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無職・貯金0円になったから見えた「お金以外の価値観」とは!?
愛さんの話を聞いていると
とだんだん感じるようになってきました。そこで、愛さんに「お金以外の価値観」を見つけたターニングポイントを教えてもらうことにしました。
友達が50人いれば、1年間は何もしなくても大丈夫
お金が減っても人生なんとかなると考えたキッカケはありますか?
最初のキッカケは、まだ会社員として働いていた時に、ある人の講演会に行った時「1週間泊めてもらえる友達が何人いますか?」って聞かれたの
うんうん
その人がね「50人1週間泊めてもらえる友達がいたら1年間何もしないで生きていけますよ」って話していて、その話が衝撃で「確かに!!」ってなって、「今の自分には1週間泊めてくれる友人が何人いるかな?」って考えるようになった
確かにお金に不安があっても、助けてくれる人がいる安心感がありますね
それから、「1週間泊めてくれる友達が50人いたら1年間は生きていける」っていう考えがいつもどこかにあって、もし1週間がダメでも「365人友達がいれば1年間大丈夫」って何もなくても1年間過ごせるというのが基準になっているかも
・今の自分を1週間泊めてくれる友達が何人いるか数えてみよう
人からのご縁で「仕事」も「お金」も巡ってくる
そもそも貯金残高「0円」になった時、すぐにFacebookで「仕事をください」って伝えるのに躊躇いはなかったんですか
実は夫の方が先にお金が尽きていて働き始めていて、私の前にFacebookで「今月末残高が280円くらいになります」宣言をして、仕事を見つけていたという成功例を見ていたから、ハードルは低くなっていたかもしれない
旦那さんの成功例は大きい!
でも、すごく不安だったよ。私たちは、遊び尽くしているところをずっとSNSを通して発信してきたから、「お金がなくなりました」「そろそろ仕事しようと思います。なんかある人仕事ください」って見る人が見たらさ「ふざけるんじゃないよ(怒)」って言われるのかな・・・とか
実際、旦那さんが投稿した時の反応はどんなだったんですか
コメントはすごく温かかったし、「待ってたよ〜」とか「ウケるんだけど残高が200円くらいなの!?」とか、そんな内容が多くて
ちなみに旦那さんの仕事先は?
Facebookの投稿だけで働く先が決まったよ。声をかけてくれた会社の社長さんは私たちが無職の期間中、畑仕事を手伝っている時に偶然出会った人だった
スゴい出会いですね
そうでしょ(笑)しかも、向こうが求めるエンジニアのスキルがなかったのに「学ぶ気はありますか?」って聞いてくれて「はい」って答えたら、「じゃぁ、一緒に働きましょう」ってなったの
求める技術と違う状態で、履歴書も試験もないのに働く先が見つかるなんて・・・
そうなの。理由を聞いたら、「エンジニアも、優秀な人もいっぱいいるけど、社風が合う・コミュニケーションが取れるとかの方がもっと大事なんですよ。一緒に働きたいと思う人と出会うことの方が大変なんですよ」って言われたの
一緒に働きたいから誘われるなんて、最高の褒め言葉ですね
これからの仕事の見つけ方ってコレが幸せかも・・・って感じた。条件で折り合うんではなくて、人柄を知り合って『この人と働きたい』という人と働くっていうスタイル
確かに働いている時って、仕事内容もそうだけど、誰と働くか!?ってとっても大切なポイントですね
・自分のスキルを磨くのも大事だけど、人とのつながりを大事にしていると「働く」ことへの不安は少なくなる
何者でもない自分にこそ価値がある
「仕事をください」と投稿しても誰でも成功するわけではないと思うんですが、なぜ愛さん夫婦はうまくいったんでしょうか?
