生きていると自分で自分が分からなくなってしまうときってたまにありますよね。
「あれっ、私ってどんな人間なんだろう?」と自分を見失う状態になってしまったり、かと思えば、何か良いことがあると「私ってこのままで良いかも」と気分が上昇したり。
できれば日々安定した状態で自分を見失うことなく生きていきたいけど、そもそもどうやって自分を理解したらいいか分からない、という人は意外に多いです。
私も周りの友人と「どうやって生きていったらいいか分からなくなる時がある」「この選択で合っているのかな・・・」なんてことを話し合っても結局答が見えないまま考えている自分に満足して終わっていたことがありました。
こんな状態から抜け出したい・・・と思い、周りの自分らしく生きている人をマネしてみたり、考え方を聞いてみると私もだんだん「これでいい」と思えることが多くなってました。まだまだ自分を見失うことはたまにありますが、軌道修正も早くなってきています。
そんなわけで今回は、自分を見失うことが多かった私が、周りの自分らしく生きている人の考え方を取り入れたら、生き方が楽になった方法と周りの自分軸をもって生きている人の考え方を紹介します。
過去の私のように「何をしたらいいか分からくなることが多い」「将来に不安を覚えることがある」なんて感じている人は、ぜひ読んでください。
自分を見失う状況とは?
そもそも自分を見失う状態ってどんな状況なのか、見ていきましょう。
「自分を見失う」の意味と、何に自分を見失っているのかを整理しよう
まず、自分を見失うとはどういう状況なのか、意味を見ていきます。
自分の現状に違和感があるから「どうしたらいいか分からない」状態になるのは、なんとなく理解できるけど、でも「本来と異なっている」の「本来」が分からないから悩んでしまいますよね
まずは自分が何に自分を見失い、どうしたらいいか分からない状態になっているのかを知るところから始めましょう。
例えば
・人間関係
・仕事
・将来
など。漠然としている自分が分からない状態を整理するところから始めるのが大切です。
もしかしたら、全部に悩んでいるのかも知れないですし、仕事が不安定なことによる将来設計が分からないから働き方で自分を見失っているのかも知れません。
自分の不安要素を知ることができると、問題ないと感じていることも同時に分かります。
自分を見失っている人の特徴
今度は、自分を見失っている人の特徴を見ていきましょう。
私を含め周りの友人に多いのが「自分らしく生きたいんだけどさ・・・」というような言葉を使っている人です。
↓
でも自分らしさが分からない
↓
自分を見失っている
状態です。
周囲の人が「だったら○○してみたら?」と言ってくれても「でもさ・・・」「だって・・・」という言葉を使っていて、自分を見失った状態のまま時間が過ぎてい行きます。
そんな状態の人の近くにいて分かったのが、思考にいくつかパターンががあり、
②自分を見失う状態を理解していない
③自分を見失って探している状態に浸っている(そんな自分が好き)
の3タイプに大きく分かれます。
①なら、変わることができるかもしれない。②なら状況を理解できれば変わるチャンスはありますが、③の場合はなかなか抜け出せないので少し危険です。
悩んでいることを楽しんでいるのなら大丈夫ですが、もし「自分らしく生きているよ!」と思っていても、改めて自分の気持ちと向き合って見るといいですよ。
次の章では何で自分を見失ってしまうのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
何で自分を見失うのか原因を考えよう
誰も自分を見失いたいとは思っていないのに、「どうしたいのか分からない」状態になってしまう人が多いのか、自分を見失ってしまっている人の特徴をまとめたので、見ていきましょう。
自分に自信がない
自分を見失う人の多くが、自分に自信が無いことがとても多いです。また、気付かないうちに自信を無くしてしまっていることもあります。
自分に自信がない人に「大丈夫、自信をもって」と言っても自信が急に出てくるわけではないですし、私も過去に言われたことがありますが、「そう言ってくれるのは嬉しいけど、どう自信を持ったらいいのか分からない」状態でした。
まずは自分と向き合うことが大切です。自分の自信を持てない状況を理解していても、その原因が分からないと対策がとれませんよね。
・他人の目を気にしてしまう
・人からの評価に意識しすぎ
・失敗が怖い
・否定された過去のトラウマ
・自分に厳しすぎる
が上げられます。
自分に自信が無いと、人からどうみられているか・どう評価されてしまうかとても気になりますし、本位でなくてもその評価やアドバイス通りに行動してしまうと余計に自分を見失う原因になります。
他にも、過去に親から怒られた、友達に認められなかったなどの経験から、自分で判断して失敗したくない・・・と心のどこかで考えていたり、上手く何かができた時に嫉妬されてトラブルになったことで自分のできたことを認められない人もいました。
自分に自信を持つことも大切ですが、何で自信がもてないのか。理由・原因が分かると自分を知る近道ですよ
何か起きたときの責任をとりたくない
何か大きなトラブルが起きた時、「誰のせいなの!?」と怒られて「私です!!」と勇気をもって責任をとりにいくのが好きな人って少ないですよね。
できたら、怒られる可能性があることや、責任が発生する大きな決断はできればしたくないし、問題が起きたら誰かのせいにしたくなってしまうのが人間の心理です。
前にアルバイトをしていた時、先輩に
この在庫対応どうしたらいいですか?
