これからの出会い
好きなことを仕事に

他己紹介の達人に話を聞いたら、これからの出会いが楽しみになってきた

誰もがこれまでの人生で、一度は経験のある 「自己紹介」。

ビジネスをする上でも人脈を増やしたり、仕事をもらったりするために、ちょっとしたことではありますが、大事なことと言えますよね。

自分はどういう人間なのか。
自分は何をすることができるのか。
自分は相手にどんな価値を提供できるのか。

短い時間で、どれだけ自分のことを相手にうまく伝えることができたかで、その後の相手との付き合いが大きく変わってきます。

しかし、実はビジネスがうまくいっている人や、人脈が多くて人に恵まれている人は、自己紹介だけでなく、他人をうまく紹介をする「他己紹介」も非常に上手な人が多いのです。

今回は、そんな人に恵まれて人生がうまくいくためのスキルの1つともいえる「他己紹介」について、美容師から一転、多くの人脈を持ち、多様な事業を展開するまでになった経営者の「のぶさん」にインタビューをしてきましたので、他己紹介のコツやポイントを共有したいと思います。

3人

(左)他己紹介の達人:のぶさん (中央)インタビュアー:こいけんさん (右)レポート:松永

そんな他己紹介の達人であるのぶさんにインタビューをするのは、のぶさんにも引けを取らない他己紹介のスキルをお持ちのこいけんさん。

こいけんさんは、サプライズやマーケティングを軸とした会社を何社も経営する傍ら、のぶさんと2回目に会ったときには、一緒にスノボ旅行をするほど、仕事でもプライベートでも仲がいいようです。

これから「人脈を増やしたい」「素敵な人と人生を過ごしたい」と考えている人は、2人の話から学べることは多いと思いますので、ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。

こいけん
こいけん

会った頃から思ってるけど、のぶのことを一言で表すと「人脈バカ」だよね(笑)

のぶさん
のぶさん

こいけんさんがそれ言いますか(笑)

こいけんさん:のぶがそこまで人脈が多いのは、普段からやってる「他己紹介」が関係していると思うんだけど、それって、うまく使うことができれば、誰でもビジネスとか人生とかいろいろなところでうまくいくと思うんだよね。だから今日は、他己紹介の秘訣を順におって聞いていくね。

のぶさん:はい。よろしくお願いします。

他己紹介の達人の成り立ち:美容師から経営者の道へ

美容院

こいけん:まず、成り立ちから簡単に聞いていこうかな。もともとは美容師を目指していたと思うんだけど、なんで、そこから経営者を目指そうと思ったの?

のぶ:自分は最初から経営者になりたいとは思っていなかったんですよ。ただ、25歳までに独立したいと考えていました。

美容師になる前の学生の頃を思い返すと、どうしたら自分の人生をオリジナルのものにできるかなって考えていて、若くから仕事をしている人生ってかっこいいなと感じていました。

自分は、学生の頃はこれといった得意なものがなくて、中途半端だった自分がとてもコンプレックスでした。それから、今からでも1番になれるもの、結果を残せるものはなんだろうと考えたときに、18歳から専門学校でスタートする美容師だったら、めちゃめちゃがんばれば、一番いい成績をとって、一流の美容室に入って、25歳までに独立することができるんじゃないかと思ったんです。

その後は独立を目指して、努力するのですが、働きすぎた結果、美容師として絶対に悪くしてはいけない腰を痛めてしまい、美容師の仕事ができなくなってしまったんですよね。それがきっかけで、美容師以外で25歳までに独立するにはどうすればいいんだろうと、いろんな人に会いに行って話を聞くようになったんですよ。

人に会う

そこで、最初に紹介してもらったのが経営者でした。その人はフリーターから経営者になった方だったんですが、その方の話を聞いて、 自分のような学歴や職歴がない人でも、経営者だったら独立できるんだ、思って、経営者を目指すようになったのが始まりでしたね。

