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自己実現のワナ!?「好きを仕事に」で人生迷子
「自分らしく生きよう」「自分の好きを仕事にしよう」
こんな言葉を聞いて、
「え、自分の好きなことってなに?」
「あれ?ワクワクすることってなんだろう?」
と、「自分が何をしたいのかが、分からないことがダメ!」と言われているようで、悩んでいる人がいるのも事実です。
でも安心してください!きっと最初はみんなそうなんです。
そもそも、子どもの頃から「自分が何をしたいのか?」「何を大切にしたいのか?」を抑制されて生きてきた人にとっては、そんなこといきなり言われても、分からなくて当然なのです。
自己実現には「ありのままの自分でいる」という状態がとても大切。ありのままの状態でいるためには、まずは「今の自分」を受け入れてあげて、少しずつ自分と向き合うことからはじめていきましょう。
そうはいっても、「自己実現」に対して、イメージがしにくくピンと来ない人もいると思いますので、ここからは、自己実現を果たしている人の共通点をご紹介します。
自己実現を果たしている人の共通点
無名!?目立たない人が多い
自己実現を果たしている人は、意外と目立たない人が多いです。なぜなら、立場や出世を気にすることより、自分が誰のために役に立つのかを理解して頑張っているからです。
たとえば、私の知り合いには、「発信していないと存在していないと同じ」と言われるこの時代の中、SNSの発信はつながりの中で最低限行い、その中でビジネスを循環させて生活をしている人が少なからずいるんですね。
そのような人って、目立っているわけでもないのに、とても幸せそうです!
もちろん中には、目立っている人もいますが、そういう人は結果として目立つようになっただけで、「自分」としっかり向き合い、「誰のために」を考え行動し続けた結果なのだと感じます。
使命感を持って生きている
自己実現を果たしている人でほどんどの人に共通しているのが、「こういう世界になったらいいな」というビジョンが明確で、使命感を持っていきている点です。
活躍することや、出世することを自己実現と捉えている人もいるようですが、結果的に活躍している人が目出つだけであって、最初は「こういう世界のために貢献したい」といった使命感が必ずあるんです。
自分の心に正直に沿って生きていない限りは、本当の意味で自己実現を果たすことはできません。だからこそ、自分が思い描く心の願いを明確に捉えておくことは大切なのです。
やりたいことや肩書きを1つに絞らない
色々な人を見ていると、「あれ?この人って何やっているんだろう?」と思うことってありませんか。何している人が分からないというよりも、様々な活動をしていて「これ!と限定できない」と言ったほうが正しいかもしれません。
自己実現を果たしている人は、「自分のやりたいと思ったこと」を「自分の能力を発揮する方法」で、叶える手段を考えるのが得意です。自分のできないことは、誰かに補ってもらったり、仲間を募ってみたり、そうやって自己実現を果たす者同士が協力することだって可能ですよね。
そもそも、人のやりたいことってその都度変化していくのが自然です。
それに、1つのことを長年コツコツできる人もいれば、いろんなことを同時に行うことが得意な人もいますよね!
そのため、やりたいことや肩書きは1つに絞らずに、まずはやる方法を考えてやってみるとい柔軟性がある人が自己実現を果たしやすいと感じています。
好きなことをとことん追求する
「自分のありのままの状態」でいると自分の興味関心に没頭しやすいため、好きなことに、とことん追求しているといった共通点もあります。
さらに、自分の好きなことに没頭するとエネルギーも高まり、自分が持っている能力も磨きがかかるため、他者に貢献できる度合いも次第に大きくなっていくといった好循環が生まれます。
そんな人はいい意味で、「やること」と「やらないこと」をうまく分けて生きるのが得意です。周りに流されず、自分自身で「選択」をすることで、自分の時間を大切にする習慣をつけているのでしょう。
自分は自分!他者に流されない
自己実現を果たしている人は、他者に流されない強さがあります。
「みんながこれをやっているから」「周りはこうやっているから」などで自らの選択を決めるのではなく、「自分はこうしたい」「自分はこうやってみる」という軸が自分にあります。
人がなぜ自分のありのままで生きられないかという理由の1つには、他者だけを尊重しているといった点があげられます。自分を尊重せずに、他者のみを尊重してしまうと、社会的にはうまく生きていけても、結局のところ自分の人生への不満が募っていきます。
自分は自分!と、自分自身を尊重することが、本当の他者への尊重にもつながり、自己実現を叶えることができるのです。
ここからは、自己実現を叶える方法についてお話ししていきます。
自己実現を叶える7つの方法
自分の気持ちに正直に生きる
自己実現を果たすためには、まずは「自分の気持ちに正直に生きる」を実践しましょう。自分の気持ちに正直に生きるなんて、他者に迷惑がかかる…と心配する人もいるかもしませんが、自分のワガママを通すのとは訳が違います。
自分の気持ちに正直に生きるとは、自分の気持ちに耳を傾けて受け入れることです。たとえば、自分があまり良い感情を抱かなかった時、「こんなことを思ってはダメだ」と否定するのではなく、自分は「こう思っているんだね」と、客観的に捉えて受け入れます。
普段、自分の気持ちに対して「否定」したり、「なかったもの」にしたりしようとする人は多くいます。あなたも無意識にしているかもしれませんね。
まずは日々の中で「自分の気持ちに正直になる」という習慣をつけることが、自己実現への第一歩です!
自分の得意や才能を見つける
自己実現とは、「自分の可能性を最大限に開発し、開発した自分の可能性を実現する」といった意味がありますね。自分の可能性を開発するためには、「自分の得意や才能を見つける」ことがとても重要です。
とはいえ、自分の得意や才能を見つけることは結構難しい!
