何かに失敗したり、どうしょうもないな・・・と感じたとき、「何も考えたくない」と感じてしまった経験ってありますよね。
本当は「○○もしたい」し「△△だってやらなきゃいけない」、そんなことで頭はいっぱいなのに、考えるもイヤになって、何も行動しないでテレビを見たり寝たりと現実逃避に走り、よけいに落ち込んでしまった・・・なんて話をよく友人としていました。
学生の時、勉強していない状態でテスト前を向かえた時、勉強から目をそむけて部屋の掃除をしてしまった時や、失恋をして立ち直れない時のことなどを想像すると分かりやすいかも知れません。
何も考えたくないときをじっと耐えれば、やる気が戻ってくるのなら問題はないですが、考えたり行動しないままで、結局「やらなかった自分への後悔」と「何も結果が残らなかったどころか状況がマイナスになった」なんて状況ならない為にはどうしたらいいのか!?
そこで今回は、何も考えたくないときや何もしたくないときにどうやって自分と向き合ったらいいのか・・・について過去のウダウダしていた自分の経験や、塞ぎこんでいた友人の復活劇や考え方なんかも参考にしながら、まとめてみました。
経験上ですが、「何も考えたくない」時の自分について知っておくだけで、今後その時がきても気持ちが楽に過ごすことができますよ。
何も考えたくない状況をまず理解しよう
何も考えたくないとは
「何も考えたくない」というのはどういう意味なのか、まず見ていきましょう。
まず、考えるとは
何も考えたくないというのは、
自分で頭を働かせて判断したり、予想したり、決意したりということを拒否している状態ということです。
何も考えたくないという気持ちになったら、大きなことも小さなことでも、決めるのが面倒になって、誰かに任せたくなってしまう時ありますよね
何に対して「考えたくない」と思っているか原因を見つける
「何も考えたくない」状況はどんなに精力的に活動をしている人でも、多かれ少なかれ感じてしまうものです。
「みんなが感じるんだから安心」ですが、人によって立ち直りのタイミングやなんでやる気が起きないのか!?か異なります。
客観的思考で整理しておくと、「何も考えたくない」状態になった自分を理解することができるので、なぜを考えていきましょう。
人によっては原因も様々です。
・人間関係が原因
・恋愛が原因
・親子関係が原因
・何が原因か分からない
とそれぞれありますよね。もし、分からなくても、分からないことが分かったというのでも状況を理解できたということでヨシとしてくださいね。
その時の感情と状況も合わせて向き合おう
そして、その原因に対して今自分がどう感じているのか、どうしたいと思っているのかも明確にすることで、どう行動するか考えやすくなりますよ。
例えば
②考えることに疲れた:考えすぎて、考えること自体に疲れてしまった
③現実逃避:目の前の問題と向き合えておらず、逃げたい
④これ以上失敗したくない:何をしても上手くいかず、考えたくない
⑤そもそも何もしたくない:何もやる気が起きない状態
⑥他を考える余裕がない:他のことで頭がいっぱいで考えられない
などなど、色んな理由があるのではないでしょうか。
「原因」×「理由」(例:「人間関係」×「考えることに疲れた」など)を振り分けることで、何で考えたくないモヤモヤ状況なのかを理解することができますよ
「考えることに疲れた」状況からどうしたいのか
何も考えたくない理由が分かったら、それを踏まえてどうしたいのかを考えていきましょう。
ステップ1:自分が「この状況からどうしたい?」のかを知ろう
まずは自分が何もしたくない状況からどうしたいのかと向き合ってみましょう。それによってその後の行動も変わってきます。
仕事・人間関係などだったら・・・
・少し疲れたからこのまま少しボーっとする時間が欲しい
かも知れないですし
恋愛などだったら・・・
・忘れるために、誰かに頼りたい
など、今の自分の気持ちと向き合ってみましょう。
自分の心の声を全くムシして行動しても余計に何も考えたくない気持ちが大きくなったり、自分を責めてしまったり、思考が停止してしまったりとプラスに働きません。
それすら考えたくない場合は、何もしないと決めるのも方法です。
ステップ2:過去の「何も考えたくない」状況からヒントを探る
もし、過去に同じように「何も考えたくない」状況があった場合は、それを参考にするのもオススメです。
まず、その状態が
・突発的に訪れたやる気が起きない、何も考えたくない状況
なのかを分ましょう。
それによって、問題と向き合った方がいいのか、流れに身を任せてみる方がいいのか対応も異なることがあります。
また、過去に同じような状況になっていたら、
・どのくらいその状態が続いていたのか(時間)
思い出してみるのも方法ですよ。
過去の経験から、「こうすれば立ち直れた」とか「○○の問題は、どのくらい時間がかかった」など、いつどうやって「何も考えたくない」状況から抜け出したのかが知るだけでも、分からないことへのストレスがかなり軽減されます。
周りにも解決方法やどうしているか聞いてみたので、その対応は次の章で紹介します!