ん~、よく分からないから好きにしていいよ。任せる
(ん~、他の人に聞いても分からないから、前回と同じように対応して、先輩に報告しよう)
ところが数日後、在庫の対応にミスがあり、
なんで相談しなかったの?ちゃんと責任もって行動してよ
と怒られてしまいました。先輩は何かにつけ人に任せて、問題があったら誰かのせいにしてしまう仕事スタイルで有名な人だったようです。
先輩のような人のことを「ありえない!」と感じている人もいるかも知れませんが、この状態をもしかしたら自分の人生で行っているかも知れないんですよ。
例えば、「どの会社で働くか」など人生を大きく変えるものから、「どこでランチを食べるか」など日々の決断まで、「自分で決めきれないから誰かに決めてもらおう」と考えていませんか。
実は私も、学校・会社選びも「両親が喜ぶから」とか、何か選ぶ時も「○○さんに聞いてオススメされたものを選ぼう」と決めていたことがあり、上手くいかないと「○○さんがオススメしてくれたのに失敗した・・・」と他人のせいにしていました。
これは、どうするか選んだのは最終的に自分だったのに、誰かのせいにすることで「失敗したのは自分のせいじゃない」と言い聞かせ安心している状態です。
自分の大切な人生をどう生きるかは自分の責任です。いつまでも誰かのせいにするために人の意見を聞いていては自分を見失う原因になってしまいます。
自分を見失わないためにどうしたらいいのか
自分の人生は他の誰のモノでもない自分のモノだと分かっていても、それを理解して行動している人は意外に少ないです。
ここでは、過去の私の思考や経験から「自分を見失う」状態になっていたこと紹介させていただきます!
Step①【確認】他の人と自分の目標は違うことを再確認
どんなに仲のいい友達だって、どんなに優しい家族だって、当たり前ですがあなたの人生を代わりに歩むことはできません。
でも、人は誰かと一緒だと安心したり、気持ちが強くなっていつもより自信を持って行動できたりしますよね。
なので、自然と誰かとの関係を意識してものごとを選んでしまいます。
高校生のとき、私は人生の目標など特になく、校則でバイト禁止なのを良いことに社会との接点が少ない生活を送っていたため
(まだ何になりたいか決められないから、大学だけは行かせてもらおう。働くってよく分からないし)
とのんきに構えていました。しかし、高校1年生の冬、友人が
私看護の道に進みたくて、理系に進むことにした!大学見学とかついてきてくれない?
いいよ~。(すごい、もう自分の道決めてるんだ。何だか焦るな・・・)
2年生から文系・理系とクラス分かれるけど、ikueはどっちにするの??
