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考え方の癖がもたらすデメリット
誰しもが持っている考え方の癖は、ネガティブな考えである場合、多くのデメリットを引き起こします。ここでは3つのデメリットについて触れていきます。
①常に悪い方ばかり考えてしまう
出来事には、必ず良い面と悪い面があります。ネガティブな考え方の癖がついてしまっている人は、常に悪い方ばかり考えてしまう傾向があります。
たとえば、「友人に誘いを断られた」という出来事があった場合、‘’単純に忙しくて日程が合わなかった‘’という事実があったとしても、「もしかして嫌われちゃったのかな…」と思い悩んでしまうなどです。
何らかの出来事があった時、考え方の癖によって常に悪い方に意味付けしてしまい、結果的に自分を責め、マイナス思考から抜けられなくなってしまうのです。
②心配しすぎて行動ができない
「こうなったらどうしよう」「もしかしたらダメかもしれない」そんな風に心配しすぎて行動に移せないというデメリットも挙げられます。
リスクを回避するために、思考をツールとして使うぶんにはいいのですが、ネガティブな考え方の癖によって、自分の行動を制限してしまうばかりか、自分を責めてしまう人は多くいます。
その結果、自分自身への自信も失ってしまい、さらに自分を責めるといった負のループに陥ってしまうのです。
③べき・ねば思考で自分を縛ってしまう
これは、私自身も以前もっていた癖で、「〜するべき」「〜せねば」といった考え方が、自分を縛ってしまうといったデメリットもあります。
厄介なのは、無意識だから自分では気づかない!
大人になればなるほど、様々な経験が積み重なり、「この世界はこういうものだ」といった思い込みの上で生きているので、視野も狭くなりますし、自分の可能性を狭めてしまうのです。
考え方を変えることができない理由とは?
人には何かしらの「考え方の癖」があります。では、なぜ多くの人が「考え方を変えたい」と思っているのに、変えられないのでしょうか?その理由をみていきましょう。
出来事の事実に意味をつけている
先ほども触れたように、人は思考を通して「出来事に意味をつけている」のです。
本来、出来事の事実には意味はないのですよ。
もっというと、出来事に意味をつけることで、自分が傷ついたり悩んでいるということ。
多くの人が考え方を変えることができない理由の1つは、出来事が自分を悩ませていると思っており、「起きた事実に自分で意味をつけている」ということに気がつかないからです。
「思考=自分」と思っている
これも、さきほど少し触れましたが、自分の思考はあくまでも自分の機能であるのにもかかわらず、あたかも「思考=自分」と捉えてしまうといった点もあげられます。
そうなると、考え方を変えるには、自分自身を変えなければならないということになりますよね。けれども、本来は「思考=自分」ではないので、変え方がわからないもの当然なのです。
自分にとっての不快なことや辛いこと、または喜びや楽しみなどを「判断」しているのは価値観に基づいた「思考」であり、「自分そのものではない」と気づかないもの、考え方を変えることができない要因です。
考え方を変えるのが怖い
考え方を変えることができないのは、そもそも変えるのが怖いと潜在的に思っている原因もあげられます。なぜなら、人は変化を恐れる生き物だからです。
考え方を変えるということは、それまでパターン化していた考え方を修正することだと言いましたが、考え方の癖は自分を守るためにできているといった側面もあるんですね。
今まで、「〇〇だ」「△△に違いない」と思っていた考え方を変えるということは、それまで自分が生きていた世界から抜け出すとも言えるのです。
「変化を恐れる」性質がもともと備わっている私たちですから、「考え方を変えたいけど変えられない」という悩みを持つのも当然ですよね。
見方を変えれば、考え方を変えることで人生はまるで変ります!
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