「毎日こんなに遅くまで仕事して、なにしてるんだろ…」「仕事ばかりしていて、自分のための時間が少ない」
社会人になると、仕事の時間がメインになってしまい、ふっと、「このままでいいのかな」と思うときってありますよね。
・休日も寝て疲れをとるだけになってしまう。
・気づいたら、自分の時間がなくなっていた。
・一緒に遊ぶ友達とも疎遠になっていた。
こんな日々を過ごしている人は少なくありません。
自分の人生、もっと自分のために時間を使いたいと思っている人も多いのではないでしょうか。楽しいことや、挑戦したいこと、気になってることに時間を使い、充実した毎日を過ごすことができれば、毎日を楽しく生きることができそうですよね。
でも、そう願っていても、実際にどうしたらいいか分からない人がほとんどなのが実情です。何を隠そう、わたしもそうでした。終電の時間を過ぎたあとに会社を出て、帰りのタクシーのなかで、「はぁ、何してんだろ…」と思ったこともあります。そこから、「このままでいいのかな? 仕事だけの人生なんて嫌だ!」と思い、自分の人生を楽しめるよう行動してきました。その結果、今では充実した毎日を過ごせています!
そこで、仕事だけの人生を抜け出し、充実した日々を過ごせるようになるための方法をご紹介します。ぜひ最後まで読んで、仕事だけの人生から抜け出すきっかけを見つけてください。
目次
仕事だけで毎日が終わる人が多い現状
職場や駅で、こんな会話を聞いたことはないでしょうか。
ごめん、仕事で帰りが遅くなる
また~、いつになったら早く帰ってこれるの?
毎日、仕事で帰りが遅いのが想像できますね。1日のうち、仕事に使う時間が多いと、食事の時間や睡眠時間など、生活の時間が少なくなってしまいます。それが積み重なると、仕事だけの人生になりかねません。一方で、仕事だけの人生を楽しんでいる人もいるのではないでしょうか。「仕事だけの人生」といっても、人によって感じ方が違うかもしれません。
そこで、「仕事だけの人生」ってどんな状況なのかを考えてみましょう。
「仕事だけの人生」ってどんな状況
「仕事だけの人生って嫌だな…」と感じる人は多いですが、「仕事だけの人生」とはどんな状況なのでしょうか。
・仕事が大変で、他に何もやる気がおきない
こうしてみると、時間がない場合と、気持ち的な問題の場合があることがわかります。
世の中には、忙しそうに見えても、うまく息抜きの時間を作れていたり、仕事が好きで、忙しい状況を楽しんでいる人もいたりします。本人の気持ちや、状況のとらえ方によって感じ方が違ってきますね。
人によって状況や耐えられる状況が異なるので、個人の感じ方が影響しそう
仕事の時間が多いと感じている人はたくさんいる
では実際に、仕事の時間が多いと感じている人はどのくらいいるのか見ていきましょう。
転職サイトで有名なenジャパンの調べによると、1ヶ月の残業時間が40時間を超える割合が、全体の50%を占めている結果になりました。また、通勤時間に関するニッセイ基礎研究所の調査によると、仕事をするための通勤時間は、平均で片道約37分という調査結果もあります。
毎日2時間の残業と、片道40分の通勤をしている人だと、帰宅が21,22時になってしまいます。そこから夕飯やお風呂に入っていると、気が付くともう日付が変わる時間になってしまいますよね。平日に、自分のための時間を取れない人がこんなにも多いのです。
わたしは以前、1時間半かけて通勤していたことがあります。朝は満員電車に揺られ、夜はうたた寝して乗り過ごすこともありました。「この時間を有意義に使うことができればなぁ」と思いながら通っていたことを今でも覚えています。
こんな家と職場の往復がメインの状況がずっと続いていれば、「仕事だけの人生だ…」と感じてしまう人が多いのも納得ですね。
仕事+通勤時間で自分の時間が取れない人が多い
仕事が大変だと何もやる気が起きなくなってしまう
一方で、残業が少ない人、在宅勤務で通勤時間がない人もいます。仕事や通勤時間が少ないのに、「仕事だけの人生」と感じている人も少なくありません。どうしてそう感じてしまうのでしょうか。
・仕事の失敗を引きずってしまい、そのことばかり考えてしまう
こうしてみると、仕事が大変で、気持ちに余裕がなくなってしまうことで、やる気が起きないことがわかります。
