なにか失敗をしてしまった時、ものごとが思ったように上手くいかなかった時、つい「わたしってダメだな」「なんで出来ないのだろう」などと自分を責めたり、否定してしまうことってありますよね。
しかし自分のダメなところや、出来てないところばかりを見てしまい、そんな自分を克服しようと頑張り続けて、自分を受けいれることができないと、いつかポキッと折れてしまうなんてことも。
わたし自身、いつも自分のダメな部分を探して自分を否定したり、またある時は反対に振り切って、ネガティブな部分を見ないように、ポジティブマインドで蓋をした結果、何をしても上手くいかなく、閉塞感でいっぱいになったことがあります。
そんな時「自分を受け入れる」ということを知り、それってどういうこと?どうやったらできるの?と試行錯誤していきました。
その結果、今ではどんな自分もOK、失敗しても上手くいかなくても、ありのままの自分で大丈夫、という安心感を手に入れることができました。
そして自分のことを受け入れるようになっていくと、だんだんと毎日が心地よく、何はなくとも幸せを感じることも増えていったのです。
今回は、自分を受け入れることについて、なぜ受け入れることを難しく思うのか、どうやったら受け入れていけるのか、ありのままの自分ってどういう状態なのかについて、分かりやすくお伝えしていきます。
自分を受け入れていくための様々なワークもお伝えしていきますので、自分のことを否定したり、好きになれなくて苦しいという状態から、どんな自分もOKな、今すぐ幸せになるためのきっかけにして下さいね!
目次
ありのままの自分を受け入れると、幸福感が跳ね上がる理由とは?
自分を受け入れたいのに、受け入れる事ができない。この状態はアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態で、エネルギーだけが消費されている状態になります。
そんな状態が続くと、なにもしてなくても、毎日がしんどかったり、気持ちが塞がりやすくなってしまいがち。
でも、そもそも「自分を受け入れる」ってどういうことなのでしょう。またありのままの自分を受け入れたとき、どんなことが起こってくるのでしょうか。
「自分を受け入れる」ってこういうことなんだと理解しておくと、より変化がわかりやすいので、まず自分を受け入れることについてお伝えしていきますね。
すべてのものには表と裏、陰と陽がある
すべての物事には、コインの裏表のように、プラスもあればマイナスも存在します。それは自分自身についても同じです。
自分自身のなかにも表があれば裏があるように、ダメな自分も出来ない自分もいれば、素晴らしい自分、出来る自分も存在していて、すべてを含め自分という人間を構成する要素なのです。
でも、つい嫌いな自分、認めたくない自分、ネガティブな部分を私たちは排除したくなるんですよね。
とくに、ポジティブで前向きな姿勢が評価されることが多いので、ネガティブな部分は隠してポジティブにならなければと頑張る人も多いかもしれません。
しかし、ここがとても大切なのですが、マイナスを消すからプラスが現れる、というものではないのです。またどちらかを消すことは、そもそもできないのです。
先ほどもお伝えしたように、両方が存在するのが自然なことだからです。
物事はすべて表裏一体である、マイナスもあればプラスもあるのが自然で当たり前、という前提をまず受け入れること
では自分を受け入れる、ということはどういうことかというと、まずどちらも自分のなかにあるのが自然なこととして、「きちんと見て、認める」ということなのです。
これがいわゆる、ありのままの自分を受け入れる、ということでもあります。
え?それだけ?と拍子抜けするかもしれませんが、シンプルにそれだけです。でもそのシンプルなことが難しかったりするんですよね。
とくに自分を長年否定してきた、責めてきた人には、かなり難しいはずです。自分がダメだと思う自分を無意識に隠したり、見ない振りをして、気づかないようにすることだってあります。
ここはもう新しい習慣をつくるつもりで、根気よく自分と向き合うのが大事
自分を受け入れるようになると、どう変化していく?
