女子:「どういう音楽好きなんですか?」
男子:「Jazzはよく聴いてるよ」
と、さらっとそんなセリフ言ってみたい男子。
わかります。けっこういるでしょう。
といっても、何から聴いていいものか、
おすすめされたものを聴いても結構昔のプレイヤーで難解なものが多くて
どの曲がいいかとか正直「よく聴いてる」なんて言えるほど聴き続けられない。
そんな経験ないでしょうか?
自分も学生時代にジャズ研の先輩からおすすめされたアーティストは、超ドジャズのプレイヤーばかりで、骨の髄までロックで育ってきた自分にはいまいち良さがわからなかったんですよね。
ポップスみたいにAメロ、Bメロ、サビとわかりやすい構成じゃなくて、テーマ(サビ的なもの)があって後は大体各パートの即興があってまたテーマに戻る、この構成がわかっていて、楽器のプレイ自体を好んで聴けないとそもそも好きになれないジャンルなのではないかと。
そんなジャズですが、ここ数年、またブームが来ているらしいです。
日本人プレイヤーでも若手の活躍がめざましいですね。
R&B、ソウル、ヒップホップ、電子音楽やロックと融合しながら進化しているジャズ。
自分の好みに偏ったものになりますが、割ととっつきやすく、聴きやすい若手ジャズプレイヤーを紹介したいと思います。
とりあえずこのあたりを押さえて
「あたし、Jazzを嗜んでます」
とイケてる風男子を目指してください。
目次
Jamie Cullum(ジェイミー・カラム)
今回紹介するアーティストの中で一番聴きやすいです。
ポップス寄りではあるものの、ピアニストでシンガーなので、全曲歌入り。
少しハスキーな声が渋くてよいです。
ウイスキーをロックで片手に聴くとよいでしょう。
おすすめのアルバムは「INTERLUDE」。
BLUESの泥臭さとコンテンポラリーなJAZZ要素、そこにいい具合のしゃがれ声の調和がアルバム通して気持ちよく聴くことができます。
Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)
紹介する中で一番好きなプレイヤーです。
サックスプレイヤーですね。
スピリチュアルジャズの伝道師と言われています。
デビューアルバム「The Epic」がとても話題になりました。
(いきなり3枚組の超大作!)
なんだかどのアルバムもものすごい熱量を感じるんですよね。
色気もあるし、迫力もある。
おすすめのアルバムはEPですが、「Harmony of Difference」。
デビューアルバムでもいいのですが、何せ長いのでとっつきやすさ、聴きやすさで選ぶならこのアルバムがキャッチーでダントツおすすめです。
Miles Mosley(マイルズ・モスリー)
動画はジミヘンのVoodoo Childでロックなカバーなんですが、先に紹介したKamasi Washingtonのツアーバンドの人なんですよね。
コントラバス奏者です。
ソロとしてはベースプレイだけでなく、ソウルフルな歌声も聴かせてくれます。
エフェクトを多用したサウンドは必聴。
おすすめのアルバムは、といっても現在1枚しか出てないですが「Uprising」。
これはジャズというよりは、ファンク、ソウル色が色濃いです。
Esperanza Spalding(エスペランサ・スポルディング)
紅一点、女性ベーシスト。
動画はStevie WonderのOverjoyedのカバーです。
来日もしてるので紹介した中では一番有名かも?
ベース弾きながら歌う姿がとてもかっこよい。
アメリカ出身だと思ってたらこの方、ポーランド出身なんですよね。
美人でベースうまくて歌がうまい。なんてこった。
初めて聴いたときはJazzというよりヒュージョン?という印象を受けるくらいコード進行も複雑で難解な感じでしたが聴き続けてると馴染んでいくんですよね。
おすすめのアルバムは「12 Little Spells」。
過去作品はコード進行が奇抜なものが多いのですが、こちらは比較的おさえ気味で、サウンドもコンパクトになった印象。なので、入門としてエスペランサ入門にもってこいの1枚ではないでしょうか。
Binker And Moses(ビンカー&モーゼス)
サックスとドラムのデュオ。
とにかくリズムがめちゃかっこいいです。
おすすめのアルバムは「Alive in the East?」。
なんというか音の嵐といえばいいんでしょうか。
このアルバムで一発で虜になってしまいました。
来日したらぜひ生で見てみたいですね。
というわけで、5組くらいおすすめ紹介させていただきました。
多すぎてもジャズ導入偏としては聴くの大変ですしね。
興味ある人はぜひ聴いてみて、気に入ったアーティストがいたら、他のアルバムを聴いたり、近しいアーティストを探して行くっていうのがよいと思います。
個人的にお酒飲みながら音楽談義できる方募集中です(笑)
ではまた次回!
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