組織力の向上からSDGSまで!研修に使えるビジネスゲーム11選
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組織力の向上からSDGSまで!研修に使えるビジネスゲーム11選

社員やチームの教育として、研修・セミナーなどを検討されている経営者の方、人事の方、講師の方々は、

「研修と聞くとみんな受け身になるし成果に繋がらない」
「飲み会以外でコミュニケーションを深める方法ってないかな」
「途中でみんな飽きちゃう」

など、何かと頭を抱えることが多いのではないでしょうか。

研修と言われると、「座学」「勉強」「つまらない」など、良いイメージがありません。参加者が消極的になってしまうのも頷けます。

くに
kuni

当然僕も研修は好きではありません 笑

また、「飲みニュケーション」という言葉が一時期流行りましたが、飲み会に参加する社員は減っていて、コミュニケーションを取る機会自体が減りました。そのため、コミュニケーション不足によるチーム力の低下やモチベーションの低下など、悩みがつきない経営者の方も多いのではないでしょう。

そんな中、「ゲームを使って研修ができる」「ゲームでコミュニケーションが深められる」など、様々な目的に合わせて使える「ビジネスゲーム」が、いま注目を浴びています。

最近では、SDGs(持続可能な開発目標)が注目を浴び、様々な企業が取り組み始めていますが、なんとこのSDGsでさえもゲームで体験できちゃう。

僕らの会社(いないいないばぁ)では、様々なゲームの制作をしていまして、ビジネスゲームの制作もしていますし、実際に色々なビジネスゲームのプレイも体験しています。

くに
kuni

僕はボードゲーム制作の専門家でもあります

そこで、ビジネスゲームとは何か、どんなことが学べるのか、そしておすすめのビジネスゲームについて、これからご紹介していきます。

目次

ビジネスゲームってなに?何が違うの?

ビジネスゲームってなに?何が違うの?

「そもそも、ビジネスゲームって普通のゲームと何が違うの?」とお感じになるかもしれないので、まずはビジネスゲームについて解説。

ビジネスゲームとは、ビジネススキルやマインド、思考力などを鍛え、高めてくれるゲームです。このゲームを使った研修そのものを「ビジネスゲーム」と呼ぶケースもあります。

ゲームというと、遊ぶ、楽しい、ワイワイできるなどのイメージがあると思いますが、ビジネスゲームは、ただゲームを遊ぶだけではなく、遊びながらビジネススキルを高めてくれるわけです。

「遊んでいるだけで、ビジネススキルが鍛えられるなんて、ほんと?」

と感じるかもしれないですが、これこそがゲームならではの特徴なんです。その理由をお伝えしていきます。

くに
kuni

数年前までは僕もゲームをあまくみてたけど、
知れば知るほど奥が深いです

なぜ、ビジネスゲームを使った研修が注目を集めているのか?

なぜ、ビジネスゲームを使った研修が注目を集めているのか?ゲームは、必ず自分の番が必ずきますよね。そのため、自分で考え、行動することになります。

トランプでも、自分で考えながらカードを選んでいます。ババ抜きだって、どのカードを選ぶか自分で考え、選択し、引くという行動をしています。そして、そこから結果がでます。勝つこともあれば負けることもある。

トランプでは学びは少ないかもしれませんが、ゲームを進化させ、学び要素を深めたビジネスゲームにおいては、その結果を振り返ることで、様々な学びを得ることができるわけです。

つまり、ゲームは「体験」ができます。これが本当に素晴らしい。

ラーニングピラミッドという、学習したものがどのくらい頭に定着するかを示した図があります。下の図がそうです。

ラーニングピラミッド

この図の「自ら体験する」の部分を提供できるのが、ビジネスゲームです。

体験することでの定着率が75%ってすごいですよね。というか、今まで受けてきた講義が5%しかないことにショックを受けます。眠い目をこすりながら勉強してきたあの日々はなんだったんだ。。。

くに
kuni

まあ、言うほど勉強してないんですけどね

実際、様々な企業や教育現場でもゲームを使った学習が広まっていて、具体的に、どのようなスキルが学べるかを紹介すると、

ビジネスゲームで学べるスキル

・能力開発
・経営戦略
・マネジメント
・財務・会計力
・組織力の向上
・SDGsの理解
・マーケティング力
・チームビルディング
・コミュニケーションスキル
・マネーリテラシー
・メンタルヘルス
・アイデア発想力

など、様々なスキルを学ぶことができます。(ゲームについてはのちほどご紹介します)

