目次
心の余裕を持つためにすることとは
この章では、心の余裕を持つために何をしたら良いのかを解説していきます。
『焦った気持ちを落ち着かせる方法』と『心の余裕を持つために心がけること』の両面からお伝えします。
焦った気持ちを落ち着かせる具体的な方法
1 実際に立ち止まる
落ち着かなくなる出来事が起きた時に、先ずは一旦立ち止まりましょう。
よく漫画などの描写で右往左往してアタフタした姿がありますが、『物理的に一旦立ち止まる』をして下さい。
人間は面白いもので、感情と一致させる行動をしています。例えば、
をしている人はいませんよね。
ので、落ち着かせるために、まずは立ち止まっていきましょう。
2 深呼吸を繰り返していく
物理的に立ち止まったら、深呼吸をしていきましょう。
深呼吸をすることで、全身に酸素が回り、血流が良くなり、自律神経に働きかけるので、リラックス効果を得られます。
慣れないうちはなかなかできないかもしれませんが、試してみないと今のまま変われないので、繰り返し行っていきましょう。
何度も行っていくと、自然とできるようになっていくので、やってみて下さいね。
『焦っている時に、立ち止まって深呼吸する!と冷静に判断できていたら、こんなに困ってないよ!』
と思う方もいるかもしれませんが、自然と出てくるため息も効果があるんですよ。
すぐにできないと思っている人は、日常的に深呼吸するクセをつけておくと、落ち着かない時に対応していけます。普段から深呼吸をしてみて下さいね。
3 現状把握をしていく
一旦立ち止まり、深呼吸をしたら、現状把握をしていきましょう。
焦ったり不安な状態から、落ち着いた状態になることで、物事の捉え方が変わっていきます。
焦った状態とは違う、判断や行動を取れるので、違う答えを出していけるのです。
心の余裕のメリットの章でもお伝えしましたが、ゆとりがあることで、物事を多角的に捉えられたり、ポジティブに捉えられたり、感情のコントロールをしていけるので、不必要なトラブルを避けていくことができますよ。
焦った気持ちを落ち着かせる具体的な方法
2 深呼吸を繰り返していく
3 現状把握をしていく
予想外のことが起きるのが人生の面白さでもありますが、できれば焦る出来事が起きない方が良いですよね。
実際に焦る出来事が起きた時には、このスリーステップを試してみてくださいね。
心の余裕を持つために心掛けていくこと
1 自分を大切にしていく
心の余裕をもつことのメリットでも解説しましたが、自分を大切にしていくことで心にゆとりが生まれます。
ゆとりがうまれると、さらに自分のことを大切にしていけるようになります。
どういうことかというと、
でもあるので、あなたの感情がどこにあるのか気付くことができるようになるのです。
どの人も無意識にしているのですが、自分の気持ちに気づかず、結果として無視して、我慢して過ごしている事があります。例えば、
など、自分の気持ちとは違う行動をしていることがよくあります。
上記の例は小さなことかもしれませんが、積もり積もっていくと、どんどん自分の心の声がわからなくなってしまうのです。
自分のことを大切にしていないと、心が満たされて行かないので、心に余裕をもつことが難しくなります。ポイントとなるのが、自分の心の声を聞く事がとても重要になります。
上記の例でお伝えすると、周りの人と同じコーヒーを飲んでも良いのです。
でも、本当は紅茶が飲みたかった自分の心の声をきちんと聞いて認めていくこと。
そうすることで、あなたの気持ちはあなたがきちんと受け止め、心は満たされて行きます。この過程がとても大事なのです。
自分の気持ちを大切にすること、これは心の余裕を持つためには最も大切なポイントになりますよ。
自分を大切にする事に関しては、この記事に詳しく書いてあるので読んでみてくださいね。
2自分の気持ちが心地良くなるような行動をしていく
自分の気持ちを大切にすることで、心の動きがみえ、どうしたら自分の気持ちが心地よくなるのかを考えて行動していけます。
普段からあなたの心が何で動くのかを丁寧にみていくことがポイントになります。上記でお伝えしましたが、自分自身を大切にしていくことは、自分の心の声を丁寧に聞いていくことでもあります。
