「苦手」が「大好き」に変わり深みにはまった僕のコーヒー物語浅め編
コラム

「苦手」が「大好き」に変わり深みにはまった僕のコーヒー物語浅め編

こんにちは、今日は僕の大好きな「コーヒー」についての話をご紹介。

くに
kuni

コーヒーにまったく興味がない方は別の記事を読んでくださいw

さてさて、

あなたは普段どのくらいコーヒーを飲みますか?

一日に何杯も飲む方もいれば、週に数回という方もいますよね。ちなみに、僕は1日1杯と決めて楽しんでます。

僕の家には4〜5種類の豆が常備されてて、その日の気分によって豆を選び、自分好みの粗さに挽いて温度を測って1杯のコーヒーを淹れ、味と香りを楽しんでます。

珈琲習慣が、実は以前はコーヒーがめちゃ苦手でしたw

よくランチでドリンク付きとかありますけど、ドリンク選ぶ時にコーヒーは絶対選ばなかったですね。

でも、ある時を境にコーヒーが好きになり、今では海外からわざわざお気に入りの豆を取り寄せるまでになりました。変態ですね。

そんな僕が、8割ぐらいは役に立たないコーヒーのあれこれ物語をご紹介します。それでは浅めの世界へどうぞ!

コーヒーの始まりって知ってますか?

歴史歴史や過程を知ると、よりコーヒーを楽しめちゃうのでご紹介。

コーヒーのはじまりは900年頃。アラビアの医師ラーゼスによって記録されているのが最初ではないかと言われています。

ただ、当時は嗜好品として飲んでいたわけではなく、コーヒーの医学的な効用から患者に飲ませていたんだとか。

他の説としては、エチオピアのカルディという名のヤギ飼いがコーヒーノキを発見し、修道僧たちに飲まれていたとする説もあります。
(KALDIの由来はここからきてます)

そして、豆を焙煎して飲むようになったのが13世紀後半。
1450年頃にはコーヒー豆を砕いて飲むようになったんだそう。

ちなみに、世界で初めてのコーヒーハウスは、1554年トルコのイスタンブールに誕生した「カフェ・ハネ」と言われています。

くに
kuni

カフェハネは「女人禁制」で男性しかはいれなかったんですって

その後ヨーロッパ、アメリカと広がっていき、コーヒーが日本にはいってきたのは江戸時代。長崎の出島でオランダの商人が持ち込んだそう。

そしてついに日本に初のコーヒー店が誕生。1888年に東京の上野にオープンした「可否茶館」という喫茶店です。
(残念ながら4年間で閉店しています)

当時コーヒーは「かーひー」と呼ばれており、「可否」や「可非」という漢字が使用されていました。

その後、幕末の蘭学者である宇田川榕菴が、コーヒーノキにつく赤い実の様子がかんざしに似ていたことから、「珈」は髪飾り花かんざし、「琲」は玉飾りをつなぐ紐を意味するものとして「珈琲」という漢字が考えられたんだそうです。美しいセンスですね!

このようにして、世界から日本にコーヒーが伝わり、広く飲まれるようになっていくことに。歴史がわかると面白いですよね。

僕が苦手なコーヒーを克服した浅めの物語

苦手そんなコーヒーですが、僕は小学生くらいの時にブラックコーヒーを飲むことがあり、苦くてまずかっただけじゃなく、その夜気持ち悪くなったことがありまして。

それから20年ぐらいずっとコーヒーが苦手でした。

その転換期となったのが、会社員時代。

当時、毎日のようにお客さんと打ち合わせをしていたんですが、お客さんには4〜5種類の飲み物が用意されてまして、打ち合わせ前に受付嬢が飲み物を聞く習慣がありました。
で、僕らにはお客さんと同じ飲み物が出されるという暗黙のルールが。

ただ、ほとんどのお客さんはコーヒーを頼む人が多いので、すると僕にも自動的にコーヒーが出されます。

それで、その打ち合わせっていうのが喋りっぱなしの打ち合わせなので、めちゃめちゃ喉が渇くんです。

つまり、こんな感じ。

受付嬢がお客さんに飲み物を聞く
→ ほとんどの人がコーヒー頼む
→ 自動的に僕にもコーヒーが
→ 打ち合わせでめっちゃ喋る
→ めちゃめちゃ喉乾く
→ しかし飲み物はコーヒーしかない
→ 結果、コーヒー飲むしかない

こうして、なかば強制的に飲むことになり、最初は苦くて美味しくもなんともなかったんですが、習慣ってすごいもので。
飲む機会が増えたらいつの間にか飲めるようになったんですね。

