好きなことを仕事に

元バリキャリOLが伝える、女性性を活かした自分らしい幸せを創るコツ

なにがなんでも目標を達成して成功したい、仕事もプライベートももっともっと素敵に、スキルをつけてがむしゃらに頑張れば結果も出て認められるに違いない、そうしたらきっと幸せになれるはず!

 けど幸せになるために、ひたすら目標を掲げ、努力と行動を重ね「幸せ」に向かっているのに、なぜか頑張れば頑張るほど空回りしている。

 達成できてもちっとも満たされないし、全然幸せになれていない、そんなことを感じたことはないでしょうか。

とくにここ数年は社会のあり方が大きく変化しており、働き方も成功も幸せというものの概念が大きく変わり始めています。

 「これが幸せ」と思われていた幸せのカタチに、あまり価値を感じられずに、自分らしい働き方はあるのか、自分にとっての幸せはどういうものなのかを見つけていきたいという人たちも増えているのです。

今回は元丸の内のOLとしてキャリアを積みつつも人生に行き詰まりを感じ、ある時「女性性・男性性」という概念に出会い、すべてを手放して鎌倉に移住することを決意した高橋佑未子さんに、インタビューをしてきました。

 ゆみこさんは、この「女性性」という感性を広げていった結果「夢なし、意思なし、彼氏なし」の状態から、やりたいことが見つかり、恋愛も上手くいくようになり、自分らしい心地よいライフスタイルを実現させることができました。

このインタビューでは、そもそも「女性性・男性性」って何なのか、どうやったら生かすことができて、どう人生が変化してくのか、それらを、ゆみこさんの体験とともに詳しく聞いちゃいましたよ!

 自分の幸せがよく分からない、頑張り続けているのになぜかちっとも上手くいかない、バリキャリって言われているけどそんな自分になんだか違和感を感じる、そんな方は実はこの女性性、男性性が使えてないのかも。

 「女性性・男性性」を知っている人も、初めて聞いた人も、自分の人生をより良くしていくためのヒントをたくさん伺ったので、ぜひ読み進めていってくださいね!

女性性、男性性の性質について詳しく聞いてみた

笑顔の女性

さやか
さやか

こんにちは。今日はゆみこさんの人生が大きく変わるきかっけとなった「女性性・男性性」について詳しくお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします!

ゆみこさん
ゆみこさん

よろしくお願いします!

 さやか:早速なのですが、そもそもの「女性性・男性性」というものについて、まだあまり聞き馴染みがない方もいらっしゃるかと思うので、まずどういうものかを教えていただきたいです。

ゆみこ:そうですね、「女性性」「男性性」ってなかなか言葉では説明しづらい部分もあって、多くの方が、肉体的な性別におけるしぐさや動作、社会的な男女の役割のことを女性性、男性性って思われる方も多いのですが、そうではないんです。

 どちらも「性質」という感じで、男性性は性質でいうと一貫性、行動、具現化、成果主義、数字化、決断などに関わる性質です。目標を設定して成果を出すために、逆算して行動するというのが、男性性を使った動きとなりますね。

女性性は、気持ちよい、心地よいと感じる、今自分はどうしたいのか、何を感じているのかなどの、内側から湧きあがるものをキャッチしていく、受け取っていく、柔軟性、あいまいさというような感覚的な性質を指します。

ゆみこさん
ゆみこさん

たとえば、きのうはイチゴのケーキが好きって言ってたけど、やっぱりモンブランが好き、など気分がその時々で変わるのは女性性を使っているからなんです。

「女性性、男性性」には、このような性質的な違いがあり、どちらも大事なのですが、現代社会では主に、この男性性を使うことでまわっている事柄や仕事のあり方とかが多いんですよね。

