目次
考え方を変える具体的な方法
ここまで、考え方を変えることの意味や自分にもたらす影響、そしてなぜ考え方を変えることができないのか見てきました。
ここからは、そんな自分のパターン化した考え方を変える具体的な方法をお伝えしていきます!
STEP1:思考から抜け出す
まずは、自分の思考パターンに気づくことが大前提です。とはいえ、先述したように、自分の考え方の癖は自分では気づきにくいのです。
思考の癖は、いつも同じ回路をぐるぐる回る厄介者!
そこでオススメしたいのは、まずは「思考から抜け出す」こと。つまり、悩みが出てきた時に「自分はこういうことで悩んでいるんだ」と気がつくことです。
悩みに対して考えるのではなく、悩んでいる事実を捉えるといったイメージで客観的に俯瞰し続けていると、気づいたら思考から抜け出しています。
初めはすぐにできないかもしれません。どうしても考えてしまう時は、「それって本当に?」と自分に投げかけてみてくださいね。
STEP2:自分の考え方が理想にリンクしているかチェック!
あなたの考え方とは、1つの捉え方に過ぎません。先ほどもお伝えしたように、出来事の事実に対して、自分が反応し意味づけをしているんですね。
そのため、自分の考え方が理想にリンクしているか、立ち止まって客観視してみましょう。
人生は、考え方によって変わっていくので、自分の考え方が自分の理想とリンクしているか否かはとても重要なポイントなんですよ。
たとえば、
誘いを断られて傷ついた
という事実があった時、「嫌われたのかな」と考えてしまったとします。
「嫌われる」というのは、自分の理想とつながっている?と考えたら、恐らく違うはずです。
この時、余裕があれば、「なぜ、そう考えてしまったのか」と深掘りする癖をつけると、自分の思考パターンに気づけるようになってきます。
嫌な気分になったり、悩んだりした時に、どんな考え方がそうさせているのだろうか?と探してみてくださいね。
理想の自分なら、どんな考え方をするだろう?と問いかけることで、自分の考え方が良い方に向かっているのかチェックしてみてください。
STEP3:考え方の幅を少しずつ広げていく
思考から抜け出し、自分の思考パターンが分かってくるようになったら、次はその癖を「これは自分の思考にすぎない」と自分に言ってみましょう。
「〜するべき」「〜せねば」という固定観念に気がついた時点で、ぐるぐる考えてしまう思考から抜け出しています。
「自分の思考にすぎない」と認識し、「そうでない場合もある」と思考の幅をもたせることで、思い悩み苦しむことが少なくなっていくはずです。
どうしても悩み考えこんでしまう場合は、周りの考え方が強く影響している場合もあります。その場合は、環境を変えてみることも視野にいれてみましょう。
自分だけで思考パターンが分からない場合は、人に手伝ってもらうという方法もあります。また、人は周りに順応するという性質があるので、会う人を変えることも有効ですよ。
STEP4:同じ考え方をした時に思考の使い方を決めておく
面白いもので、人の思考パターンは繰り返します。考え方は価値観に基づいているため、特に数十年間思い込んできた癖はなかなか変わりません。
そのため、次に同じ考え方をした時に思考の使い方を決めておきましょう。
思考は「自分」そのものではなく、自分の「ツール」でしたよね!
たとえば自分の考え方に、「共感してくれない=自分を否定している」といった癖があるとします。
その癖には気がついているので、次に共感してくれないという事実が起きた時に、「自分を否定している」と思うのではなく、「相手には相手の考え方があると思うようにする」と決めるなどです。
これを繰り返すことで、今まで「〜に違いない」と思い込んでしまうことで見えなかった別の考え方ができるようになってきます。
人は出来事に自分で意味づけをしていると先述したように、その意味づけを変えていくことで、自ずと考え方を変えることができます。思考をツールと捉えることで、思考をうまく使う練習をしてみましょう。
STEP5:嫌な感情を受け入れ感じ切る
考え方を変える上で、無視できないのが「感情」です。というもの、感情とは、思考の価値判断によって湧き上がってくるものだからです。
たとえば、「仕事が遅い人を見てイライラする」という感情が生まれる裏には、「仕事は早く行うのが正しい」といった考え方があるからですよね。
そこで、嫌な感情を抱いた時は、まずは受け入れ感じ切ることをやってみてください。
感情に振り回されてしまう人は、「プラス思考になりたい」と思っていますが、そう思っているうちは、常に「マイナス」な側面が付いて回ります。
なぜなら、感情にはプラスの感情とマイナスの感情が同時に存在しているからです。そこに気づかなければなりません。
つまり、プラス思考が当たり前の人は、プラス思考を求めないんです!また、誰しもがプラス、マイナスの感情を持っているのですよ。
マイナス思考が強い人ほど、感情に振り回されてしまい「嫌な感情を抱きたくない」と、プラス思考を求めてしまいがちですが、そうではなく「嫌な感情は誰にでもある」と受け入れましょう。
嫌な感情を存在するものとして感じ切ると、その感情はなくなっていきます。感じ切るまでに時間がかかっても根気よく続けてみてください。考え方を変える上でもとっても大切なポイントです。
考え方を変える方法のまとめ
STEP1:思考から抜け出す
STEP2:自分の考え方が理想にリンクしているかチェック!