なぜなら、自分の得意や才能とは、特別な能力というよりも、自分が自然とできることなので自分では気づきにくいのです。裏を返せば、才能とは、あなたにとって当たり前でも、他人にとっては当たり前でないことだったりします。
そのため、手っ取り早いのは「周りの人に聞いてみる」という方法です。自分の身近な人に「私が得意なことってなんだと思う?」と聞いてみると、自分では思ってもいなかった答えが返ってくるでしょう。
自分の才能が分からない人はこちらの記事も参考にしてみてください!
今まで好きだったことを1歩深掘りする
自分の才能や得意なことがわからなくて悩む人は多いですが、同じように「自分のやりたいことが分からない」という人も多いです。
そんな人は、今まで好きだったことを1歩深掘りして、その共通点は何か探してみましょう。
「やりたいこと」というと、どうしても「職業」などの明確な何かをイメージし、見つけようとする人が多いのですが、「やりたいこと」は、何だっていいのです。
たとえば、私の場合は、「既存の型をアレンジして新たなものを作りだす」ということが好きで得意なことです。
これに気がついた時、なぜ自分が学生の時に数学が得意だったのか理解できましたし、なぜ料理が好きでずっとやっているのかも分かりました。
共通しているのは、型(数式やレシピ)に、自分の知識を当てはめたアレンジ(計算や調理)を通して、新たなものを作り出す(答え・料理)ことです。
ちょっとわかりずらかったかもしれませんが、このように、自分が好きなことや得意なことを深掘りして、どの要素が自分がやっていて楽しいのかを分析してみると、一見全然違うものの中に共通点がみつかります。
そして、その共通点をもとに、それができるものは何か?と考えてみましょう。すると、自分が何が好きでやりたいのかも見えてきますよ。
私の場合、こうして記事を書くことが好きなのも、ある程度の型に沿って、自分の知識やリサーチした素材をアレンジしながら書いていくのが楽しいからなんです。
自分のやりたいことが分からない人はこちらの記事も参考にしてみてください!
やりたいことと、やらなくてはいけないことを分ける
自己実現を果たすには、「ありのままの自分でいる」という状態がとても大切です。
そのため、自分の「やりたいこと」に時間を使う環境を整えましょう。とはいえ、マズローの5段階欲求にもあったように、その過程にある「社会的欲求」を満たすことも忘れてはなりません。
つまり、やらなくてはいけないことを無視して、やりたいことだけをやっているだけではバランスが崩れてしまいうということ。
その場合「やりたいこと」と「やらなくてはいけないこと」をごっちゃにしてしまっているのかもしれません。そこをまずは分けてみましょう。
その上で、「やらなくてはいけないこと」は、本当に自分がやらないといけないのか?考えてみてください。自分のやりたいことに時間を割けるようにバランス取ることも大切ですし、時には人にお願いすることも大切です。
やりたいことと、やらなくてはいけないことを分けることで、できるだけ自分が心地よい環境を作れるように工夫してみましょう。
とにかくやってみる、続けてみる
自己実現のために!と、いきなりホームランを狙って探そうとすると、途中でモチベーションが下がり、続けられなくなります。
自己実現への道のりは、そんなに簡単ではありません!
自己実現は、点と点が線でつながって初めて果たせるのかもしれません。これまで自分がやってきたこと、今努力していることが繋がって、自己実現への未来へと一歩ずつ進んでいくのです。
そのため、「すべてが糧になる」というイメージで、とにかくやりたいと思ったことはやってみましょう。
私自身も、会社員時代に「こんなこと役に立たない」と思っていた仕事が、今の自分にとても役に立っているなんてことが大いにあります。
とにかくやってみる、そして続けてみることで、自分が向かっていく先々で少しずつ形になっていきますよ。
自分の使命は何か?明確にしてみる
自分はこの世に何をしに生まれてきたと思いますか?「使命」というと、なんだかスピリチュアルっぽいし、そんな大袈裟なこと考えられないよ!と思う人もいるかもしれません。
私も初めはそう感じていました。
ですが、自分が何のために生きているのか明確にすることは、自己実現を果たすためにとても役に立ちます。
こないだ、ある人の話を聞いていて、とても印象に残った言葉がありました。それは、「天命は嘆きの中にある」という言葉です。
今の現代、「ワクワクして生きよう」「好きを仕事にしよう」などのフレーズが溢れていて、自分のプラスの感情をエネルギーにする教えが多くあります。
もちろん、そうやって生きられる人は素晴らしいですが、実際のところそれで困ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな人は、もしかしたら自分の悩みや苦しみから、使命を見つけられる可能性があります。自分が嘆いてしまうような感情があるからこそ、「自分と同じ悩みを抱えている人の役に立つ」ということだってできるからです。
いずれにせよ、自分は人や社会のためにどうやって貢献するのか?人生で何を成し遂げるのか?大きな視点で自分の人生を捉えることで、自分がやりたいことを人のために役立ててみてくださいね。
やりたいことをとことんやる!「やりたいこと=社会貢献」になる
色々と方法を説明してきましたが、結局のところ、やりたいことをやっているうちに、自然と社会貢献になっているというのが理想です。
はじめから、「社会の役に立つかな」「人のためになるだろうか」と考えてしまうと、「自分のありのままの状態」からズレてしまい、自分を見失ってしまうケースがあるからです。
そのため、まずは自分のためにやりたいことをとことんやってみること。そして、やっているうちに得られた体験や知識を、必要な人に届けるということを意識してみてください。
与えることを義務としているのと、与えたいと想い行動しているのでは、同じことでも全然違うのです。
自分のためにやっていたことが、必ず人のためになる時がくるのですよ!
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