など、特別これといって夢や目標があるわけではないけど、「何か今とは違う新しい自分に変わりたい!」と思うことってありますよね。

でも・・変わりたいけど変われない
今度こそは変わって「新しい自分になるぞ!」と意気込んでも、結局自分も日常すらも変えられずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

変わりたいと思って変われるのなら苦労はしませんよね。
私自身も、20代の頃は「自分の長所がわからない」「自分には特別な才能がない」と悩んだり、でも「何か」を変えたくて、新しい学びをしてみたり、新しい経験を求めたり、新しい仕事に変えてみたり・・・それはもう散々いろんなことを試してきました。
それでも、心からの納得感や満足感を得られず、いったい自分はどうしたいのかもわからなくなり、しまいには自分を見失ってしまった経験があります。
また、私みたいなガムシャラタイプとは少し違い、何年も変わりたいと思っているのに「中々行動できない」という人も多いのではないでしょうか。
いずれにしても、このような「変わりたいのに変われない」、「行動したいのに出来ない」のには、自分では気がつけない「人間のマインド」が関係しているのです。

つまり、自分がダメなわけでもなく、意思が弱いわけでもなく、むしろ、当たり前のことなんです!
そこで、この記事では、人が変わりたいけど変われない理由や、どうすれば変われるのかの具体的な方法について詳しくお話ししていきます。
目次
変わりたいけど変われない状況はこうやって作り出される!
そもそも、なぜ多くの人が変わりたいけど変われないのかというと、それは…
無意識では変わる必要がないと思っていて、それがそのまま現実に現れているだけ
たったこれだけの理由なんです。

いや…変わりたいと思っていますけど…?
そんな反論も聞こえてきそうですが、つまりこういうことです。
自分の顕在意識(頭・思考レベル)では「変わりたいと思っている」
自分の潜在意識(心・感情レベル)では「変わらなくていいと思っている」
そして、この顕在意識と潜在意識が反発している状態が起きる時、脳の仕組み上、絶対的に優位なのは「潜在意識」なんですね。

一般的に、顕在意識は全体の約5%、潜在意識は全体の約95%を占めているいと言われています。
無意識の「変わらなくていい」というのが、そのまま現実に反映されることにより、表面的に「変わりたい!」と思っても、人は無意識にそれを妨げる行動を取ってしまうために、「変わりたいけど変われない」という現状を作ってしまうのです。

なんとも、ややこしいですね・・
人間に備わっているホメオスタシスの機能とは?
さらに、深掘りすると、実は人の脳には「現状維持」を保とうとする「ホメオスタシス」という働きがあるんです。
「こうしたい!」と思っても、次の瞬間には行動を避けて、現状にとどまるための理由をいとも簡単に見つけてしまうという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
たとえば、
・何か新しいことをやろうと思っても、自分にはできないと思う理由を自動的に探してしまう
・セミナーや自己啓発本を読んでやる気になっても、次の日には元の自分に戻ってしまう
・何かの情報を得たときや人の話を聞いたとき、自分は知っている、わかっていると思ってしまう

よくありますよね、こういうこと。笑
ちなみに、何か新しい挑戦をする時など、周りの人が否定してきたり、止めようとしてくるのも、他者のホメオスタシスが機能してその影響を受けているということなんです。
つまり、無意識で「変わる必要がない」と思っている状態では、同時に「変わる必要がない理由」までも沢山見つけ出すので、結果的に行動に移せないということです。

これが全て自分の無意識の中で行われているのだから、もう本当に巧妙ですね。笑
変わりたいけど変われない人が陥りやすい落とし穴とは
さて、変わりたいけど変われない原因をお話ししてきましたが、そんな自分の無意識の部分が大きく関係しているなんて、それは気づかないわけですよね。
そのため、「自分の長所がわからないから変われないのかも」、「自分の得意なことを活かせば変われるのではないか」など、自分のことを深く知ることで「変われる」と期待して自己分析を始める人も多いのではないでしょうか。

まさに私は、変わりたいと思ってまずは自己分析しました。
もちろん、自分のことを知ることはとても大切なことですし、何かしらの行動に移すことはとても有効です。
ですが、「今の自分を変えること」が目的になり、状況を変えたくて焦って行動しても、思うような結果は得られません。
それどころか、自分の評価を下げることに繋がり、悪循環に陥ってしまう場合があります。
変わりたいけど変われないという状況を経験すればするほど、
と自分を責めてしまったり、
などと、自己否定してしまったり・・・何かを変えようと行動しても結局何も変わらず、自信を失ってしまったりするのです。

これは大きな落とし穴!
何かを成し遂げるのに、「頑張らなければ」と、自分を奮い立たせることは必要なことですが、意識するポイントがズレてしまうと、思った結果が得られない自分を責めたり、自分の評価を下げたりと落とし穴にハマっていきます。
変わりたいけど変われない人がまず知っておきたい考え方
ここまで話してた原因や落とし穴を踏まえ、どうすれば変われるのかの方法をお伝えしていきたいのですが、その前に、前提としてまず知っておきたい大切な考え方をお話ししていきます。
そもそも、なぜあなたは「変わりたい」と願っているのか、改めて自分に問いかけてみてください。
理由はさまざまだとは思いますが、いずれにしても今の状態は「本当に望んでいるものではない」と、どこかで感じているからではないでしょうか。
言い換えると、「本来の自分で生きていない」と自分では気づいているということです。
そして、その現状の「望んでいない結果」、「悩みを生み出している原因」は、これまでの生きてきた過去や今現在の自分が持っている「自分のマインド」です。

ここでのマインドとは、「考え方」「捉え方」「判断」のことで、自分の行動に直結するものなんですね。
要するに、「真の自分らしいマインド」と「今持っている自分のマインド」にズレが生じているからこそ、現実にもズレがでているので、人は「変わりたい」と願うということ。
もっと言えば、変わりたいというよりも、「本来の自分に戻りたい」といったサインみたいなものなのです。
実は、自分の好きなことや自分の長所がわからないという悩みも、普段から「本来の自分で生きていない」ことから生じます。

「変わる」というのは、全く別の自分になるのではなく、自分らしくないマインドを手放しながら、本来の自分に軌道修正していくといったイメージを持つことがポイントです!
ということは、「真の自分らしいマインド」とは何なのかを知れば、自分が本来望む自分らしい人生を創っていけるということなんです。

このポイントを知らないまま、変わりたいと思って行動しても、私のように本来望んでいる方向とズレていることに気がつけません。結局、いくら行動しても納得感も満足感も得られず、変われないということが起こりますよ・・笑
・変われないのは「自分が持っているマインド」が原因
・ここでの「マインド」とは、「考え方」「捉え方」「判断」のことで、自分の行動に直結するもの
・自分の「真のマインド」が見つかれば、行動が変わり結果が変わる。その結果、自分自身が変わっていく
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