孫さんはいち早くビジネスゲームを研修に取り入れていた

孫さんはいち早くビジネスゲームを研修に取り入れていた企業がビジネスゲームを取り入れているわかりやすい例をご紹介すると、ソフトバンクの孫正義社長がはまったビジネスゲームで、「戦略MG」というゲームがあります。(戦略MGの詳細はのちほどご紹介しますね)

簡単にいうと、経営のシミュレーションができるゲームで、決算書が書けるようになるという、ビジネスゲームの代表作品。

孫さんは、このゲームの可能性にいち早く気づき、何年も前から、新入社員研修や新任課長研修など、人材教育にビジネスゲームを活用しています。

くに
kuni

さすが孫さん、目の付け所が違いますね

実は、企業だけではなく、学校教育でもゲームを使った教育が実施されていて、海外の公立学校はかなり進んでいますが、国内においても生徒の思考力や社会性を高める教材としてゲームを導入する学校が年々増加。

僕らの会社にもゲームの相談は数多くきますが、実際、企業だけでなく、学校や市区町村からも相談を受けています。

たとえば、「道徳の時間に使えるゲーム」「地域のレクリエーションで使えるゲーム」「熱中症対策についてのゲーム」など、ゲームを使って新しい学習を提供したいと考えている方は増えていると実感します。

さて、ビジネスゲームについての理解が深まってきたところで、ここからは具体的にビジネスゲームをご紹介していきますね。

無料でできるビジネスゲーム3選

無料でできるビジネスゲーム3選まずは、無料でできるビジネスゲームです。なかでもおすすめのものを3つご紹介。

チームビルディングに使えるビジネスゲーム「マシュマロチャレンジ」

チームビルディングに使え、世界中の著名人によるさまざまな講演会「TED」でトム・ウージェック氏も紹介している有名なゲームです。

マシュマロ・チャレンジは4人1チームになり、チームで競い合うゲームで、使うものは、「乾麺のパスタ・テープ・ひも・マシュマロ」だけ。

これらを使ってタワーを立て、タワーの上にマシュマロを置きます。最も高いタワーを作ったチームが勝利、というシンプルなルール。

とてもシンプルですが、チームで協力することが必須なゲームで、コミュニケーションやアイデア出し、それぞれの役割をまっとうするなど、チームビルディングを高めてくれるビジネスゲームです。身近なものですぐにできるのもいいですね。

タワーの例はこんな感じ。
マシュマロチャレンジ
出展元:http://www.marshmallow-challenge-japan.org/203162169738598.html

ちなみに、タワーの高さの世界記録は99cmで、子供のチームの方が大人よりも子供のチームの方が成績がいいんだとか。

くに
kuni

子供のほうが発想が柔軟なのかもしれないですね

※より詳しい進め方を知りたい方はこちら

他者の理解に繋がるビジネスゲーム「十人十色」

これもチーム戦のゲームです。チームの1人を選び、その人の好きなものや趣向、考え方などを当てるというゲーム。

たとえば、「無人島に何かひとつ持っていくとしたら何?」という問題を出し、選ばれた人が何を持っていくかをチームで予想し、回答を出したものが一致すれば得点になります。

「鍋のシメには何をいれる?」「卵はどう食べるのが好き?」などの問いに対して選択肢を用意しておき、その選択肢の中から、何を選びそうかを当てるという流れ。

何が好きなのか、何を求めているのかを考えることで、相手の理解を深めることや、人それぞれ求めていることが違うことの再認識ができ、マーケティングの大切さなど、様々なことを学べます。

他者を意識するということは簡単ではありませんが、その大切さを体験できるゲームですね。

※より詳しい進め方を知りたい方はこちら

コンセンサス(合意形成)を学べるビジネスゲーム「NASAゲーム」

このゲームもチーム戦で、3〜5人のチームで競います。ゲームの設定としてはこうです。

あなたたちは宇宙飛行士です。月面調査で月に向かっていましたが、機械のトラブルで乗っていた宇宙船が不時着してしまいました。不時着した地点から約320km離れた場所に、母船があります。その母船までアイテムを使ってなんとかたどり着いてください
くに
kuni

ゲーム好きなので、この設定を聞いた時点でちょっとワクワクしますね

使用できるアイテムが15個あるので、どのアイテムが重要か、優先順位をつけていきます。

ちなみに、15のアイテムはこちら。

・マッチの入った箱
・宇宙食
・ナイロン製ロープ(15m)
・落下傘の布(パラシュート)
・ソーラー発電の携帯用暖房器
・45口径ピストル(2丁)
・粉ミルク(1箱)
・酸素ボンベ45kg(2本)
・月からみた星座表
・救命いかだ(救命ボート)
・磁石コンパス
・水(19リットル)
・信号用照明弾
・注射器入りの救急箱
・ソーラー発電式FM送受信機

