自分より才能や能力があると思う他人と自分を比べては、自分には何もないなと落ち込んでしまうなんて日もありますよね。
でも、周りを見てみると一般的に才能があると思われるような人たちも自分では「自分には何もない」と思っていたり、一方であんまり他の人と比べて飛び抜けた才能はないんじゃないかなと思われるような人が自信満々で輝いていたりすることを不思議に思うことはありませんか。
それはなぜなのかを考えてみたら、最初から実績や自信があるなど自分に何かある人はほとんどいないけど、自信満々でいる人たちは現在の自分自分のことを認めているんだと気づきました。
そして、自分の考え方や行動を変えてみると自分には何もないということを認められて、落ち込むことがなくなったんです。
今回はその「自分には何もない」と思ってしまう原因とそう思わずにありのままの自分を認めてポジティブ思考を身につけたコツをお伝えします。
「自分には何もない」ってどういう状態?

「自分に何もない」という状態は自分の中にある良いところに気づけていない状態です。
「いやいや、何もないから悩んでいるんだよ!」って思う方もいるかもしれませんが、何年も生きてきて、本当に「自分には何もない人」なんているのでしょうか。

今まで何人もの人と会って話をしてきましたが、誰一人としてこの人には何もないなと感じたことはありません。
・高校時代、バスケの全国大会で1位をとったなどの輝かしい成績
・1年間、すごく勉強しても取れるかどうかわからない難易度の高い資格を持ってる
・書籍を出版して、100万部売り上げたなど誰がみても目に見えてわかる実績
というように自分には何かあると思えることのハードルを上げて考えていませんか。
人それぞれその人の長所や取り柄などの良いところや、経験してきたことがあり、それは自分では当たり前でなんとも思っていないことかもしれませんが、他人から考えるとやったことない経験やいいなと思われる長所であったりします。
つまり、「自分には何もない」と思ってしまうのは自分で自分のいいところに気づけていなかったり、自分を認めてあげられてなかったり、ネガティブ思考になってしまっている状態なんです。
「自分には何もない」と思う人と思わない人との違い


海外留学をしていた時に、遊びに行ったチャリティーイベントのステージ上では近所のダンススクールの発表会をしていました。
10代のブロンドヘアの女の子3人が同じ曲に合わせて、同じフリを踊っているようですが、3人とも音とダンスがズレていて、動きはバラバラ。どの子もとても「上手い」とは言えないダンスをしていました。
でも、なぜか全員めちゃくちゃ楽しそうな笑顔で輝いていて、ステージから降りた後も「上手いダンスだったでしょ?」と言わんばかりのドヤ顔(自信満々の表情)で家族の元へ戻っていき、自分たちのダンスに自信を持っていることが見ているだけでも伝わってきました。
外国人の方は日本人の方より自分にできることを伝えるのが上手なのか考えてみるとほかにもテレビ番組でアナウンサーが外国人とこんな会話をしている場面を見かけます。


日本語を話せますか?


YES!!!!コンニチワ!カアイイ!!カワイイ!!!!
たった2単語しか知らなかったり、間違っていたりするのに「もちろん喋れるよ」と堂々と返しているんですよ。
日本人が同じことをすると「話せるって言ったのに、2単語だけかい!」なんてツッコミが飛んできそうです。
また、日本人に同じような状況で「英語を話せますか?」と質問をしてあいさつや自己紹介など、テレビのインタビューに答えてた外人の方より英語が多く話せたとしても、「少しだけ」とか「できません」という回答が多くなるでしょう。
なぜかと言うと、外国人と日本との環境の差の一つに、日本は島国ということがあります。昔から他の国と比べて外国人が少なく、みんな同じ人種である上に、ランドセルや制服といった文化があるようにみんなと同じことが良いとされてきた風潮があるので、自分と他人とを比べてしまいがちです。
一方、欧米やヨーロッパなどではいろんな人種の方が同じ国に住んでいる状況なので、肌の色や目の色、バックグラウンドが他の人と異なっているのは当たり前。
だから自分は自分、他の人は他の人と他者と自分を比べるのではなく、自分自身を認めてあげることができている人が多いです。
この自己肯定をできるようになると、比べる相手が他人ではなく自分自身になるので、自分の良いとこを見つけやすくなり、自分を認めてあげることができるようになります。そして自己肯定感は自分の行動で変えていくことができるので、そのポジティブ思考を身につけるコツをお伝えしますね。
「自分には何もない」と感じる原因


