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自分探しの旅に出る前に知ってほしい大切なこと
自分探しの旅に出ようと思う裏に、自分はなにを求めているのか問いかけてみましたか?ここからは、そこを踏まえて自分探しの旅に出る前に知ってほしい大切なことについてお話ししていきます。
旅以外にも自分が見つかる方法がある
「今の自分のままではダメ、でもどうしたらいいか分からない」そんな想いから、自分探しの旅に出ようと思った人も多いのではないでしょうか。
自分ではない自分を生きているような気がする。でも本当の自分なんて分からない…と悩む気持ちは痛いほどわかります。
社会人になっても毎年1回は海外旅行へ行く!と意識していたくらい旅好きだった私が、自分のことがよく理解できるようになったのは、旅に出たからなのではなく、自分の内側と向き合ったからでした。
つまり、ここでお伝えしたいのは、「旅以外にも自分を見つける方法がある」ということ。
もちろん、旅に出ることで自分のことを見つめ直すきっかけになる可能性は十分にありますし、私もそうでした。ところが、旅の中に答えがあるわけではないんですね。
大切なのは、自分探しの旅に出れば答えが見つかるのではなく、自分と向き合うことが重要だということです。
今の自分を否定したままだと現実逃避に
「今の自分をなんとか変えなればならない」「今の人生は退屈だから何か新しいきっかけがほしい」
そんな想いで自分探しの旅を検討している人もいるのではないでしょうか。
このように、「今の自分を否定したままの状態」で旅にでかけても、それは単なる現実逃避にしかなりません。
ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、そうなってほしくはないのです。
現実逃避している間は楽しいですし、特に旅などで別の環境に身を置くと、自分が変わったような気になれます。
ところが、自分の根っこの部分にある望みを知ったわけでもなければ、当然叶えているわけでもないので、また、同じように悩みに早かれ遅かれぶつかります。
「本当の自分」なんていうものはない
また、「本当の自分」なんて実はありません。というか「本当の自分」がある確証がないと言った方が正しいかもしれません。
今の悩んでる自分も、そうでない自分も、自分は自分なんです。
きっと、「本当の自分」を知りたいということは、「自分の本音を知りたい」ということなのではないでしょうか。
これまで生きてきた中で、自分の想いや感情にフタをしたり、やりたいと思ったことをなかったことにしたりしていると、それが当たり前になり、自分の本音に気がつけなくなっていきます。
そうなってしまうと、いったい自分はどこに向かっているのか?自分は何がしたいのか?など、純粋な気持ちから知ることが難しくなり、自分を見失ってしまうんですね。
でも、そういう状態でいると、必ず虚無感にも近いような「モヤモヤ」を抱くはずです。「自分を探したい」「本当の自分を知りたい」という感覚は、「自分を取り戻したい」というサインの現れです。
つまり、本当の自分を知りたいのではなく、あなたが求めているのは、「自分を取り戻したい」という可能性が非常に高いのです。
自分探しの旅をしたいと思ったらまずすべきこと
ここまで、なぜ自分探しの旅をしたいと思うのか?そして、自分探しの旅に出る前に知ってほしい大切なことをお話ししてきました。ここからは、「じゃあどうしたらいいの?」という疑問にお答えして、自分探しの旅をしたいと思ったらまずすべきことについて見ていきましょう。
【自分を知る】なりたい理想像を明確にする
さきほども少し触れましたが、外に探しに行っても自分のことを見つけるのは難しいのです。そのため、まずは「自分がなりたい理想像」を明確にしましょう。
なぜかと言うと、せっかく目標や計画を立てても、理想像が漠然としていると軸がブレてしまうからです。
おそらく、あなたは「自分を変えてくれる何か」に期待しており、今や未来への希望を持つことを望んでいるのではないでしょうか。
その場合は特に、自分の心の中へ探しにいくことが、最優先です!