あなたの心がどこでざわつくのか、不快な気持ちになるのか、先ずは自分の心の動きを知ることからはじめていきましょう。例えば、私の場合は
など、
・自分の心の余裕がなくなる時がどういう時なのか
を把握することが大事になります。
自分を知ることで、逆算して物事を捉え、自分のキャパを超えないように調整していけ、余裕がない状態を回避できるのです。
上記の私の例で伝えると
・機嫌の悪い人が近くにいると引きずられやすい→場を変えたり、引きずられないように自分を他人を分けるて考える
などで対処しています。
・心地良い状態にする為に何をしたら良いのか
を考え行動をしていきましょう。
自分の気持ちより、周りの人の気持ちを優先したり、考えたりする人が多くいますが、先ずはあなた。あなたの気持ちを優先させることに意識してみて下さいね。
自分の気持ちを無視して、我慢するのではなく、どうしたら自分の気持ちが心地よくなるのかを考えて行動をしていくことがポイントです。
把握をすることで、そういう出来事が起こっても、起きそうな時にも、予防することができますよ。
あなたの心の声はあなたにしか聞こえません。丁寧に聞いていきましょうね
3自分なりのリラックス方法を作る
ストレスがたまると心にも身体にも支障をきたします。ストレスは万病のもとと言いますが、ストレスは本当に怖いものです。
ストレスをためないように過ごす為に必要なのが、自分なりのリラックス方法を持つことです。
・不安がある時
・焦りがある時
などの時間を減らすことはもちろん、普段からストレスがたまらないような生活を心掛けて行きましょう。
ストレスがたまってから解消していくことも大切ですが、ストレスがたまらない生活をしていくことで、心に余裕がうまれます。
ストレスがかかるとどうしても気持ちに波ができ、疲れや不安などからいろんな不具合がおきてしまいます。そういう状況下では、心に余裕は持てませんよね。
ストレスはじわじわと心を蝕んでいくので、
・定期的にストレスの発散をしていく
・日常的にリラックス方法を取り入れていく
をしていきましょう。
自分なりのリフレッシュ方法を持っていることで、自分の気持ちを整えていけますよ。
私は水に触れるとリラックスできるので、バスタイムを大切にしたり、海によく行っています^ ^
4 他人と比べない
心の余裕を持つためには、他人と比べないことはとても大切なポイントになります。
比べようとしていなくても、自然と比べてしまっている事って、意外と多くありませんか。
私もすぐに人と比べてしまい、勝手に落ち込む、傷付く、諦める、…をしていて、数えてみるとその多さにビックリします(笑)
比較することは悪いことではありません。でも、私のように落ち込んだり、傷ついたり、諦めたりしていたら、人生もったいない!!
自分に向けても言っています(笑)
人と比べることで、自分に自信が持てなくなってしまったり、比べた相手を意識してしまって諦めていたら、あなたが今まで努力してきたことや、やりたいと思った気持ちの行き場がなくなってしまいます。
そして何より、人と比べて落ち込んだり諦めることは、自分の気持ちよりも不確定な周りの気持ちやモノを優先させているので、自分の人生ではなく、他人の人生を生きている事になってしまいます。
比べることで刺激を受けたり、向上心に繋がったりすることはとても素晴らしいことですが、不必要に傷ついたりするのであれば比べる意味がなくなってしまいます。
必要以上に誰かと比べるのはやめていきましょう。
以前、『比べるなら3年前の自分と比べなさい』と言われたことがありました。もし比べるなら、過去の自分と比べることで、成長した自分を感じられますよ。
5 いろんな知識をつけたり、成長していけるように努力をしていく
自信があると、心の余裕を持ちやすくなります。
例えば、専門職の人は、一般の人より知識や経験が豊富なので、余裕がありますよね。
専門職の人のレベルでなくても、ある程度、自分でできるという自信があると、心の余裕に繋がって行きます。
右も左もわからない状態の人と知識がある人では、心のゆとりの持ち方は歴然ですよね。
自分の中で、
・これは知っている!