自分のなかにある陰陽をそのまま、あるがままのものとして、ジャッジせずに見ていくと、少しずつ自分の存在に対する信頼と安心感が出てきます。
この信頼と安心感は何かがうまくいったからなどの、ある一定条件をクリアできたから生まれたものではなく、条件関係なしに内側から生まれてくるもの
外側の条件によらず感じられる安心感と自分への信頼感は崩れることもありません。
また、今まで自分のダメだと感じる部分やネガティブと思う部分を否定して裁いていたのであれば、この自分への否定がなくなるだけで、実はかなり楽になります。
じつは批判や否定のエネルギーって、相当に心身を消耗させちゃうのです。
これがなくなるだけでも、気持ちに余裕も出てくるし、エネルギーも出てくるので、ちょっと何かに挑戦したくなったり、やりたいことが出てきたり、自分の本音に敏感になっていくはずです。
他人の態度や意見にびくびくして振り回されている、と感じていた人は、自分のなかに軸ができてブレなくなってきます。
こんな風に自分を受け入れる、ということをしっかりとできるようになると、様々な変化を感じられるようになり、何よりも幸福感がぐーんとあがるのを感じられるようになります。
自分を受け入れると外側に依存する安心感、信頼感、幸福感ではなく、何にも拠らない内側から湧き出る安心感、信頼感、幸福感が生まれる。
何にも拠らないので、外側が変化してもそれによって失ったりもしない。
自分を受け入れるのが難しいと思いがちな人のいくつかの特徴について
自分を受け入れるのが難しいと感じてしまう人は、きっと今苦しい気持ちでいっぱいかもしれません。理由が分からないと、余計に苦しく感じることもありますよね。
なぜ自分を受け入れるのが難しいと感じるのか客観的に理解するだけでも、なるほど、そうなのかもしれないと自分を受け入れてみようと思えるはず。
自分を受け入れられない人の、いくつかのパターンをご紹介しますので、自分はどうかなと振り返りながら読み進めてみてくださいね。
自分に厳しい、完璧主義、理想が高すぎる
自分を受け入れられない人の特徴として、まず自他に対して厳しい、完璧主義ということがあげられます。
例えばなにかミスをしてしまった時、その事実を受け入れて、同じミスを繰り返さないために改善策を考えることはとても大切です。
けれど自分に厳しい完璧主義の人は、失敗した自分や理想としている自分と違う自分を許せず、今の自分自身を否定したり、責めたりしがちなんですよね。
ミスした事そのものより、自分の存在そのものにバツをつけがちなのです。
理想や目標を掲げることは素晴らしいことですが、理想の自分になるまでの過程も受け入れられないと、それまでの道のりはとても辛くガス欠のようになって、またそんな自分を責めるという負のループにハマり込むことも。
根底には自分自身に対しての無価値観を抱えている人が多いので、そこの部分を受け止めていくことがとても大事。
ダメな自分、出来ない自分を受け入れると成長が止まるのではと考えている
成長欲求、自分をより良くしていきたいという欲求は誰しも持っていて、生きていくうえで大切な欲求です。
しかし、自分を受け入れられない人の中には、ダメな自分やできない自分を受け入れてしまったら、そこで自分は怠けてしまうのではないか、成長が止まってしまうのではないか、と恐れている人もいます。
とくに、なにかのネガティブな理由で強烈に自分を変えたいと思い、それを原動力にして行動するときものすごい力を発揮することもありますが、残念ながらそれだけでは長くは行動しつづけられません。(一時的に使うのはOKですが)
そのネガティブな感情を原動力にし続けていると、それがゼロに戻ったときに、そこからさらに発展していこうという気持ちが止まってしまうことが多いのです。
ネガティブなことを克服することがゴールになってしまいがちなんだよね。
また欠乏感から動いた場合、目標を達成でき、自分が変われたと思っても、なぜかそこで満たされることが少なく、もっともっととひたすら何かを追いかけることになってしまうこともあります。
ダメな自分や出来ない自分を受け入れる事は、怠けることには繋がりません。弱くなることでもありません。ネガティブに自分が感じる部分を受け入れると、じつは安心感が広がっていくのです。
その安心感によって、危機感を回避したいという気持ちからの行動は確かにできなくなるかもしれませんが、安心感と余裕を原動力にして、なにかを変えたいと行動するとき、それは長期的で発展的な行動になります。
ネガティブな原動力というガソリンは使えないかもしれないけれど、その代わり安心感と純粋な新たな体験をしたいというワクワクを原動力にして成長していくことができる!
