仕事が一段落ついたタイミングだったり、明日からはいよいよ休日だ!というときでも「あ~疲れた、もう何も考えたくない」という気持ちになることがありますよね。
それでも帰ってご飯の支度をしたり、洗濯ををしたりとやらなくてはならないことがいっぱい…ますます「何も考えたくない」という思いのまま帰路に就くなんてことは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
わたしも明日からは週末というとき、本来なら
「わーい、明日はお休みだ~デパ地下で美味しいもの買って、家でお酒をのみながら映画でもみよう!」
と仕事からの開放感でワクワクするのが普通です。
しかし、月曜日から金曜日まで業務に追われ、忙しくバタバタと過ごし、仕事の資料を何度も作り直しても、うまくいかなかったといったときは、「なんだか疲れた、何も考えたくない、ご飯の準備もめんどう。もう、どうでもいいかぁ。」と、重い気分のまま家に帰って、ダラダラと過ごしてしまう、なんてこともしょっちゅうです。
忙しかった一週間の終わりや、周囲の人とのコミュニケーションがうまく行かなかったなど、気分が落ち込んで、「何も考えたくない」というときこそ、気分を切り替えて、楽しく過ごしたいものですよね。
今回の記事では、だれもが経験する「何も考えたくない」というとき、そんな沈んだ気分をちょっとだけ盛り上げて、一歩先に進む方法をお伝えします。
「何も考えたくないんだから、無理」なんて、思わずにまずは読んでみてくださいね。
目次
「何も考えたくない」それは、どんなとき?
「何も考えたくない、何もしたくないと思っているのはわたしだけ!?」、「どうしたらいいんだろう、わからない」と落ち込むことは、頻度の差があるにしろ、誰もが経験するものです。
他の人はどんなときに「何も考えたくない」と思っているのか。みんなもそういうときがあるんだなぁとわかるだけでも、ちょっとだけ安心しますよね。
職場での何も考えたくないときは、
・仕事が忙しくて、とても疲れている
・仕事が思ったようにうまくいかない、結果がでない
・職場の人間関係がギクシャクしている、部下が思うように動かない、上司が無理難題を押し付ける
家庭のなかでの何も考えたくないときは、
・バタバタと仕事を終え急いで帰宅、夜の短い時間で、こどもの宿題をみたりご飯を作った りと、やることがいっぱい
・こどもはゲームに夢中になっていて、話も聞かない、思うように行動してくれない
・パートナーは帰りが遅く、家事やこどものめんどうなどに協力的でない
そのほかにも、
・恋愛がうまくいかない、相手に気持ちが伝わらない又は、伝えられない
・友達とケンカをしてしまった、仲直りがしたいけどなんて言っていいか分からない
・締め切りが迫った学校の宿題があるけど進まない、終わらせないと落第かもと不安
・資格試験がせまっている、なのに勉強が進んでいない。やらなきゃならないのにできない
どれも、想像しただけで、「それは、何も考えたくなくなるよね」と同感です!
何も考えたくないというときは、概ね、以下のようなときです。
②キャパオーバー、頑張りすぎている:時間や能力、体力などに余裕がない。
③やらなくてはいけない事があるけどやりたくない:どう対処したらいいかわからない。
④結果に満足できない:思うようにうまくいかない、結果がでない。
⑤周囲の人とのコミュニケーションがうまくいかない:自分のやっていることが人に認めてもらえてないと感じている。
無理してない?「何も考えたくない」けど、そういうわけにはいかないのが日常!?