など思えるように、知識をつけたり、努力をすることも、心の余裕をもつポイントになります。
上記で伝えましたが、努力をしている時に、他と比べないことが大切になります。
上を見ればキリがありません。
あなたが努力しているのは、他の人と比べるためではなく、自分の気持ちに余白をもつためですよね。
元乃木坂46で今は心理カウンセラーをされている中元日芽香さんの言葉で
『周りから過程は見えずらくて、過程をみてあげられるのは自分しかいません』
というのがあります。結果に目が行くけれど、そこに至る過程も自分できちんと評価してあげてほしいとの思いで紡がれた言葉だそう。
努力している自分を認め褒めながら、知識をつけ成長していくことが大切ですよ。
6 なんでも完璧にしようとしない
完璧にしようとすると、気持ちにゆとりがなくなってしまいます。それは、できたことより、できていないことに意識がいってしまっているからです。
とても頑張っている自分を認められず、減点方式で自分のことをみて、できていないことに意識を向けているのは辛いですよね。
できないことやできないことを数える
のではなく
できていることやできることを数える
ことがとても大切になります。できることに意識を向けると、
・自分を認められる
ので、心に余裕が持てます。その余白の部分で、できないことにチャレンジしていけば良いのです。そうすると、『チャレンジした自分って素晴らしい!』とまた自分のことを褒めていけるのです。
できないことに意識を向けている時と、できることに意識を向けている時では、こんなに捉え方が変わってきます。
出来事としては同じなのに、捉え方一つで、心の動きが変わってくるのです。
完璧にしてもしなくてもあなたは素晴らしい人なのです。まずは自分を認めることからはじめて行きましょう。
7 時間に余裕を持つ
物理的に時間がない時にも焦ってしまい、気持ちに余裕はなくなりますよね。
私はスタイリストのお仕事で、生放送の番組を担当しているので、電車が止まったりすると、めちゃくちゃドキドキします
時間ギリギリになるように動くのではなく、余裕を持って動くと、心持ちが変わって行きます。
ギリギリにしか動けない、もしくはどうしても時間がギリギリになってしまう人は、時間の管理ができないのではなく、他のところに原因があるのかもしれません。例えば、
など、自分の中で何が原因かを探っていくことで、余裕を持って動けるようになるかもしれません。
例えば、とっても楽しみな予定があった時は、遅れたりせず、早めに準備して行きますよね。
あなたの気持ちが行動となり、時間に余裕を持てるようになっていくのです。
自分の気持ちを探っていく時のポイントは、自主的に動けるように物事を捉えたり、行動の動機を考えていくこと。
私の場合でお伝えすると、生放送がある日は、電車が止まってもある程度は大丈夫なように早めに家を出るようにしています。それは、
・自分の気持ちが焦るのが嫌
・早めに出た方が混まない
・時間にゆとりがあることで丁寧な仕事ができる
の動機があり、自主的に早めに出ています。
正直、早起きするのが辛い時もありますが、時間に余裕がない時の自分の気持ちにゆとりがない方が嫌なので、早めに動くようにしています。
時間にゆとりがあると、心の余裕が生まれるので、何事にも丁寧に行っていけますよ。
8 自分のキャパシティを知っておく
日々、生活している中で、仕事やプライベートなこと、いろんなことがありますよね。
・決断しないといけないこと
・考えなくてはいけないこと
日々の忙しい生活の中で、あなたは自分のキャパシティがどれくらいあるか知っていますか。
自分のキャパシティがどれくらいなのかを知らない人が多くいるので、まずは自分を知ることからはじめましょう。
心の余裕は、自分のキャパシティを超えると、落ち着かなくなります。先ほどもお伝えしましたが、水がいっぱい入っているコップに水を注ぐと溢れてしまいますが、半分の水が入っているコップに水を注いでも溢れません。
私でいうと、睡眠が足りないと、頭が働かないので、睡眠は大事にしています。忙しくて、まとまった睡眠が取れない時は、少しでも目をつむるようにしています。
エレベーターが来るまでの、1分に満たない時間も目をつむって待っていたりします(笑)
自分のリミットを知っておくと、その前に対策をしていけます。先も述べましたが、溢れる前にリフレッシュをしたり、普段からストレス発散をしていくことが大切になりますよ。
9 ニュートラルの状態、どっちでも良いと思う
面白いもので、心の余裕が無いと思えば思うほど、落ち着かない状況が目の前に現れ、心のゆとりが無い現実が起きて、ゆとりが欲しい!と思うループにハマってしまいます。
物事の考え方として、ゆとりがあっても無くてもどちらでも良いと思えると、気持ちがとても楽になっていきます。
どういうことかというと、
・心の余裕を持たなきゃ→心の余裕を持たないといけない(義務)
・心の余裕が欲しい→今は心の余裕がないと強く認識している(無い現状を自分の中に刻んでいる)
状態になっているのです。
義務に思っていたり、心の余裕が無いと強く思っている、その感情のその前の気持ちを丁寧にみていきましょう。
隣の芝生は青く見えるかもしれませんが、
・心の余裕について考えるゆとりがある
これだけでも十分に余裕があるのです。他の人と比較するのではなく、あなたの今の現状をみていくことで、満たされていることや、余白があることが感じられるかもしれません。
そして、心の余裕を持たないといけないと義務に思うと、心の余裕を持っていない自分を責めたりして、辛くなりますよね。それでは、ゆとりを持つどころではなくなってしまいます。
心の余裕を持っても持たなくてもどちらでも良い、と思えるとベストです。それは、すでにあなたの中にゆとりがあるので、強く意識しなくても良いのです。
上記でも伝えましたが、あなたの中にあるゆとりに気づけているかいないか、認めているかいないかになります。力まず、構えず、ニュートラルな状態、これが人生を楽しく生きるコツになりますよ。
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