ここでは自分探しの旅がテーマなので、私が自分探しの旅に出ると仮定して、自分がこうであり続けたいと思う理想像を書いてみます。
・自分の視野や知見が広がり、人に貢献できる自分になる
・新たな価値観を持った人に出会い、違いを楽しめる自分でいる
・違う環境に身を置くことで、新しい体験や選択を自分に取り込んで人生に活かす
理想像を明確にするためのポイントは、「自分の視野を広げたい」「新たな価値観を持った人に出会いたい」などの希望を書くのではなく、そうすることで「どんな自分になりたいと思っているのか?」「どんなことをできるようになりたいのか?」を問いかけることです。
【自分を知る】大切にしている価値観を明確にする
また、そこにはどんな価値観があるのかを探ってみると、より明確になります。
たとえば、さきほどの回答からは、私には「人の役に立つこと」「自分と違う存在を尊重して受け入れる」「新たな体験・選択肢に心を開く」という価値観を大切にしているということがわかります。
でもこれって旅に出なくても、日常でもできると思いませんか?
もちろん、ここを軸に旅をしてみるのは1つの手としてありますが、まずは理想から見える価値観を日常から心がけるようにしてみましょう。
ということで、改めて日常で心がけてみます。笑
ここで、何を伝えたかったのかと言うと、最も重要なのは「自分の中にあるものを知る」ということなのです。
自分探しの旅に出るなら・・旅に出る際の3つのポイント
さて、あなたには「自分探しの旅をしたい」と思う裏に、どんな自分の理想や価値観がありましたか?そこがわかれば、少しずつでも自分が大切にしていることを日常でも叶えられるような方法を考えてみてくださいね。
それを踏まえた上でここからは、「もし自分探しの旅に出るなら」というテーマで、旅に出る際のポイントについてお話ししていきますね。
①目的を決めておく
ただ漠然と「新しい体験ができるのではないか」「行けば何か見つかるかもしれない」と目的を決めずに行ったとしても、同じ日常に戻り悩みは解決しません。
そのため、それぞれの自分探しの旅に出る目的を決めておきましょう。
たとえば、いつも過去や未来のことを考えすぎてしまい、日々の日常がただ過ぎてしまうことに悩んでいるとしたら、「いまの瞬間に集中して生きる」ということを目的として、旅をしてみるなどです。
旅の中で「現在を楽しむ」を意識をすることで、いつもはあまり使っていない五感を使ってみたり、1つ1つ起きることを味わってみたりしながら、自分は何を感じ何を思っているのかを書き留めてみるなど、できることをやってみましょう。
ポイントは日常でも意識したいことを目的とすることです!
②ひとりで行く
自分探しの旅に出るのであれば、断然ひとりで行くことをオススメします。もちろん絶対にひとりでいかなければいけないわけではありませんが、目的や理想はそれぞれ全くと言って違うからです。
旅でどんなことを得て、未来に活かしていきたいのか?もっと言えば、自分の人生に何を必要としているのかを考えるためには、新しい体験や変化の中でじっくり自分と向き合う時間を取ることが大切です。
特に普段からひとりで内省する時間をとっていない方は、オススメですよ。
ひとりで行く旅は、期間も時間も場所も自分の思うままに決めることができるので、「すぐに行動ができる」という面でも、とてもメリットがあります。
③自分とじっくり向き合う
どんな状況であっても、「自分とじっくり向き合う」ということは必ず抑えておきたいポイントです。旅で何をするのか、どんなところに行くのかは、自分次第です。
旅好きの人なら分かるかもしれませんが、日常からの開放感で「悩みなんてちっぽけだ!」と全てがどうでも良くなることってあるんですよね。笑
もちろん、それも旅の醍醐味の1つなので悪いわけではありません。ですが、それでは根本的な問題に向き合うことをせずに、現実逃避しているにすぎないんですよね。
「自分探しの旅」をするのであれば、必ず目的を持ち、旅の中でも自分と向き合うことが大切なのです。
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