まずは「自分には何もない」と感じる原因を知ることで行動を変えていきやすくなるので、どうして「自分には何もない」と思ってしまうのか原因をご紹介します。
他の人と比べてしまっているから
「あの人はこんなに早く仕事ができるのに私は何をやっても遅くてダメだ」
「あの子は結婚して子供もいるのに私は人生上手くいかない」
「あの人はすごく肌が綺麗で美人なのに私は肌トラブルが多くてやだなあ…」
最近はインスタなどのSNSが急成長をして、友達や芸能人のきらびやかな生活、美人なインスタグラマーがやっている美容法など他の人の状況が目に入ってくる機会が増えています。それを見る度に、他人と自分を比べて羨ましいと思ったり、落ち込んだりしていませんか。
他人と自分を比べたら自分にないものが出てきてしまうものは当たり前です。他人と比べるのではなく自分自身に目を向けて、比較するのは過去の自分にすることで成長できたことがわかるようになるので気持ちが楽になります。
物事をネガティブに捉えているから


自分のここが嫌だな、嫌いだなと思う部分はみんな持っているものです。でもその部分って他人からみると、良いところだな、羨ましいなと思えるようなこともあることを見落としていませんか。
ネガティブに捉えている部分はポジティブに言い換えられないか一度考えてみると発見があるかもしれません。
また失恋してしまったり、就活が上手くいかなかったりして落ち込んでしまってどうしても物事をネガディブに捉えてしまう時間ってありますよね。落ち込むことがあったら、発散したり心を癒す時間は必要です。
心を癒して、気持ちが落ち着いたときに、ネガティブな感情に引っ張られていないか一度立ち止まることで、ネガディブになっている自分を客観視できるのでポジティブ思考に変えていく行動に繋げることができます。
気持ちの切り替えが上手くいかない場合は、下の記事が参考になりますよ。
考えすぎて思い留まったりして行動できていないから
自分に何もないと感じてしまうのは、考えすぎてしまったりして行動できていなかったり、達成したいのにできていないことがあるからかもしれません。
〜するべきなのにできていない状態が続くと、自分は力不足でできないんだのというように思えてしまい、自信を奪われてしまいます。なので、小さなことからでもやりはじめてみることが大切です。
また成功体験や経験は自信をつけたり、自己肯定感を育てるに時に大きな助けとなる要素です。行動してみることで、実績がついてきて気持ちが晴れる場合もあります。




古代ギリシャの哲学者プラトンの「始めは全体の半ばである。」という名言があるように、始めることは多くのエネルギーを使いますが、始めてしまえば意外とその勢いでどんどん進めちゃいます。
「自分には何もない」と感じた時の対処法


トレーニングを行って自己肯定感を育てる
自己肯定感は子供の時に両親との関係が良かったかなどの育った環境が大きく関係していますが、トレーニングでも培うことができます。一人でリラックスできる場所で以下の方法を1日1回行ってみてください。
①5〜6歳の頃の自分が悲しんでいるところをイメージする。
「自分に自信をつける最高の方法」
②その子の気持ちを察して、笑顔になってくれるような言葉をかける。
(例)「Aちゃんはそのままで価値があるよ」
「Aちゃんは私のとってそのままで価値があるよ」
③その子が癒されて笑顔になるイメージができたら完了
この方法を繰り返すことで心の傷を癒やすことができます。そうすると自分自身を認められるようになり、自己肯定感をあげることができるんです。
とにかく行動して経験を積むと自信がつく
特技、資格など目に見えてわかりやすく自信に繋がる実績は行動なしでは手に入れられないものです。
行動して積み上げてきたからこと手に入れられているものなので、何かやりたい趣味に取り組んでみたり、取ってみたかった資格に向けて勉強するなど自分から行動して見ることで道がひらけます。
身の回りのことに目を向けられるようにする