ん~。看護の仕事なんて考えたことなかったけど、人の助けになる仕事なんてすごいね。理系の方がつぶしがきくっていうし、私も理系かな~。
と、友達と離れるのも寂しいし、夢を見つけた友達が眩しくて、それに比べて私なんて・・・と焦り、友達に便乗する形で「(仮)看護系を目指すため理系クラスに進む」ことにしました。
その後どうなったかというと、看護クラスの見学会に行ったりするうちに、「あっ、私には難しいかも・・・」となり、理系の数ⅢCも物理・化学・生物どれも挫折し、結局理系に進みながら、文系の勉強をすることにして、大学合格を目指すことになりました。
数年後、友人は夢だった看護師としてデビューし、たくさんの人を支えることになるのです。
私のように、自分が何をしたいのか、どうなりたいのか「1人じゃ寂しいから、誰かと一緒にいたいな」とか、「○○さんに比べて私の状態、問題あるのかな?」と
・誰かの人生と比べてしまっている
・人の目を気にしてしまっている
こんな状態が続くと、自分を見失う結果になりかねません。
上手くいっている人や、目標が見つかっている人を見ると焦る気持ちもありますが、私のように自分の気持ちと向き合えないと本末転倒な行動をすることになるので注意が必要です。
周りの人の成長や成功は焦りますが、自分を奮い立たせてくれることもあるので、受けとり方を間違えなければ、いい刺激になりますよ
Step②【気付き】自分はどう生きたいのか問いかけてみる
自分の人生と自分以外の人の人生は違うことを理解することは大切なことは分かりましたが、では自分を見失うことがないように実際にどうしていったらいいのか。
その為には「自分はどうやって生きてきたいのか」「何が大切なのか」を改めて考えてみましょう。
自分を見失っている人の多くが短期目線でものごとを考えている人がとても多いです。
以前の私は企業で働きながら「自分の力で自由に生きていきたいな~」と思っていて、日々「本当の私ってなんだ!?」と迷子になり、たくさんの人のアドバイスを求めていました。
それは、自分のゴール(目的)と実際の行動と目標がチグハグになっていたため、自分を見失う状態に陥っていることを自由業で生きている友人との会話で気付かされました。
B子は何で安定した会社を辞めてフリーで生きていられるの?不安じゃない?
確かに不安もあるけど、会社に縛られず生きていきたいと思ったし、自分として生活していきたいから、不安より満足が大きいよ
ikueは?どう生きていきたいの??
私も、自分の力でどんなときも生活できるよう自由に生きていきたいし、お互い高め合えるような大切な仲間と過ごしたいな!
でも、当時の私は自分の人生のゴールではなく、社会人として周りに認められたいという気持ちの方が強かった状態でした。
・みんなに大手企業だと「スゴイ」って言われて嬉しい
・個人で働く自信がないから、安定的なお給料が欲しい
・毎日出勤していることで家族の安心を得られていた
・自分1人でも生きていけるようになりたい
・前向きな発言を多くして、心穏やかでいたい
・自分で何をするか選択できる状態がいい
・会社で先輩と上司や仕事のグチ → 合わせないと関係が悪くなりそうで止められない
・行きたくない飲み会に月2回参加 → 参加しないと課内の空気が悪くなってしまう
・会社の仕事は増える一方だけど何も言えない → 残業が続き、往復3時間半かかるので睡眠不足
など、自分がなりたい人生像と離れた「でも、自分で稼ぐなんてできないしね」「だって、周りに合わせないと嫌われるしね」といった『自分の人生こんな風に生きたいな』という理想と離れた行動をしていたために、さらに理想と現実が異なってしまい、自分を見失うことがとても多かったです。
私のように「本当はこうしたいんだけど・・・」を「でも」・「だって」で見ないふりをしていることってありませんか。
短期的目標が合っていても、自分の人生の目的と異なった行動をしていたり、周りの評価を自分の目標にしていると、自分を見失う大きな原因になってしまいますよ。
まずは、自分はどう生きていきたいのかを考えてみるのがオススメです
Step③【行動】自分の本音を探る
自分を見失っている人の中には、目的と目標が実は違っていた・・・なんて経験ありますよね。
では、何となく目的と目標の違いに気付いたけど、実際にどうしたら自分の行動に生かすことができるようになるのでしょうか。
私や周りの友人が試している方法を2つ紹介させていただきます。
自分会議
日々の作業や仕事でなかなか自分と向き合う時間が取れないことってありますよね。
そんな人は、自分会議をすることをオススメします。自分会議の大切なことは自分とゆっくりと向き合い、課題を決めて自分に「どうしたいか」を問いかける方法です。
もし、全く自分会議をしたことが無い人はペンとノートを用意し、
・今の感謝できること
・今後やりたくないこと
・今の自分にできること、得意なこと
・今からやることを決める
・1年後、3年後、・・・20年後の理想の自分
などを自分と向き合いながら考えてみると良いですよ。私の周りには年に1回ホテルにこもって自分会議をしている人もいます。
自分会議の詳細なやり方はこちらの記事をどうぞ!