まずは個人で考え、そのあとにチームで話し合い、チームとしての回答とそのアイテムを選んだ理由を発表します。

面白いのは、NASAによる模範解答があることで、その解答に近いチームが勝利。

チームでのコンセンサス(合意形成)を取ることは日常業務でも多いと思いますが、その疑似体験ができ、チームで合意を取るために必要なことを学ぶことができます。

※より詳しい進め方を知りたい方はこちら

研修で使えるビジネスゲーム教材例11選

研修で使えるビジネスゲーム教材例11選無料でできるゲームをご紹介したところで、ここからは本格的なビジネスゲームを11に絞ってご紹介したいと思います。

能力の発揮度を知るビジネスゲーム「インバスケットゲーム」

まずは、インバスケットについて。

インバスケットとは、1950年代にアメリカ空軍の教育機関で開発されたもの。仮想ビジネスの世界で、処理されていない問題をどう解決していけるか測る、シミュレーションゲーム。

インバスケットは新人研修や昇格試験、採用試験などに用いられることが多く、インバスケットの研修を採用している企業も多いです。

そもそもゲーム要素が多い内容ではありますが、よりゲーム感覚で楽しみながら取り組めるように開発されたのが、インバスケットカードゲーム。

4〜5名のグループになり、問題に対してどのような行動をするかを選択して競い合い、自分の能力の発揮度を理解していくことができるゲーム。

今日の時点で公式サイトにはまだ掲載されていませんが、ボードを使ったインバスケットボードゲームも開発されているので、こちらも注目ですね。

経営戦略・会計力を磨くビジネスゲーム「戦略MG」

先ほどご紹介した戦略MG。ビジネスゲームの中ではかなり有名なゲームで、40年以上前から続いており、1万社以上で導入されているほど歴史も実績もあります。

元々はソニーで開発されたゲームなのですが、参加者からの評価が高く、社外でも導入されるようになったんですね。

このゲームは、経営者となって会社の売上をどこまで伸ばせるかを競っていくのですが、その過程のなかで、戦略思考や会計力が磨かれていくゲーム。

市場を理解することやコストの把握など、様々な要素が必要となり、会社の売上や支出などの数字を見るのが苦手な経営者の方は、1度参加してみるのがおすすめ。

繰り返しプレイすることで、経営に必要なものが磨かれていきます。

くに
kuni

ちなみに以前僕がプレイした時は最初から最後まで赤字経営でした 笑

チームビルディングや組織力の向上に繋がるビジネスゲーム「THE 商社」

こちらもビジネスゲームとしては有名で、100名を超える人数でもできるという、他のゲームにはない特徴があります。

3〜6人のチームになり、他のチームと交渉をしていきながら、自社を拡大させていくゲーム。

「交渉」がメインになるゲームで、チーム内での話し合いはもちろん、現状の理解や戦略、役割分担、他チームとの交渉など、様々なことが求められます。チーム力だけでなく、交渉力や自分の強みや弱みにも気づける、学びの多いゲームです。

内定者や新入社員だけでなく、管理者まで幅広く対応できるゲームで、ゲーム自体が面白いので、会社のレクリエーションやイベントとしても使えそうですね。

SDGsを学べるビジネスゲーム「SDGs2030」

このところ目にする機会も増えたSDGs。2015年9月に国連サミットで採択されたもので、SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。

くに
kuni

ちなみに、呼び方は「エスディージーエス」ではなく、「エスディージーズ」です

もう少し具体的にすると、2030年までによりよい世界を実現することを目的に、具体的な目標を設定しようというもので、17の目標と169のターゲットが設定されています。

日本においては2019年あたりから注目を浴び始めていますが、その取り組みは2015年から始まっているんですね。

ここまで説明してみたものの「うーん、よくわからない」と思われる方も多く、そのため、ゲームを通してSDGsについて理解していこう、というのがSDGs2030。

SDGsについての理解を深め、どのような取り組みをしていくべきなのかがわかり、SDGsについて考えるきっかけになります。

SDGsについて学べるビジネスゲームは、他に「SDGsアウトサイドイン」「SDGs de 地方創生」などもあります。

公式ゲーム会も開催されているので、SDGsについての理解を深めたい方はおすすめです。

マーケティングを学べるビジネスゲーム「Marketing Town」

経営者となって会社を経営し、最終的な営業利益で成績を評価する、というゲームで、設定としては戦略MGに近いものがありますね。

マーケティングの基本に「4P」「3C」という考え方があるのですが、この「4P」「3C」に沿った行動になるよう設計されているゲームなので、マーケティングのベースを学ぶことができます。