なので、多くの人が無意識で男性性に偏ってしまったり、自分がどうしたいか?よりも世間の「正しさ」や「こうあるべき」になりがちな人が多かったりします。

さやか
さやか

なるほど~。女性性、男性性ってそもそも形があるものではないんですね。

ゆみこ:そうなんです。世間でよく言われる女性らしさ、男性らしさとも違います。優しくおしとやかなのが女らしい、強くたくましいのが男らしい、みたいな作られたあり方の枠とも全然違うんです。

 これは自然界にもあるバランスで、陰陽などでも表されるのですが、人間の中に流れるエネルギーバランスで対をなしているものなんですね。真逆の性質なんだけど、合わさることで1つになる、という感じで。

 よく車にも例えるのですが、女性性はガソリンで、男性はエンジンっていう表現もしています。

 車(自分自身)を動かすときに、やり方や計画を立てて行動!って一生懸命エンジンだけかけていても、そもそもの車が動く原料である、ガソリン(自分の感情、自分の本心、どうしたいのか)が入ってないと、そもそも車は動かないんですよね。

 本当はそのガソリン、つまりは女性性が満タンに満たされて「やりたい!」ってなっているから、エンジン(男性性、行動力)をかけたら、軽快に思いっきり動けるし、目的地まで辿り着けられるんです。

 自分のこれがやってみたい!っていう内側の感情の対になるものとして、行動というものがあって合わさることですごいパワーを発揮していくんですね

でも今の社会は男性性に偏っているので、行動することや目標達成することが重要視されているから、自分の感じていることとか、本当はどうしたいと思っているとか、そういう気持ちや感覚である女性性の部分を男性も女性も置き去りにしがちなんですよ。

そして頑張っている自覚ない、頑張り屋さんの女性ほど成果を求め決断して、ガンガン行動するようになって、いつの間にか男性性に偏っちゃうことも多いんです。

男性性、女性性は1人のなかにあるエネルギーの性質。肉体的、社会的役割の違いではない。

話す女性

さやか:その女性性、男性性は男性、女性それぞれのなかにあるんですか?

 ゆみこ:ちろんです。肉体的に男性は男性性が女性は女性性が強めに出やすいのですが、1人ひとりのなかにある女性性、男性性のバランスはバラバラで、その人によって自分が心地よくいられるバランスがあるんです。

 そして自身の内側での女性性と男性性の自分のベストバランスが取れてくると、今度は現実面でのバランスも整ってくるようになってきます。

その心地よいバランスをつかめてくると、自分の中のどうしていきたいという思い、こうありたい望み(女性性)とそれを実現させるために考えて行動する(男性性)の連携が上手に取れてくるので、現実もスムーズに動いてくるようになるんです。

 今までのように、とにかく目標を立てて行動しまくるという動き方をしなくても、自分の内側から湧き出てくる感覚を大切にしていると、自然と行動するべきときに行動して、必要なものも集まってくる、そんな感じになるんですね。

 さやか:ガツガツと力入れて頑張るのではなく、流れに乗るって感じなんですかね。女性性、男性性を整えるとそんな感じになれるとは。さらに詳しく教えていただきたいと思います!

女性性、男性性のエネルギーバランスは1人ひとり違う。そのため、行動でも(ビジョンから逆算の目標達成型の男性性)が得意な人もいれば、今、自分の感じたことや、やりたい!の感性を生かして表現することが得意な人もいる。

 過度にどちらかに偏り過ぎることなく、女性性、男性性が自分本来のバランスに整ってくると、インスピレーションをキャッチしやすくなり、シンクロニシティにも気付きやすくなって、運命の流れとも呼べる、大きな流れに後押しされるようになって思わぬ幸運が舞い込んできたりする。

女性性、男性性との出会い

後ろを姿の女性

さやか
さやか

ゆみこさん自身が、女性性、男性性に出会ったきっかけって、そもそも何がきっかけだったんですか?