「何も考えたくない」状況からの乗り越え方
何も考えたくないときは皆何をしているのか!?周りに聞いた対応して多いものをまとめたので、見ていきましょう!
「何も考えたくない」「何もしたくない」気持ちを優先させる
「何も考えたくない」という自分の気持ちに素直になって、忙しい状況を出来るだけ手放してみる方法です。
もちろん、仕事など対応しなければならないこともありますが、家でボーっとしたり誰かに会うのを控える他にも、
・友達と会うのを延期してもらう
・連絡しても返信すらしない
なんて人も周りにいます。
「連絡をしない」のはあまりオススメではありませんが、友人の1人は連絡が取れないときは周りが「あっ、1人になりたいタイミングなのかも~」と認識してもらえるまでになると、かなり楽だと話していました。
もし、会いたくない人に会わないで好きな人に会う、やりたくないことはしない、など考えたくないことを減らすことで解決出来ることもあるので、考える量はその時によって変えることも効果的です。
突然「何も考えたくない」タイミングが発動する人は、携帯を1日使わない日をつくるなど定期的に自分に「休む時間」を作ってあげるもの良いですよ
「何も考えたくない」自分の本音と、とことん向き合ってみる
「何も考えたくない」となった時の感情や行動で、
・対応するのが難しそう
・ついつい後回しにしてしまう
ことってありますよね。その中には自分のために対応した方がいい「急ぎではないけど大切なこと」が含まれているのを見逃していないでしょうか。
確かに面倒なことも多いかも知れませんが、これが出来るようになると成長する!と分かっているモノに対しては、時間を作ってシッカリ取り組んだ方が将来の自分のためになります。
難しいと感じていたこともステップを作ることで問題解決になることもありますし、実際に行動していくことで当たり前のレベルが上がり、辛い・大変と感じていたことも対応出来るようになっていたなんてこともあります。
先送りしても問題解決にはならないので、行動してみると突破口が見つかることが多いですよ!
考え方を見直そう!と思う人にはこの記事もオススメです
友達の力を借りて状況を打開する
何も考えたくない状況のときって、そもそも問題が分かっていなかったり、何に対して逃避しているか分かっていても自分の気持ちと向き合いたくない時ってありますよね。
1人で考えても余計に頭がこんがらがってしまうのなら、友達に聞いてもらって話すことで頭が整理されたり、新しい視点を取り入れたりするのに協力してもらうのも方法です。
また、考えを深めるだけでなく、友達と楽しい時間を過ごすだけで気持ちも気分も切り替わって、前向きな気持ちで次のステップに進めるようになることもあります。
この時に話をする友達はその時の自分の気分や状況を理解してくれる人がオススメです。
何も考えたくないと少し落ち込んでしまっているときに「それは○○が悪いよ~」と分かっていても責められたり自分のことを指摘されたら余計に気分が落ち込んでしまいますよね。
私は友達の力を借りるとき、自分の状況とどうしてほしいか説明してから話します。
・○○に悩んでいるから、解決策を一緒に考えてほしい
・○○のことで話したいんだけど、何も考えられないくらい落ち込んでるから、励ましてほしい
など、最初に伝えておくと、友達に会ったあとに前向きな気持ちで帰れますよ。
考えたくないことから離れて、楽しいことをする
もし、考えたくないことをしないで過ごすことで気分転換が出来るのなら、他のことに力を注ぐのもオススメです。
ただボーっとしていると、考えたくないことで逆に頭が一杯になってしまって、余計に落ち込んだり悲しい思いをしてしまうこともあります。
他に楽しいことを考えたり取り組んだり、集中したりすることで、考えたくないことを忘れていた経験ってありますよね。
もし、何かやることがないな~という場合は単純作業や集中して対応しなければならない
・折り紙
・計算シート
・ランニング
など無心で出来ることなども考えたくないことを考えなくて済む方法の1つです。料理やお菓子作りは出来た後おいしく食べられますし、ランニングや身体を動かすことはシェイプアップできて気分転換にもなりますよ。
何か1つ自分の集中できる作業を用意しておくのもいいです。
自分で自分の復活スイッチを押す~自分を信じる~