時間はあるけど、心の中で、仕事に関する考えごとが多く占めている結果、気持ちに余裕がなくなり、やる気が起きなくなってしまいますね。
実は、わたしにもその経験があります。以前、ある大きなプロジェクトをまかされたとき、しっかりと準備はしたものの、「失敗してしまうかも」と不安を感じていました。同期と飲みに行っても、その不安が頭から離れず、楽しむことができません。
休日も、「あの件は大丈夫だよな」「追加の対応があるかも」など、頭の片隅にプロジェクトのことがあり、趣味や楽しい時間を過ごす余裕がなくなっていきます。(ちなみに、そのプロジェクトは1つだけ失敗がありました…)
時間に余裕はあっても、気持ちに余裕がないことで、「仕事だけの人生」と感じてしまいますね。
気持ちに余裕がないと、「仕事だけの人生」になってしまう
仕事だけの人生を歩んできた人が後悔していること
ここまで、「仕事だけの人生」って、人によって感じ方が異なっていることをみてきました。「仕事だけの人生」を楽しんでいる人もいれば、つまらないと思っている人もいます。
そこで、ここからは、「仕事だけの人生」だった人が、その人生をどのように思っているのか考えていきましょう。ぜひみなさんも想像してみてください。
わたしは以前、仕事で、毎日終電で帰宅する時期がありました。そのとき、自分が亡くなる直前に「仕事だけの人生だったな」と後悔してしまうのではないか? と考えたことがあります。そして、とてもむなしい気持ちになったことがあります。
ここでは、仕事だけの人生を歩んできた著名人の名言とともに、充実した日々を送るためのヒントを探していきましょう。
家族や友人と過ごす時間
仕事だけの人生だった人は、「もっと家族や友人と過ごす時間を大切にすればよかった」と後悔しています。家族と向き合う時間がないことで、すれ違いがうまれ、最後には別れてしまうことも…。
また、親しかった友人と過ごす時間が少なくなることで疎遠になり、孤独を感じてしまう場合もあります。家族や友人と過ごす時間を大切にすることができれば、後悔することはなかったのではないでしょうか。
あのスティーブ・ジョブズも、人生の最後に、「あなたの家族のために愛情を大切にしてください」と言っています。
家族や友人と過ごす時間をつくり、何気ない会話をすることで、心が温まりますよね。仕事だけの人生にせず、家族や友人との時間を大切にすることで、心にゆとりのある毎日が送れるのです。
自分の気持ちに正直になること
会社の上司や、得意先との付き合いで、どうしても合わせなければならないときが、少なからずあります。「合わせないと仕事に支障をきたす」「嫌われてしまう」など、会社の都合で、自分が好きでもないことに、付き合わなければならない。
それを繰り返していくと、嫌な気持ちが積み重なり、自分の心がすり減ってしまうことに…。自分を偽り、裏切ってしまうことで、自己嫌悪におちいってしまいます。
仕事だけの人生の人は、仕事の付き合いで、本当はしたくないことに付き合っていることが多いです。その結果、自分の気持ちを大切にできずに毎日を過ごしてまう…。
そうならないように、「嫌なことは嫌」とはっきり言うことができれば、自分の気持ちを偽ることなく、正直に毎日を過ごすことができそうですよね。
広告業界のレジェンドと呼ばれている糸井重里さんは、「正直に、素直に生きることです」と言っています。それを貫いたからこそ、レジェンドと呼ばれるまでになったのではないでしょうか。
自分の気持ちに正直になると、後悔なく毎日を過ごすことができそうですね。
自分をいたわること
長い時間、休みなく仕事をしていると、心身ともに疲れがたまります。疲れをそのままにしておくと、もしかしたら重大な病気になったり、倒れたりしてしまうことも…。身体を壊して仕事をして、よい結果を得られたとしても、はたしてそれは本当に喜んでいいのでしょうか。きっと、身体は喜びではなく、悲鳴をあげているのではないでしょうか。仕事ができるのは、健康な身体があってこそです。
ある男性トップアイドルがインタビューで、「仕事をするうえで最も大切にしていることは?」という質問に、「体調の管理です」と答えました。いい仕事はいい体調から始まることを身をもって体験しているから、はっきりと答えていました。
