いくら考え方を変えようと思っても、いくら行動を変えてみても、上手くいかない時ってありますよね。
もしかしたら、その原因とは、無意識の行動が関係しているかもしれません。
自分の人生を変えるべく、憧れの人のまねをして実践してみたり、自己啓発本やセミナーで学んだことを取り入れてみたり、「沢山行動しているのに、変化がない!」…そんな経験をしてきた人も多いのでないでしょうか。
きっと、「自分の人生は変わりっこない…」と、自分を責めている人もいるはずです。
そんなあなたは、自分の人生を幸せで満たしてあげようと一生懸命なのですから、まずは責めずに、自分を褒めてあげてみてくださいね。
かつての私自身も、人生このままでいいのかという漠然とした不安をなんとかすべく、色々な学びに挑戦してきました。ですが、結局のところは自分が何がしたいのか分からず、漠然とした不安は全くなくなりませんでした。
もう、頑張るのをやめて直感でやりたいと思ったことだけしよう!
そんな風に力を抜いて生き始めた過程でコーチングに出会い、人の’’無意識’’の行動が現実を作り出しているということに気がついてからは、人生が好転していきました。
そこで今回の記事では、コーチングで体験してきた実体験を交え、無意識の行動の関係や、無意識が人生に影響している要因についてお話ししていきます。
一生懸命行動しているのに、なんかうまくいかない!と思っている方は特に、最後まで読んでみてくださいね!
目次
無意識とは何?
そもそも無意識とは、どのようなものなのでしょうか?
気を失っていることももちろん無意識なのですが、ここでの無意識とは、以下の通りです。
自分のしていることに気づいていないこと。また、そのさま。(goo国語辞書)
つまり、’’意識せずにしている行動’’と言い換えることもできますね。
さて、皆さんは自分の日常の行動を、普段どれだけ意識していると思いますか?ここからは、無意識と行動について、見ていきましょう。
無意識にしてしまう行動
①日常のほとんどが無意識な行動!?
日常で無意識に行っている行動は記憶していないと言われています。
たとえば、「3日前のお昼ご飯を覚えていますか?」と聞かれた時、すぐに答えられる人は恐らく少ないでしょう。
また、起きてから歯を磨いたり、顔洗ったり、朝ごはんを食べたりする行動も、「よーし、これから歯を磨くぞ!」と意識して行っている人は少ないですよね。こういった行動も無意識に行っていることになります。
このように、人が日常で自覚している意識とは違い、無意識は自覚していないことがほとんどなのです。
そして、日常の些細な行動以外にも、実は無意識のうちに外から受けた影響によって、意味付けしてしまった自分の考え方や行動習慣が、自分の現実を決めてしまっているのです。
②人は無意識に自分を責めしまっている人が多い!
普段の日常の行動のほとんどが、無意識で行われていることが分かりました。ここで、もう1つ深くみていきたいのですが、皆さんは、無意識に自分を責めていないでしょうか?
不安な出来事がある時や悲しい時、
「どうして自分はこうなんだろうか」
「なんでこうなってしまったんだろうか」
「自分がいけないんだ」
「あ〜自分なんてダメだ!」
こんな言葉を無意識に自分にかけている人は多くいます。
「そんなことはないけどなぁ…」と思ったそこのあなた!本当に責めていないでしょうか?
というのも、私自身けっこうポジティブな人間なので、「自分のことを責めたりはしていない!」と思っていたのですが、コーチングを通してあることに気がついたのです。
それは、’’人に頼らずに自立していなければいけない!’’と自分を強く責め立てていることでした。
不安や恐れの感情を感じている時に、自分自身を責めてしまう人も多いのですが、私のように普段から自分に刷り込んでいるような考えもまた、自分を責めている場合があります。
無意識に自分を責めている状態で行動しても、うまくいかないことが多い!
というのも、行動をすることよりもまず大切なことは、どんな心の状態で行動するかなのです。
自分の心がマイナスの状態でプラスの行動をしても、掛け算と一緒でマイナスのままなんですよ!
そのため、自分の心の状態が不安・恐れ・思い込みがあることに気づかずにいると、頑張って行動してもうまくいかないのです。
無意識の行動は、人生を左右するといっても過言でないくらい、日常に影響している〜!!!