本当に何もない人には今まであったことがありません。自分の良いところに気づいていない状態から抜け出すために、自分が持っているものに目を向けられるようになることが必要です。
一つの方法に感謝できることを探してみるという方法があります。1日5つ身近なもので感謝できるものを探して書き出していくと感謝できることの幅が広がり、身の回りのことに目を向けられるようになります。そうすると、今まで自分が目にも留めてなかったような長所や取り柄、経験に気づくことができますよ。
うまく感謝ができない場合は下の記事が参考になります。
自分ができること、持っているものを全て書き出して客観的に自分を見てみると持っているものがわかる
自分の経験や長所、短所、頑張った経験など持っているもの全てを書き出して見ることで、自分を客観的に見ることができます。書いているうちにこんなこともできるかも!と新しい発見ができたり、書き出して見ると意外とたくさんのものを持っていることに気づけます。
長所と同様に短所などの悪いところや嫌いなところも書き出してみてください。自分は悪いことだと思ってたとしても、他人からすると長所であったり、言い換えて見ると実は長所だったりすることに気づけますよ。
行動が遅い→物事をじっくり考えて取り組めている。
傷つきやすい→共感力が高いから人の気持ちを察して相手が傷つかないような言動ができる
うまく自分の特技が見つからない場合はこちらの記事が参考になります!
他人に長所を聞いてみると新しい発見がある
自分だけで考えてみても上手く自分のことがわからない場合は家族や友人など、自分をよく知っている他の人に聞いて見ることも有効です。自分が思っていなかった長所が見つかったり、短所だと思っていたところが実は長所だったりと、新しい発見があるかもしれません。




あ!こんな風に思ってくれていたんだと相手との仲が深まるきっかけにもなります。
新しく人間関係や趣味を作ると視野が広がる
失恋したり、友達が少ないと感じたことから「自分には何もない」と思うこともあるかもしれません。
そんな時はまず興味のあることからでいいので何か新しいことを始めてみて交友関係を広げてみましょう。たくさんの人と接するといろんな考えや刺激をもらえて、何より自分の世界が広がることで悩みが解決したり、前向きになれますよ。
・興味があった茶道を習いに行くなど、新しい趣味を始めてみる
・登山など自然に囲まれた場所に行ってリラックスしてみる
・気になっていたバーに行って、新しい人と話してみる
小さな成功体験を積むことで自信につながる
いつもより5分早く起きる、本を1ページ読むなど自分との約束として小さな目標を設定してみましょう。
目標設定は大きな目標を達成するまでを小さな段階に分けて、確実に達成できるハードルが低いものを細く設定することがポイントです。自分との約束を守って成功体験を積んでいくことで、「こんなこともできた」と自信を回復することに繋げることができます。
目標を細かく設定するのは、成功者の方々もやっている方法です。目に見えるようにノートにタスクを書いて消していくなどするとできたことが視覚化できて自分の成長をより感じることができますよ。
①トレーニングを行って自己肯定感を育てる
②とにかく行動して経験を積む
③身の回りのことに目を向けられるようにする
④自分ができること、持っているものを全て書き出してみる
⑤他の人に長所を聞いてみる
⑥人間関係や趣味を作る
⑦小さな成功体験を積む
まとめ


自分には何もないと思えてしまっても、たくさん行動して目に見える積み重ねをして行ったり、自己肯定感を育ててあげることで自分を見直すことができます。本当に自分には何もない人なんていません。
自分で上手く自分の良いところを見つけられるようになったことで、ポジティブ思考で生きられて、自分の人生が楽しくなったので、あなたも自分の人生を謳歌できるように自分の良いところをたくさん見つけて、認めてあげてくださいね。
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