松永:もともと、経営者を目指していたわけじゃなかったんですね。あくまで経営者は自分の目的である独立をするための方法の1つだったと。それよりも、腰を痛めて断念してから、新しい道を探しに行くという気持ちの切り替えがすごいと思います。やっぱり、独立したいという思いが強かったんですね。

のぶさん:そうですね。そこで止まるという選択肢はなかったですね。

〜のぶさんが美容師から経営者になるまで〜
・きっかけは「自分の人生をオリジナルにしたい」という思い
・そのために、25歳までに独立を目指し、美容師の道を選んだ
・美容師の道を閉ざされても、諦めて止まるという選択肢はなかった
・経営者の道は、あくまで自分の目的を実現するための1つの方法だった

独立したいという思いは、過去の経験の深い部分にあった

独立

こいけんさん:もっと深い部分を聞いてもいい?

学生の頃から独立を目指していたと思うんだけど、そもそも、なんで独立を目指そうと思っていたの? 人によっていろんな理由があると思うんだよね。

うちでいえば、父親が結構お金を稼ぐ職業に就いていたのに、母親がいつも「うちはお金がない。お金がない」って言ってたから、いつか自分が独立して社長にならなきゃいけないと思っていたんだよ。

のぶさん:独立したいっていう「思い」の根っこの部分ですよね。

自分は高校生のときに猛烈に恐怖したことは覚えているんですよね。17歳のときに同級生が進路を決めて、中学の頃のバンドマンの友達は音楽の専門学校に行って夢を目指していたりしていたんですけど、自分にはやりたいことや得意なものがなかったし、今から勉強したとしてもよくて3流大学くらいしか入れないだろうと思ったんです。

そうなると、自分の人生はこのまま、なんとなく大学いって、なんとなくそこらへんの会社入って 、なんとなく結婚して子供生んで、なんとなく人生を終えるんじゃないかって、17歳のときにイメージがついて、これはまずいと思った恐怖みたいなものがありました。

1回きりの人生なのに、何もなくて終わるのは嫌だなと思ったのが、独立を考えるきっかけになったんだと思います。

まつなが
まつなが

そんなきっかけがあったんですね。自分が高校生のときは、全くそんな恐怖とか考えていませんでした(笑)。そのときの恐怖があったからこそ、今があるんですね。

のぶさん
のぶさん

それがなかったら、今のような人生にはなってなかっただろうね(笑)

イベントでたくさん名刺交換しても次につながらない訳

名刺交換

こいけんさん:なるほどね。 面白い!じゃあ、ここらへんから、他己紹介のことを聞いていこうと思うんだけど、 のぶって、ビジネスをやめて、どんどんイベントをやるようになったじゃん。その辺の話も聞きたいな。

のぶさん:その頃は、22歳で美容師をやめて、派遣やアルバイトをしながら、起業家とか独立している人に会いに行って話を聞いたり、友達を増やすために、交流会やパーティーによく行き始めました。

イベントにいくときは、手作りの名刺を持って、これから独立しようと思っていると自己紹介しながら相手と話をするんですけど、年上の方や営業の方と話しているとき、 相手にされていない感覚があったんですよね。

松永:それ、わかります。自分も駆け出しの頃、相手にそういう反応されているなと感じるときがありました。のぶさんにもそういう時期があったんですね。

のぶさん:最初だからね(笑)。そういう人たちに出会って、名刺を交換して、話をして、また飲みに行きましょうとかいっても、次につながらないんですよ。こんなにたくさん連絡先交換してるのに、なんでつながらないんだろうと思いながら、いろんな人と話をしていると、自分は起業して、ビジネスの種をみつけたいと思っているけど、相手の目的は自分と全然違うことに気づいたんです。

イベント

例えば、交流会だと純粋に異性と会いたいという人もいれば、自分のビジネスのお客さんやパートナーを見つけたいという人もいるので、自分みたいな起業したい若者には、優しい人しか対応してくれない。

そこで途中から、イベントで会った人に「なんで交流会に来たのか?」などの目的を聞いて、ビジネス顧客がほしいなら、自分が主催してそこに呼んで会いたいだろう人を紹介したり、行く予定の他のイベントに誘ってみたりとか、異性と出会いたいなら、自分が異性の人に声をかけて連れてきたり、異性のグループにその人と一緒に入っていったり(笑)とか、その人が求めているものに応えるようにしましたね。