ゆみこ:わたしの場合は、もう10年くらいずっとやりたいことが見つからずに、やりたいことは何なのか探していたんです。

 その間に仕事に情熱を持てず、彼氏とはうまくいかない、自分はダメだと自己否定が強くなって体調もすぐれず、ある日、交通事故にもあって本当に自分の人生に嫌気が差しちゃって。

 それで、これは内面的な何かを変えないといけないのでは、とコーチングを受けに行ったりNLPを学んで、次に心の癒しが必要なのかも、とセラピーを受けたり、アロマの資格を取りに行ったり、スピリチュアルなセッション受けに行ったりしていたんです。

 昔から自分で仕事をしたいとも思っていたし、もっと自由になるには起業したらいいのかなと、起業塾にも入ってたくさん学んだのですが、成果も出ず楽しさを感じられずに会社員に戻ったりもしました。

さやか
さやか

その間にやりたいことは出てこなかったと。

ゆみこ:そうなんです。心のことを学んだので、精神的には楽になって体調などは回復してきたけど、なにをやっても全然やりたいことも見つからないし、頑張ればがんばるほど、なんだか空回って、自分への違和感がすごく大きくなっちゃったんですよね。

 で、そんなときにたまたまFacebookで「女性性・男性性」について書かれている記事を見つけて、すごく響くものがあったんです。

 そこから夢中で読みふけって、その記事を書いた方のブログもずっと読んでいて、ある時にその方が、女性性・男性性の講座を開催するのを知って受けにいったのがきっかけでした。

さやか
さやか

実際に講座を受けに行ってどうだったんでしょうか。

ゆみこさん
ゆみこさん

今までにないくらいの衝撃を受けましたね(笑)

ゆみこ:女性性、男性性って今までも興味があったから自分でいろいろ調べたりはしていたんですが、この講座を受けたことで、本当にそれを「体感」として感じられたんです。

自分の中で「女性性」と「男性性」というものを身体で体感できたときに、知識としては理解していたけれど、自分の女性性と男性性がどんな性質なのかをまったくわかっていなくって、頭でっかちになっていたことに気づいたんですよね。

 ゆみこ:自分の心地よさや、深い部分からいいな、と感じるものや、やりたいと思うことから、あらゆることを全く選んでいなかったんです。

 NLPやコーチングを学んでも、やりたいことにたどり着かなかったのも、女性性である「自分がどうしたいか、どう感じるか」を完全に置き去りにしていて、ひたすら「こうするべき」の目標、行動という男性性ばかりを使っていたから、空回っていたんだって。

やりたいことっていうのは内側から発露するもので、なにかをやれば辿り着くゴールではないから、そりゃ分からないはずだと気づきました(笑)

それと女性性が満たされていないと、人って自分には何かが足りていないんだっていう不足感から焦って行動してしまうんですよ。

 で、焦れば焦るほど、行動のために自分の今したいことや、感じることを抑えるから、女性性がどんどん抑圧されていく悪循環にもハマっていて。

自分の本当のやりたいことやビジョンって、女性性が満たされて、開花しているからこそ、観えてくるものなんですよ。

自分自身はなにか足りない、ダメな存在だ、と思い込んでいて、それを補うために外側に自分を満たして完璧にしてくれるものや、「幸せ」というものを探しに行くと、いつまでたっても「不足感」「幸せではない」が続いていく。

 もしどれだけ行動して頑張ってもうまくいかないとき、それはいったん立ち止まって、自分自身がそれをなぜしたいのか、何を求めているのかなど内側に目を向けて見直すタイミングなのかもしれない。

 女性性、男性性を体感するとどう変わっていく?

映画お椅子

 さやか:なるほど~深いですね。ゆみこさんは、この「女性性・男性性」を体感してから、日常の中で、どのような変化が実際にありましたか?