何も考えたくないという状況に陥ったときに、思考を停止し、ぼーっと何もせずに過ごすことができればいいですが、ほとんどの方はそういう訳にはいかないものですよね。
仕事や学校も行かなければなならないし、主婦ならご飯の支度や、こどものめんどうをみたりしなければならなかったりと、普段の生活を止めることはできない・・・と思うのも当然のことです。
大抵の場合は「何も考えたくない」という状況のなかでも、何かしら考え、行動してしまいがちです。
疲れきった仕事の帰り道、さっきまでは、何も考えたくないなぁと思っていたのに、その数分後には、「家に着いたら、まず〜〜やって、〜〜して…」とその後の予定や手順を考えたりしているなんてことはないですか。
多くの場合、「何も考えたくない」けど、思考を停止し、行動を停止するわけにはいかないと考えているのです。そして、ほとんどの方が「何も考えたくない」のに、普段の生活を止めることはできずに、無理して日常生活を送っています。
そうやって、何も考えたくないと思っている自分をだましだまし、生活していると、ますます疲れ果て、より一層「何も考えたくない」状況に陥ってしまいますよ。
何も考えなくてもいい
真面目な性格といわれる日本人は、簡単にサボったりするのが苦手だったりします。
会社や学校に休まずに行ったり、主婦が毎日ご飯を作ったり、家事をするのが当たり前と思う風潮がありますよね。手を抜くということが苦手なひとが多いのではないでしょうか。
何も考えたくない、何も考えないは、なんだか悪いことだなとこころの奥でおもっていませんか。毎日、365日前向きに動き続ける人はいないのですから、考えたくないと思うことは悪いことではないですよ。
だから、
何も考えたくないときの気持ちを素直に受け止めるって、どうすればいいの?
何も考えたくないと思っていても、でも、それじゃぁ駄目だよね、なんとかしないとねと考えれば考えるほど、どうしたらいいの?って、負のジレンマに襲われてしまうときがあります。素直に受け止めろといわれても、どうしたらいいのって思いますよね。
その方法は、何も考えたくない…そのあとに出てくる気持ちを聞いてみることです。あとに湧いてでてくる言葉や気持ちのことです。
たとえば、「何も考えたくない、ごはんを作るのがめんどうだなぁ」「何も考えたくない、疲れたな〜」「仕事行きたくないなぁ」「こどもをお風呂に入れるのめんどうだなぁ」「宿題したくないなぁ」など、何も考えたくないなと思っているときに出てくる、気持ちや言葉があります。
その自分の言葉を聞いてあげましょう。
そうすることによって、何も考えたくないと思ったのは、どうしてなんだろうということや、わたしはどうしたいのかなということが見えてきます。
気持ちに素直に従ってみる
考えたくないときでも、湧いて出てくる言葉や気持ちに気づいたら、その通りに従ってみます。ごはんを作るのがめんどうなら作らない、疲れたなら、十分な睡眠をとって休む。仕事に行きたくないなら、休暇をとってみる。と、まずは素直にやってみましょう。
何も考えたくない気持ちから、一歩先に進んでいこう!
何も考えたくない気持ちを遠ざけることができても、そのまま立ち止まったままでは、なんだか、逃げている?このままでいいの?と不安になりますよね。
何も考えたくないというときは、忙しかったり、頑張りすぎていたり、やりたくないけどやらなくてはならないことがあったり、思うようにいかないときなどです。
要はいっぱいいっぱいのときですね。そんなときには、まずは余裕が必要です。
時間・気持ち・体力に余裕を作ってあげないことには、先には進めないものです。
そこで、立ち止まったままではなく、一歩先に進むために、時間・気持ち・体力の余裕を作る方法をお伝えしますね。
ちょっとした時間をとって、心地いいことをする
自分だけの時間をとりましょう。
それは、10分でも30分でも、ほんの短い時間でいいんですよ。そして、自分にとって、心地いいことをします。
音楽が好きな人は、好きな曲を聞く。本が好きな人はお気に入りの本を読む。お風呂に入って、湯船にゆっくりとつかる。アロマをたく。お茶をする。テレビを見る。こどもをだきしめる。など試してみてください。