STEP3:考え方の幅を少しずつ広げていく
STEP4:同じ考え方をした時に思考の使い方を決めておく
STEP5:嫌な感情を受け入れ感じ切る
考え方を変える成功率をあげるために知っておきたいこと
今まで考え方を変えたくてもできなかった人も、ここまでお話ししてきた考え方を変える方法を実践していけば、すぐに変化はなくても確実に変化がでてくるでしょう。
考え方を変える上で、成功率をあげるために知っておいてほしいことも併せてお伝えしていきますね。
考え方はすぐには変わらない
考え方を変える!と意気込んでも、すぐに「やっぱり変わらないんだ…」と落ち込んでしまう人もいますが、そもそも考え方はすぐには変わらないと知っておきましょう。
思考パターンはそもそも、同じ回路をぐるぐる回るのですよね。そのため、同じ悩みがまたやってくると、「結局変わっていない」と思ってしまうかもしれません。
ですが、少しずつ実践していくことで、確実に変わっていきます!
自分の考え方の癖に気がつき、根気よく向き合っていくことが、考え方を変えるうえで大切なのですよ。
考え方を全て変えなくてもいい
考え方を変えたいと思っているあなたは、もしかしたら「考え方すべてを変えたい!」と思っているかもしれません。
ですが、私は自分の考え方を全部変える必要はないと思うのです。
自分の当たり前が変わっていけば、自ずと考え方は変わります。一方で変わらない考え方もあるはずです。
そんな時は、その考え方が「自分の理想の人生に繋がっているのか」いま一度チェックしてみてくださいね。
そして、繋がっていない場合は、どうしたらいい方向へ行くのか自問自答して、先ほどお伝えした方法を実践し続けてみてください。
一度に全て変わるなんてことはありませんので、「考え方を全て変えなくてもいい」という気持ちで、無理せずに自分の心地よいペースを保ちましょう。
ある目的に対して思考を使うのは良い
考え方を変えるために実践している中では、まれに「思考はよくない!」と悪者扱いしてしまう人がいますが、ある目的に対して思考を使うのは良いのです。
思考は本来、生きていくために必要な機能として、人間に備わっているものでしたよね。
たとえば、自分の理想に近づくためには、どんな方法があるだろうか?と考えることだってありますし、明日何食べようかな?と考えることだってあります。
要は、思考に使われているのか、意図的に使っているのか?ということが重要で、生きていくために必要な目的で使うのであれば、どんどん思考を巡らせましょう。
考え方を変えた私の人生はこんな風に変わった!
最後に、私が考え方を変えたことで、どんな風に人生が変わったのか、体験談をお話ししてこの記事を終えようと思います。
考え方を変えて、「自分らしく生きたい!」と思っているあなたのように、私自身も20代までは自分らしく生きられず、モヤモヤ期を抜けられずにいました。
いっくら考えても、人生に納得感が持てなくて、人生迷子の状態に…
自分の人生を変えたくても、「自分には才能も特技も何もない」ことに悩み、そんな自分の人生を変えることは難しいと思っていたのです。
そんな私は、自分の考え方には、「世の中の一般から外れると大変なことになる」という癖が特に強くあることに気がつき、人並みから外れることを恐れていたことを知ったんですね。
たとえば、
・正社員で働いていないと世の中から認められない
・何か特別な才能がなければ生き残れない
・人とあまりにも違うことをすると、人が離れていく
そんな思い込みが自分の行動を大きく制限し、本来自分が本当に生きたい人生に、壁を作っていました。
ところが、自分が思っている「世の中の一般」とは、「自分の思い込みにすぎなく、一般なんてない」と考え方が変わったことで、
・雇用に関わらず自分のやりたいことをやる
・特別な才能は誰しもがすでに持っている
・人と違うことこそが個性で、そこに人が集まる
こんな考えに変わっていきました。
今思うと、すんごい大きな変化!
もちろん、考え方が変わっただけでなく、実際に、
など、人生が本当に大きく変化しています。
考え方が人生を左右しているんだなと、実体験からも体感しています。
考え方を変えることで自分らしく生きよう!
考え方を変えたい…そんな風に悩んでいる人は多くいます。
「今までどんなに考え方を変えたくなくても変わらなかった…」という人は、思考とはどういうものなのかを知ることで、その突破口が見つかるのではないか?そんな風に思い、この記事を書かせてもらいました。
思考を「自分自身」とするのではなく、自分の「ツール」としてうまく使うといった捉え方は、すぐには慣れないかもしれません。
それでも、この記事でお伝えしたように、自分の思考から抜け出し、考え方の癖を客観的に捉えることを実践していけば、少しずつ変化がでてくるはずです。
すぐに全てを変えようとはせず、自分の考え方が自分の理想とリンクしているのかを軸に、自分のペースで無理なく試してみてくだささいね。
あなたが考え方を変えることで、自分らしく幸せに生きられるよう、心から応援しています!
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