 ゆみこ:まずわたしの場合は、講座やセッションを受けてから自分の女性性、男性性のバランスが男性性に偏り過ぎて、女性性を抑圧していたことに気づいたので、使い過ぎていた男性性を癒して、女性性を開いていくことを意識しました。

 まずはバリバリ行動して外に出たり、何かを学びに行ったりとかも、いったんやめて、家でゆっくり過ごしたり、というところから始めたんです。

さやか
さやか

何かをやる、というよりは、やめていくっていう感じですかね~。

 ゆみこ:そうですね、たとえば私は、以前はメイクをするときも、何かの教材を聴きながらメイクをしたり、とにかく空いた時間を作りたくない、いかに隙間時間を使って効率単価をあげていくかって考えていたんです(笑)

 その当時は休んでいる自分はダメ人間って思っていたので、常に行動していないとって休みの日でも起業の勉強したり、もうこれって男性性バリバリの使い方だったんですよね。

ゆみこさん
ゆみこさん

心の声や感覚をほんと押し殺していましたね。。。

 だから、メイクの時間ならメイクの時間を楽しむ、今、この瞬間の感じていることを丁寧に味わうってことを日常のなかで1つ1つ増やしていきました。

幸せになるためにしていたこと、例えば起業することを辞めて、頑張っていた自分を癒しながら、体感で掴んだ女性性の感覚をもとに、うれしい、心地よい、楽しい、欲しいという内側からの感覚を拾っていく練習をした感じです。

 そうするうちに、自分の中の心地よさとか、満たされている感覚、幸せと感じることが増えていきましたね。

その行動が何のためになるのか?なんの役に立つのか?生産性・効率などを考えるのは男性性。 何のために、役に立つ、効率の良し悪しを手放して、今この瞬間の心地よさを感じる、行為を楽しむ、やりたいからやる、という女性性。

 男性性の方がどうしても優先されがちな社会だけど、実はどちらも自分を構成する大切な要素。どちらかに偏り過ぎると、自分らしさを見失い生きづらくなる。

自分の内側を観察しながら、自分本来のバランスに整えていくことが大切。

 女性性、男性性と出会ってから変化する価値観

花と女性

さやか:バリキャリで丸の内OLとして働いていたゆみこさんが、キャリアも住む環境もすべて手放して、鎌倉に移住された経緯も、この女性性、男性性と出会ったことがきかっけと聞きました。それについて詳しく教えてください。

 ゆみこ:まず鎌倉に住む前の経緯として、女性性(自分の感じること、どうしたい)を日常の中で大切にしていくうちに、ふとスリランカでアーユルヴェーダを受けたいと思ったんですよ。

 自分の内側から「なにかしたい、やりたい」って、そういう感じが出てきてくれたのが嬉しくて、すぐにスリランカに行くことに決めてアーユルヴェーダを受けたんです。

 そうしたらその体験が本当に素晴らしくて、身体も心も緩んで、毎日施術を受けながらずっと涙が出て、今まで溜め込んでいた感情がどっと解放されました。

 それでスリランカに行ったあたりで、もう丸の内での仕事をやっていくのは違うなって感じていて、ちょうどその時、一緒になった沖縄の女医さんが鎌倉に住む場所を探していると話していたんですね。

 その時は、あんまりピンと来てなかったんですが、東京に戻ってから、海の近くで丁寧な暮らしをしたいと友達に話したときに、友達からそれって鎌倉がいいんじゃないと言われて、また「鎌倉」っていうキーワードが出てきたな、と思って。

 その時に、そういえば、スリランカで出会った女医のお友達が鎌倉に移住してこの不動産が良かったよって教えてもらっていたことを思い出したんです。

ゆみこさん
ゆみこさん

これは鎌倉になんか縁があるのかなと思って、よし、このまま鎌倉に移住しようと決めました。

 さやか:すごいですね、もうその頃は自分の感覚に従って動く、という感じになっていた感じですかね。

 ゆみこ:そうですね、継続的にセッションを受けて女性性が開いてきて、自分の内側から湧く感覚で動くことを少しずつ積み重ねていたこと、さらにスリランカでのアーユルヴェーダによる感情のデトックスのおかげで、より明確にわかるようになっていきました。