そして、30代半ばになったある時に、「あれ?もしかしてコーヒーって美味しいのかも」
と感じるようになったのをきっかけに、コーヒーにハマり始めました。

くに
kuni

つまり舌がおっさんになったんでしょう

そこからコーヒーは僕の仕事スタイルにも大きく影響する存在になります。

仕事に欠かせないパートナーになったコーヒー

パートナー「どうにもやる気が出ない!」という時、ありますよね。

もちろん僕にもありまして、「気分がのってこない」とか「脳の回転が悪い」と感じることはあります。

そんな時に、コーヒーは僕のモチベーションをあげ、そしてやる気スイッチをいれてくれる存在になりました。そこには、コーヒーの2つの大きな働きが関係してます。

コーヒー2つの働き

コーヒーでよく言われている働きとして

・交感神経を刺激して脳や体を覚醒させる働き(カフェイン)
・α波を引き出しリラックスさせる働き(カフェ酸)

があります。

この2つがちょうどよく働いて、僕を仕事モードに切り替えさせてくれてるわけです。

くに
kuni

同じような理由でコーヒーを飲んでいる人は多いですよね

「コーヒーを飲む=仕事モードのスイッチがONになる」

といった感じ。もうルーティーンみたいになってますね。

ちなみに、コーヒーは飲むタイミングもめちゃ重要なので参考までにご紹介。

コーヒーを飲むベストタイミングは?

結果から言うと、「9時半~11時半」です。

僕らの体の中で分泌されるホルモンのひとつに、コルチゾールというホルモンがあります。これは別名「やる気ホルモン」と言われていて、体のスイッチをONにするホルモンなんです。

このホルモンの分泌量が最も少ないのが「9時半~11時半」。ここがコーヒーの効果が最大化します。または「14時~17時」もオススメ。

逆に、コルチゾールが分泌される時間にカフェインを摂取すると分泌が抑制されてしまい逆効果に。

「8時~9時、12時~13時、17時半~18時半」
が特にコルチゾールが分泌される時間帯なので、ここは避けるのがオススメです。

1杯で0.3円しか儲からないコーヒー農家の真実

農家僕がさらにコーヒーに興味を持った話なんですけど、コーヒーの原価はいくらなのか?って話です。

たとえば1杯のコーヒーが300円だとしたら、コーヒーを栽培している農家さんがもらえるお金はいくらなのか。

「0.3円」

これ、見間違いじゃないです。1杯のコーヒーが売れて農家さんにはいる収入は0.3円。つまり、1000倍の差があります。

「1杯のコーヒー豆の原価は50円ぐらい」と言われていますが、それはあくまでコーヒー店が業者から仕入れた価格で、50円が農家にはいるお金ではありません。

くに
kuni

ちなみに、コンビニコーヒーの豆で仕入れ値が1杯35円ぐらい

すごい話ですよね。300円で販売して0.3円しか儲からない。簡単にいうと、間にはいっている仲介などの業者がいくつか入ることで、農家さんには1/1000しか価値が行き渡らないわけです。

これはコーヒーに限らずですが、このような仕組みによって作り手が苦しくなり、良いものを作る人が減った結果、僕らの元から素晴らしい商品が消えていくことは珍しくありません。

もちろん仲介がいることで救われてる業界もあるので、この仕組みが一概に悪いわけではないんですけど、コーヒー業界はちょっとやばいですよね。

その結果、コーヒーではなく生活のために大麻を栽培する農家さんも増えており、将来的にコーヒー農家が減って、僕らが美味しいコーヒーを楽しめなくなる可能性もあります。

くに
kuni

コーヒーが飲めなくなるなんて!

苦しむ農家さんを助ける「ダイレクトトレード」

ダイレクトトレード実は、こんな過酷な状態に追いやられている農家さんを救う取り組みもあります。

「ダイレクトトレード」というもので、つまりはコーヒー農家から直接買い付けるというもの。

ダイレクトトレードは、直接取引をすることで農家さんと対等な価値を提供できるようになるだけでなく、消費者の声を届けやすくなり、品質の確保にも繋がる取り組みです。

ここまでやっているコーヒー店はまだ少ないですが、農家さんにちゃんとした対価を払うべきと、コストを全て開示しながらこの仕組に取り組んでいるお店もあります。

どのお店で何のコーヒーを飲むのか。

消費者である僕たちの何気ない選択によって、作り手やその業界に少なからず影響を与えているんだ、ということを改めて考えさせられた話です。

この話を知ってからコーヒーの世界が奥深くなり、そして1杯のコーヒー時間を大切にするようになりました。

おかげで今はコーヒーを淹れる時間でさえも楽しいです。

くに
kuni
 
 

ちなみに、もっと詳しく知りたい方は、
「おいしいコーヒーの真実」という映画がおすすめです!