財務状況を把握する必要もあり、「ランチェスター戦略」「ブルーオーシャン戦略」といった戦略も必要になるため、これからマーケティングを勉強しようという方におすすめ。

余談ですが、NewsPicksというメディアの中で「メイクマネー」という企画があり、自社のビジネスモデルをホリエモンなどのビジネスや経営の専門家たちの前でプレゼンする企画なのですが、その中で「Marketing Town」は紹介されていました。

くに
kuni

ちなみに、メイクマネーは一昔前にやっていた番組「マネーの虎」みたいな企画で、優勝者が1000万円もらえるという面白い企画でした

経営戦略を学べるビジネスゲーム「ビズストーム」

こちらも経営やマーケティングについて学べるゲームで、経営の疑似体験ができます。

商品を作り、それをどの市場で販売するか、競合との兼ね合いを考えながら、ビジネスの全体像を学び、経営センスを磨いていくゲーム。

安く売ればそれだけ利益も低くなるため、経営に大きく影響します。その経営力が問われるゲームで、戦略MGよりはマーケティング要素が強く、次世代リーダーの育成にも向いています。

報連相について学べる「部課長ゲーム」

いつの時代も課題にあがる、「報連相」。つまりは報告、連絡、相談ですね。

最近だと、スピードを求めるために連絡はいらない、相談なんてしなくていい、という考えの企業なども増えていますが、このゲームでは「伝えること」と「受け取ること」の大切さを体験できる。

このゲームはチーム戦で、部長・課長・平社員の役割を決め、様々な問題を解決していくのですが、ポイントは、口頭によるコミュニケーションができないことで、かつ、課題を知っているのは部長だけなので、伝える能力だけでなく、受け取る能力も必要になります。

日常業務においてもそうですが、やることだけ指示してもうまくいかず、目的や目標を理解することで、その後の行動に大きく変化があります。

何を伝え、何を受け取るのか。その大切さを体験できるゲームで、管理職向けにおすすめですし、新人研修にも使いやすいゲームですね。

チームビルディングに使えるビジネスゲーム「レゴシリアスプレイ」

小さい頃によく遊んだおもちゃ「レゴブロック」。実はこのレゴブロックを使ったビジネスゲームがあります。

「レゴブロックなんてただのおもちゃでしょ」と感じるかもしれないですが、使い方次第でただのおもちゃが様々な価値を生むツールになることがわかるゲーム。

開発したのはレゴ社で、実はNASAでも研修・ワークショップに導入されているほど。

やることはテーマを決めてレゴブロックで作品を作る、というシンプルなものですが、個人個人で思うがままに作品を作ります。それぞれイメージするものはバラバラなので、出来上がるものにも差が出てきます。

同じテーマなのに、できるものは違う。

その差を生み出しているのは、イメージの違いで、レゴブロックの作品を通して、お互いの個性や特性の理解、そしてイメージの共有など、様々なコミュニケーションを図れます。

言葉ではなく、作品でコミュニケーションができる、というのが他にはない特徴ですね。

財務会計を学べるビジネスゲーム 「財務の虎」

このゲームはその名のとおり、財務会計について学ぶことができるゲーム。

BS(貸借対照表)、 PL(損益計算書)という、言葉を聞いただけで頭が痛くなりそうな言葉があり、会社を経営するうえでは避けて通れない会計の基礎ですが、その財務会計についてゲームをとおして学べます。

勉強しなきゃいけないけど、本を開く気になれない、、、という方にはとてもおすすめ。

レベルが2段階あり、減価償却や売掛などの、より専門性の高い財務知識についても学ぶことができるので、財務会計について、本やインターネットの情報から学ぼうとされているのであれば、体験してみてはいかがでしょうか。

メンタルヘルス対策を学べるビジネスゲーム 「ストマネ」

このゲームはメンタルヘルスの専門家が監修されており、メンタルヘルスの基礎について学ぶことができるゲームです。

メンタルについてゲームで学べる時代になったんですね。

このゲームは4人1チームになってプロジェクトを進めるのですが、仕事をするとストレスがたまり、一定以上になると休職するというルール設定。

支援や休暇をうまく使いながら休職者を出さずにプロジェクトを達成できるかどうかを競います。

くに
kuni

ストレスがたまると休職するというルール設定がリアルでユニークですね

メンタルヘルスについて考える機会というのはなかなかないので、経営者や管理職の方など、社員を預かる立ち場の方であれば、体験してみるのはいかがでしょうか。

お金について学べるビジネスゲーム「ドリオネア」

このゲームも専門家が監修しているゲームで、お金の稼ぎ方ではなく「お金の使い方」に特化して学べるゲームです。

お金をテーマにしたゲームというのはあまりなく、お金の使い方を変えて人生の満足度を高めていこうという内容なので、社員のマネーリテラシーを育てるのにも有効。

会社でお金の教育をするというケースはあまりないですが、お金について理解が深まると私生活にも変化が表れ、仕事にも変化が出てくるので、社員教育の一環としてもおすすめ。