自分にとって心地のいいことをすることは、気持ちの余裕につながりますよ。
わたしの場合は、嫌がる愛犬を抱きしめながら、ゴロゴロ過ごします(笑)
人に頼ってみる
1人で対応するのが辛くなって来たら、思い切って周りの人に頼ってみましょう。
こどもの面倒を、パートナーに頼んでみたり、仕事なら同僚に手伝ってもらうなど、周りの人にお願いしてみるといいですよ。
意外と、周囲の人はあたなのちょっとした変化、たとえば、最近忙しそうだなとか、イライラしているな、元気ないなとかに気づいていたりします。
でも、〜してほしい、助けてほしいと言わないと、周りのひとは動きにくいものです。素直にお願いをしてみましょう。
周りの人に頼みにくい人は、家事などの代行サービスを使う。ちょっと、お金がかかりますが、たまにはいいじゃないと思って使ってみてもいいですよね。
できない、終わらないという状態にストレスを感じるのは普通です。すべてのことを自分がする必要はないんだなと思うところから始めてみてください。
やるべきことを書き出す
1日の中で、どうしてもやらなくてはならないことをあげて、それしかやらない。
多すぎると、それができなかったときに、劣等感に感じ、気分が落ちてしまうこともあるので、2〜3個くらいがいいですよ。
たとえば、家事なら、お弁当を作る、洗い物をする、洗濯をする、仕事なら、机の周りの書類を見直す、メールの返信をする、アポイントをとるなど、3つくらいにして、それができたらOKとしましょう。
「1日なにもできたかった…」より、「決めたことができた〜」の方が気分が上がってきます。
一つのことだけに集中する
色々考えすぎている場合は、1つのことに集中してみるのもアリです。
・洗面所やお風呂の鏡をピカピカに磨いてみる。
・攻略型のゲームをする。
・ランニングをする。
・棚の一箇所だけを、徹底的に整理整頓をする。
こういったことで、達成感を得ると自信につながり、前向きな気持ちになります。
パートナーや友達に話をきいてもらう
誰かに自分のことを理解してもらいたいのに、理解してもらってないと感じるときに、何も考えたくないと思うものです。
素直に話せるパートナーや友達に、今の状況を聞いてもらって、「そうだよね」と頷いてもらえるだけでも、安心しますよ。
話を聞いてほしいだけの時は、最初から友達に「今日は私の話を聞いて」と伝えておくと、相手も理解してくれようとしてくれます。
何も考えたくないときにわたしが一歩前に進めた方法
わたしも「最近、なんだかうまくいかないなぁ、このままでいいのかなぁ」と漠然とした不安をかかえ、「何も考えたくない」と思っていた時期がありました。
そんなとき、ネットでみつけたセミナーに参加する事に。そのセミナーで気の合った仲間とラインのグループを作って仲良くなり、いろいろな話をするようになったのです。
おとなになって出会った仲間は、年齢や職業も違い、全く環境の異なる人たちで、とても新鮮でした。
なんか、わたしって何でも興味を持って、取り組むんだけど、何やっても中途半端でうまくいかないんだよね。
真面目で、自己肯定感が低いからだよ。もっと、自分を許してあげるといいよ!
自分を、許す!?そうかぁ、自分を許してみたら、ちょっと気が楽になるかも!と試してみようと思えたのです。
親しすぎる周囲の人だと、かえって自分の本音を話したり、相談事をするのって恥ずかしいと思うこともありますよね。
そんなときは、新しい世界に飛び込んで、違った環境の人と話をしてみると、新しい見解が見えていいですよ。
まとめ
「何も考えたくない」という気持ちは、誰もが持つ感情です。日常生活を優先させて、無理に押し込めることをしないで、「何も考えたくないのかぁ、まぁいいかぁ」と素直に受け止めてこそ、この感情をズルズル持ちこさない方法です。
何も考えたくないから、思考停止するのではなく、気持ちを切り替えて他のことに目をむけてみることも大切ですね。
自分の心地いいことに集中していたら、考えたくないことが、いつの間にか解決していたなんてこともあります。
解決方法は、いつでも、あたなのこころの中と身の回りに必ずありますから、安心してくださいね。
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