僕が勝手にオススメするカテゴリ別コーヒー

珈琲豆それでは、せっかくなので僕のおすすめコーヒーをご紹介。

5つのカテゴリーに分けてご紹介しますね。

ブラックで飲むならこれ

旅とバイク好きな菊池省三さんが、1988年に栃木県の黒磯のアパート二階にオープンしたことをきっかけに、都内や福島など数店舗を展開している「SHOZO COFFEE」。

ブラックで飲むコーヒーならここの「森のブレンドG2」がおすすめで、僕が一番好きなコーヒーです。

酸味がなくてコクのある深めコーヒーが好きなんですが、「森のブレンドG2」はめちゃくちゃ僕好みです。1度飲んで感動してからリピートしてます。

くに
kuni

関係ないですけど、僕は深めのコーヒーが好きなので、コンビニコーヒーはセブン派です

ちなみに、ここのスコーンは絶品なので、スコーンと一緒に楽しんでみてください。
(豆もスコーンもネット注文できます)

カフェラテで飲むのにおすすめなコーヒー

ラテにして飲むなら、STREAMER COFFEEの「LATTE ART BLEND」で決まり!

エスプレッソ用に深煎されてるので、ラテにぴったりの豆。ここのラテを飲んでからはトリコになってます。

同じラテ系で、BEAR PONDさんのコーヒーも絶品です。
(ただ、通販はやってないっぽいです)

健康志向の人におすすめなコーヒー

健康志向の方にオススメのコーヒーは、数年前にベストセラーになった「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の著者デイブ・アスプリーが代表を務めるBulletproof社のコーヒー。

実はレギュラーコーヒーの50%はカビているという研究結果があり、特に安いコーヒーにはカビた状態の豆を使われていることが多いと言われています。

そんな中、ここはBulletproof社は製造過程まで徹底的にこだわっているので、安心して飲めるコーヒーの1つです。

くに
kuni

日本では買えないのでお取り寄せになります

毎月色んなコーヒーを楽しみたい人はこれ

コーヒー豆の通販専門店「珈琲キャロット」。ここは様々な豆を取り扱っていて、定期便コースをやっているお店です。

その月に合わせたおすすめコーヒーを専門家が選別して送ってくれるので、「自分で選ぶのは面倒」「でも色々なコーヒー楽しみたい」という方におすすめ。

実際には北海道の恵庭に店舗をかまえていますが、なかなかお店にいくことは難しい地域ですので、ぜひ通販で楽しんでみてください。

くに
kuni

ここの豆はとにかくすっごい香りがいいです!

ちなみに、このお店は通販の戦略がめちゃくちゃ上手ですので、通販戦略の参考にもなります。

コーヒー農家さんを応援したいSDGs的な考えをお持ちの人には

コーヒー農家さんを応援したい方にオススメなのが田代珈琲。

田代珈琲は先ほどご紹介したダイレクトトレードを実践していて、理念も素晴らしいです。

こちらで購入することでダイレクトにコーヒー農家さんの手助けに繋がるので、農家さんを応援したい・コーヒーを買う際にSDGs的な活動をしたいという方は試してみてください。

くに
kuni

種類が豊富なので、お気に入りのコーヒーを見つけるにもおすすめです!

色々な楽しみ方で毎日にちょっとしたご褒美を

楽しむ色々な話をご紹介してきましたが、そうは言ってもコーヒーの楽しみ方は人それぞれ。

・コンビニでテイクアウト
・チェーン店で仕事をしながらまったりと
・自然豊かな場所でドリップパックで淹れる
・専門店で豆を買って自宅でドリップ
・生豆から好みの風味に焙煎

などなど。
コーヒーは知れば知るほど奥深くなっていくので、だからこそ色んな楽しみ方があります。

ぜひ楽しく贅沢なコーヒー時間を過ごされてください。
あ、あとオススメのコーヒーがあったらぜひ教えてください!

くに
kuni

どこかで一緒にコーヒートークしましょう^^

パシリな人

kuni

kuni

サラリーマン → 個人事業主 → 会社経営 と、様々な立場や環境を経験してきました。どうやったら自由で楽しい働き方ができるかを追求した結果、色んなことに詳しくなり、一級建築士なのにメルマガやブログ、ディレクション、マネジメントが得意になってしまいました。そんなわけで、今はパシリとして活動中。 90才になってもめちゃ元気なおじいちゃんを目指し、体のメンテナンスに熱中。BBQやキャンプ、フェスなどのアウトドアが大好き。 株式会社いないいないばぁ創業者。

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