あとは、人を採用したいと探している人がいたら、転職考えてる友人がいるから、今度紹介しますよ!と実はまだいなくても言いきってしまって、次につなげたりとかもしていました。

まつなが
まつなが

え!いないのにいるって言うのはすごいですね! というか、ありなんですか?(笑)

こいけん
こいけん

面白い!「いなくてもいると言ってしまう」ということによって自分の中にアンテナがたつから、より早くそういう人につながることができるよね。

こいけんさん:のぶはその頃からみんなの役にたつように意識してたんだね。

のぶさん:そうですね。今は相手の役に立つことを最優先に意識していますが、まだ駆け出しの時は、自分がつながるための価値を用意しなければならないという必死な思いもあったと思います。

こいけんさん:なるほどね。ちょっと話変わるけど、あるイベントで、のぶを紹介してくれた友人が、ipadを持ってきて「今日はこいけんさんにこの人とこの人とこの人をつなげたいと思っています」と言ってきたんだよね。

うちはそれが衝撃で、そこまで決めてやるんだって思ったんだけど、その友人に話を聞いてみると、これ全部のぶがやっているのを見て学んだって言ってたんだよ。それがとても印象的で、そこからのぶにとても興味を持つようになったんだよね。

のぶさん:その人に明確に何か教えたことはないんですけど、自分のやっていることからいろいろヒントを得ていて素晴らしいですね。

〜イベントで会った人と次へつなげる方法〜
・相手の目的が何かを把握する
・目的がわかったら、それを達成させてあげるように心がける
・今はできないことでも「できます」と言い切ってみる

他己紹介の達人技がすごい! 他己紹介で意識しているポイント

紹介

こいけんさん:そんなきっかけがあって、人たらしがすごくて、他己紹介がうまいのぶと仲良くするようになったけど、のぶのイベントにいって、自分が他己紹介されると、こっちが恥ずかしくなるくらいうまいんだよね。何かポイントとかあるのかな?

のぶさん:気をつけているのは、状況にもよりますが、お互いに知らない人同士がいると、不安だと思うので、両方のサポートをすることを心がけていますね。

どんなコミュニケーションが得意な人でも、初めて行くイベントは、どんな人がいるのか、どんな風に見られるのかを気にしたりするので、その人の居場所をつくってあげることを意識しています。

こいけん
こいけん

居場所をつくってあげるって言葉いいね。

のぶさん
のぶさん

ありがとうございます。その居場所をつくってあげるために必要なのが他己紹介なんですよね。

のぶさん:具体的には、他己紹介をする人の

  1. 今、やっていること(仕事)
  2. 実績や経歴
  3. 自分との関係性

の3つを話すようにしていますね。

こいけんさんでいえば、今、株式会社いないいないばぁという会社でWebマーケティングをやってたり、7つの習慣のボードゲームのクラウドファンディングで数千万円集めたり、ロスフラワーの事業を展開していたりという感じで、最初に仕事や実績を紹介します。

その後に、一緒に旅行行ったりして仲良くしている信頼できる先輩の経営者なので、Webマーケティングで困ったら聞いてみてくださいねという風に、自分を通して、関係性を話すことによって、相手に信頼してもらえるように心がけています。

こいけんさん:よく聞いたことがある感じの自己紹介(笑)。ちょっと無茶振りだけど、まっちゃん(松永)も紹介してみてもらってもよい?

まっちゃん紹介

7つの習慣ボードゲーム体験時の写真 (左から3番目)松永 (右から3番目)のぶさん

のぶさん:はい。友人のまっちゃんです。彼はボードゲームソムリエという仕事をやっていて、最近だと本も出版しています。

彼は大学時代に起業を考えている頃から、いろんな経営者に会って、自分はボードゲームしか取り柄がないんだけど、何をすればいいんでしょうか?と聞いている頃から知っているんですけど、そこから努力を重ねて、ボードゲームだけでご飯を食べて、世界的に有名な7つの習慣のボードゲームをプロデュースしているんですよ。みたいな感じで紹介しますね。

こいけん
こいけん

まっちゃん、この自己紹介、聞いてると気持ちいいでしょ?