 なんていうか、身体の感覚でものを判断するという感じです。例えば、物を買うときも高いから、安いからという金額などではなくて、自分の心地よさや、ほしい!これいい!っていう内側から湧く感覚を優先していく感じですね

さやか:なるほど~。それでも会社も辞めて、仕事も決まってない、貯金もたくさんあるわけではない中で、まったく縁のなかった土地に引っ越すっていうのは、勇気いりますよね。

ゆみこ:そうですね。一応は、アルバイトでもなんでもすれば、生活ができないことはないなって思っていたのもあります。

 あと「女性性、男性性」という概念に出会うまでは、やっぱり自分の心地よさより、お金とかステータスなどに価値を置いていたんですよね。

それがあれば幸せになれるって思って追いかけていたんですけど、自分の中の「女性性」を体感してからは、私にとってそれは「自分自身を、自分の人生を生きていないことだ」って明確に分かってしまったんです。

 なので日常の中でも、少しずつ自分のやりたいっていう気持ちである「女性性」を大切にして、それをどうやって叶えていくか、どうやったらできるようになるかを考えたり、行動するということに「男性性」を使っていくことを練習していったんですよ。

 そうしていると、いろんなことがスムーズに回り始めたのもあって、手放すことにもあまり躊躇もなくなっていたのかなって思います。

日常の中の自分の小さなやってみたい、行きたい(女性性)の感覚を抑え込まずに、どうやってできるかを考えて行動する(男性性)練習をしていくことが大事。

コツコツ練習をしているうちに、自分の心の声をしっかり拾えるようになる。その声に従っていくと、大きな決断もできるようになっていく。

女性性、男性性を活かすと人生を大きく変えていける

スリランカの空

さやか:ゆみこさんが「女性性」「男性性」を体感して育てていくなかで、人生が大きく変化したと仰っていますが、ご自身ではなにが一番変化されたと感じられていますか?

 ゆみこ:1番大きな変化は、「幸せ」は追い求めたり掴むものではなく、自分の中心にまず「幸せ」というものあるって気づいたことですね。

 ただ自分らしくいるだけなのに、必要なものがどんどん集まって、波紋のように幸せが広がって、拡大していくっていう生き方にシフトしました。

さやか
さやか

自分の内側(中心)に幸せがあるとは、どういう感じですか?

ゆみこ:わたしは、今までは自分の外側に幸せがあって、幸せは取りにいくものだと思っていたんですよ。

 自分がどうしたいかよりも、誰かが決めた幸せに合わせることで幸せになれると思っていたし、そもそも自分の理想と思っていたことも、本当に自分が求める姿ではなく、社会の誰かがいつの間にかつくっていた理想だったんです。

 だから結婚相手とかも年収がある人とか、地位がある人じゃないと考えられなかったし、お金があれば自由な生活ができて幸せになれるはずだ、とか考えていました(笑)

さやか
さやか

でも、それは本当にもとめるものではなかったと。

ゆみこ:そうです。あと、もともと自己肯定感も低かったので「自分はなにか欠けている」から、外から何かを補わないといけないと思っていたんですよね。

 そんな風に、自分はダメな人間で、自分の外に幸せがあるから、がんばってそれを掴まないといけないって、ずっと外側ばかりをみて、自分の感覚や感性を信頼できなくて蓋をしてきたんです。

 自分らしくいたら、自分の感性のままいたら、上手くいくわけがない幸せになれないって思い込んでいたんですよね。

 でもこれって、わたしは今、幸せじゃないという状態で行動しているから、何をやっても、ずっと幸せじゃない状態をつくり続けていたっていう。

鎌倉の夕暮れ

さやか
さやか

でも、そういう女性多そうですよね。

ゆみこ:女性性、男性性を知ってから、自分が心地よい状態でいることを、日常の中にある小さな幸せを大事に、女性性を満たしていくうちに、日々幸せを感じるようになっていったんです。