セルフイメージが低い
基本的にセルフイメージが低い人は、自分はダメな人、自分には何かが足りない、持っていない、というのが大前提にあります。
ダメな部分は改善してから、足りない部分は満たしてから、持っていないものは持ってから、それをクリアできればようやく自分を認めてもいい、という自分の中に決まりを持っていることが多いのかもしれません。
けれど、そういうタイプは、それを改善しても満たしても持っても、自分を認めることはできないかも。。。
一時的には満たされるかもしれませんが、根っこのところでは、自分を信じておらず、ダメな人と思ってしまっているので、次の新たなダメだと思う部分、足りない部分、持っていないもの、を無意識に探し出してしまうのです。
たくさんのことも学んでいたり、まじめに努力してがんばっているのに、全然うまくいかない!なんだか空回りばかりしている!!という人ほど、根底にあるセルフイメージが低いのかもしれません。
がんばりが足りなのではなく、また自分がダメな訳ではなく、根本的に自分に対しての自分の評価を変えていくタイミングがやってきているのです。
まじめな人、がんばり過ぎる人ほど、なかなか気づけないので、いろいろやっているはずなのに、おかしいな?と感じたときは、まずは立ち止まって、自分を見つめる時間をつくっていこう。
他人の目を気にしすぎて、他人の評価ベースで生きている
自分を受け入れられる人は、自分の価値を他人の評価によって決めないようになります。
これはいわゆる自分軸とも言われるものですが、自分を受け入れてどんな自分でも大丈夫、大切であると思えるようになると、何はなくとも自分の価値を自分で決められるようになるのです。
反対に自分自身の価値を、他人や社会からの評価に置いている場合、完全に他人に自分のあり方がコントロールされることになります。
他人から嫌われる、評価されないということは、そのまま自分の価値がなくなるという恐怖と直結しているからです。
他人の目を気にして、他人がもたらす評価が自分の価値そのものだと思い込んでいると、他人に受け入れてもらえる自分でいることを優先するので、ありのままの自分を受け入れるということが、とても難しくなるんですね。
自分の本心は無視して、他人に好かれる自分を演じたり、立派である自分であろうとすると、自分のネガティブな部分は出せなくなるので、隠すことも多くなってしまいます。
本当に大事にするべきことは、周りの意見や評価なのか。自分の本音や気持ちよりも優先することが、本当に自分の幸せなのか、1度じっくり考えてみることも大切。
自分の本音や自分の気持ちを優先したい大事にしたいと思えたとき、ありのままの自分を受け入れていくことも、できるようになる。
自分を受け入れ、自己肯定感を高めていくワークをやってみよう
さて自分を受け入れるってどういうことか、自分を受け入れることに抵抗がある人の特徴について今まで述べてきましたが、じゃあどうやったら「自分を受け入れる」ことができるの?と悩んでいる方もきっと多いですよね。
ここからは、自分を受け入れるための土台のワークをお伝えします。土台のワークはかなりシンプルですが、続けるとだんだん効果が出てきます。
自分を受け入れながら、さらに自分を好きになり自己肯定感も高めていくワークもお伝えしますので、今のご自身の状態に合わせて、ぜひやってみてくださいね。
ネガティブな頭の声を弱める書き出しワーク
自分を受け入れる、とは自分のすべてを、ネガティブもポジティブもどんな「きちんと見て、認める」ということだとお伝えしました。
そのためには自分は普段どのようなことを考えているか、感じているかをちゃんと把握することが大切。それには自分の思考や感情にしっかりと意識を向けることが必要となる。
とはいえ普段から自分の考えや感じていることを、ずっと見張るのは不可能ですよね。
なので、まずは自分がなにかネガティブな気持ちになったときでいいので、それをそのまま書き出してみましょう。
頭で考えていることは、頭の中だけでは把握しづらいので、必ずノートなどに書き出してアウトプットしてください。
誰にみられるものでもないし、どんなネガティブなことでも、罵詈雑言でも大丈夫。全部吐き出して書いちゃいましょう~!
頭の中の言葉をそのままノートに書くなどして、外に出していくと、無意識に考えていたことに気づき、意識的になれる。
とくにネガティブな感情は書き出すだけでも楽になりスッキリしてきます。感情を溜め込んで、しまいにはこじらせるなどしなくなるので、おススメです。
そうやって出てきたものを、良い悪いと判断せずに、「自分はそう感じているのか」とただ眺める練習をしてください。
自分の中から出てくる様々な思考や感情を、ノートなどに書いてそのまま眺める練習をしていくと、だんだんと自分がどれだけ自分にダメ出ししてきたのか、否定していたのか、嫌な自分を隠そうとしていたのかに気づくかもしれません。
自分に対して、いろんなジャッジをしてきたんだな、と気づくだけでも少し力が抜けてほっとしてくるでしょう。
気づいてないと、いつまでもやめられないので、気づくだけでも花丸です。なので、また自分を批判している!と批判している自分を責めるのはやめてくださいね(笑)
これを根気づよく繰り返していくと、だんだんと自分を否定する声が弱まってフラットな状態になっていきます。
自分のネガティブな部分はとにかく自分でも見ないふりをしたり、認めなかったり、出てきたものをさらに否定するというループに落ちがちなので、ノートに書いて可視化する。
何度か繰り返していくと、自分の癖になっている思考パターンを見つけることができたり、ただそうである自分を眺めて認めるだけで、ネガティブな感情は暴れ出さなくなる。
自分のポジティブな部分もネガティブな部分も合わせて、ただ知る、認めていくことで自分を受け入れる土台がつくられる。
鏡のなかの自分に優しい言葉をかける
次のワークは、自分の素敵なところを見つけ、受け入れていくワークです。
さて、あなたはいつも鏡を見ながら、鏡に映る自分の姿をどのように思って感じているでしょうか。
ナルシストの人はよく自分の姿を鏡でみると言いますが(そこまでではなくていいですが)自分のことを好きな人は、よく自分のことを鏡でみて、自分の素敵な部分をチェックしています。
逆に自分のことを嫌いな人は、鏡を見ながらいつも自分の嫌なところや満足できないところに意識を向けて、その部分を否定しているはずです。
鏡を見て、やだな~シワが増えてきた、太ってるなあ、肌が汚いなあ、もっと可愛かったらな。。。なんてことばかり思ってはいませんか。
これはもう自分に呪いの暗示をかけているのと一緒!