まつなが
まつなが

とても気持ちがいいですね。というか、こいけんさんも言ってましたけど、他己紹介がうまいと、紹介されている側って恥ずかしくなります(笑)

こいけんさん:のぶの他己紹介ってやっぱすごいよね。うちが他己紹介する場合は、その場が楽しくなればいいやって感じで、気分でつなげる感じなんだけど、のぶはいつも、イベントの前から誰と誰をつなげようとかは決めてるの?

のぶさん:今はそこまでやってませんが、昔は100人以上のイベントが多くて、それだけ多いとあらかじめ決めておかないと、うまく紹介ができなかったので、決めていましたね。あの頃は、ずっと紹介してばかりで、イベント中に自分はほとんどしゃべっていませんでした。

松永:相手の目的のために誰と誰をつなげるかということを貫いていて、さすがですね。だからこそ、のぶさんの周りにはたくさんの人がつながっているんだと思います。

〜他己紹介するときのおさえておきたい3つのポイント〜
1.今、やっていること(仕事)
2.実績や経歴
3.自分との関係性

他己紹介をするために初めて会った人からうまく情報を引き出す方法

情報を引き出す

こいけん
こいけん

他己紹介するには、相手の情報が必要だと思うんだけど、その情報ってどうやって引き出しているの?

のぶさん
のぶさん

聞いていることは一般的なことだと思いますよ。ただ、相手が興味を持っている軸は何だろう?という意識はしています。

のぶさん:その人のこれまで人生の選択などを聞くと、軸がだいたいわかってくるので、それが引き出せる質問をしますね。

例えば、「今やっている仕事はなんですか?」「その前にやっていた仕事は何ですか?」などはよく聞きます。仕事ってその人の個性がよく出るので、軸の参考になるんですよ。そこから「なんで、その仕事選んだんですか?」という感じで会話をつなげていきます。

仕事の話以外ですと「部活は何やってたんですか?」とか「休みの日は何しているんですか?」とか「仕事以外で好きなことはありますか?」とか、そのあたりも一般的な質問が多いですね。

ただ、その中から軸を見つけていくことを意識すると、他己紹介するときに、その人のどの部分が魅力的なのかを話せたり、ストーリーを聞いて、相手に「へー」と興味を持ってもらえたりする他己紹介ができるんですよ 。

他にも「今後、やっていきたいことはある?」と聞いたりして、これからしたいことを理解してから他の人につなげたりすることも考えていますね。短い時間で聞き出さなければいけないので、あまり時間がないときは、仕事をメインに聞きます。

松永:なるほど。ただ、相手のことを知ろうとするだけじゃなくて、相手の求めていることや相手の軸を見極めるのがとても重要なんですね。
〜他己紹介するための情報の引き出すコツ〜
・「相手の興味を持っている軸」が何かを把握する
・相手の軸を把握するには、仕事の質問をすると、わかりやすい
・軸を見つけて他己紹介することで、紹介する人の魅力をより引き出せる

他己紹介をうまくいかせるために事前にやっていること

事前に調べる

こいけん
こいけん

のぶって、イベントの前に相手のSNSを見て、予習しておいたりするの?

のぶさん
のぶさん

10人くらいのイベントだったらやっていますね。

のぶさん:フェイスブックだと、共通の友達がいれば、自分と近いコミュニティや共通の知人のことで話しやすいし、向こうもつながりやすいですから。こいけんさんもやってるんじゃないですか?

こいけんさん:うちの場合は相手のプロフィールも見るけど、面白い人だったら、過去の投稿もさかのぼって見たりするね。根本は人に興味があるからやってるんだけど、そこまでしておくと、やっぱり話が盛り上がるよ。

松永:自分もプロフィールは見たりしますが、投稿をさかのぼって確認しているのは初めて聞いたので、勉強になります。今度、自分もやってみようかな。

こいけんさん:あと、のぶは会話の言語以外のことで意識していることってある?