無意識からくる心のブレーキ
ここで1つ私の体験談をお話しします。
ちょうど1年前くらいの時、私は純粋に「モロッコに人を呼びたい」という気持ちが芽生え、まず始めたのが情報発信でした。
モロッコについて発信していれば興味を持ってくれると思い、10年近く手をつけていなかったTwitterを始めたのですが、ある時アプリを開くのに躊躇する瞬間があったのです。
そんなことはあまり気にとめずに一生懸命に発信していたのですが、ちょうどその頃コーチングを学んでいたタイミングでもあって、そのことについて深く掘る機会が訪れました。
すると、コーチの師匠から突然こんなことを言われたのです。
うまくいかないことを望んでいるんじゃないですか?
え!なんでですか?こんなに一生懸命にやっているのに!そんなことはありません!
自分ではモロッコの情報が沢山届いたらいいなと思ってやっていたのに、うまくいくことを望んでいないだなんて、そんなことはありえないと思ったのです。
ですが、よくよく自分の感情を掘っていくと、Twitterでの人との関わりが薄っぺらいことに自分の中では違和感を感じていて、そんな自分から遠い人に情報を届けることを望んでいないどころか、Twitterを辞めたいと思っていたんですね。
そして、このような状態でいくら行動したって、うまくいきっこないことに気がつきました。というよりも、うまくいかなくて正解なんです。だって、本当はやりたくないので、うまくいったら困るんですから。笑
これは、自分が望んでいない方向にいかないように、心がブレーキをかけていた1つの事例です。人の心って面白くて、’’その時の心の状態によって現実が変わってしまう’’ということを学んだ1件でもありました。
つまり、自分の無意識の状態を知ることが、自分の人生より良い方向へ進むキーになるのです。
とはいえ、普段から無意識にしている行動や状態をすぐに意識するなんてことは難しいですよね。ここからは、無意識のパターンに気づく方法についてお話ししていきます。
無意識のパターンに気づく方法
①漠然とした不安や違和感は無意識のサイン
たとえば、「人生このままでいいのだろうか…」という誰しもがどこかで抱く漠然とした不安がありますよね。
この漠然とした不安は、無意識からくるサインだと私は捉えています。他にも、何か胸のざわつきを感じるとか、何かゆううつに感じるなど、’’なんとなく感じる違和感’’を無意識に無かったものにしてしまった経験はありませんでしょうか?
私は結構沢山ありました!でも、無意識だからあまり重要に捉えていなかった!
ですが、この違和感を無視せずに、きちんと自分の中で向き合うことがとても重要なのです。
「あれ?この違和感はなんでだろう?」
「自分は何に対して不安を抱えているのだろう?」
こんな風に自分に問いかけて見ることを習慣にしていくと、自分が無意識に感じている感情のパターンが見えてきます。
最初はめんどくさい作業かもしれませんが、1つ1つ自分の感情に向き合ってみることがまずはとっても大切なのです。
②人との対話で無意識に気づく
もう1つ無意識に気が付くのにオススメな方法は、人との対話を場を持つことです。
対話と言うと少し難しく感じるかもしれませんが、ただおしゃべりをする会話とは違って、感情や考えを共有し合うといったイメージを持ってもらえるといいかもしれません。
この対話で重要なのは、本音を話すことができる安心安全の場であることです。自分の心のにある本音を出さないことには、無意識に気づくことはできません。なぜなら、頭で考えている言葉や思いは’’意識して話していること’’だからです。
こういった、対話の場で相手からの別の視点や価値観からフィードバックをもらうと、自分の無意識や無意識から行っている行動に気がつきやすいです。
私は対話には特にコーチングをオススメしていますが、最初は対話のイベントや、対話を行っているコミュニティに入ってみるなどから始めてみるのもオススメです。
自分の無意識に気づく方法まとめ
1、漠然とした不安や違和感を無視しない!まずはなぜその感情を感じているのか丁寧に見ていこう。
2、本音を人に話すことで自分の無意識に気がつくことが多い。人との対話の場を持ってみよう!
無意識を使って人生を好転させよう
無意識に気がつくには、自分の不安や違和感に気がつくことや、人と対話することが良いという話をしてきました。ここからは、無意識を使って人生を好転させていく方法についてお話ししてきます。
①無意識を意識化して自分の心地よい選択をしよう
自分の無意識の状態を知るだけでは、現実は変わりません。自分自身で日常から無意識にしている行動を意識化するトレーニングをしてみましょう。
そこで私がオススメする方法は、何か行動をする時や、何らかの違和感を感じた時に、下記のような質問を自分に問いかけてみることです。
・本当にそれでいいの?