 そして、だんだんと、自分がどう過ごしたいか、どう暮らしたいのか、どんな人といたいのか、そういうどうしたいか、どうありたいかを、全部自分のその感覚で決めていくようになっていきました。

 そうなっていると、ふとこうしたいなと思ったことに従っただけで、思いもよらぬところから必要な出会いがあったり、必要な出来事が起こって、自分の望みが叶う方向へとんとんと進んでいくようになっていったんですよね。

 わたし自身、鎌倉に引っ越して、自分にとって心地よいライフスタイルをつくりながら、ずっとできなかった彼氏ができたり、長年探し続けてきたやりたいことも見つかって、仕事も楽しくて、するするといろんなことが大きく変わりました。

さやか
さやか

まさに引き寄せですね!

 ゆみこ:あんなに頑張って行動しても全然成果も出ず、空回りして行き詰まりを感じていたのに、今は歯を食いしばって、無理に自分を変えて頑張らなくても、好きなところに住みながら好きなことをして幸せに生きていくことは可能なんだって実感しています。

幸せはそもそも外側にあって、追いかけるものでも、取りに行くものでもない。自分の内側から感じられるもの、今すぐ幸せになれるのが当たり前。

 幸せな心地よい状態は、自分の望みや願いが叶っているのと同じ状態。結局それは夢が叶っている「幸せと喜び」と同じ状態なので、叶ってもそうでなくても幸せを感じられる。 

小さな幸せを集めているうちに、思いがけないところから望みや願いに必要なものが集まり、ある時に望みが叶っていく。

 自分のなかの女性性、男性性の活かし方

笑顔の女性2

 さやか:女性性、男性性についてだいぶ理解できてきましたが、実際に自分でも女性性を活かすには、なにから始めたらよいでしょうか?

ゆみこ:そうですね、女性性というエネルギーを活かせるようにするには、まず「癒し、デトックス」が大切だと考えています。

さやか
さやか

癒しですか?

ゆみこさん
ゆみこさん

そうです、順番としては、癒し(デトックス)→満たす→調整するっていう感じです。

ゆみこ: 今の社会だと、とくに会社員などでいると、自分の本心を押さえて、やりたくないことをやっていたり、周りがやっているから自分もやらないと、ということで行動している人も多いんですよね。

 そうすると自分の感じていることがますます分からなくなって、自分らしくいられなくなるから、思っている以上にネガティブな感情も抑圧して溜め込んでいるんです。

 まずは、その感情を出してあげないと、自分の本当の気持ちも出てこれないし、エネルギーも回っていかないんですよ。

 さやか:確かに、部屋の入れ替えだって、先に捨てないと新しい家具も入れられないですもんね。

椅子

さやか
さやか

ゆみこさんは実際にどのように癒したり、デトックスされていましたか?

ゆみこ:わたしの場合は、マッサージに行くとか、自然に触れる、など身体を緩めることや五感を活性化させることに集中しました。

 とくにわたしは、アーユルヴェーダが好きなんですが、アーユルヴェーダなどは、自分一人ひとりに合った施術をしてくれて、人に肌を触れてもらうのって、すごく心地いいし癒されるんです。

 あと先ほども話したように、いろいろ学んでいたことも、いったん取り入れるのはやめて、やりたくない行動はしないようにして、好きな事をしていきましたね。

 たとえば、私はバスソルトをつくるのも好きなので作ってみたり、お気に入りのカフェに行って、その場を楽しんでみる、海の近くに住んでいるので、海をただ眺めたり、サーフィンもやりたいと思ったので始めたり、本当にいろいろですね。

さやか
さやか

いいですね~。すてきなライフスタイル!