このワークでは、その逆バージョンとして、自分の瞳を見ながら、自分にポジティブな言葉をかける、ということをします。
「今日もすてきだね」「可愛いね」「むっちりとした二の腕もなかなかいい感じ」「髪型がいい感じだわ」「大好きだよ」「大切だよ」「いつもありがとう」など、自分を肯定する言葉をたくさん自分にかけていきましょう。
外見的な所ももちろんですが、やさしい、楽しいなど、自分の中身も含めここは好きだな、いいかなと思えるところを見つけて、自分の目を見ながらそこを褒めていこう
鏡に映ったあなた自身をしっかり意識しながら、伝えてあげるのです。
最初はかなり抵抗が出るかもしれません、そんな風に思えない、と思うかもしれません。
その場合は、あ~わたしは、そう思っているんだな、とそんな自分も受け入れていってください。それを繰り返していると、だんだん抵抗もなくなっていきます。
そして少しずつですが、繰り返していくうちに、自分のすてきな部分を自分で探せるようになるし、言葉の力は大きいので、続ければ続けるほど、自分にマルを出せるようになっていきます。
じつは自分の自分に対する見方は、他人の自分に対する見方に繋がっています。自分に優しい言葉をたくさんかける練習をして、まずは自分が自分に優しくしてあげましょう。
それを続けていくうちに、不思議ですが周りの人もあなたに対して褒めてくれたり、優しくしてくれるようになりますよ。
ちゃんと自分の目を見ながら言葉かけをすることと、継続してやっていくことが大切。普段の自分に対する声かけが自分自身を作っている。
セルフハグをする
次は、自分は受け入れられているという安心感と幸福感を感じるワークです。
人はハグをすると脳内から幸福感をもたらすホルモンのセロトニン(心の安らぎに関与)、エンドロフィン(一種の脳内モルヒネ)オキシトシン(愛情や精神的安心感のホルモン)を分泌し、幸福感や安心感を感じることができる。
それは家族や大切な人、ペットとハグすることで分泌されますが、自分で自分にハグをする、セルフハグでもちゃんと分泌されます。
1日の終わりに、家でゆったりとくつろいだ時間を取り、ゆっくりと深呼吸しながら自分をギューッとハグしてみましょう。
そして、その時に、自分をたくさん褒めてみましょう。自分自身を労わる言葉をたくさんかけてあげてください。
「今日も1日がんばったね」「毎日、えらいね」「大好きだよ」「いつもありがとう、わたし」などいいでしょう。
あなたの最大の味方は、あなた自身。もし誰かに褒めてほしい、認めてほしいと思ったときほど、まずは自分で自分を褒めて、優しくしてあげよう。
自分をぎゅーっと抱きしめてハグをして優しい言葉をかける、そのうちに自分の内側が満たされていきます。
周りから愛情や安心感をもらって、自分を満たすことも大切ですが、まずは自分で自分を満たしていくことをすることは、とっても大事です。
これも簡単なワークですが、続けていると内側から満たされていく感覚がしてくるので、ぜひ続けてみてください。
ゆっくり深呼吸をしながら落ち着ける場所で、自分にしっかり労う気持ちを込めて言葉にしてハグをする。
周りからもらう安心感と幸福感ではなく、自分の内側からそれを引き出していく。
出来たこと、自分ほめワークをする
最後は自己肯定感を着実にあげていくワークです。
人と自分を比べて落ち込みがちな人や、なかなか自分を認められない、自分はダメだと思いがちな人は、やはり自分に厳しい人が多いです。
自分を認めるための基準が高かったり、他人から認められることでようやく自分を認められるという場合、なかなか自分のがんばりを認めることができないので、自己肯定感がどんどん下がってしまいがち。
まずは自分で自分の出来たこと、チャレンジした、行動したことを認められるようになること、これがとても大切になります。
ワークとしては、今日1日中のなかで、自分が出来たことやったことを思い出し、「今日は○○ができた、わたしスゴイ!」「今日は○○をやった、わたし偉いなあ」などをノートに書いてきます。