・本当にそれがしたい?
・自分だったらどうする?
たとえば、皆さんは今、人からの勧められた情報やテレビなどで、「これを食べた方がいいよ!」と知ったものを試してみたいと思っているとします。
この時、
・健康に良さそうだから
・テレビでそう言ってたから
そう思考で考えて、本当は「食べたくない!」と思っていたり、好きじゃなくて不快に思っていたりする感情をなかったことにしていることってありませんか?
そんな時に、’’本当にそれでいいの?’’や、’’本当にそれがしたい?’’などの問いかけをしてみて、自分が無意識ではどう思っているのか見てみるのです。
自分が’’本当に良いと思っている情報’’なのか?それとも’’なんとなく言われたから!’’なのかはすぐに分かるはず!
ここで大切なのは、その行動をするかどうかではなく、’’自分が本当はどう思っているのか’’に気がつくことです。
このように、日常の小さな出来事から、自分の無意識に気づこうとしてみると、いかに自分が無意識に行動していたり、自分が望んでいないことを行っていたりするのかが分かります。
無意識を意識化したら、その時に自分が心地よい方向を選択するように心がけてみてください。普段から自分が喜ぶことを意識的に選択することで、自分が本当に望んでいる現実に近づきます。
まずは、日常の小さな出来事から、自分の無意識に気がついて、自分が本当に望んでいる状態を選択してみてくださいね!
②無意識を使ってセルフイメージを変えてみよう
私たちは普段、過去に起こった出来事を参考にして、「できそうなこと」と「できなさそうなこと」を無意識に判断しています。
自分が喜ぶ選択をしようと思っても、「これは自分には無理だ…」と心が思ってるとしたら、現実は変わっていきません。
なぜならば、無意識からくる心のブレーキがあると先述したように、自分の心がマイナスの状態で何か行動しても、プラスにはならないからです。
そのため、もしあなたが「人生をもっと良くしたい!」と思うのであれば、セルフイメージ自体を変える必要があります。
「やっても、うまくいかないんじゃない?」
「これは自分にはできそうにないな!」
こんな言葉を自分にかけているとしたら、以下のように変えてみましょう。
「もし何も制限がないとしたら、どうしたい?」と。
そして、’’自分のこうなったらいいな’’という状態を叶えている自分をイメージしてみましょう。
というのも、自分がイメージできないことを叶えるのは難しいので、最初は難しくてもイメージをし続けることが大切なのです。
私の体験の中でも、たとえ’’難しい’’と思っていることでも、叶えられたことを振り返ってみると、’’難しいかもだけど、自分はこうなっていたいんだ!’’と無意識にイメージしていることがほとんどでした。
また、特に理由はないけれど、’’こうしたい’’、’’やってみたい’’と思うことは、まずは挑戦してみましょう。
何かをするのに’’理由がないとだめだ’’と思っている人もいるかもしれませんが、理由がないことの方が、無意識に望んでいることが多いのです。
自分に制限をかけた状態で選択をするのではなく、制限を手放した状態で、自分が望んでいる未来をイメージしながら「やりたい!」と思ったことに挑戦し続けてみてください。
そうすれば、あなたの人生は少しずつ好転していきますよ!
まとめ
無意識は普段から考えたり判断したりしないでも勝手に行っていることで、日常のほとんどが、この無意識からくる行動です。
無意識からくる行動は、時には誰かからの刷り込みで正しいと思い込んでいたり、時には自分を責めてしまっていたりするマイナス面もあれば、自分の望まない方向にいかないようにブレーキをかけてくれるプラスの面もあったりと、実に様々です。
また、自分の心の状態が良い状態(自分が心から望んでいる状態)で、行動することができれば、人生がより良い方向へ向かっていきます。
無意識の行動要因を知ることができれば、「一生懸命に行動してもうまくいかない!」なんてこともなくなっていきますよ。
まず大切なのは、無意識に望んでいないことをやってしまっている行動に気が付くことです。そして、日常の小さな出来事から、自分が本当に望んでいることを選択することから始めてみてくださいね!
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