 ゆみこ:あと、とくに男性性の社会の中では、会社員とかでも枠(ルールや一般常識)があるじゃないですか。こうしなきゃいけない、こうすべきというような思い込みというか。

 その思い込みを1つひとつ外していくのも癒しですね。女性性の感性を磨いていくと、そういう思い込みにも気づきやすくなるし、外しやすくなるんです。

 やりたくないものを1つ1つやめて、押さえていた感情を出して、自分の内側からやりたい、楽しい、好きだなと思うものをやっていくと、女性性が癒されて、どんどん開花していきますね。

スリランカの方

さやか
さやか

では、女性性を満たすっていうのは具体的にどういうことなんでしょうか。

 ゆみこ:そうですね、自分自身を癒していくうちに、満たされていく状態にもなるんですけど、どんどん内側から、好き、これほしい、やりたいが湧いてくるようになるんですね。

 その湧いてきたものを取り入れて、より味わってさらに自分のまわりを満たしていく感じ。先に自分自身が満たされている感覚があるって感じなんですよね。

 満たされていないと、枯渇感や不足感を埋めるために動いてしまうんですよ。外側から足りないものを埋めようとしがちなんです。

 たとえば、ホテルのバイキングとかに行ったときも、その時お腹が満たされていたら、本当に必要なものや、好きなものだけを選んで食べません?

 でもあまりに飢えている状態だと、大量に取ってくるものの食べれなかったり、とにかく好きでなくても、あるもの食べてお腹を満たしちゃうじゃないですか。

 それって、どれだけ手に入れたとしても、本当の満足感には繋がらないんですよね。心が満たされないから余計なことばかりして、疲れちゃうんです。

 外側のものに対して、自分の内側から湧いてくる喜びや幸せをセンサーにして、不足感からではなく、自分にとって必要かどうかを判断して、身の回りに置いてより満たしていく感じですね。

さやか
さやか

なるほど!

スリランカ花

ゆみこさん
ゆみこさん

女性性が満たされている体感を得られると、もう感覚から自分に合う、合わないかがすぐ分かるようになるんです。

 ゆみこ:たとえば自分が好きになる人も、今までは頭でこういう人がいいって思っていたのが、じつは自分に足りないものを埋めたい、と不足感から好きと思い込んでいただけで、本当に自分が求めていたのは違うタイプだったとか、感覚で気づける感じです。

 調整っていうのも、今度はその満たされた状態から、今度は自分のライフスタイル、人間関係など、自分に合う・合わないを、その満たされた感覚から現実をみて、違和感があれば何に違和感を感じているのかを探って、選択していく感じですね。

あと、私たちはいろんな関係性の中で生きていますよね。その中で、自分らしく生きるためには、他人との関係性も調整する必要があります。

たとえば、何かについて話すとき、つい摩擦を避けるために我慢したり、妥協したりすることってありますよね。

良いか、悪いか、正しいか、正しくないか、どっちが〇どっちが×ジャッジしていたり、お互い妥協したり、、、。自分の本音と相手の本音を聞きながら、どうやったらお互いハッピーになれるか?

そのハッピーポイントを探るのも調整の役割で大切なんですよ。

さやか
さやか

そうですよね、日々、人って変化していくし、ずっと同じではないから調整も大事ですよね。

 ゆみこ:自分の中にある「女性性、男性性」も自分がいる環境や、人といるときにも比率のバランスが変わるんですが、自分の中のそのバランス比率を身体で体感しておくと、自分の心地よい感覚にすぐ戻せるので、体感でとらえていくって大事だと思いますね。

抑圧されていた女性性を開いていくには、癒す→満たす→整えるという順番が大事。まずは、溜め込んでいた感情をデトックスさせて、身体を緩ませたりしながら、徹底的に休む。

