勇気をもって行動することも、振り返ることも、どれも大切なのですが、’’未来や過去を仮定した今’’ばかりに集中すると、ただ日々が過ぎてしまいます。
だからこそ、今日の1日の中でほんの些細なことでも「やりたい」と思ったことを叶えて味わうことが、私はなんだかんだ1番大切なんじゃないかなとも思ったりします。
日常で、すぐやるという行動をしていると、そのうち行動に移すまでが早くなっていきます。「~したいな」と願望するだけでは、「いつか」「できたら」というニュアンスが含まれてしまいますので、ポイントはやりたいと思ったその時に、すぐ動くことです。
















どんなに些細なことでも、自分の中に生まれた「やりたい」を大切にしてくださいね!
なかなか行動できない…と思っている人はこちらの記事もオススメです!
最後に
「やりたいことが見つからない…」そう悩む気持ちはとても分かります。やりたいことさえ見つかれば人生は充実するんじゃないか、そして、いつか運命的な天職に出会えるのではないか?私もずっと、そう思ってきました。
ですが、何をやってもそこまで続かず、いよいよ「もういいや!とにかく、目の前の興味を大事にしながら、自分にできることをやってみよう」
そうやって肩の力を抜いて行動していたら、そのうちにやりたいことも見えてきました。今だから言えることなのですが、「やりたいこと探し」の前に、やれることが沢山あったことにも気がつきました。
もし、あなたもやりたいことが見つからないとずっと悩んできているのであれば、ここでいったん力を抜いて、日常の小さなやりたいことから叶えてみてはいかがでしょうか?
そして、その1日を振り返り、自分が1日どう感じていたのか?できたことは何なのか?足りないことは何なのか?どうしたらできるのか?1歩ずつ自分と向き合ってみてくださいね。
そうすればおのずと、さらにやってみたいことが出てくるはずです。まずは小さなことからでいいので、すぐに行動に移すことが大事ですよ。
あなたの人生が「やりたいこと探し」から解放され、より楽しい毎日が過ごせることを祈っています!
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