これもノートに書き出して視覚化することで、自分が「出来た」「行動した」ということが脳に強くインプットできるので出来るだけ書いてください。
大事なポイントとして、できたこと、やったことのハードルをあげない、ことが大前提。
・朝、起きて会社に行った
・お弁当を作った
・会議の資料をちゃんと作った
・洗濯物をまわして干した
など、日常生活のなかで、当たり前すぎて褒めることではないように思うことから、意識的に見つけて褒めてみましょう。
褒めるべきことは特別なことではなく、自分が行った動作、行為、その事実そのもの。とくに誰かや何かと比べて褒めるということはNG。
当たり前の出来事の中から意識的に、できた部分を見つける、自分の行為そのものを褒められるようになることが大事。
朝ちゃんと起きれることも、お弁当作ることも、洗濯することも、資料を作ることも、誰もが必ず出来ていることではありません。
また上手くいかなくても、チャレンジした、行動したことがあれば、そのことそのものを認めることも大事です。
自分ではあたり前過ぎることも、どんどん褒めていいのです。認めることのハードルはどんどん下げていいのです。
このワークは、とくに自分と他人を比べて落ち込みやすいほど、自分に厳しすぎる人ほど、じわじわと、他人の承認ではなく自分の承認が大切だと実感できるので、続けてみてくださいね。
どのワークでも、小さなことから、些細なことから、自分のことをちゃんと見て、褒めて認めることが大事。
これらは誰も代わりにしてくれないので、自分が自分をしっかりと大事にしていくと決めてやってみること。
まとめ
「自分を受け入れる」ということは、今までお伝えしてきた通り、ダメと思う自分もネガティブな自分も含めて隈なく眺めて、その自分のパーツ1つ1つの存在をただ認めるということです。
ただ認める、ということは、常に自分はなにか足りなくて不完全だと思い込んでいて、何かを獲得することで、ようやく自分にOKを出してきた人には、簡単なようで、なかなか難しいかもしれないですね。
けれど、ちゃんと自分を見るようになり、でこぼこしているように見える自分にもOKを出せて受け入れられたとき、安心感が広がり、失敗しても上手くいかない時があっても、自分は大丈夫と信頼できて、穏やかな幸福感をつねに感じられるようになります。
それは、外側から与えられるものではなくて、内側から湧いてくるものです。これは外側に追い求めいつか手に入れられる幸せではなく、今の自分のままで、すぐ幸せになれる秘訣でもあるのです。
自分を受け入れて、自分を幸せにしてあげられるのは、他でもない、自分自身!
ぜひワークなどもしながら、じっくりと丁寧に自分と向き合うと心に決めて、自分のことを知っていってください。
続けていくうちに、いろんなことが良い方向へ変化していくのを感じるはずですよ。あなたが心から幸せに過ごせるよう応援しています!
コメント
正に!うなづきながら見てました。去年転職してから慣れない仕事、うまくいかないこと、ミス、他人との比較で落ち込む日々。でもいや待てよ。と実行してきたことが
正にこの自分と向き合い、自分を認めるプロセスでした。見てたのですか?と思うくらい。(笑)まさに自分軸がよみがえりました。今はよしこれが出来たぞ。から入ってます。あと自分をねぎらうこと。でもまだまだマイナス面が出ることがありますので実際ここまで手順を踏んで実施してなかったので今回を参考に実施してみますね。
ほんとありがとうございます。
ヤスさん、コメントありがとうございます!転職して新しい職場ってほんとうに慣れないし、大変だし、落ち込むこともたくさんあったのでしょうね。でもご自身でしっかりと向き合って、自分軸をちゃんと持たれてるの、とても素敵だなと思います(^^)ここに書いてあるワークはほんとうにシンプルですが、丁寧にやってみると、内側からの自分への信頼や幸福感がさらに確かになってくるので、ぜひやってみてくださいね!お互いにさらにハッピーに過ごしましょう〜♪