仕事だけの人生でも、ちょっと疲れたな~とか、ストレスががまったときは、早めに寝たり、美味しいものを食べたりして、自分をいたわることができれば、疲れも取れそうですね。
ここまで、仕事だけの人生を歩んできた人が後悔していることをみてきました。どれも、人生の中で、できれば避けたいことばかりですね。
仕事だけの人生は自分だけでなく、家族や友人も悲しい思いをしてしまう
仕事だけの人生を見直そう
ここまで見てきたように、仕事だけの人生を生きていくと、失うものがたくさんあります。このままだと、人生の最後になったとき、「仕事ばかりの人生で、自分の人生を歩めなかったなぁ」と後悔してしまうかも…。そんな後悔をする前に、仕事だけの人生を見直してみましょう。
そんなこと言われても、何を見直せばいいの? と思うかもしれません。そんなあなたに、仕事だけの人生を見直す方法を5つご紹介します! 5つとも難しいことではありません。ぜひ実践して、仕事だけの人生から抜け出すきっかけをつくってくださいね。
わたしも、この5つのことを実践したことで、仕事だけの人生から抜け出し、毎日を楽しく過ごすことができています。
・気になる本を読み、知識を習得
・気になっていたお店にいき、ディナーを満喫
遅くまで仕事していた時期からは考えられないほど、自分の時間を過ごすことができています。ぜひ、自分の日常に取り入れられそうなものから実践してみてください。
時間の使い方を見直そう
仕事だけの人生を歩んでいる人は、たくさんの時間を仕事に費やしがちです。休日や睡眠時間、余暇の時間まで仕事に使っていることも…。もし、その時間を仕事以外に使うことができたら、きっと、仕事だけの人生から抜け出せるのではないでしょうか。
仕事の時間が減ることで、自由に使える時間が増え、その時間を自分のための時間にすることができるので、仕事だけの人生から抜け出せそうですね。
そのために、時間の使い方を見直すのはどうでしょう?
・「今日は残業しません」と宣言する
時間に区切りをつけるだけでも、メリハリがつきます。仕事を終わらせる時間を守ることで、今まで仕事に費やしていた時間が空いて、自分のための時間にすることができますよね。
わたしは、定時で帰りたい日があったら、打ち合わせや先輩との会話のタイミングで、「今日は定時で帰ります」と宣言したことがあります。それも何回も。結果は、100%定時で帰ることができました。その日は、ショッピングへ行ったり、気になっていた映画を観たりして、充実した時間を過ごすことができました。
ぜひ、時間の使い方を見直し、自分のための時間を増やしてくださいね。
熱中できることを見つけよう
仕事だけの人生だと、気持ちが落ち込んだり、悩んだりしたとき、仕事以外のリフレッシュできることがなくて、ふさぎこんでしまうことも少なくありません。
そんなとき、リフレッシュできる時間があれば、気分転換できそうですよね。趣味や好きなことをしている時間をもつことができれば、気持ちに余裕ができて、明日からまた頑張ろうという気持ちになることができます。
そんなリフレッシュの時間を過ごすために、熱中できることを見つけてみてください。
仕事だけの人生だと、ついつい仕事だけに目がいってしまい、他のことが見えなくなってしまいがちです。一度、仕事のことは忘れ、気になっていること、挑戦してみたいことをしてみてはどうでしょうか。楽しい! と感じて、リフレッシュできるかもしれません。
気になっていること、挑戦したいことがなければ、友達の趣味を一緒にやってみるのもアリですよね。もしかしたら、ハマってしまうかもしれませんよ。
わたしは会社の先輩に「スキューバダイビング楽しいよ」と言われたことがきっかけでダイビングを始めました。結果はドはまり。スキューバダイビングは、嫌なこと、つらいことをすべて忘れさせてくれる、大切な趣味になりました。
ぜひ、仕事以外で熱中できることを見つけて、リフレッシュしてください。
自分の気持ちを大切にしよう
会社の上司や得意先のお客さんとの付き合いで、嫌なこと、気の進まないことをしなくてはならないときって、少なからずありますよね。それが何回も続くと、「はぁ~、なにしてんだろ」と感じ、心が疲れてしまいます。
もし、「嫌です」ときっぱり断ることができたら、すがすがしい気持ちで毎日を過ごすことができると思いませんか?