それは・・・多分、ずっと発信し続けてきたからかな。今みたいにみんなが当たり前にSNSをやっていない時から、Facebookで『仕事で〇〇に行ってきました』とか働くことに対する思いとかを書いていたんだ。無職になってからはブログでもその時の状況を書いていたし
仕事をしていない期間の私たちのSNS投稿は、「楽しい」と同じくらい「戸惑い」「不安」を書いていたと思う
ずっと自分の思いを書き続けているなんてスゴいですね
そのおかげで、今まで会ったことない人とかにも「会ったことないと思えません」とか、本当に何回も言われていて、ご縁ってこういう深め方もあるんだな〜って感じた!
発信していたら『信頼貯金』『人とのご縁』ができていたんですね
そうだね。お金がなくなる前から「どんな想いで生きてるか」「どうして無職なのか」っていうその時その瞬間の気持ちを素直に発信してきたことに共感してもらえたんだな〜って。だって、自分たちは別に有名でもなければ何者でもないのに、こんなにたくさんの人と繋がることができた!
成功者の過去の話を聞くことはあるけど、当時のどうなるか分からない状態とは違いますよね
そうなの。何者でもない状態から発信するのって本当に大切。どうなるか分からない状態でその時の素直な気持ちを書いていたことこそ価値があったんだ、って思える
・何者でもない自分が歩むこれからの人生にこそ価値がある
・何者でもない自分に自信を持とう
お金は対価と交換するだけのツールではない〜お金を使う理由が変わってきた〜
考えてみると将来の不安を減らすために「お金」を貯めますが、話を聞いていると「お金がなくても人生なんとかなるかも・・・」って思えてきました
昔の私もそうだけど、多くの人は「お金で解決している」生き方をしていて
お金で解決?
何かするとき「お金を払えば良いよね」「払ったんだから〇〇してもらえる」ってお金を払うことで対価を得ようとしている。でも、支払うものがないと、ただ頼むしかなくて、それでも受け入れてくれる人がいると「お金」以外の解決策も見えてくる
なるほど!お金がない状態を経験すると使い方も変わってくるんですか
どうなんだろう?でも、今も貯金は全然できていないよ。とあるセッション代がドネーション制(「良かったな〜」と思った感動を金額にする仕組み)だった時があって、その時の全財産が5万円だったけど3万円お渡ししてみたの
全財産の半分以上を支払ったんですか!?
そうなの。なんか払いたいな〜相手を応援したいな〜って思ったら3万円を出していた
普通、自分の所持金と相談したり、お金を払う時って提供された価値にシビアになりますよね?「払った分は元を取ろう」みたいに
なんか提供されるものへの興味よりも、相手を応援したくて払っちゃうみたいなところはあるかも。そして、「もっと払える人になりたい」とも思って
お金は、自分の得られるモノを考えるよりも、人を応援することに使うように変わったんですね
・人の夢を損得なしに応援していると、自分も周りから自然と助けてもらえたり応援される
「生きていける」安心感があれば、お金が減る恐怖は消える〜お金は循環する〜
愛さんの話を聞いていると「お金」ってなんだろうって思えてきました
私がお金に不安になって全財産80万円を下ろしに行った時、誰かに取られてはいけないとギューーーっと握り締めていたの
確かに、全財産(80万円)が無くなったら大変ですよね
でも、もしこのお金が誰かに取られたら、お金には名前が書いてあるわけでもないし、もう私の手元から離れているし、一体誰のものなんだ!?って考えてしまって
うんうん
もし取られたとしたら、生活は困るけど命はあるわけだから、家族や友人に泣きつけばなんとかなるとも思えて
なるほど
そう思ったら、お金が無い不安の正体は(私にとって)「生きていけない不安」「誰かに頼る罪悪感」があるからだって考えになったの
お金は、私が何かを購入して、目の前の人のものになって、その人が使ったらまたその誰かの人のものになって巡っていくなら、私のお金は誰かのものでもあって、誰かのお金も私のものって・・・「自分のお金」の境目がなくなってきた
確かにお金は循環するもので、流してこそ価値がある
お金は好きだし欲しいけど、誰かからお金を受け取るのも払うのも抵抗が減ってきて「お金」という数字に縛られる状態から解放された感じかな
・富をみんなで分け合う気持ちが「お金」の不安を軽くしてくれる
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