マインドマップ
マインドマップとは、頭の働きを活性化してくれるノート法で、 イギリス人教育者のトニー・ブザンが考案したのもです。
ノートの真ん中に自分の名前を書き、そこから何本か線を伸ばして、「そのためには」「何でか」を掘り下げて書いていき、自分の気持ちを探っていくといいですよ。
例えば
こんな感じで考えていくと自分の気持ちと向き合うことができますよ。正しいやり方は線の色を変える・・・などあるので色んな色を使いながら楽しく自分探しをするのもアリです。
自分の名前からスタートするのは何でもOKですが、悩んでいたら
・自分にとっての幸せは
・理想の生活
・大切にしたいこと
などからスタートしてみるといいですよ。
自分の考えや理想を掘り下げてみて、結果何を大切にして生きていきたいか自分の生きていく判断基準を知り、どう行動していくか考えてみるキッカケになります。
私は「自由に生きたい」と会社を辞めましたが、会社を辞めなくても働きながら自分の環境を変えて人生の目的と合わせられることもあるので、「自由=会社を辞める」ではなく、自分の現状とどこまで自分がリスクを取って行動できるかが大切ですね
Step①【確認】他の人と自分の目標は違うことを再確認
Step②【気付き】自分はどう生きたいのか問いかけてみる
Step③【行動】自分の本音を探る
私が自分の生き方を見つけた記事がありますので、ご興味のある方は読んでみてください。
次の章では、自分を見失わない人は何をしているかを紹介します。
自分を見失わない人はどう生きているのか
ここでは私の周りいる自分を見失わず、楽しく生きている人の考え方や行動を紹介させて頂きます。
自分の価値観を持っている
自分を見失うことなく、自分の生きるスタイルを見つけている人は、自分の幸せの基準を持っており、それを判断基準に何かあったときに決断をしています。
例えば、自分の時間に価値を置いている人は、買い物に行くより少し割高でも宅配で日々の食材や日用品を頼んでいたり、少しの距離でも平気でタクシーを使います。
移動手段をタクシーにするなんてもったいないな・・・と感じている人もいるのではないでしょうか。
お金の方に価値を置いてしまうと、「タクシー代がもったいない」「高い野菜を頼むより、隣駅のスーパーまで行った方が10%もお得!」と考えます。
どちらが良いとか正しいではなく、自分を見失うことが無い人は、誰に何を言われても、何を判断基準を持つかによって選択肢が変わるということをも理解してものごとを選んでいるのです。
もちろん、収入や自分の状況によって基準は変わってくることもあるので、定期的にも直してみるのも方法ですよ。
自分の生き方を応援してくれる人と付き合う
自分を見失わないで人生を歩んでいる人の多くが、自分の事を応援してくれる人と付き合っています。
なんでも「いいね」と言ってくれるYESマンではなく、時に意見を交換して言い合いのような状態にもなっていますが、個人を否定するようなことはないので、関係に亀裂が入るようなケンカになることはないです。
そして、自分を見失わない人は、周りの人の選択も尊重していることが多いです。そんなAさんと一緒に行動をしている時に
何を選択するかは、その人の人生だからね。他人がとやかく言っても人は変わらないよ、その人から何を学ぶかだね
と言われたことがあります。
自分を見失っている人ほど、「誰かと同じでないと不安」になり、相手の状況や状態を確認している人が多いです。誰とどう付き合うか、どんな付き合いをしていきたいか見直してみるのも良いですよ。
色んなものにチャレンジし価値観の再確認
自分を見失わない人は、色んなものにチャレンジをしたり、新しい価値観に対して柔軟に判断している人が多いです。
今の自分の価値観も大切にしながら、新しいことに振れ、沢山の中から何を選択して自分はどう生きていくかと、自分の価値判断を見直したり、確かめています。何でも確かめて決めるという人は、
○○に今度みんなで行ってみようと思って
おっ。楽しそうだね、一緒に参加してみたいな!
と何歳になっても好奇心旺盛な人が多いのが私の周りにいる自分を見失わない人の特徴です。
一回決めた人生の判断基準は、自分のライフステージによって変わってくるので、自分にとってどんな風に生きていきたいか、今の当り前に慣れてしまうだけでなく、色んな人と話したり、新しいことを試すことで見えてくることもありますよ。
・自分の価値観を持っている
・自分の生き方を応援してくれる人と付き合う
・色んなものにチャレンジし価値観の再確認
何歳からだって人生を考えて前向きに生きることができます。悩んでいる方はこちらの記事もどうぞ
まとめ
自分らしく生きたい!と願っていても、どうしたら良いか分からなくなって「誰かに決めてほしい」と考えてしまうことってありますよね。
そんな自分を見失うときは、まずは自分の人生をどう生きていきたいか、何を大切にしていきたいかを確認するために自分と向き合う時間を作ってみるといいですよ。
あなたの人生がこれから自分に自信をもって過ごせることを願っています!
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