”それが無理だから仕事だけの人生になってるんだよ” と思ったあなたへ。まずはできるところ、影響の少ないところから始めてみませんか?
夜の上司との飲み会、やんわりと「資格試験の勉強のため」とか、「健康診断で引っかかってしまったため」などと言えば、誘った相手も不快な気持ちにはならなず、自分の時間を過ごすことができます。
断ることで、気の乗らない時間が自分の時間へと変わります。そうなることで、好きなことをする時間にあてることができ、嫌な気持ちや疲労感を感じることなく過ごせますね。むしろ、好きなことをして、満足感や充実感を感じる時間にすることができます。
好きでもないこと、気の乗らないことに時間とお金を使って、残るのは嫌な気持ちだけ。これって、ちょっと寂しいですよね。ぜひきっぱりと断って、自分の気持ちを大切にして、気持ちのよい毎日を過ごしてください。
仕事を好きになろう
「仕事だけの人生」になりたくないと思っている人もいる一方で、「仕事だけの人生」を楽しんでいる人もいます。その違いは何でしょうか。
・自分の時間も仕事に使いたいくらい、充実している
仕事が好きで、仕事をすることで楽しさを感じることができていますね。もし、仕事を好きになることができたら、「仕事だけの人生」を嫌と感じることはなくなるのではないでしょうか。
仕事を好きになれる方法ってあるの? と思ったら、ぜひ試してほしいことが2つあります。
仕事をしていると、ダラダラと時間が過ぎていくことがあります。それでは生産性が低くなり、結果、残業をしてしまうことも…。そうならないように、「30分でこの仕事を終わらせる」など、ゴールを設定し、それを達成できるよう工夫をして仕事をしてみてください。できた後は、達成感を感じることができます。わたしはこれを試して、事務作業が楽しくなりました。おすすめです。
仕事をしていると、それだけに目がいってしまって、「こんなことして意味あるのだろうか」と思ってしまうときってありますよね。そんなとき、
・この仕事をすることで、どんな役に立っているのだろうか
を考えてみてください。仕事をして、その先にある結果を考えると、仕事の意味を改めて知ることができます。私の場合、事務職でしたので、「この資料を配布することで、社員の負荷を軽くすることができる」など考えていました。すると、自然と仕事に力が入っていきました。
時間は有限だということに気づこう
普段、いつもの日常を過ごしていると、明日が来ることが当たり前のようになっています。むしろ、当たり前すぎて考えることすらないですよね。しかし、明日が無限にくることはありません。人生はいつか必ず終わります。それはいつ来るかわかりません。もしかしたら、1週間後かもしれないし、50年後かもしれません。
わたしは、10万人に1人と言われるまれな病気になったことがあります。そのとき初めて、「明日が来ることが当たり前じゃないんだ」と感じました。
それをきっかけに、自分の人生を充実させようと行動しました。仕事も工夫して楽しくできるようにして、自分の時間はやってみたいことを徐々に試していきました。その結果、仕事の時間も、プライベートの時間も充実させることができました。
ぜひ、「時間は有限」と意識して、充実した時間にできるよう工夫してみてください。
仕事だけの人生を見直して、毎日を楽しく過ごそう!
できることから始めよう
仕事だけの人生だと、やってみたいこと、挑戦してみたいことをする時間がとれず、後になって後悔することも少なくありません。
そうならないために、時間の使い方を見直し、心が満たされる自分の時間をつくるようにしましょう。そうすれば、毎日をすがすがしい気持ちで過ごすことができます。
言葉一つ、気持ち一つで時間の使い方を変えることができます。
ぜひ、できることから始めて、心満たされる毎日を過ごしてくださいね!
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