何も考えたくない、やりたくない時の過去の状況から「私なら大丈夫」と信じ「まぁ、こんなときもあるよね」「少し休みたいんだな~」と考えて過ごしながら、自分の復活する時がくるまで待つ方法です。
私は定期的に「何も考えたくないし、何もしたくない、誰かとコンタクトを取るのすら面倒」と感じてしまうことがあり、そんな時は「今の自分には休憩が必要かな?」とダラダラと過ごし、復活するのを待ちます。
また、突発的に訪れる何も考えたくないときは、思考が停止してしまうい集中力に欠けてしまうため、どうしても対応しないといけないものだけ処理し、それ以外ダラダラ・のんびり過ごすようにしてしまいます。
すると、「あれ?自分の大切な時間をこんなダラダラ過ごしていてもったいないんじゃない!?」と自分を叱咤激励するもう1人の自分が出てきて、また行動できるようになるのがパターンで、その時間はそのときによって違うので、もう1人の自分が出てくるのを待っている状態です。
私の周りには、自分自身での復活方法を持っている人もいて
・美味しいものを食べて忘れる
・他人事として見てみる
なんて方法を取って自分の復活を早めている人もいます。「こんな何も考えたくない・何もしたくない状態がいつまで続くんだ・・・」と余計に自分を落ち込ませてしまうより、「私なら大丈夫、今は少し休憩しているだけ」と考えた方が、精神衛生上いいですよ。
もし、自分がダメだ・・・と思ってしまった時はこちらの記事がオススメです。
・「何も考えたくない」気持ちを優先させる
・「何も考えたくない」自分の本音と、とことん向き合ってみる
・友達の力を借りて状況を打開する
・考えたくないことから離れて、楽しいことをする
・自分で自分の復活スイッチを押す~自分を信じる~
「何も考えたくない」状況を未然に防ぐ考え方
考えたくないことを忘れる方法を紹介してきましたが、そもそも「考えたくない状態」を作らない様に出来たらいいですよね。
私が、過去に何も考えたくない理由を振り返った時、「○○が上手くいかない、△△さんがもっと上手く対応してくれれば・・・」「○○さんと関係が上手くいかない、△△してあげたのに」など、外からの突発的なことなどに対応できず、何も考えたくない状況が起きていました。
そのたびに、落ち込んだり、人を信じられなくなったり、何も考えたくない状況になったり・・・
でも、今では突発的なことが起きても、「何も考えたくない」と現実と向き合うことを拒否することが減ってきました。その時に有効的だった考え方を紹介します。
すべての原因は自分にあると考えてみる~自分事として考える~
全ての原因は自分にあると考える方法を「原因自分論」といいます。
これの逆の考えが
です。「上手くいかないのは○○さんのせい」「○○さんが△△したから失敗した」など考えるのがこれに当てはまります。
原因自分論とは、「上手くいかなくなった○○さんと付き合うことを選んだのは自分だよね」「○○さんが失敗したのは、失敗するようなルールにしているのが問題かも」など、相手の愚痴や不満に目を向けるのではなく、その原因に目を向ける方法です。
ただ、「○○さんが私をムシするのは、私がいけないんだ」「仕事がこんなに大変で上手くできないのは私がいけないんだ・・・」というように自分の責める考え方ではないので注意して下さいね。
例えば、「○○さんとの関係が上手くいかない、一緒にいて無視されてしまう」状況の時、
となります。
自分の行動と原因を見直して、その上でどう行動するかを考えると、ものごとを客観的に見ることができて、問題解決に近づく可能性が高くなりますよ!
まとめ
何も考えたくないと感じてしまうときは、頑張りすぎている自分に対して、身体や心からのメッセージである場合もあります。
ムリし過ぎず、自分の心地よい乗り越え方をいくつか用意しておくことで、もし、「何も考えたくない時期」が来ても対処しやすくなったり、乗り越えられることを知っておくだけで、気持ちを少し軽くすることも可能です。
適度なプレッシャーは高いパフォーマンスを時に生みますが、考えすぎて自分を追い込みすぎて苦しくなるのとは違いますよ。
ぜひ考えることも楽しんで、今よりステキな人生を送ってください!
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