「お金ってそもそも何なの?」というところから学ぶことができるゲームです。

研修には使えないけどおすすめなビジネスゲーム番外編3選

ビジネスゲーム番外編ここまで、無料のゲーム、そして実際に研修として使われているビジネスゲームをご紹介してきました。

ここからは、番外編として、研修に使えるとまではいかないけど、会社の同僚やチームメンバーと遊びながら、学びや気づきを得られるおすすめのゲームを3つご紹介します。

ビール会社が制作したビジネスゲーム「無礼講ースター」

「よなよなエール」や「水曜日のネコ」など、クラフトビールで有名なヤッホーブルーイング社が開発したゲーム。

現在は販売されていませんが、職場の飲み会を盛り上げてくれるトークゲームで、ユニークなのが、飲み物を置くコースターを使ったゲームなんです。

くに
kuni

飲み会で使えるゲームというところがビール会社ならではですね

専用のコースターをカードのようにめくるとお題が書かれており、めくった人の回答を他のメンバーがあてるというシンプルなゲームです。

普段あまり聞かない質問などもあるため、より相手のことを理解でき、飲みの場も盛り上がるゲームです。上司と部下でやると距離も縮まって面白そうですね。

怒りについて学べるビジネスゲーム「アンガーマネジメントゲーム」

怒りの感情と上手に付き合う「アンガーマネジメント」について、ゲームを通して学べるカードゲームです。

ちなみに、アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで生まれた心理トレーニングで、日本で注目を浴び始めたのはここ最近の話ですね。

一般社団法人アンガーマネジメント協会が制作したゲームで、プレイヤー同士が、どのようなことに怒るのか、その怒りのツボがわかり、怒りとの付き合い方を学べるゲーム。

怒るポイントは人それぞれ違うもので、そのことをゲームを通して体験できる。

アンガーマネジメント自体は様々な企業が研修で採用していますが、このゲームはその入門編のような内容になります。

こちらのゲームはアマゾンでも購入可能です。

『7つの習慣』の世界を体験できるビジネスゲーム「7つの習慣ボードゲーム」

全世界3000万部を超えるベストセラービジネス著『7つの習慣』のエッセンスを落とし込み、ゲームを通して様々な気づきを得られるゲームです。

くに
kuni

ちなみに僕らが制作したゲームです 笑

成功している人にある共通の習慣があることを発見したコヴィー博士という方が、その共通している習慣を一冊にまとめた書籍が『7つの習慣』

その7つある習慣がどういったものかを体験することができ、成功者と同じ行動をしている人ほどゴールが近づくゲーム

販売もしていますが、ゲーム会も開催されているので、興味のある方は1度挑戦されてみてください。

ビジネスゲームを上手に使って学びを楽しく

ビジネスゲームを上手に使って学びを楽しくさて、ここまで色々なビジネスゲームをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

ボードゲームは毎年新作が1000個以上誕生している業界で、今は様々なボードゲームが開発されており、遊ぶだけではないゲームも数多く存在します。その中でもオススメのビジネスゲームをご紹介しました。

研修やセミナーと聞くと受け身になりがちですが、ゲームと聞くと参加しやすいですし、むしろ「楽しそう!」と積極的に参加される方も増えるのではないでしょうか。

くに
kuni

楽しく学べるなんて最高ですよね

新しい学びのかたちとして、目的に合わせながら、ビジネスゲームをぜひ活用してみてください。学びを楽しくしていきましょう。

パシリな人

kuni

kuni

サラリーマン → 個人事業主 → 会社経営 と、様々な立場や環境を経験してきました。どうやったら自由で楽しい働き方ができるかを追求した結果、色んなことに詳しくなり、一級建築士なのにメルマガやブログ、ディレクション、マネジメントが得意になってしまいました。そんなわけで、今はパシリとして活動中。 90才になってもめちゃ元気なおじいちゃんを目指し、体のメンテナンスに熱中。BBQやキャンプ、フェスなどのアウトドアが大好き。 株式会社いないいないばぁ創業者。

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