 徹底的に休んだら自分の心地よいと感じるもの、好きなもの、幸せを感じるもので日々満たしてあげる。

たくさん満たされているうちに、なにかの物事を判断したり、決めたりするときも、自分の快、不快の感覚で取捨選択できるようになる。

 不足感があったまま満たそうとしても、自分にとって本当に必要なものではなく、不必要なものばかりを入れて使えなかったり、結局疲れてしまう。

女性性、男性性を体感できるセッションとは

立つ女性

 さやか:ゆみこさんも女性性、男性性のセッションをされているとのことですが、どのようなセッションをされているのでしょうか。

 ゆみこ:セッションでは、その方の女性性・男性性それぞれを引き出し、本来の女性性・男性性のバランスを体感で掴めるようなセッションをしています。

その方の女性性・男性性のバランスを掴み、五感を使って体感してもらうことで、セッション以外の日常の中でも自分の女性性、男性性をどう使っているかご自身で気づけるから、日々それを元に調整して行けるようになっていくんです。

さやか
さやか

確かに理論は理解しやすいですが、体感で分かるようになるってすごいですよね。

ゆみこ:わたしは、セッションのほかにもリトリートといって、日常から離れて、自然のある場所などで自分と向き合うための体験会なども主催しているのですが、身体や感覚を目覚めさせることを大事にしているんです。

 知識だけたくさん持っていても、それを使いこなしていかないと、やっぱり現実って変わらないんですよね。

 体感で落とし込むと行動レベルでも変えていきやすいので、セッションを受けてくださる方々の変化も早いのかなと思います。

人生に行き詰まりを感じている方へのメッセージ

笑顔の女性3

さやか:最後に男性性、女性性についてもっと知りたいと思う方々にメッセージをお願いします。

 ゆみこ:今、もし、自分なりに取り組んでみたものの、手掛かりが見えずに行き詰まりを感じている方がいらっしゃたとしたら、それは自身の能力や努力が足りないとかではないんですよ。

それはただ、これまで話してきた社会的、時代的な背景があって、その人自身に合ったやり方や、向き合い方ではなかったからなんですね。

わたし自身、いろいろなことを学んで行動しても、やりたいことが見つからず、歯をくいしばってバリバリ行動しても、なぜか結果が出てこなくて苦しいっていう体験もしたので、その気持ちもすごくわかるんです。

でも、私たちは自分で自分の人生の舵をとっていける力が本当はあって、それを活かして、のびのびと喜びを感じながら、本当の理想を叶えていくことって出来るんです。

そのきっかけとなるのが女性性を開花していくことであり、自分の望むような人生をつくることが可能だと、わたしは実体験として感じています。

そういう生き方も出来るんだということを、わたしの経験やセッションを通してお伝えしていくので、ご縁ある方と一緒に体験できることを楽しみにしています。

まとめ

湘南の海

今回は高橋佑未子さんに女性性、男性性についてインタビューさせていただきました。

目標を達成するためには、社会で成功したり、結果を出すには、いろいろなことを学んで吸収して、綿密に計画を立てて行動し、頑張ることが大事なんだって教わったり、学んできた方も多いと思います。

 もちろん、そうすることが大事な時もあるし、それで成果を出せる時もありますよね。

 けれど、頑張ってもがんばっても報われない時、何かが違うんじゃないか、と違和感を感じはじめた時、もしかしたら、新しい生き方にシフトしていくタイミングなのかもしれません。

 その1つの新しい生き方として、女性性、男性性を知り、活かしていく生き方というのがあるのだと今回感じました。

 もし今、行き詰まりを感じていて、今までとは違う生き方があるのではないかと考えている人はこの女性性、男性性に新しい道がひらけていくヒントがあるかもしれません。

 今回の記事があなたにとって、そのヒントの1つになればうれしいです!

★女性性、男性性に興味がある方はぜひ、こちらのゆみこさんのブログやSNSをチェックしていてくださいね♪

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探究する人

沖 明香

沖 明香

パラレルキャリア。取材ライター/PR・広報のアシスタント/オンライン秘書をやっています。「世の中には素晴らしいものが溢れている」がモットー。オンライン秘書として素晴らしい人たちやその仕事内容をサポートすること、ライティングで価値あるものを価値あるものとして世に出していくことが喜びです。 何歳なっても「やってみないと分からない」でいろいろ挑戦していきます♪

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