のぶさん:今は意識しなくてもやっていると思いますが、最初の方はよくうなずくようにしていましたね。話が本当に面白くて自然とうなずくことも多かったんですけど。

セミナー

ただ、セミナーとかうなずくことをやらなくていい場所でもやったりしていますね。純粋に相手に聞いているよってリアクションとると、相手がしゃべりやすくなるかなと思って、意識してやっていたりするところはあります。

こいけんさん:やっぱりコミュニケーションがうまい人のうなずき力ってすごいよね。

松永:うなずき力って言葉、初めて聞きましたけど、たしかにそれができる人ってみんなコミュニケーションが得意で、周りに素敵な人がたくさんいますよね。

まつなが
まつなが

ちなみに僕からも聞きたいことがあるのですが、のぶさんって、人とつながるときに大切にしていることってあったりしますか?

のぶさん
のぶさん

それでいうと、次にその人と会えるネタを話の中で探すことを意識しているかな。

のぶさん:相手がまた自分に会いたい、行きたいと思えるような企画を考えているよ。

前に言ったことと似てるけど、恋人がほしい人がいれば、今度、自分の友人と飲むときにお誘いしますよと言ったり、ご飯が好きな人がいれば、安くてめっちゃ美味しいごはん屋さんがあるので、一緒に行きましょうと言ってみたりとか、を話しているときに考えて企画するね。あとから、新しく会うきっかけを作ってまた誘うのは結構大変だから。

松永:なるほど。まだ次のイベントがない状態で、もう決めてしまう感じなんですね。たしかにスピードが違います。

〜他己紹介の達人がイベントで意識していること〜
・イベントが始める前にSNSを見て、相手のことを予習しておく
・必要のない状況でも、相手が話をしているときにうなずく
・人とつながるときは、次にその人と会えるネタを話の中で探す

これから起業をしようとしている人におすすめなのは〇〇!

イベント企画

こいけんさん:もし、これから起業をはじめようと思っている人って、うちはイベントからはじめてみるのもいいと思っているんだよね。イベントっていろんな行動力や気遣いが必要だし、いろんな能力が磨かれるから。

のぶさん:たしかに、イベントを企画するのはコストがかからないから、リスクも少なくていいですね。まぁ、イベント誘って断られる怖さはありますけど、逆に言えば、それくらいですからね。

その怖さを乗り越えられれば、少人数でもイベントはできるし、それが終わって、またみんながまた来たいと思うイベントなのか、それっきりなのかっていう結果もわかるし、それがちゃんとイベントとして定着すれば、人のつながりの無形資産的なものになるし、そこで信頼関係をつくっておくと、何か困ったときにわからないことを教えてもらったり、頼りにしたりできますから、いい選択肢だと思います。

こいけん
こいけん

上手に人に頼る力って大事だよね。うちって、結局、誰かがいないと飯が食えない(笑)

のぶさん
のぶさん

それよくわかります。もともと、どんな時代でも大丈夫になる自分になるように目指していたら、いつのまにか人がいないと戦えない自分になっていたという・・・。

こいけんさん:本当にそうだよね。

松永:お二人のそのあたりの人たらし術さすがです。

ちなみにそのイベントなんですけど、これから何かやりたいと思っている人が、イベントを始めるステップ的なものって何かありますかね?

これまでの人生で1回もイベントをやったことがない人にとって、イベントって結構ハードルが高いと思うので、何かノウハウみたいなものとかあれば、教えてもらってもいいでしょうか。

のぶさん
のぶさん

それでいうと、イベントをするって思わなければいいんじゃないかな。

まつなが
まつなが

え?それはどういうことですか?

のぶさん:例えば、すごくハードルを下げて、仲いい友達を誘って、行きやすい居酒屋を探して、みんなで飲もうぜってところから始めるくらいでいいと思う。

最初は友達から始める

そして、次に参加者が友人を1人ずつ連れてきて、また飲み会やろうよって言ってやると、自分にとって新しい友だちが増えていくんだよね。

その数が増えていけば、自然と20〜30人にもなれば、イベントになっているよ。

まとめると、

  1. 仲のいい友達と飲み会を企画する
  2. 次はそれぞれ1人ずつ新しい友達を連れてきて、また飲み会を企画する
  3. それを4回くらいやる

をやると、いつのまにかイベントっぽくなっているんじゃないかな。

松永:なるほど。ありがとうございます。あと、相手と話を合わせるために、自分の経験値を増やしていくにはどんなことをしたりしていますか?

のぶさん:シンプルだけど、やったことないものに誘われたらできる限りやってみることかな。誰でも最初は経験値が0だから、やってみないとわからないからね。

スノボとかも誘われたとき、やったことなかったけど、行ったことによって、新しい経験ができたし、那覇のフルマラソンに誘われたときは、お金もなくて、しかも平日だったから仕事もあって迷ったんだけど、行ったらネタにもなるし、面白そうだったから、派遣の仕事を仮病で休んで行ったりしたこともあったかな(笑)。

行くか行かないかの判断ってやったことないとわからないから、とりあえず行ってみるのは意識していたね。これを繰り返すと、どんどん経験値が増えていくし、誘われて行くと、誘った相手も嬉しくなるし、また他のイベントにも誘われるから、いい流れができてくると思うよ。

のぶさん
のぶさん

今、思いついたけど、1つの決まりごととして、1〜2年は誰かに誘われたら 、全部行くと決めてみると、人生変わるし、いい出会いがすごい増えるんじゃないかな。

まつなが
まつなが

その方法わかりやすくて、すごくいいですね。ありがとうございます。

〜のぶさん流イベント企画ステップ〜
1.仲のいい友達と飲み会を企画する
2.次はそれぞれ1人ずつ新しい友達を連れてきて、また飲み会を企画する
3.それを4回くらいやる

他己紹介はあなたの人生をよりよいものにする

他己紹介の幸せ

のぶさんのイベントでの1枚

今回、「他己紹介」を軸にのぶさんにインタビューをさせていただきましたが、「他己紹介」は、ただ単に紹介するだけではなく、いかに相手と紹介する人の軸や求めているものを見極めるかが大切だということがわかりました。

紹介自体はシンプルなことですが、それにどんな意識を持ってやるのかで、1つ1つの出会いの印象が変わり、それが少しずつ積み重なって、素敵な人脈やつながりにつながっていくんだなと感じました。

初めて会った相手には、相手の軸を知るために仕事の話など、一般的な質問から、相手が求めるものを探したり、仲良くなった相手を紹介するときは、

・今の仕事
・実績
・自分との関係性

をふまえて、紹介相手に興味を持ってもらいつつ、信頼してもらえるように心がけたり、他己紹介を磨いていくことによって、素敵な人との出会いも増え、その人脈があなたの人生をよりよいものにしてくれます。

また、これから何か新しいことにチャレンジしたい人も、学んだ他己紹介を実践してみたり、自分でイベントを企画してみたり、誘われたことに全てYESと答えてみたりと、小さいところから変えていくのも自分を変える新たな一歩になりますね。

素敵な人生やつながりを求めている人は、ぜひとも実践して、理想の未来へと歩んでいきましょう。

GOOD LUCK!

ボードゲームの人

松永直樹

松永直樹

ボードゲームソムリエ。ボードゲームデザイナー。世界のボードゲームのプロフェッショナル。20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書の1つ『7つの習慣』や映画化で話題の大人気作品『キングダム』のボードゲームを開発。ボードゲームのプロとして『マツコの知らない世界』をはじめ、様々なメディアに出演。「好きなこと(ボードゲーム)で生きる」をテーマにした初著作「戦略と情熱で仕事をつくる」をダイヤモンド社から出版。職業柄、独り身の遊び人だと思われやすいが、一応、最愛の妻と娘の3人家族。

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